ちひろさんのレビュー・感想・評価
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大人向けほっこり映画
タイトルの通り、ちひろさんを中心とした、ほっこりとした人間模様が少しずつ絡み合って、さらに大きなほっこりとなる笑
今泉監督の映画は登場人物どれも魅力的で、恍惚感あふれてうっとり、ずっと観ていたいなあって感じになる。
それぞれのエピソードが人間らしさにあふれていて、あったかくて、安心して観ていられる。
そして、とにかく子役2人が可愛すぎる。
はじめは憎たらしいマコトも後半では劇場でも笑いがあふれ、欠かせない存在に笑
途中まで、恋愛要素は薄目で物足りないかなーって思ったけど、ちゃんとスパイスとして入ってたし、人生に恋愛は切り離せないものなんだとも感じる。
ほっこりだけでなく、ちひろさんの悩み、生き様みたいなものもわかってきて、得るものもたくさんあった。
もう少しという点は、前置きというか、物語が動き始めるまでが、少し退屈な感じはあったが、登場人物が多い故、仕方ない。あと、予告編で出しすぎて、そのシーン見た時に、新鮮味が薄れてしまった。
劇場での最後の映像は、まさに今泉監督の作品のファンのためのようなもので、ダメ押しのほっこりでした笑
2023年劇場鑑賞34本目
有村架純さん
邦画の良さが詰まってる でも…
欧米の映画と邦画に最も大きな差を感じるのは予算でもスケールでもなく子役です。
欧米が子役に求める質や技術はとても高く揺るぎません。
残念ながらそこが邦画の一番弱く甘いところです。
可愛いから…
一生懸命やってるから…
で「良し」とする演出が作品全体の質を下げてしまう。
この作品もそこは例外でありません。
有村架純さん綺麗すぎるのが?
ミニシアター系のまったりとした作品でした。
自宅レイトショーNetflix『ちひろさん』
Netflix作品ですが、全国で4劇場のみ同時公開のようですね。
架純ちゃん推しとしては、即鑑賞
知らない街で働くって事は、過去をリセットする為なのか!?と思いがちですが・・・
彼女は、元風俗嬢って事を隠さずに、困ってる人を見て見ぬふりが出来ない菩薩的な優しさを持つ女性
女子高生・小学生・浮浪者・作業員・お弁当屋夫婦・友人・元上司との関係が、何故”ちひろ”なのかが、約2時間まったりと語られます。
朝ドラ好きとしては、ひよっこコンビ復活にニヤニヤしました。
配信メインですし・・・
元風俗嬢役って事なので、R15~18って感じの描写もあった方がと思いますが・・・
その部分は匂わす程度の演出って事で、若干の物足りなさを感じながらも、心に傷がありながらも明るく優しい”ちひろさん”を演じる有村架純ならではの作品でした。
ミニシアター系のまったりとした作品なので・・・・
劇場なら寝落ちしてたかもって事も書いておきます^^;;
時折、ハッとさせられる金言の数々。 自分は恋愛に酔えないと話すちひ...
そーなんだぁ そーだねぇ そういうの貴重になりつつかも。 なんか、...
