ゴールデンカムイのレビュー・感想・評価
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完璧すぎて・・・
実写化としては大成功だと思いますが、完璧なトレースすぎて、次は見なくても良いかなと思ってしまいました。
よく言えば完璧な原作再現で、実写化としては大成功です。
ストーリー、画面の配置、役者の表情まで含めて全てが、完璧な漫画のトレースでした。
原作の出来が良いので、その完璧なトレースであるこの映画も、映画としてはなかなかの出来で、初見の人にも楽しめるかと思います。
ただ、完璧に実写化しすぎて、「良いな」と思ったシーンが、全て原作漫画の静止画のトレースそのものなのです。
ストーリーもオリジナル要素は見当たらず、驚きはありません。原作漫画を2時間で三巻までダイジェストで読み返した感覚ですかね。
原作を知らない人をゴールデンカムイの世界に導く、正しいメディアミックスです。
しかし、原作完走組としては、「まあ、漫画を読み返せば、映画は見なくても良いかな?」って感じですね。
人の悪口は偉大な文化である
構成の妙
原作未読で、原作の基本的な設定しか知らずに鑑賞。優しそうな顔立ちの山崎賢人さんが兵隊上がりの乱暴者に扮して大丈夫か?と思ったが、冒頭の戦闘シーンのおかげで、怖い人物に見えた。また、杉元が財宝を求める理由を、後半の回想シーンで明かすことにより、アクションシーンを純粋に楽しむことができた。もし、病気の知人を助けるため、という設定を早々と知ってしまっていたら、さっさと諦めればいいのに、という気持ちが先に立ち、あまり杉元という人を応援できなかっただろう。
人物が入れ代わり立ち代わり登場するが、癖のある人物ばかりで、皆印象に残る。そんな中で、落ち着いた感じのアイヌ老人たちが、平凡な生活を送る多くの観客にとって深く共感できるキャラとして重要だと思った。
アイヌ文化を学ぶことができるし、子供の好きそうなウンコ系のギャグもあるしで、一本調子にならない点も、構成として優れている。
惜しかった点は、架空の人物ばかり(長生きした土方歳三も含めて)の中で、公務員の鑑みたいな永倉新八さんを悪の一員として登場させてしまったこと。それと、白いオオカミが
美しすぎて、とても野山で暮らしているようには見えなかったことかな。
キングダムより こっちが ピッタリでは?
実写の申し子!(2024年7作目)
山﨑賢人君凄いよねぇ。
イメージ違くない?って思ったけど中々素晴らしい。
あとアシㇼパさん!すごいよー。少女じゃないじゃん!!って思ったけどこれまた良かった。
玉木くんもさすがや。土方さんも。見た目も似せてきてるんだが、皆さん演技力もあり。
熊さんオオカミさんも私凄いと思ったよ。
続編はWOWOWらしいですね。
多分ドラマになっちゃうと面倒くさくて見ないと、思うんですが、中々の出来でした。
邦画もバカにできないなぁ。最近ホント。
原作知らなくても十分楽しめた!
