ゴールデンカムイのレビュー・感想・評価
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賢人君、霞む。
山﨑賢人君のファンなんですけど、今作では見事に霞んでます。何故なら、脇を固めるキャラが原作のまんまなんですよ(笑)既読の方はご存知かと思いますが、原作は濃いキャラしかいません。実写化だけど、これ本人やん!てな感じ。特にアシリパを演じる山田杏奈さんがコミカル!とても可愛らしいです。それと、驚いたのがレタラ(狼)の完成度。個人的で申し訳ないのですが、狼が好きで形状や特徴に結構詳しいんです。他の映画やアニメで狼を見る度、こーじゃねぇんだよ!と文句をつけるのですが、今作のレタラは限りなく本物!北海道のロケーションも素晴らしく、感激した方も多いのでは?物語も分かりやすく作られていて観やすい作品だと思います。是非ご一見!
ロケーションの威力
冒頭の203高地での戦いで観客をぐっと世界に引き込むことに成功している。その後にタイトルが表示されるショット、杉元が一人森に入っていくところをロングで捉えたショット、もキレイで、これからこの雪に覆われた深い森で熱いドラマが繰り広げられるぞという予感を静かに伝える。
実写映画なので、ロケーションが重要だが、本作のロケーションは素晴らしいと思う。森が本物だし、雪も本物だ。そのロケーションの説得力がかなり活かされている。杉本と白石が川に落ちるシーンは本当に寒そうで、アニメやマンガ以上に雪国の過酷さに迫っている。
そして、ヒグマが怖い。CGで作っているのだけど、作り物感をあまり感じさせない出来栄えでここにCG予算のかなりの部分を割いているんだろうなと思う。実写化によって総じて、自然の過酷さが強調された。実写の方が表現しやすいものというのがここには確かにある。
キャスト陣は総じてハマっていたと思うし、アクションも切れがいい。是非とも続編が観たい。
ちゃっちい所を気にしてしまうのが人の性
山ん中で過ごしてるのに、やたら綺麗な杉本のマフラーとアシリパのファー。
そのマフラーは安物っぽ過ぎる。もうバーバリーで買ってこいと。
熊と狼は、なかなかのCGっぷりで、死んだ途端に毛並みが作り物すぎる。
夜の雪山の月明かりがまるで舞台のスポットライト。
と、面白半分に気になる所を連ねたが、別に不満なわけでは無い。
映画としての迫力は抜群で、雰囲気ばっちり。
アニメ化した実写化もして、野田サトルも売れたもんだよ。
原作自体は30巻ぐらい続いたわけで、今作をどこまでやるのかが気になった。
序盤にそんなキリのいいところがあったかなーと。
登場人物もバンバン出てくるが、尺の都合であまり出演してこない。
特に、二大敵キャラの鶴見と土方とはほとんど絡まなかった。
鶴見こそ少し出番があったが、土方はほぼ無し。
最初に牛山と絡んだだけ。もっと見たかった。
たぶん映画単体で言えば土方は消してもいいぐらいの存在だったね。
まあ仕方ないのだけど。次回に期待。
と思ったら続編はNetflixだと!?
まじふざけんな。
ゴールデンカムイもいいけど、野田サトルの前作のアイスホッケー漫画「スピナマラダ」そしてそのセルフリブート「ドッグスレッド」も面白いよ。
そっちを先に知ってる身としては、なんとしてもアニメ化を希望する。
なかなか良作
日露戦争での鬼神のごとき戦いぶりから「不死身の杉元」の異名を持つ杉元佐一。ある目的のため一獲千金を狙う彼は、北海道の山奥で砂金採りに明け暮れていた。
そんなある日、杉元はアイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った「のっぺら坊」と呼ばれる男は、捕まる直前に金塊を隠し、その在処を暗号にした刺青を24人の囚人の身体に彫って彼らを脱獄させた。
金塊を見つけ出すべく動き始めた杉元は、野生のヒグマに襲われたところをアイヌの少女アシリパに救われる。彼女は金塊を奪った男に父親を殺されており、その仇を討つため杉元と行動をともにすることに。
一方、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉と、戊辰戦争で戦死したとされていた新選組副長・土方歳三も、それぞれ金塊の行方を追っていた(解説より)
当方、漫画原作は未読。
そのため単純に楽しめた。
ストーリー展開は非常にスピーディーで、テンポよくシーンが変わるのでそれだけでのめり込めた。
ストーリー的にはフィクションではあるものの、歴史を紐解くと全くの空想ストーリーかといえばそうでもなく、史実、現実、創造のバランスが非常に良いと感じた。
杉元のタフさは異常だが、こんな人間いるのだろうか?
