鋼の錬金術師　完結編　復讐者スカーのレビュー・感想・評価

が、良くもない もともと、漫画版、アニメ版の長大なストーリーを、3作の映画に、落とし込むのだから、同じようにはいかない。となれば何か切るしか無いのだが、鋼の錬金術師のメインテーマを、考えたときに、スカーは必要だったのでしょうか？完全に別モノで行くのならば、その位の割り切りがあった方が、話が厚くなるような・・・ 逆に、言えばこのタイトルを選んだ以上、この映画以上には作れない気もして、とりあえず後編を見に行ってから、感想を書きたい。

前作に較べスケールアップしている事は間違いない。ただ原作を知らない者にとっては情報過多で整理が必要。次回の完結編が待ち遠しい。

映画好きの人を楽しませるエンタメ作品としては秀逸です。原作は読んでいませんが、新田真剣佑の復讐心をベースに、４グループが不老不死に関して激しい争奪戦を展開していくテンポは、本当に小気味良いほど完璧です。復讐心の元となった戦争を見ていると、まさに今のウクライナの人々のことを思い出さずにはおられません。また、新田真剣佑の復讐心を見ていると、るろうに剣心の物語とダブって見えるのは私だけではないでしょう。こんな深刻さを持ちながらも、明るい場面もたくさんあります。まず、本田翼の色気たっぷりの演技、そしてクールな美しさを振りまくる蓮佛に釘付けになります。そして座長の山田の親父ギャグのようなセリフには癒されます。さらに、あれよあれよと最近の脂の乗った俳優陣が続々出てきますから、何度も驚きます。無駄遣いと言えるほどたくさん出てきます。いずれにしても、戦争が引き起こす復讐心というカルマと、俳優陣の楽しさとの合体による化学反応で、絶妙なバランスの取れた娯楽作品に仕上がっていると、両手をあげて褒め称えたいと思いました。

「期待したより良かった」という意見に少し期待して劇場へ。見事に裏切られたと言うより、やっぱこんな感じかというのが正直な感想。興味ない俳優が出ている2.5次元の舞台を見せられた印象。キングダムと同様世間の評価とのズレを感じて、漫画原作の実写化の意義について考えさせられました。 　漫画とは言うまでもなく動かないし音も出ません。だからこそ限られたセリフと何よりも絵で演技をします。名作漫画ほどセリフの無い絵に様々な意味を込めて名シーンを演出します。原作者の意図を読めなかったアニメ化では、しばしば名シーンを「こうじゃない！」と改悪して批判をうけることがあります。しかし本来アニメは原作のイメージをほとんど損なうことなくビジュアル化が可能で、監督、演出家、アニメーターによって原作にプラス要素として働く場合がとても多いメディアです。進撃、鬼滅、呪術と最近の原作付アニメの名作はみんなそうでした。 　実写となると「原作ビジュアルの再現」という第一段階のハードルがとてつもなく高く、現代の世界観から離れた作品ほどそのハードルを越えるのは容易ではありません。ハガレンのような完全な異世界物となると、アニメ化ではプラス要素に働きやすいビジュアル再現が、実写ではマイナススタートとなるリスクの方が遥かに高いという事です。 　前作から続いてキャラのビジュアルはコスプレと揶揄されるくらい酷く、逆に原作やアニメに寄せて来た今回の脚本とセリフが駄目な絵面に激しくアンマッチしていて、「頑張って日本人キャストで原作で実写再現してみた！」というユーチューブ動画のように見えました。漫画やアニメの「あの絵」で完璧だった名シーンのバランスが、コスプレしたキャラと、役者の個性が多分に混ざった「演技」がごちゃ混ぜとなって、物凄く滑稽に思えました。 　アニメの後発である前提で、アニメを超えられないなら無理してアニメや原作のセリフに寄せる必要性を感じません。原作に寄せて作りたいのなら、そもそも制作費が圧倒的に足りていません。CGも恥ずかしくなるくらいCGでしたし、衣装やセットももろに「衣装やセット」でした。 そしてやっぱり誇張した絶叫、悲鳴、嗚咽にわかりやすいBGM足しただけの邦画でした。 後編どうしようかなあ。観に行くのかなあ、やっぱり。ハガレン好きだし、日本映画に頑張って欲しいし。・・・こんなレベルを高評価で本当にいいのか？　「日本はアニメだけ」ってまた言われそう。

