劇場公開日 2023年1月27日

イニシェリン島の精霊のレビュー・感想・評価

全306件中、41~60件目を表示

4.5芸術家のエゴ:コルムが監督の言いたいことを代弁していると思う。

2023年4月15日
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鑑賞方法:DVD/BD
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Socialjustice

5.0純真な「愚者」の心に、怒りを呼び覚ました「賢者」の振る舞いもまた愚か

2023年4月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1923年。 アイルランド本島では内戦が。 砲撃の音は島まで届く。 しかしイニシェリン島は差し迫った戦闘はない。 その島の牧畜家の中年男2人。 長年の親友コルムから突然絶縁を言い渡されたバードリック。 あまりのことに戸惑い、その事実を受け入れられない。 第一自分の何がそんなにコルムを怒らせてるのか? 考えても思いつかないのだ。 不条理劇のようでした。 監督はアイルランドが出自の劇作家でもあるマーティン・マクドナー。 2人はなぜ憎み合うようになるのか? アイルランドの宗教対立が頭を横切ったり、 対話さえの拒絶する頑なさ、 和解を阻むものの正体がつかめない。 ただただ善良で退屈でお喋りな男パードリック(コリン・ファレル) 理由を言わずにただただ拒絶するコルム(ブレンダン・グリーソン) コレルの拒絶は度を超えている。 バードリックが一回話しかけるごとに、自分の指を切り落とす。 そう宣言すると、コレルは実際に指を切り落とす。 狂っている・・・ そう、決め付けるのは簡単だが、実際にこんな理不尽な報復が 無いわけでは無い。 まぁ殆どは相手の指を斬り落とす。 (自分の指は切り落とさないと思う) コルムの狂気が、バードリックにも連鎖する。 愛するロバのジェニーがコルムの切り落とした指を食べて、 喉に詰まらせて死ぬ。 もう善良で気の良いバードリックの面影はない。 ジェニーの報復に目を血走らせて向かう先は? 《映画の独創性極まりないストーリーの面白さに身震いした。》 私の中では10本の指に入る名作だ。 中年男の対立。 それだけでこれだけ多くの事が語れる。 謂れの無い拒絶からの諍い。 まるで戦争の要因を見るようでもあり、 宗教的対立からの《報復》 そしてどこまでも遠い《和解》 難しくて理解はできないけれど、対立とか憎しみ、 そしてはじまる戦争。 あるいは母親が子供を殺し、息子が父親を殺すような、 ギリシャ悲劇でも見ているようだった。 イニシェリン島はあまりにも美しい。 モーツアルトを熱愛するコルムの演奏するヴァイオリン曲。 ラストに流れる澄んだ女声のアイルランド古謡、 みんな美しい。 「この島に退屈以外の何を求めるのか?」 バードリックの妹のシボーン(ケリー・コンドン)は言う。 「人生に退屈以外の何を求めるのか?」 「人生は死ぬまでの暇つぶし」 などの問いかけがなされている。 そしてパードリックとコルムの決着はあまりに苦く、 和解には程遠く、パードリックの傷は簡単には癒えそうにもない。 そしてコルムの怒りの理由が今分かった。 馬糞の話で2時間も浪費するパードリックに、生い先短いと自覚した コルムは耐えられなくなったのだ。 寛容を失ったコルム。 音楽を愛し仲間を持つコルム。 対するパードリックはコルム以外に親友はいなかった。 悲しさと孤独がパードリックを包む。 コリン・ファレル。 コリンと言えばコリン・ファースと思っていたが、 近年のコリン・ファレルの作品チョイスには驚かされる。 今作の監督・脚本のマーティン・マクドナーと組んだ 「ヒットマンズ・レクイエム」(ブレンダン・フレーザーと共に主演)は、 以前に観ました。 2人の殺し屋が、仕事(殺し)に悩む話し。 ファレルは「ロブスター」のヨルゴス・ランティモス監督作に主演した頃から 作家性の強い作品に出演しはじめる。 同監督の「聖なる鹿殺し」も面白かった。 コゴナダ監督作の「アフターヤン」 メジャー作品にも出演しつつ個性豊かなアート作品に進んで参加。 今後の出演作にもますます注目だ。

