劇場公開日 2023年1月27日

イニシェリン島の精霊のレビュー・感想・評価

全305件中、161~180件目を表示

4.5すべてはAny time

2023年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 5件)
共感した! 42件)
masami

2.5子どものような主人公を象徴している映画音楽がイイ感じ

2023年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

鍵盤打楽器やハープが童謡やファンタジーを連想させる
インドネシアのガムランっぽい感じも、精霊(バンシー)に合わせに来ているのかなと

教養もユーモアも才能もない主人公
岩盤と石垣でできた不毛の島
指を切り落とす展開もそこまでボルテージが上がるわけではないし
撮影や演出も至って普通、キャラクターの成長も見られない

正直この映画がオスカーに多数ノミネートされていることが驚きで
他にもノミネートされる作品あっただろうと思う
「退屈な」主人公たちと一緒に
映画って退屈なんだなと思ったぐらいだった

だけど、音楽や雰囲気は楽しめる

コメントする (0件)
共感した! 4件)
HBペンシル

4.0突然の絶交宣言から始まり、、、

2023年2月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

難しい

謎が解けなかったが、

見終わった後から、じわじわとくる。

実生活でも似たような場面を思い出す。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ほんのり

4.0好き嫌い分かれそうだけど、私は好き

2023年2月3日
Androidアプリから投稿

舞台は1923年イニシェリン島。本土では内戦が起こっていた
遠くからの爆撃音に
「やれ、気の済むままに」の台詞

仲の良かった親友からの突然の絶交宣言。
なんでなんで?と思って観ていくと、理由は「まぁ、なんとなく気持ち分かる」
主人公はもう彼に構わないで欲しかった😂ちょっとしつこい😂
プッチグロあり

出てくるちょっとおかしな青年が不気味でいい味出してくるので注目
主人公の妹もとてもいい役どころでした

自然豊かで映画館で観ることによってとても引き込まれました。
これはアカデミー作品賞あるかも⁉️

コメントする (0件)
共感した! 3件)
コップのサチ子

3.5何きっかけなの?

2023年2月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

素晴らしい景色と絶妙な会話劇を楽しみました。
誇張はあるにしろ、閉鎖的な環境では起こりがちな展開、そうした人間の弱さみたいなものをみせられた気がしました。

「仲が良いほどケンカする」っていうのが外国でもあるんでしょうか。ある意味、コルムは友人としてパードリックの意識変容を促したかったのかな、とも感じました。

でも、コルムの気持の変化のきっかけは知りたかったなーと思ってしまいました。

後日追記:
何でもないことがきっかけで、とんでもない争いごとに発展することがあるっていうことを改めて教えてくれるお話であったことに気付かされました。

コメントする 1件)
共感した! 6件)
Eiji

4.0昨日の友が今日の敵になるのは理不尽か、それとも必然か...  二人の男の断絶を通してガラパゴス的モラトリアムの是非を問う映画

2023年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 舞台は内戦に揺れ動く1923年アイルランドの、紛争などどこ吹く風といった一見のどかで平和な架空の島“イニシェリン島”。
 この平和で島民全員が顔見知りの小さい島で、純朴で陽気な中年男パードリックが初老の親友コルムにある日突然絶縁を告げられ、そして…という筋立て。
 "国内での政治的対立"という、ともすれば非常にタイムリーな問題を背景として扱ってはいますが、その実、二人の男の諍いを通してモラトリアム的社会引いてはモラトリアム的関係性の欺瞞と脆さを衝いた寓話的面白さのある傑作だと思います。
 アイルランド内戦は英愛条約とアイルランド自由国の建国を巡って、アイルランドで行われた内戦であり、独立か帰属かで昨日までの仲間同士が敵対関係となった経緯が有りますので、本作での物語推移も多分にそれを意識してのものだと思いますが、"内戦"といった大きなモチーフが無くともある日突然に人と人が縁を切る、ということは十二分にあり得ます。
 表面的には戦争のような非人道的行為とは無縁の、誰もがのんびりと穏やかに暮らせる自然豊かなユートピアのような島の生活ながら、そこで何らかの"気付き"を得た人が何かを成し遂げたりそこから抜け出すことが如何に困難かを暗に語るホラーでもありました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

4.0マーティン・マクドナー監督の佳作!