前作もそこそこ面白かった記憶があります。コミックは2巻でスカーが出てきたので、止めました。もう１つ面白みが分からなかったです。 本作品は内容が濃く、なかなか面白かったです。雰囲気はるろうに剣心に似てますね。 ウィンリィの最後の方の行動は、本当に正解ですね。ラストはいい所で終わりました。商売上手いですね。後編も観たいです。

原作を知らないので連載のどのパートかわからないけれどキャラクターもネタも大混戦。わかりやすくまとめてるから問題ないけどこれだけ詰め込んだら二部作になるわな。テンポも良いし後半が楽しみ。

わたしはエド役の山田くんのファンですが、原作のファンでもあり前作を見たときは、かなりがっかりして、続編がありそうな終わり方ではありましたが、もうやらなくていいと思っていました。 ですが、今回は追加キャストから前作とは豪華さがちがいます。エド役の山田くんはファンの贔屓目なしに前作からよかったですが、今回はちよっと大人になったエドがうまく演じられていてエドそのものだったし、まだ少ししか出てきていないホーエンハイムもすごくよくて続きがワクワクするし、シン国の三人もぴったりだと思います。片腕をなくしたランファンとフーじいのシーンは泣けました。ブラッドレイが二本の刀を抜くシーンも再現度高かったと思います。ピナコ役の風吹ジュンさんもさすがでした。 今回がよかっただけに、前作の(脚本と構成？？)ががっかりだったのが余計に残念でなりません。どうしてこのクオリティで前作できなかったのか、、

どうせなら完結だから最後まで見てみるかと鑑賞。 そしたら、アクションもCGもストーリー（原作がいいから？）も素晴らしくすごく楽しい作品でした！ 実写だとって思うと損するレベル。 ただし、完全に前作の続きなので主人公たちの説明などがなく今作から映画館で見ると何がなんだか分からないというか欠点があるかも。

名場面集的なものと考えたら、可もなく不可もなく。 長い物語をぶつ切りに繋いだから、話の本筋がどこにあるかわからないまま左右にブレブレしつつ、盛り上がらないままラストで「続く」ではあるものの。 演技面では筧利夫さんと新田真剣佑くんと本田翼ちゃんが割とよかったかな。 あとは、1作目と違って、山田涼介くんがちゃんと脇毛を剃っていたのはプラスポイント。 ただ、一番の問題は（1作目からずっと継続していたのだが）、山田くんがエドにしちゃ年齢が高く身長があって身体が大きいから、全キャラのバランスが崩れていることかと。 原作は15～6歳くらいの中学生並みの年齢で、身長が低く小学生並みという設定ですから。 それもあって、スカ―の新田くんが、華奢に見えちゃって。 それにしても1作目って、原作者描き下ろしの「0巻」がもらえる入場特典があったにもかかわらず、興業成績があまり芳しいものでなかったのに、よく続編を作ったなぁと言う点が驚きました。

なんだかなぁー ある意味期待通り、予想を超えない作品。 コスプレ祭りじゃ！ 衣装、武器のチープ感が学園祭！ 心くん！ メインキャスト以外の配役はマッチしてましたよー

最初からCGなはずなのに壮大なファンタジーの世界が違和感なく広がっていてとても面白かったです。 色々な特殊効果が本当に起こっている事のようでエドの細かな表情の変化やウィンリーへの想い、ウィンリーの涙、スカーの言葉、リンの王としての覚悟、どの場面も出演者の演技にとても引き込まれました。 映画館で見るべき作品だと思います。 戦争とはそれぞれの正義の元に理不尽な事が起こり憎しみが連鎖していくこと、今の世界の情勢を踏まえとても考えさせられました。 今、この映画を見れてよかったしたくさんの人に観てもらいたいです。 三作目も楽しみにしています。

限られた予算内でVFXの精度と役者のギャラのバランスを苦慮しつつなんとかやりくりした感じが伝わる映画だった。 本作はキャストを見ても一目瞭然で役者の豪華さが見どころの映画なのかなと思う。 舘ひろし、内野聖陽から黒島結菜、寺田心までファンが拒否反応を起こさないように気遣いながらの配役が伺えた。(残念ながら筧利夫は最後まで分からなかったけど) そう言った意味でも全体の内容というより俳優がどれだけそれぞれのキャラクターに寄せていたかを鑑賞後に楽しく話し合いながら盛り上がる映画であると割り切って観ることが必要なのだと思う。 本作の最優秀賞はシン・ウルトラマンに引き続きアームストロング役の山本耕史で、本人もマジメに演じてはいるもののスクリーンの向こうで鑑賞者が吹き出す事を予測した確信犯ぶりで役者魂を見せつけたと思う。 出番は少ないがこれだけでも見る価値がある映画と言っても過言ではないと思う。