近年稀に見る成功の実写化映画
原作の大ファンなので、公開直後に2D、1ヶ月後に4DXで観てきました。
随所から制作陣の原作への愛情とリスペクトが伝わってきます。
原作を知らず初見の方にはバディを組むまでの流れがわかりにくいかもしれませんが、それを疑問に思っているうちに物語は展開してゆき面白くなっていくので大丈夫かな?と思います。
演者の方々もキャラクターを理解して演じているというよりもキャラクターを降ろして立ち回ってるという方が正しいような熱意と再現力を感じます。
終始気になったのは衣装が綺麗過ぎるところ。
冒頭と終盤を見比べると杉元の軍帽やマフラーが汚れており、戦いを乗り越えてきたのが伝わってくるのですが、最初からもっと汚れていたほうがよりリアリティが増すような気がします。せっかく衣装もすごく凝っているのに、新品っぽさが残るのは勿体ないです。
このクオリティを保てるなら続編希望ですが、映像へのこだわりを見ると制作期間がかなりかかると思われます。
人気のあるうちに続編を…と意気込んで、急いでクオリティの下がった続編を作られるくらいなら、あえて今作で終わりにしてほしいなと思います。
続編があるなら、谷垣役の大谷亮平さんは体作りを頑張らないといけないですね。
熱い作品
主役の存在感こそ、この映画の命
期待値ゼロで観にいきました
私はゴールデンカムイの原作を読んでファンになった勢です、アニメも素晴らしい作品だったので 正直 実写化はとんでもない駄作になってしまうのでは無いかと恐れ、観るつもりはありませんでした。
ただ今回 U-NEXT会員で切れそうになるポイントを消費するにあたって、ゴールデンカムイのファンだし一応観ておくか…と重い腰を上げた次第です。
結論から言うと、私は満足できる映像作品だと感じました。
1番良い意味で裏切られたのは、杉本役の山﨑賢人。杉元佐一のコスプレしている山﨑賢人ではなく、しっかりと杉本の感情を役に秘めている そんな熱量を感じました。
対して期待してたのにあんまりだったのは、ビジュアルが1番近かった鶴見役の玉木宏。あんなに鶴見中尉が似合う人間がこの世に居るのか?と思うほど鶴見中尉だったのに 明らかに狂気不足、玉木宏は常識人役多いから仕方ないのだろうか。鶴見中尉がどうしてあの考えに至ったのか、妻子を亡くした等 原作を読み込めば あの常識人ぶりは発揮しないと感じた。
あとは牛山が土方より背が低いとか、月島が鶴見中尉とほぼ並ぶくらいの背丈だとか 色々気になる所はあったが人間同士の戦闘(戦争)シーンは目を見張るものがあった。
鑑賞後は 映画館でパンフレットとゴールデンカムイ×月寒あんぱんコラボが買えて満足。観に行って良かった。
3部作ぐらいで終わりそう。
なんと清らかな
アシリパの清冽な美しさに打たれた。白い陶器のような肌に、夜空のように黒黒とした目。人が踏み入ることができない、山深い場所で咲く、百合の花のごとき気高さ。素晴らしい、山田杏奈ちゃん!
不死身の杉元、傷だらけ。山崎賢人のきれいなお顔がもったいない。特に、だんごの串は悲鳴もの。やめて!顔は命なんだから(泣)!! それはともかく、しょっぱなの二百三高地から飛ばし、アクションはガンガンやる。もう完全にアクション俳優ですな。キングダムやって、陰陽師やって、ゴールデンカムイ。忙しいねぇ。
上映1時間過ぎに、あまりのスローペースに、続編ありきだと悟った。大きな話だから、巻きで進めるのももったいないし、丁寧に作られるのはいいと思う。アイヌの習俗もきちんと入れて、誠実な描き方だし。杉元がアシリパをさん付けで呼ぶとこも好き。チタタプ、チタタプ…オソマのおいしさが伝わって良かった。
液だれ鶴見中尉、関節自在の白石、そしてまさかの土方歳三と、キャラクターも見応え十分。最近気になる眞栄田郷敦演じる、尾形百之助は続編で活躍しそう。そして、大谷翔平、じゃない、大谷亮平(1字違い)演じる谷垣源次郎も、これからが本番な感じ。アシリパのアチャ、井浦新のアイヌ衣装も萌える。あと、「アイヌモシリ」に出ていた、秋辺デボさん発見!やっぱ本物がいないと締まらないもんね。ちょびっとの出演でも、いいスパイスになってた!
生皮の地図ってねぇ、恐ろしい発想だねぇ。今作で物語の何割なのかわからないけど、これは続けて観たくなってしまった。というか、原作を読まずにいられないかも…。調べたら31巻で完結かぁ、無料で読めるところまでは読んで、あとは買うかな。今のうちに予習しておかねば!