2023年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞。

風光明媚な小さい島を舞台に、2人のおじさんが仲違いするが、この喧嘩に対比させるようにアイルランド内戦を描いているのが凄い!
マーティン・マクドナー監督、3枚の看板に続けて、おじさんの些細な喧嘩……意外な展開が見事。

物語は1923年のイニシェリン島という小さな島が舞台。
とっても綺麗な自然の風景が心地よい。しかし、美しい風景の向こう側=対岸ではアイルランド内戦の大砲の音などが聞こえて煙が見える。
しかし、のどかで平和に見えるこの島で、誰からも好かれる男パードリック(コリン・ファレル)が、親友コルム(ブレンダン・グリーソン)から突然「俺に話かけるな!」と告げられてパードリックは困惑して賢い妹シボーン(ケリー・コンドン)に相談する。そして関係修復を試みるのだが、コルムは「これ以上、俺に話しかけたら、俺の指を切り落とす」と驚きの発言。
そして、狭い島の人々を巻き込みながら物語が展開していく……と、このあたりまでは予告編でも見られたのだが、その後の展開が驚き!

ただ、観終わった時に、もう少しスッキリしたかった…(^^;

マーティン・マクドナー監督の前作『スリー・ビルボード』を観たのは、2018年1月の試写会だったので5年経っているので、久しぶりに観たくなった。

この映画、今年のアカデミー賞で9ノミネート、どのくらい獲れるかが気になる(笑)
2人のおじさんは勿論だが、妹を演じたケリー・コンドンは素晴らしい演技力でアカデミー助演女優賞は確実?

<映倫No.49362>

コメントする (0件)
共感した! 3件)
たいちぃ

2.5イニシェリン島の精霊

2023年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

理不尽の絶交されて、復縁しようとする話。
それ以上でも以下でも無い気がした。
僻地で起こった小さな出来事だが無限に大きな出来事に思えてくる不思議。
次回に期待。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
asa

4.02つのアイデンティティ

2023年2月3日
Androidアプリから投稿

前作『スリー・ビルボード』では娘の強○殺人をきっかけに、怒りで周囲が見えなくなった母親が巻き起こす騒動をブラック・ユーモアたっぷりに描いていた本作を監督したマーティン・マクドナー、戯曲も手掛けている両刀使い、かつアイルランド人の両親を持つイギリス育ちで二重国籍保有者である。

1923年内戦勃発中のアイルランド本島が向こう岸にのぞめる架空のイニシェリン島が舞台。お互いの素性がバレバレの島の住民同士、道ですれ違うたびにお互い挨拶をかわすほのぼのとした様子が冒頭映し出される。妹シボーン(ケリー・コンドン)と二人暮しの兄パードリック(コリン・ファレル)は今日もパブで駄弁るため飲み仲間のコルム(ブレンダーン・グリーソン)を誘いに家に立ち寄ったのだが、様子がどこか変だった.....

無二の親友に「お前が嫌いになった。話しかけたら俺は指をきるぞ」と一方的に突き放され途方に暮れるパードリック。この不条理劇の主役パードリックとコルムはつまるところ、マクドナーの2つに引き裂かれたアイデンティティ(イギリスとアイルランド、映画監督と戯曲作家)のメタファーなのではないだろうか。70年生まれのマクドナーは現在52歳で、最終クォーターの人生を映画監督として生きる発言をしているという。

ブレンダン演じるコルムの部屋に飾ってあった能面は、まさにそんなマクドナーの2二面性を暗示していたのかもしれない。パードリックに絶縁状をつきつけ余生を音楽に捧げたいと語るコルムの姿は、2足の草鞋を捨て映画監督として生きることをきめたマクドナーの決心とまんまオーバーラップするのである。それは自分の身体に流れているアイルランド人の血を捨てるという暴挙でもあるわけで、突き放しても突き放しても自分にすり寄ってくる精霊のごときパードリッジに内心未練タラタラなのではないだろうか。

