線は、僕を描くのレビュー・感想・評価
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フィルムは、青春を描く
面白くなかったわけではないですが、「ちはやふる」の製作スタッフ再集結という触れ込みに勝手に期待値をあげてしまったのが失敗でした。
水墨画というやや地味な題材にストーリーもやや地味だったので、見事に青春を描いた「ちはやふる」のようにはテンションはあがりませんでした。
でも青春も様々ですものね。期待値をあげすぎなければ、もっと面白く感じたことでしょう。
江口洋介さん、またこの映画でも美味しいところを持っていくなぁ~。
清原果耶さんは素敵ですね。特に和服姿がとてもお似合いでした。
あとエンドロールに流れていた水墨画も素敵で魅せられました。
曇り❓‼️ほんの少し晴れ‼️❓たまに土砂降りの雨、大雨‼️❓
大学のロケ地が母校立命なので少し思い入れ🤏
悲しい過去は忘れない、忘れなくて良い、それが人生だから。
するか、しないか、出来る出来ないじゃない、自分次第。
運命的な出逢いは、ある、する、それも自分次第。
なんだか控えめな横浜、清原の演技を観ていて、ちはやふる、思い出した。
思い出を重ねて、深く泣いて、暖かい未来は、みんなで。
格言のようなセリフが自然に感じて、染みる。
希望が無ければ、作れば良い。
久しぶりに江口の演技が大袈裟に感じない。
少しずつ進めば良い、後戻りを繰り返しながら、生き続ければ良い、前を見てさえいれば。
書道じゃなく水墨画です、勘違いしてた、清原が珍しく涙を流して無い、控えめな演出に、真摯な姿勢を感じた。
久しぶりに、静かに慟哭した、咽び泣いた、三浦友和もみんな最高の演技、最高の映画、精錬なる芸術と魂を揺さぶる情熱を感じた。
何故か、横浜と清原かやの見つめ合う姿に、三浦友和と山口百恵の運命を重ね合わせて感じた。
それだけ凄い映画、是非。
シンプル イズ ベストの素敵な映画
鑑賞後に心が洗われるような清々しさを感じられる1本。 清原果耶さん、横浜流星さんの演技は自然体でとても良い。江口さん、三浦さんは流石の演技。脇を固めるメンバーも良い。 個々の登場人物をもっと深掘りしたものを見たい感覚が残る。 水墨画が正に題名通りにその人を表す線となる。シンプルに見えて深い。 人生の苦難はあれど人はまた立ち直れるし、やりたいこと、生き甲斐を見つけてやりきる事の素晴らしさを改めて教えてもらった。生きる力を勇気ももらえる映画でした。
自分と向き合う事が水墨画なの?
想像してたテイストとは結構違ってました。
てっきり水墨画のコンテストとか、ライバルとのバトルとか、部活の友情とか恋話などの正統派青春物語かと思っていたのに、それら無かったな。
法学部の大学生、霜介がバイトをしていたら突然、水墨画の巨匠、湖山に弟子入りを提案される。ん?描いた事のない奴を??どうもチラッと見えた彼の人間性から才能を見出したっぽい。は?水墨画はテクニック関係ないの?
その後出逢う、巨匠の孫、千瑛、彼女はお爺ちゃんとソリが合わす、ツンツンしてる。
この2人が水墨画を通して成長していくお話。お互いが抱えている過去、それほど重くなかったかな。家族と向き合い自分を見つめ直しましょう的な。敵がいないのでハラハラドキドキはない、ジンワリしたストーリーでした。
楽しかったのは、江口洋介演じる西濱さん、巨匠のウチの事、面倒見まくりしてるので、もしかしたらと思っていたら、やっぱり!人は何かになるんじゃなくて、何かに変わっていくもんだね。そこそこ楽しめましたよ。
テーマとエンドロール
この映画のテーマが大きすぎて、何を言いたいのかが掴みにくい印象を受けた。
簡単に言ってしまえば、「自分らしくいることが大切!」ということなのか?
先生方やお弟子さんの言い回しも独特で抽象的だったので、より迷宮に迷ってしまった.....
ただ、映像と音楽が一体となって躍動する場面を作り上げる手法は、斬新さを感じる。
結局のところ、一番カッコ良かったのは個人的には西濱さんだった。
まさにMVPでしょう!!!