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琥珀糖

4.5アカデミー賞は残念でした

2023年4月12日
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泣ける

怖い

興奮

親友同士の断絶、友情の崩壊がもたらすドラマ・・・興味深い題材ですが、ブレンダングリーソンが自分の手の指を○○するのは、ちょっとやり過ぎというかわからない。そこまでする?みたいな。同じ監督作品としては「スリービルボード」の方が好きです

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活動写真愛好家

3.5不思議な映画でした。

2023年4月10日
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おとの

3.5すごい重かったし辛かった

2023年4月10日
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りう

4.0なんで面白いんだろう。

2023年4月6日
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とても面白かった。 冒頭から突然始まる男同士の口喧嘩。 意固地になって、 簡単なはずのケンカはどんどん大事に。 こうやって人間は愚かしい争いをして行くんですよ。 と言う事なのか。 側から見たら馬鹿馬鹿しく、 妹だけが俯瞰で見れてたのだと思う。 兄の事を馬鹿にしてるけど貴方も相当な馬鹿よ、と。 静かな映画なんだけど、 クスッと笑える台詞や、 怪しい雰囲気、 ホラーな描写と飽きさせずに見せてくれる。 ただ、やってる事は中2の男子。 まるで自分のことのようだった。 遠ざけられると近づいて行く、 ほっときゃ良いのに気になって行く。 コリンファレルはまさに僕だった。

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奥嶋ひろまさ

4.0おっさん二人の仲違いの話で終わらない。

2023年3月30日
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不思議な映画です。 おっさん二人の仲違いの話です。 でも引き込まれます。 アイルランドの内戦が本土で行われていて イニシェリン島でも同様のことが二人で行われていました。 ストーリーは島の中だけで進んでいき 世間から隔離された場所での出来事だけ。 島から出られない住人ばかりでコミュニティを形成する。 すごく小さい話ですが、住人にとっては大きな話でした。

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tom

3.0コメディっぽく進むのかと思ったらほぼホラー

2023年3月26日
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悲しい

怖い

難しい

親友に「お前と話すのは退屈だから喋りかけるな」と言われたおじさんの話。 序盤は「俺よりあいつの方が馬鹿だよな」とかコメディっぽかったのに、親友の決意が狂気的で中盤以降はほぼホラー。 コルムが本当に賢いのなら、そもそもそんなこと言ったらどうなるかぐらいわかりそうなものだし、島を出ていかないのも謎。島の住民も途中から二人を放置しているようで、狂気に拍車をかける。 アイルランド本島の内戦と併せて、どこでも諍いは起こるといいたいのかもしれないけど、ちょっとコルムの行動が理解できない。喋りかけるなと言って完全無視するでもなく、手助けするようなところもあったし、最後も主人公を気遣うような部分もあった。 もうちょっと言動が一致したキャラにしてくれればよかったと思う。

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ひとふで

3.5コミュニティの中で起こりそうな出来事をラディカルに描いた

2023年3月24日
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悲しい

怖い

難しい

ずっと同じコミュニティの中にいると、たまにその関係性に面倒さを覚え距離を起きたくなることはあるだろうし、逆に距離を置かれてしまうことで生じる疎外感も共感できる。一方で、作中でのその距離の置き方や疎外感への対処がラディカルすぎて衝撃的で、共感と衝撃がバランスよく?演出された作品である。

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にち

4.0面白かった

2023年3月22日
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きなこもち

3.0いったい、何がしたかったのか?