妖精バンシーに死を予告され残された時間があまりないことを知った時、心の平静(生活の安定)を得られる道(イギリス人映画監督)を選ぶべきなのか。それとも、自分のオリジンに逆らわない素朴な生き方(アイルランド人劇作家)を選ぶべきなのか。そんなマクドナーの心の葛藤を2人のベテラン俳優に仮託した作品だったのではないだろうか。おりしも、ブレグジットの影響により監督の母国アイルランドではイングランド帰属派と北アイルランド統一独立派との間で内紛が激化していたのだ。

音楽家としての命ともいえる指をなくし家まで失ったコルムと、仲のいい妹と可愛がっていたペットを失ったパードリッジはラスト、「これで手打ちだな」「いや、まだあんたが死んでない」とかいいながら一応の平和協定を結ぶのである。「戦争をしてればいいこともある」との物騒な発言は一体何を意味していたのだろう。より深いレベルにおける相容れない両者の理解、あるいは、(死ぬまでの)最高の暇潰しともとれるマクドナーらしい毒のある意味深な言葉なのである。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
かなり悪いオヤジ

4.5 正直、こういう、愚かしい暴力的な映画は見たくない。でもある種宗教...

2023年2月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

 正直、こういう、愚かしい暴力的な映画は見たくない。でもある種宗教的でもある。が、主人公の倫理観はバカで妄想的な相手には通じない。それでも賢い妹との間に愛はあり。
 絶望的な映画か。そして、人の手紙を勝手に開けて読むような、悪意の島が呪わしい。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
えみり

4.0諍いは想いの違いから

2023年2月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

まずはイ二シェリン島。寒々しくも非常に綺麗。あんな海辺のパブがあったら行ってみたい。
「人生は死ぬまでの暇つぶし」と嘯きながら自分の生きた証を残そうとすることに固執するようになった男は人が良いだけの優しい男と決別をする。
それはまるで上昇志向に取り憑かれた男が現状維持に甘んじる男を毛嫌いするような、ちょっとした、しかし大きなすれ違い。想いが仲違いすることから諍いは起きる。きっとアイルランド内戦も同じ。
お互い許し、認め合わなければ、加えて、精霊の気まぐれもなければ仲違いは終わらない。
出演者は皆んなアイルランド出身者でそれぞれ好演。特にドミニクとシボーン、そして何よりも雄弁なのは,コリン・ファレルの八の字眉。

コメントする 2件)
共感した! 21件)
AKIRA

3.5観る前に

2023年2月2日
Androidアプリから投稿

前提として知識があった方がいいね

コメントする (0件)
共感した! 4件)
G列は貸し切り

3.5百年前に最果ての島で

2023年2月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

昨日までうまく行っていた(とパードリックは思っている)のが信じられないような二人の男の話。
年齢もはなれているし、趣味も違う。
それにしても百年前の離島とはいえ、○と同じ部屋で寝ているなんて、ありえなくない?
海をはさんだ本島では内戦が起こっているのに、そんな他人事みたいに無関心でいるなよっていう事なのかな。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
マリエル

3.0もやもや

2023年2月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

長かった
わからなかった
共感も出来なかった

コメントする (0件)
共感した! 3件)
昔から映画好き

3.5この痛々しい世界に生きている私たち

2023年2月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

2.5訳がわからない

2023年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

おっさんが縁を切る話という位しか理解できなかった。
自分の理解力が乏しいのか。
なぜ、賞レースにノミネートされているのか、さっぱりわからない。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
hanataro2

4.0退屈な島の、退屈しのぎ

2023年2月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

他人と縁を切る理由は様々。蔑みだったり憎しみだったり。アイルランド内戦は停戦していたようだったが、ロバを喪った主人公の赦しの日は果たして来るのだろうか…

コメントする (0件)
共感した! 4件)
印刷局員

4.0コリンファレルの眉毛芸に酔う。

2023年2月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

のどかな北の島に暮らす男2人の仲違いの話。まあ、なんかじんわり収束するのかと思ってたら違った。素直で素朴で純粋故に傷はどんどん深く広くなっていく。
仲違いの理由もうやむやになり、なんだったのか誰も思い出せない。真ん中くらいまで見て「あれ、これアイルランドの内戦のメタファーやんけ」とようやく気づいた。そういえば劇中でも本土の戦禍が遠くに見えるし。