エンドロールに流れる曲が映画と全く合っていなかった。ほんとエンドロールに入った瞬間、だいなしだなと思ったよ。一気に冷めた。この作品のおかげで、改めてエンドロールも映画の大切な一部なんだなと認識できた。
龍が紙の上を這う
揮毫会のシーンは、文句なしにすごい。大筆を叩きつけたかと思うと、その筆が龍のように紙の上を泳いでいく。そうかと思えば、ハケのような筆が繊細な線を描いていく。絵師が新たな生命を生み出しているようにも見えるし、墨色をした命の水が勝手に動いているようにも見える。
ドラマとしてはちょっと物足りない感じかな。たまたま見た水墨画に釘付けになった姿を見ただけで、弟子に誘う? その辺が現実離れしているし、三浦友和も江口洋介も横浜流星もカッコよすぎるんだよね。もっと鬼気迫る絵師が1人くらいいてもいいんじゃない。
できるできないではなく、やるかやらないか
原作がすごく好きで映画化と聞いて、しかも流星くんが演じると知り一番見たかった作品。
もともと水墨画をしていた父が買ってきた本でした。
水墨画展にも何度か行ったし、モノクロの中で描かれる世界観がとても美しく、生きるとは何かを考えさせられた。
映画は、いきなり流星のアップで始まり、ちょっと違和感。しかも長い、、。
展示会場が神社だったのにもびっくり。そしてそこでタバコを吸うのも違和感。ちょっと神様に失礼では?
そして展示の方法も建物に立て掛けてるだけ、というのは作品の扱いが雑では?剥き出しなのに、倒れたり雨が降ったりしたらどうするの?
やはりここは原作に沿った展示会場の方がよかったかな。
原作ではタバコを吸うのも深い意味があったが、映画では感じられなかったのが残念。
でも湖山、湖峰のライブパフォーマンスはよかった!
流星はすべて自分で描いたといっていたが、二人はどうだったのかな。
でも、三浦さんの繊細なタッチ、江口さんの大胆な筆さばきには、ワクワクした。
霜介の過去も原作とは異なっていた。自然災害?妹いたっけ?と考えてしまった。人生何があるかわからないが、「家族を失ってから能面のようだったけど霜介変わったね」と言われているのも少し違和感。そんなに喪失してるようには感じなかった。多分、いきなり水墨画に出会うところから始まってるからかもしれない。だから、喪失感のある霜介のイメージがなかった。
本を読む以上に絵を見ることで、水墨画の繊細さがよりリアルになり、私も線を描いてみたいと思った。
終わり方は少し物足りなかったかな。
千瑛はイメージ通りでした。美しかった、着物もよく似合ってますね。で、最後納得のいく作品描けたんだっけ?印象にない、、あれ?
挿入歌「LOST」は霜介の気持ちを表していてよかった。もっと聴きたいと思った。
墨の匂い…を感じた
墨絵…水墨画の世界
…墨の濃淡で
水墨画の奥深さを知る
横浜流星ではないけど惹きこまれます
線で描かれる繊細な技法
やってみたいけど…
難しそう~ですね
横浜流星の落ち着いた雰囲気がいい
周りの方々も
エンドロールも最高でした
歌と共に楽しめました!
真っ白な紙に描く線
水墨画絵師に弟子入りを提案された大学生の霜介。自発的に行動することが無かった霜介は水墨画にのめり込んで行き…。
同名小説原作映画。水墨画によって希望を見出していく再生の物語。清原果耶目的で鑑賞したが三浦友和と江口洋介による暖かな演技に胸を打たれました。
清々しい感動作
水墨画という馴染みのないモチーフを扱いながらもストーリーは王道の青春映画。
誰もが共感できる、将来への不安や悩みをどう乗り越えて行くか、勇気をもらえるようなメッセージが随所に散りばめられている。
キャスト陣の演技もすばらしく、映画に出てくるロケーションや小道具などの細部まで世界観が作りこまれており、映像も美しかった。観た後、清々しい気持ちになる傑作である
平凡な話を1人で年一候補にしてしまう清原伽耶
いやいやいや。
個人的には、コレも年一候補だす。と言うか、またROBOTですよ。最近キレがあるんじゃないですか?キノが完全失速してるんで期待してます。
メインテーマになってる音楽を鼻から惜しげもなくガンガンに押してきます。コレがですね。ピアノが良いんですよ。明確に良いって分かるくらいに良くって。エンドロールを見たら、山田武彦さんでした。やっぱ実力あるんだと思った次第です。
物語りの方は、世の中そんなに甘くねーから!と軽く毒づきたくなるよな、甘ちょろワールド。三浦友和の吹き替えなしの筆捌きに軽く驚き。水墨画の素晴らしさに目を奪われ、掴みが良いんです。冒頭の好感度がダレないうちに清原伽耶が登場。この子の存在感ですよ。凛とした美しさですよ。