優しく切なく、消えてしまいそうなちひろさんでした。
優しく、心に寄り添ってくれる作品だった。
これを上回るものはあるんだろうか。
この作品のレビューにオリジナル原作じゃないと今泉監督らしさが出ないとよく言われているけれど、原作があるものならそんな今泉色は出さなくていいんじゃないかと思うし、ちゃんと会話や言葉の選び方、登場人物の一人一人の優しさや温かさが監督しか出せないものに仕上がっていたと思う。
ちひろさんの存在感。圧倒的でした。
有村架純でよかった。彼女にしかできない影の部分を魅せる演技だった。監督は前から有村さんの印象をそんな風に仰っていてまさに納得でした。
そんな彼女の周りには生きることに何かしらの不具合を抱えてる人間が集まる。
オカジの家族が切なかった。
裕福で美味しいご飯を家族で食べれても、そこには温かい楽しい団らんは全くなかったのだ。ただ窮屈で苦しい時間なのだ。ちひろさんと過ごすことで、人との関わりはこんなに楽しくて、食べることは幸せで、美味しいんだと気づいていく。
家族が一番大切っていうのは人間が作り上げた神話なのかもしれない。
のこのこ弁当の店長がちひろさんのことをこんなに美味しそうにお弁当を食べる人に悪い人はいないって言っていたけど、マコトだってマコトのお母さんだって、若葉くん演じた父親を憎むお兄さんだって、ちひろさんみたいなまっすぐな嘘のない人に関わることで心が浄化され、今まで見えなかった何か大切なものを見つけることができたのかなって思った。そんな人に私もなりたい。
それにしても、マコトくん、キミすごいよ。
ただ無邪気に台詞言ってるだけなのか、ちゃんとお芝居をしてるのか…
そして、いつか同じ星の人と巡り合う人生を生きれたらいいですね。
ちひろさんの優しさの裏側の《孤独》を演じきった有村架純のすごさ!
ホームレスの師匠(女子高生のオカジが名付けていた・・」
ちひろさんは、
「ひとっ風呂浴びてかない?」と声をかける。
もちろん臭かった、
裸になったホームレスの師匠を泡だらけにして、
ごしごしカラダを洗ってる
短パンのちひろさんの手馴れた様子を見て、
(風俗嬢・・・って介護職なのかも?)
私に分かりっこないのに、
そう思った。
「元風俗嬢」
それを隠そうとしないちひろさん、
有村架純の演技が凄すぎる!!
水商売の人あしらいの上手さとか、話術とか!
その上の可憐さ・・・でしょ!!
「背中をブスッと刺されたことある」
「どうして?」
「きっと私を好き過ぎた人かな?」
と、マコト(小学生)に答えるちひろさん。
この映画は名言集かと思うほど、
名言にあふれている。
「死体を埋めた後って、無性にラーメン食べたくなる」
うん?
えっ!?
そして、なによりも、
のこのこ弁当、旨そう!!
梅干し、筍、栗ごはん、
配信がもう楽しみで、深夜午前0時にNetflixを開いてみた、
木曜日配信予定としか出てこない、
お昼頃かな?とまた開く、
まだだ、
思いついて、検索、
5時からと判明した、
舞台挨拶がお昼からYouTube配信でありの情報
有村架純、
ちひろさんは、
役に近づかせてもらえない→近づくと離れていく→
他の作品と違って、
役をつかめない存在、
届かない存在、
今観終えて、
分かります、その感覚・・・
ちひろさん、
謎が多い、そして
闇が深い、
多くの血を流し、
たくさんの涙を流し、
強く凛々しく立つ、
ちひろさんが眩しい
もう一度言わせて、
有村架純さん、最高でした。
(Netflixに感謝します、ありがとう)
スッキリはしない
好きな人は好きそう
素っ気ないのにあたたかい
風吹ジュンがいい。あと、男の子が可愛くて、つるんでる女の子もいい...