2023年3月20日
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怖い

難しい

寝られる

結局、どちらもいい人で、それなのに一体何をしたかったのか、さっぱりわからん。 たしかに腹の立つところはあるにしても。 もう、縁を切りたいと思うほど、鼻につくところがあったにしても。 話し合うとか、言葉で伝えるとか、手紙とか、仲裁者入れるとか? 他にやりようがあったでしょ。 イニシェリン島という、特殊な環境が、人々を追い詰めるのか。 人生に絶望したからといって、独りよがりな行動はどうなんだろ? 12歳か! ホントに、それ。

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ミツバチば~や

4.0愚かなロバと賢いイヌ

2023年3月18日
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知的

難しい

寝られる

時は1923年、内戦が起こっていたアイルランドの孤島、イニシェリン島。 島に住むパードリックはある日突然、友人のコルムから絶交されてしまう。 思い当たる節がなく納得のいかないパードリックは、コルムに理由を尋ね続けるが、コルムの拒否反応は次第に過激さを増していき… 友情とは何なのか考えさせられた。 婚姻関係や血縁関係と違って、何か明確な繋がりがあるわけではない。 友情ほど強い絆はないが、友情ほど儚いものもない。 強くも弱いその糸は明日には切れているかもしれない。 そんなことを考えてしまった。 コルムがなぜあそこまでパードリックを避け始めたのか。 結局のところはっきりとは分からなかったが、決して分からないこともない。 自分の指を切り落とし相手の家のドアに投げつける。 何故だか他人事として片付けられない。 1人だと寂しいけれどずっといると鬱陶しい。 かまって欲しいような、1人にして欲しいような。 好きだけど嫌い。嫌いだけど好き。 友情とはそういうものなのかもしれない。 舞台となったアイルランドのイニシュモア島とアキル島の自然は本当に美しいし、名優たちの会話劇も素晴らしいが、好きな人は好きだろうなという感じ。 なにしろ難解で静かな映画なので、深めたいけれどまた観たいかと言われたら微妙。 みんな大好きコリン・ファレルのハの字眉毛はまた観たいけど。 バリー・コーガンも加わって、聖なる鹿殺しならぬ聖なる〇〇殺しが行われる。 アカデミーは残念でした……

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唐揚げ

4.0「意味」と「退屈」の終わりのない内戦

2023年3月12日
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悲しい

楽しい

知的

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Takeyan555

4.0愚者と賢者のすれ違い、その果てにあるものとはといった様な内容の本作...

2023年3月11日
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愚者と賢者のすれ違い、その果てにあるものとはといった様な内容の本作 淡々とした話運びと先が見えない展開で、最後まで楽しませてもらいました また、芸術や本といった形がある物以外にも時代を超えるものは確かにあるなと再確認させられた、なんともいえない余韻が残りとても良かったです

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nkbata

3.5こんなに引き込まれるおっさんの喧嘩は初めてだ。

2023年3月10日
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こんなに引き込まれるおっさんの喧嘩は初めてだ。

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ghostdog_tbs

3.5この島には住めないな

2023年3月9日
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鑑賞方法:映画館

2023年3月9日 映画 #イニシェリン島の精霊 (2022年)鑑賞 アイルランドの雄大な自然を舞台にしながらも、その自然の中に取り残され、何も変わらない日々を送る生活は息が詰まる 対岸の内線の方が生を感じられるのも皮肉なもの #コリン・ファレル と #ブレンダン・グリーソン の名演も凄い