2024.3.4追記
映画の続きがWOWOWでドラマ、というニュースに愕然。
そりゃないよ。
泣くよ。
割と真面目に実写化されてた。
映画館にて鑑賞しました。原作は既読です。アニメは見ていません。
ミーハーな理由ですが、山田杏奈さんがアシリパを演じているのを見たいという気持ちで鑑賞しました。
原作を読んでいると、ストーリー部分も面白いのですが、日常シーンのくだらないやり取りや、いきなり現れる下ネタみたいなものが結構好きなんですよね。(ガキですいません汗)特にアシリパが食事に対して異様にこだわりを持っており、そういう時にはいろんな表情を見せる感じや、それに杉元や白石も悪乗りする感じが好きです。
本作ではそういった日常シーンやギャグは結構薄まっているなと思いましたが、ストーリー部分やアクションシーンには力が入っていて見応えがありました。最初、山崎賢人さんが杉元は単純にガタイが小さいかなと思っていましたが、アクションシーンや「不死身の杉元だ」と叫ぶシーンを見て納得しました。
最初の二〇三高地のシーンなどの迫力は良かったんですが、ヒグマなどの大型動物が出るシーンと馬ゾリの上でのアクションシーンのCGは若干の残念感はありました。
最後に皆で食事するシーンを入れてくれたのは、単純にちょっと嬉しかったです。また、北海道の自然はやはり雄大だな、とも感じました。
いらない心配でしょうが、今後も実写化されるのであれば、このペースだとどれ位時間がかかるんでしょう。
衣装が新品過ぎたね‥‥
原作にリスペクトを感じる高い完成度でとても良い作品でした。俳優さんも皆さん再現性が高くて続編もきっとあるでしょうし、とても楽しみです。
こんなシーンあったなーというところも無理なく演出されてて素晴らしいです。
牛山さんのおでこはある意味、忠実ですが、原作を知らなければ異様かな(笑)
予告編で杉元のマフラーに違和感を覚えていたのですが、集落の村人。アシリパ、谷垣のチョッキと綺麗過ぎる衣装は何故みんな疑問に思わなっかんだろうか。デザインが完璧なだけに残念。同じ衣装使ってれば3作品めくらいに馴染むかな~
漫画を忠実に再現すると
予告編を見た時は「つまらなそう」と言う印象。でもここでの高評価とアイヌ民族を真面目に描いた原作コミック、レルヒ大佐時代のスキーシーンもあると、期待が高まり大金叩いて映画館に行ったのだが、その感想は安っぽい「インディ・ジョーンズ」。
でも頑張った感はあった。
冒頭の203高地シーンは東映のそれには及ばないけど、陳腐さは少な目だったので及第点。
アイヌ民族文化を原作漫画なみに取り上げている事に関しては、この映画で一番良かった。ただそれが物語上機能しているかと言うと、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のインディアン文化に触れて人として成長していく白人軍人のそれには全く及ばず、冗長さを感じてしまった。
スキーシーンは当時を全く再現出来ておらず、今のゲレンデスキーそのもののアクションだったのでガッカリ(これは俺だけ?)。
しかし一番のガッカリは演出と脚本。な~にこの説明セリフのオンパレードは!原作に忠実にするとTVドラマ以下のセリフのオンパレード。
まあ原作ファンは忠実なので良かったかもしれないけど、「映画」を観たかった俺としては不満爆発。
役者の中では山﨑賢人は頑張っているけど、他は酷すぎてとくに山田杏奈が原作通りにアイヌ文化を延々と説明しているのを見てると、役者として下手過ぎて物語への興味がすっかり薄れて来てしまった。
まあ演出も脚本も役者も原作に忠実にしようと頑張っている感はあったけど、これは映画ではない。
この先続編が何本作られるか分らないけど、俺はもういらない!
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