なんでしょうね、うっかりしたら血が繋がっている様な隣人や、幼馴染がちょっとした考えの違いで反目し、求め合い、傷つけ合い、、、見てても止めようがない。
墓まで持っていくと言ってるし、、、、。

で、見終わってからレビュー読んだり、監督調べたらやはりその辺出身の方で、どんな思いで作っていたのか、指切る必要があるのか、、作ってる本人が一番辛かったかもしれないなどと想像した。

去年「ベルファースト」にも書いたけど、この辺の揉め事はリアルタイムたけど自分の事で精一杯のガキだったからよくわからず、、、、。
ウクライナもだけど地続きの国じゃなくて、島国日本に産まれて本当に良かったと、、こういう映画観ると毎回思う。

邦題の「精霊」が救いを感じるミスリードだな。
原題の「バンシー」だったら死を予感する、出口なしバッドエンドだ。子供の頃に読んだ山岸涼子の「バンシー」って短編まじ怖がったなぁ。

あ、書き忘れたけど、、、サウンドデザインがダメだった気がする。基本アフレコなんだけど、あれだけ海に囲まれた島なのに静かすぎる。
もっと自然の音を演出的に利用出来たんじゃないかな?

コメントする (0件)
共感した! 4件)
masayasama

3.5言いたい事は解るのですが

2023年2月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

見終わった後、素晴らしい映画、感動したとは思えない。

アイルランドの風景は美しい。
草を喰む山羊や牛を見ながら歩く岩に囲まれた小道を見るとスコットランドのアイラ島に行った時を思い出しました。

何か変な映画見ちゃったなと思うものの、色んなシーンが時間経っても思い浮かんで反芻してしまう。

登場人物のキャラが立ってて、コリンファレルの演技は素晴らしい。
鑑賞中、私もこの島の閉塞感に行き詰まりそうでした。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ゆうすい

4.0コルムは僕と友達をやめるって。

2023年2月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

やめるって言ったって、桐島が部活をやめるのとは違う。唯一無二と疑うことがなかった友に、「友達をやめる」と通告された純朴な善人は、戸惑い、悩み、悲しんだ。その感情は当然だ。たしかにコルムの意志の強さは、激しいはずの痛みにさえも平然(を装っているのかも)とできるほどだ。そりゃ誰だって、このまま無駄に歳をとって死んでいくだけの人生なんてまっぴらだ。だけど、それまでの付き合いをチャラに、いや完全否定するほどに、ばっさりと切り捨てるっていうのはどうなのか。そりゃ代り映えのしない生活なのだから話題はいつも同じだ。退屈だろうよ。今の自分の周りだって、酒とパチンコと飲み屋のネエチャンの話しかしてこない同僚との会話は、とてつもなく退屈だよ。だけど、あれじゃパードリックが気の毒だ。それまで付き合ってきた義理ってもんがあるだろうよ。だけど。それさえも無慈悲にも捨て去れる決意、そんななにかを秘めたコルムの堅い表情が、どことなく痛々しかった。
アイルランドと言えば、「ライアンの娘」だな。たしかに、退屈そうで、話題がないゆえに、すぐ他人を気にしたがる。妬む。あの映画の空気と似ている。コリン・ファレルも溶け込んでいた。ふとキャストを見てみたら、メインキャスト、全員アイルランド人だった。映画の中以外の事をいろいろ考えてしまった。
コルムが言う、「時々思う、人生は死ぬまでの暇つぶしだと」。この言葉はよく聞く。仏教的死生観なのかと思っていたが、彼らもそうなのだな。みうらじゅんは「生まれてから死ぬまでが余生」だと言う。その静けさを、コラムは求めたかったのだろうか。じゃあそれは、退屈とは違うのか。たぶん、違うのだろうな。「静けさ」の中には、心の平穏や安らぎがあるが、「退屈」の中にあるのは、「つまらない」という無意味な時間だろうから。コルムは気付いたのだ、それは無駄で無意味だと。おおいなる代償と引き換えにして。
この映画、パードリックに寄り添おうとすると、絶望と悲しみに襲われてくるが、コルムに寄り添ってみると、傷つきながらも何かを残せた達成感がある。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
栗太郎