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とし

4.53.6) 孤島のマウント合戦

2023年3月9日
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二人の男の些細な喧嘩がやがて大事になっていく。 アイルランド内戦を遠景にした孤島の物語は、戦争が発生する仕組みをミニマイズする。 このプロット表層だけでも、茫洋な孤島の風景と相まって十分見応えがあるのだが、さらに本作が秀逸なのは、この喧嘩の理由が明らかではないこと。それによって、様々な解釈を可能にしているのだ。鑑賞前は「理由がなくても始まってしまう。それが戦争だよ」というニヒルな語り口を想像していたのだが、読後感はその真逆で、複数の(そしてそのどれもが人間臭い)理由が考えられた。観客に(遠い戦争の話ではなく)自分の物語として持ち帰らせる。そんな緻密な脚本に凄み。早くも年間ベストに入る一本だ。 ★★以下ネタバレ★★ 何通りかの解釈の内、私が感じ(自省した)裏テーマは「知性のマウント合戦」とも言うべき、醜いカーストの存在だ。 妹シボーン>コルム>警官ら島民>主人公>ドミニク の順で「知性のカースト」が無意識に生まれ、みなが下の階層を蔑み「自分は上の人間だ」という行動原理で動いていた。警官が暴力を振るう相手は誰か?が一番わかりやすい例。「気のいい奴」設定の主人公すらドミニクへの接し方は微妙。あれほど狭い島でも、みなカースト上位を目指し下位の人間を遠ざける。 あの島で主人公に優しかったのは、おそらくシボーン、コルム、ドミニクだけ。そして友人とはいえ身内ではないコルムが、遂に耐えられなくなるところから本作が始まっているのではないか。そんな島の煉獄を抜け出したのは誰か?”死の精霊”の予言通りになったのは誰か?残念ながらこのカースト順位の通りになっているのが怖い(あのロバは主人公の身代わりだな)。 海と風と動物たちが、そんなマウント合戦を静かに見守る。 余談: 監督の前作『スリービルボード』は、本作と同じ構造を持ちながら好きになれなかった。その理由は主演の大女優様へのアレルギーと確信した。そういえば彼女の主演作どれも好きじゃないし。

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tsukareguma

2.0いにしえっぽいので一周回って差し支えない島名

2023年3月9日
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悲しい

怖い

難しい

島に人々が住んでいる。 主人公の男が突然に友人に絶交されて、そこからギクシャクしていく話。 基本的には主人公に同情できる。 一見すると意味不明な内容であるが、戦争を人間に例えて虚しさを表現した作品だと思えばよい。 ややグロ注意。 良い点 ・演奏 ・アドレナリンで痛みがない(戦争) ・誰が死ぬかは分からないが誰かは死ぬ(戦争) ・犬 ・演奏や犬は中立なるものなのだろう 悪い点 ・死因設定が苦しい。誤解ともとれるが区別しづらい。 その他点 ・強要罪、脅迫罪

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猪古都

3.5僕たちの戦争

2023年3月8日
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怖い

知的

難しい

「何も言っていない、何もしていない。ただ、お前が嫌いになった」 これは...分からんよ。 多分アイルランド人にしか分からないし、少なくとも日本人の理解の範疇を超えている。 純朴は時に罪であり、そして愚かでもある。 生物というものは論理では理解しきれない。

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ストレンジラヴ

3.5争いの道理を閉鎖的なコミュニティの中に巧みに描き出した、今語るべき、そして観るべき作品。

2023年3月3日
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広大な大地と裏腹な離島という閉鎖的なコミュニティで、憎悪の境い目が曖昧になって行く様を、映画的な緊張を切らすことなく見せきったマクドナーの脚本の構成と的確な演出の手腕が素晴らしい。なにより、現実に世界が紛争に揺れるただ中でこのテーマを語った事に大きな意義がある。 ある日を境に信じて疑わなかった「日常」が、親友の突然の決別で崩壊していく男をコリン・ファレルが感情豊に演じれば、信念を貫く事に人生の意義を見つけた「親友」の男を、ブレンダン・グリーソンが達観した佇まいで存在感を放つ。この二人の動と静の駆け引きが見事にこの作品のサスペンスとなっていて、見応え十分。アイルランドの離島の広大な、しかしどんよりとした環境が、更にその緊張感を増幅させていている。その緊張感に別儀を持たしたケリー・コンドンとバリーコーガンの的確なキャラクター造形も助演として効果的で、一つ一つのピースが理想的なバランスで存在している。 閉鎖的なコミュニティの中に争いの道理を描き出すマクドナーお得意のテーマで、まさに今語るべき、今見るべきという感じ。

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Y.タッカー