バルド、偽りの記録と一握りの真実
劇場公開日:2022年11月18日
解説
「レヴェナント 蘇えりし者」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で2年連続のアカデミー監督賞受賞を果たしたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、自伝的要素も盛り込みながら、ひとりの男の心の旅路をノスタルジックに描いたヒューマンコメディ。
ロサンゼルスを拠点に活躍する著名なジャーナリストでドキュメンタリー映画製作者のシルベリオ・ガマは、権威ある国際的な賞の受賞が決まり、母国メキシコへ帰ることになる。しかし、何でもないはずの帰郷の旅の過程で、シベリオは、自らの内面や家族との関係、自らが犯した愚かな過去の問題とも向き合うことになり、そのなかで彼は自らの生きる意味をあらためて見いだしていく。
イニャリトゥ監督にとっては2000年に発表した「アモーレス・ペロス」以来、故郷メキシコで撮影した作品となった。「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「Biutiful ビューティフル」も共同で手がけたニコラス・ヒアコボーネとイニャリトゥ監督が脚本を担当し、「愛、アムール」「セブン」などで知られる撮影監督のダリウス・コンジが65ミリフィルムでメキシコの風景とシルベリオの旅路を美しくとらえた。主人公シルベリオ・ガマを演じるのは、「ブランカニエベス」などで知られるメキシコの俳優ダニエル・ヒメネス・カチョ。2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。Netflixで2022年12月16日から配信。11月18日から一部劇場で公開。
2022年製作/159分/R18+/メキシコ
原題または英題:Bardo, falsa cronica de unas cuantas verdades
配信開始日:2022年12月16日
その他の公開日:2022年11月18日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アレハンドロ・G・イニャリトゥ
- 脚本
- アレハンドロ・G・イニャリトゥ
- ニコラス・ヒアコボーネ
- 撮影
- ダリウス・コンジ
- 美術
- エウヘニオ・カバレロ
- 衣装
- アンナ・テラサス
- 編集
- アレハンドロ・G・イニャリトゥ
- モニカ・サラザール
- 音楽
- ブライス・デスナー
- アレハンドロ・G・イニャリトゥ
受賞歴
第95回 アカデミー賞(2023年)
ノミネート
撮影賞 | ダリウス・コンジ |
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第79回 ベネチア国際映画祭(2022年)
出品
コンペティション部門 | アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ |
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