夜明けまでバス停で

劇場公開日:

夜明けまでバス停で

解説

「痛くない死に方」「禅 ZEN」などの高橋伴明監督が板谷由夏を主演に迎え、バス停で寝泊まりするホームレスにならざるを得なかった女性を主人公に、社会的孤立を描いたドラマ。昼間はアトリエで自作アクセサリーを販売し、夜は焼き鳥屋で住み込みのパートとして働く北林三知子。しかし突然訪れたコロナ禍により、仕事も住む家も失ってしまう。新しい仕事は見つからず、ファミレスや漫画喫茶も閉まっている。行き場をなくした彼女がたどり着いたのは、街灯の下にポツリとたたずむバス停だった。誰にも弱みを見せられないままホームレスとなった三知子は、公園で古参ホームレスのバクダンと出会う。一方、三知子が働いていた焼き鳥屋の店長・寺島千晴は、コロナ禍の厳しい現実と従業員との板挟みになり、恋人であるマネージャー・大河原智のパワハラやセクハラにも悩まされていた。

2022年製作/91分/G/日本
配給:渋谷プロダクション
劇場公開日:2022年10月8日

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(C)2022「夜明けまでバス停で」製作委員会

映画レビュー

3.5明日こそ目が覚めないように

2024年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

そう祈るホームレスをみる三知子の目が、彼の気持ちをよく理解していた。

コロナ禍をきっかけに職も家もない状況に巻き込まれ、実質的にも精神的にも行き場を失う現実が我が身に起きていた彼女。
頼れる関係性がまわりにあったとしても頼らない。
他人の心配はしても自分のことを心配されるのは苦手なのかひとりで頑張る。
親の介護を巡る実兄との電話のシーンなどや同僚を助けるシーンで三知子の性格と心情が板谷さんの様子から細やかに伝わる。

なんだかわかる…
そして
案外たくさんいるんだろうな。

社会への痛烈な批判は政治だけでなく初めから最後まで存分に盛り込まれているため、気がつけばメッセージはずしりと重ため。

あの頃から比べて落ち着いた現在にも変わらず尾を引く不安も転がっているのはわかるし、依然続く問題の方が多いなと華やかなクリスマスのにぎわいを感じながらふと考えた。

そうなのだ。
〝ふと。〟
ふとでも考えるきっかけはたくさんあったほうがいいのだと思う。
自分とは距離があったり、喉元すぎてしまえば忘れてしまえる私たちには。

明日目が覚めないことを祈るだ世の中はやっぱりさみしすぎる。

修正済み

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hum

3.5わかってたけど暗くなる

2024年8月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

いゃ〜
なんか明日は我が身
みたいな気分になる
安定したお仕事にたまたま就けて
転職してよかったぁ
与えられたお仕事頑張ろーって思った

仕事なくなって
実家無くなったらどこに帰れば良いんだろ…
的なよくわからない不安感
『嫌われマツコの一生』
観た時の感想に近い

サスペンス風に始まるから
ちょっとドキドキ
コロナ禍過ぎてしまって
コロナにかかっても
あぁまた…みたいな反応しかならなくなって
あの時生活壊れた人たくさんいただろう
すぐに そんな時もあったね… と

作品に出てくるホームレスの皆さん
きれいエキストラさんにも少し…何か工夫
最近は貧困は見た目じゃわからないって言うけど
休日の冴えないお父さん感

主人公周りに友達やら知り合いいるのに
手を借り作品ネットで売るとか
公に助けを求めるとか
10年働いたら失業手当とか貰えるんじゃ

素敵なホームレス仲間は魅力だけど
新しい仲間増やすより
助けを求める勇気もあって良いかと
現実的な解決を模索中

続けて『渇水』も観たもので
お金は大事
教育 躾 愛情 …も大事

とりあえず
これ以上荷物増やさないようにしよう
引越しが大変
断捨離
友達大事にしとこ

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桃色ペンギン

3.0令和版の太陽を盗んだ女

2024年8月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:3.0
恐ろしくオールキャストの布陣。
物語もよいしテーマも好きだが、アングラ路線だけで終わらない演出と脚本ならば、太陽を盗んだ男の令和版になっていただろう。

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カメ

3.5プライドは邪魔

2024年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

主人公(板谷由夏)は居酒屋でアルバイトとして長く働いてきた。
そこへコロナが襲いかかり、クビになるが、寮に入っていたので、住み込み可の再就職先を探すことに。
介護ホームが決まり、荷物とともに行ってみるとドタキャン、寝る場所がなくなり、プライドの高い主人公は・・・。
かってジャパニーズ・ドリームで若者を踊らせた輩はどうなったのだろう。

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いやよセブン

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