漫画実写といえば山崎賢人。いろいろ言われているが彼の役作りはなかなかに素晴らしいと思う。恐らくこのために身体づくりに励んだであろう努力も垣間見えた。
続編も決定しているようので楽しみに待ちたい。
山崎賢人すごい
白石推しです。
国際線の機内エンターテインメントで鑑賞。原作既読。
アシリパさんはじめ、衣装がピカピカすぎて、映像は映えるのですが、その意味でリアリティがイマイチなんですよね。画面から匂いが伝わってこないというか。
杉元佐一は脱いだらもっと筋肉モリモリのイメージだったのですが、日本の俳優にはちょっといないですかね。CGで盛るしかないか。
アシリパさんも中学生ぐらいの年齢だと思っていたので、年齢的に違和感は拭えないのですが、変顔の再現度が意外と高かったです。
わたしの一番好きなキャラクターの白石はじめ、他の皆さんも及第点で、漫画の実写化によくあるがっかりな映画ではなかったです。
ストーリーはまだまだ先が長いので息切れせずに頑張ってほしい。
文化を超えて協力し合う!キャリアUPと人財育成に通じること!
大作感もあり頑張ってると思うが
北海道の大自然を背景に展開する一大活劇…なのだが。
大ヒット原作コミックは、、、、未読!
こういうコメディーテイストの原作なのか…。今の時代にウケるには、活劇にもこういう要素は必要なのだろうか。
日露戦争終戦後、土方歳三は生きていた。そして、北鎮部隊こと陸軍第7師団と、二百三高地の生存兵である主人公が、伝説のアイヌ埋蔵金争奪戦を繰り広げる。
この設定が面白くないはずがなく、荒唐無稽だからこそシリアスな進行で観たかった気がする。
また、TVドラマで映画の続きを語るというのはよくあるメディアミックスだが、この映画はまるでTVドラマのための序章のようではないか。
いよいよ三つ巴の争奪戦に火が点くのではないか…というところで、肩透かしを食らった感じだ。
以下続編…ではなく、以下TVドラマとは…。
ということで、WOWOWの後続ドラマを鋭意、鑑賞中。(コメディー感が増してるような…)
ロケーションによる広大な風景は素晴らしいし、時代考証も確りされているように見えた。
が、熊のCGには違和感があった。白組によるゴジラのクオリティは日本では突出したものなのか、動物のCGはまだまだ未熟な印象だ。
そもそも原作が面白い故にうまく作れば問題なくヒットするはず
だが実写化で、またコスプレ?と思っていたが、皆さんそこそこ似合っている。
演技力でカバーしてくれる位が丁度良いし、似ているだけなら舘ひろしの土方歳三はかなりのものだ。
原作の殺伐シーンとコミカルさは実写化では表現しきれないだろうとは思ったがその点についてもそこそこ頑張っている。
個人の膂力や格闘シーン、出てくる熊や狼はCGも含めて、安っぽさは感じない。
しかし…漫画独特のリズムとでも言おうか、アシリパの杉本との掛け合いシーンの変顔や口調、杉本のヌルリとした動きなど漫画表現で現されるからこそ伝わる妙味の部分こそが実写化困難な気がした。
後は序盤の導入的内容…故にキャラクター紹介になってしまうのは仕方ないが、それ以外での大きな不満は少ない作品だと思う。
ドラマ化なのか?続編製作なのか?どっちに舵を切ってもそこそこ成功しそうである。
以降の期待も含めて星4.5とした。
面白い!!続編が楽しみ!!