風吹ジュンがいい。あと、男の子が可愛くて、つるんでる女の子もいい。
架純さんは、もともとこういう性格なんじゃないかな。ずっととても醒めてるクールな役をやってきた人だけど。
同じ星に生まれた人という比喩がよくて、今のちひろさんが好きだという、風吹ジュンの言葉は決定的。
愛されずに育った子かどうしてあんなふうになれるのかと思うけど、初代ちひろさんの存在があったのだ。
映像化の意義のある作品
何かになりたいような、何者にもなりたくないような。誰かと一緒にいたいけど、一人きりでいたいような。
今泉監督作品は、そんなうまく言えない気持ちにいつも寄り添ってくれます。
原作漫画からの映像化にあたり、もっと一般ウケするドラマチックな作りにもなり得たと思うのですが、登場人物の心を丁寧に描かれる今泉監督で良かったなぁと思います。
ちひろさんの揺らぎを有村架純さんが見事に演じきっていました。
おかじやマコト、言わずもがなの多恵さんも素晴らしかったです。
孤独=寂しさ ではない
今まで推しの濡れ場シーンのある作品は警戒して観れなかったんですが、最近は克服しつつあることと、
今作はこれまでの作品が結構刺さってる今泉力哉監督なこともあって拝見しました。
主演は有村架純さん。
助演に豊嶋花さんや吹雪ジュンさんが出ていらして、今泉監督お気に入りの?若葉竜也さんも出ています。
原作は漫画で、ヒロインは元風俗嬢というキャラ設定なため、先述の通り少し警戒していたわけなんですが、今作はその肩書きではなく、
孤独を生きる逞しさや、自然体な姿に重点を置いて物語は進んでいきます。
野良猫のように誰かがふらーっと側に来て、少し話してお別れしたり
干渉しない、依存しない、見返りを求めない、
とってもシンプルな人間関係。
無駄なエネルギーを消費しないコミュニティがこの作品の中にはあって。
等身大のありのままで過ごすことや、周りと比較したり、色眼鏡で見たりしない、損得勘定のない関係が見ていて気持ちのいい作品でした。
孤独=寂しさ ではないということ、
ひとりを生きる幸福、
それを知っているからこそ他人に分け与えられるものがあり
温かさが生まれる。
そんなメッセージを感じました。
事前に有村さんのインタビューをいくつか読んでいた事もあって、孤独に対する捉え方について、考えさせられました。
有村さんの考え方や物事の捉え方には以前から共感する部分と、なるほどな〜と関心する部分や学びもあって、彼女の言葉選びもとても好きなんです。
そんな有村さんの、かわいいでいっぱいのパブリックイメージとは異なる、孤独で逞しく男前な部分がちひろさんにも一瞬見える、
けれど妖艶で掴みどころのない女性。
ちひろさんを演じることは孤独を知っていたり、ひとりで過ごすことに理解のある人でないと到底できないことだったんじゃないかなって思いました。
今泉力哉監督のらしさもしっかりと詰まっているムード感にも、寂しさの中にあたたかみで包み込まれている風景があって、
差別のない世界がとても心地よかったです。
p.s.
観ていた時より、観終えた後に
浸ってしまう今泉マジックが今作にもある。
表と裏をつなぐちひろさん
"来る者拒まず去る者追わず" 他人も家族も関係ない
執着しない不思議なキレイなお姉さんが、亡骸を見つけたり、溺れて底に沈んだりしながら、違う星から来た周囲の人々同士の点と点な寂しさを少しだけ癒やしては繋いでく…そんなお話。
ちひろさんというキャラクターがやっぱり魅力的だったし、"こういう人いるよな"って思えた。どれだけ自由奔放に見えても、なんだか人として一本筋通っているように腐ってなくて好きだった。ふらふらしてるように見えてもちゃんと生きてるなって。
何も聞かないんですか?眼の前にいるあなたに聞く必要のないこと。希薄になりつつある今だからこそ人と人との関わり。"みんなで食べれば美味しい"みたいな理論は当てはまらない、美味しいご飯は誰と食べてもきっと美味しい。
メンタルの浮き沈みは仕方ない。地球という箱に詰められた宇宙人たちだから分かり合えなくて当たり前。同じ星の人と思えた寂しい気配。そう?あなただったらどこにいたって孤独を手放さずにいられる。
確かにこれは今泉監督っぽいテーマだなと感じたし、それは同時に自分にとっても共通性の高いものだった。生きてる限り付きまとう孤独やふとした時に襲ってくる寂しさは無理して癒やすものでもないのかな、と。それで些細なことに気が付いたり、他の人が同様なことで悩んだり苦しんだりしているときに、それを感じ取れて、大袈裟じゃなく手を差し伸べられたなら。それを恩着せがましくなく自然体のまま"らしく"できちゃうちひろさんはすごいや。くるりのエンディングまで込みでよかった。
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