映画 イチケイのカラスのレビュー・感想・評価
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坂間千鶴がかっこいい!
法は万能ではないが、守るべき約束
同名コミックで、ドラマ化もされた劇場版。ドラマもたまに見る程度だったし、ドラマの映画化は、正直、それほどの見応えは無い作品が多く、観ようか迷っていた作品であった。しかし、レビューが、そこそこ良く、『コンフィデンスマン』の田中亮監督と、『プラチナダータ』の浜田秀哉が脚本ということだったので鑑賞。
クライマックスの法廷シーンはなかなか見応えがあった。入間みちおと坂間千鶴、そして医師の小早川悦子との絡みの中で、やり場のない意外な真相を突き付けられる。そしてその後も、殺人事件の犯人へと繋がる、よく練られたサプライズな展開が用意されており、最後まで見届けられる作品となっていた。
内容は、岡山の瀬戸内海で、イージス艦と荷物運搬船が衝突し、沈没し船員全員が死亡する事故が起こる。その船長の妻は、焼香に訪れた防衛大臣に対して、「真実を隠蔽していると」傷害事件を起こし、その事件の裁判を入間が担当することになる。
一方で、坂間も、裁判官の多職経験制度によって、岡山で弁護士として活動していた。そこで、地元の大企業である『シキシマ工場』の土壌汚染の疑惑隠蔽を、人権派弁護士の月島と共に、調査を始める。しかし、月島の裏の顔ものぞかせる中で、入間も坂間も、見えない圧力により、窮地に追い込まれていく。
物語の基盤として、地方都市における課題としての、人口流出や企業頼みの偏った街の運営について、一石を投じているのだと思う。また、その課題と共に、人として法は厳守すべきものではあるが、万能ではない事実と切なさも突き付けてくる。
キャストは、テレビから引き続き、入間役を竹野内豊、坂間役を黒木華が、凸凹コンビ振りを演じている。そこに、防衛大臣役の向井理、月本弁護士役には斎藤工のいい男2人が、それぞれの持ち味を生かした役柄を演じている。他にも宮藤官九郎、尾上菊五郎、吉田羊、山崎育三郎、柄本時生等の個性豊かな俳優陣が脇を固めている。
入間&坂間ペア最高♥️
シナリオに無理が!
極上エンタメムービー 今年の1本目はまずこれ!
場面展開のテンポよし!
全体に散りばめられたユーモアのセンスもよし!
それでいて、
「法」を根拠に自分の正義を貫くということは
これほど恐怖との戦いで、
勇気が必要なんだ…と、
ぐっとくるところもあり!
そしてなんといっても、
キャスティング最高!!
ホント、「入間みちお」は竹野内豊のハマり役だ
黒木華演じる
一本気な「坂間千鶴」も堂に入ってきた
さらに!
WOWOWドラマ版「アキラとあきら」でライバルだった斎藤工と、向井理の共演!
今回は弁護士VS大臣でバチバチ対決かー?!
…と、期待してたのに、出会うことすらなくて
これはちょっとがっかり
そもそも、ストーリー的に
貨物船をわざわざイージス艦にぶつける必要があったのか?
ちょっと大風呂敷を広げ過ぎた感じもあったけど、
全体として
あー面白かったーって感想で、
終わること間違いなし!
もう少し…(^_^;)
ドラマと同じぐらい面白い
ドラマが好きだったので映画化を楽しみにしていた。
ドラマには背景に大きなテーマがあったけど、映画は一話完結なので、大きな広がりはなかったように思う。
でも入間みちおの笑顔にほっこりし、弁護士になったら熱血な坂間千鶴にエールを送りたくなるのは、ドラマと同じで、好もしかった。
法律は正義と同じ意味ではないし、正義って何なのか、真実は酷なのか・・・
裁判の難しさと意義を考えさせられる。
現実は映画やドラマのようにいかないのだろうから、せめて物語の中だけでも夢を見たいものだと思う。
映画はCMが無いから物語に集中できて良かったわ。
フジドラマ映画化3作品の中では1番号良かと!
「ガリレオ」「コトー」の映画よりは、楽しめました。竹野内豊さん、黒木華さんはじめ俳優陣は、息のあったセリフ回し等ドラマと同じように楽しめました。脚本もまずまずだとおもいますが、最後のほうが少し緩んだ感じでした。ドラマでは、時々涙がでる話もありましたが、今回は泣けなかったです。このドラマは、非常にたのしかったので、またのドラマ化を期待します。
法律の勉強になる
ドラマファンだから少しは楽しめたのかも
ドラマが好きだったので鑑賞。入間みちおと坂間千鶴の掛け合いが好きだった。
映画でもその掛け合いは健在。ただ、同じ職場ではなく職種も変わっているので関わり方がかなり変化している。岡山という土地に異動・移住しているから、ドラマ版のキャラクターを登場させるのに苦労した感じが伝わってくる。いろいろと強引な設定。偶然がすぎるだろ。
いろんな事件がからんで行く流れは面白かったが、結構強引なんだよな。それなりにミスリードもあるし、そうなんだ!と思うところもあった。でも、そもそもいろんな要素(土壌汚染?とか具体的な隠蔽方法とか)が気になってしまう。映画ですからね、ある程度は寛大な気持ちで観るんですよ、えぇ。でも、釈然としないところもあるわけ。ドラマ版を好きで観ていた立場としては受け入れられるが、映画だけ観た人はどうなんだろう。そもそもこれ、2時間ドラマでよくない?
ドラマを映画化することが増えているが、そのメソッドもそろそろ再検討してもいいんじゃないか。個人的にも好きなドラマだったとしても劇場で観ないケースが増えている。これはサブスクでよかった気がしてしまった。ま、一人のレビューアーがこんなこと言っても制作側に届きはしないんだろうけど。
もっと悩め〜 坂間千鶴
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