物語りが平凡で、起伏に乏しい事がバレてしまう頃には、清原伽耶にココロ鷲掴みにされてますんで、白ける事もなく「やや平坦」なクライマックスまで一直線。からの「行ってきます」。
全体的に淡々としてます。内心描写も舌足らず。セリフは少な目。演説かます人物はカオタだけ。って言う、フランス的しつこさの無さが良いです。
凡ゆる言葉での解釈が可能な「線は僕を描く」と言うタイトルも、押し付けがましさ・講説感が無くて好きだし、色恋沙汰にならないとことか最高。
良かった。
とっても。
タイトルバックとエンドロールの静謐な美しさには胸を撃ち抜かれました。
まったり
演技や音楽、映像素敵でした。水墨画の魅力。白と黒だけで描かれる世界。無数の黒があるってのもなんかカッコいい。エンドロール前とかも素敵でしたね。
演技はみな安定感抜群でさすがでした。いいキャスト。みんなそれぞれカッコよかったー江口洋介が描くシーン良かったすねーかやちゃんも相変わらず素晴らしい。
ただまぁストーリーは地味というか、大きな展開がなくややボーッとする。なんかふわっと感じる映画って感じですね。
【"椿の花。自分の線は自分で見つけ自らと向き合う。"水墨画に魅了された青年が、深い悲しみを乗り越えて行く。大きな和紙に墨の濃淡を織り混ぜながら、様々な自然の姿を描き出すシーンも素晴らしき作品である。】
- 霜助(横浜流星)は、絵画展の設営のバイトをした際に、千瑛(清原果耶)の描いた椿の花の水墨画を観て、涙を流す。彼は深い悲しみを抱えていたのである。 -
◆感想
・久しぶりに映画館で映画を観て、涙が滲んだ作品である。
- それは、霜助の家族に起きた悲しみからでもあるが、彼が水墨画に魅了され、自分と向き合い前を向いて行く姿が、心に響いたからである。
横浜流星さんの前半から後半にかけての筆運びの違いにも、注目したい。-
・千瑛も水墨画の巨匠、篠田湖山(三浦友和:名優の粋に達して来たと思う。)の孫で、期待されるプレッシャーに押し潰されそうになっており、水墨画を描く楽しみを、忘れていた。
- 清原果耶さんが、水墨画を描く楽しみを忘れ、プレッシャーに悩む女性を好演している。着物姿も美しき哉。-
・水墨画を描くことに、哀しみを忘れるが如く、没頭していく霜助。千瑛は、時折アドバイスをするが、湖山は”悪くない”と言いながら、端渓の硯で何度も墨を刷らせ、水に溶ける墨の度合いを見て”もう一度”というばかり・・。
ー 小学生時代、習字を習っていたが墨をする大切さを叩きこまれた。当時は、嫌だったが現在は字も含めて、習わせてくれた両親には感謝している。
その後、大学の時に中国を一カ月放浪した際に、京都の寺社で見ていた水墨画を実際に描く人の姿や筆遣いを間近で見る事ができ、端渓の硯に出会い、中国の職人から良い硯の見分け方を教えて貰った事を思い出したシーンでもある。-
・一番弟子の湖峰を演じた江口洋介さんも、篠田家を明るく支える男を好演している。
<能面の様な表情だった霜助が、水墨画に魅了され、深い悲しみを乗り越え、前を向いて行く表情と姿が、とても佳き作品。
端渓の硯で墨を丁寧に擦り、感情を乗せた筆が、大きな和紙に濃淡を絶妙に織り混ぜた様々な自然の美しき光景を描き出す幾つかのシーンは印象的で、実に佳き作品でもある。>
■2022年11月6日 追記
今作を鑑賞したのは、2週間前だが、今作と並ぶもしくは超える作品が「パラレルマザーズ」「窓辺にて」etc.であったので、評点を4.0点から4.5点に変更します。
私は、映画を観ていて琴線に触れる作品には高評価をしますので。
悪しからず・・。
らしく
154本目。
さっき観た映画が面白かったから、ハズレだったらと不安な気持ちで鑑賞。
ちはやふるの監督と知って観たから、そんな感じと言うか、これがこの監督の色なのか。
正直、水墨画だけで持つのかと思ったけど、全体を通して思ったのは向き合う事、らしくなのかな。
四季展辺りの芝居のバランス、作品の展開に多少のクエスチョンはあったけど、いい映画だなと思い観ていられたのと、横浜流星が何か一皮剥けて、いい役者になったと実感。
前に進む為の物語
水墨画を通して人間としての進み方を紡ぐ物語。
水墨画の神とも言える人と会うことにより紡がれるストーリーが進み始めます。
あることによりつまずいていた二人ですが、水墨画に導かれるように進んでいきます。
その先にある物語とは。
是非とも劇場に脚をはこんで頂き結末をみて頂きたいです。
全253件中、201~220件目を表示