タイトルなし
実写版の優秀例!
今、新たに、「大当たり」の実写版が生まれた。
漫画やアニメ作品の実写化。
このフレーズを聞いただけで、思わず身構えてしまう人は少ないのではなかろうか。
もちろん制作する国の問題ではないことも当然。ハリウッドだから良い実写版になるとかそういう問題でもない。
結果としてそのクオリティには非常にムラがあり、もっと言うと作品の当たり外れが極端に激しい気がする。
かくいうこの映画も、公開前の時点ではいかんせんな不安な声があったが、
いざ蓋を開けてみれば、これが「大当たり」の実写版だった。
キレキレの格闘シーン、
強烈なバイオレンス描写、
怒号、銃弾、血飛沫が飛び交い圧巻の戦闘シーン、
馬車のソリの上での迫力のクライマックス、
アクションの完成度は非常に高い。
ストーリーも丁寧に作られていたし、コメディにも爆笑。
一癖も二癖もある登場人物たちによる、群雄割拠の金塊争奪戦。
最高のサバイバル・アクションものだった。
まあ、長編の原作の量に対していくらなんでもペースが遅すぎるという不評も確かに分かるが、
結果として、期待感が見事に持続させるほどの高いクオリティになっていたと思う。
ちなみに、映画ではなくドラマとして続きが展開中である。
それにしても、原作もアニメも知らないニワカでしたが、これ、まさかのグルメ漫画だったんですね…
アシリパがちっともアイヌらしくないのは・・
原作は読んだことがありませんが、ベストセラー漫画である事は勿論知っています。それを実写の恐らくシリーズ映画にしようというのですから、『キングダム』の成功体験から「夢よもう一度」を考えたのだろう事は想像が付きます。『キングダム』は3作を経てもまだワクワクを維持しているのですから、こりゃあ本作も期待しないではいられません。
アイヌの人々の蓄えた金塊の在り処を求めて203高地の生き残り・不死身の杉元とアイヌの少女・アシリパを中心に有象無象の人間が入り乱れるお話です。
うむ、強い覚悟の窺える作品でした。しっかりお金を掛けた迫力の映像と軽快なテンポで「一体どうなるの?」の思いをグイグイ引っ張って行きます。ただ、今回は多くの登場人物の紹介的な面もあるのか、話が広がった分、物語の芯と言えるものが少しボヤけた気もしました。でも、それもこれからの展開の礎と期待する事にしましょう。とはいえ、原作はコミック31巻ですから、まだまだ先が長い映画になるでしょう。『沈黙の艦隊』の様に、「この続きは配信で」と言った映画ファンを愚弄するような展開に成らない事を祈るばかりです。
そして何より、山崎賢人さんは『キングダム』と本作の大作シリーズ2本に主演して体が持つのかなぁ。
更に、ここからは微妙な問題です。アイヌの娘・アシリパは、近作で確かな実力を示している山田杏奈さんが務めています。その演技に問題はありませんが、気に成るのはその外観です。彼女の顔はどう見てもアイヌの人ではありません。アイヌの人でこの役を演じられる人が居ないのならば仕方ないし、彼女がメイクやCGで顔つきを変えるのは却ってアイヌの人々を愚弄する事になるでしょう。となると、これも仕様がないのかなぁ・・とモヤモヤしていました。
でも、そこでふと考える事がありました。も、もしかして、アシリパのアイヌらしくない顔つきというのも今後のお話の展開に関わって来るのでしょうか。「アシリパの父母は実は・・」と言ったお話に?あ~、モヤモヤするぅ~。でも、原作を読んだ皆さん、何も教えないでねぇ~。 (2024/1/19 鑑賞)
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