珍しく原作既読。 娘がはまって私もはまった。 かなり前なので既に内容はおぼろげ、それが逆に良かったかもしれない。 登場キャラはほぼわかるし、ストーリーに違和感も感じなかった。 まず、キャスティングが「ほぼ」完璧。 主演の山田はじめ素晴らしいとしか言い様がない。 特に、るろうに剣心に続き新田真剣佑が秀逸。 過去を引きずる戦う男を演じさせたら当代随一。 ほとんどが素晴らしい中でも一際輝いていた。 ストーリーも当然ながらアトラクティブであっという間に2時間以上が過ぎた。 アクションやVFXも派手すぎることなく自然で、スタイリッシュで品性があった。 非の打ち所なし！ 「ほぼ」の理由は本田翼。 彼女にだけは違和感の禁じ得ないし、演技も稚拙。 最近重用される理由は不明だが、 平坦な演技は何とかこなせても今回のような激情は表現できていない。 その分☆-0.5。 いずれにしろ後編が待ち遠しすぎる。

ハガレン完結前編はおじさまに惹かれた ・内野聖陽さん（ホーエンハイム →飄々としてるが重荷を抱えてる姿が渋い ・舘ひろしさん（キングブラッドレイ →二刀のサーベルは反則、カッコ良すぎ ・筧利夫さん（フーじいさん →原作知ってるからもう泣ける ・杉本哲太さん（ノックス元軍医 →一番役にハマってた ・藤木直人さん（ロックベル父 →名言だらけで物語の質が上がった 特に主演の山田くんはプレッシャーもあっただろうに、漫画やアニメを何度も見返して期待に応えようと努力していたこと、作品に現れてて伝わりました 一作目で実写アレルギーになった人もいるでしょうが、今回は新ハガレンとして観る価値はあります 後編のバッカニア隊やアームストロング姉弟、クライマックスのラスボス対決が今から楽しみで仕方がない

原作ファンの方々これは観てからでも遅くないです！ 前作を覆した

コミックスで言えば、前作(2017年)は、ほぼほぼ１０巻まで。 そして本作では、例えば１巻からのエピソードの借り出しはあるものの、 ほぼほぼ１３巻まで。 なので「To Be Continued」の文字をスクリーン上に見た時は、 （どれだけの尺を取るのかは分からないが）次作で２７巻までを描き切れるのかと 不安がとととと胸をよぎる。 相当の省略をしないと何ともならないよねぇ、と。 なまじ原作の構成がしっかりしているだけに、 忠実に作っていれば、良作になるのは論を待たず。 それを変に手を入れてしまうことで、 矛盾や疑問が湧いてしまう。 それが無残にも表出してしまったのだが前作で、 脚本・演出・役者（特に子役）の三拍子が揃ってダメとの、 無残な一本。 今回も、先に挙げた組み換えがあることで、 設定的にも違和感のある印象。 とは言え本作、全体的な出来としては前作よりもかなり良くなっている。 あれから五年も経ち、主要な二人にもかなりの進歩がみられるはその一因。 加えてアクションについては最初から薄めにしてしまい、 人間関係や心理のドラマ部分を厚めにしたことが 全体的な仕上がりには吉となった。 もっとも、歳月の経過は残酷で 『本田翼』は２９歳になり、 『山田涼介』も同い年か。 なので、少年から青年への成長譚とのテーマは かなり斟酌をしないと辛い状況。 一方で、『ウィンリィ』を演じる『本田翼』が 原作と同じ服装で出て来るので、 健康的を通り越した艶めかしい肢体になってしまい、 鑑賞する側からすれば嬉しい余禄。 『寺田心』の演技が酷いコトを除けば、 新たに登場した全ての人物について（いや、過去作もそうであったのだが）、 役柄にぴたりと嵌ったキャスティングと造形、 とりわけ 『ランファン（黒島結菜）』 『キンブリー（山田裕貴）』 『アレックス・ルイ・アームストロング（山本耕史）』 『ホーエンハイム（内野聖陽）』 『ブラッドレイ（舘ひろし）』 は、素晴らしい。 どうやら次作でも、この流れは踏襲されるよう。

ハガレンファンで山田くんファンです。 だからこそ1作目は、ぁぁぁぁ、、、、という気持ちで鑑賞して、世間の評価からしてももう続編は作られないだろうなと思っていました。 コスプレとしてはみなさんキャラにハマっててよかったんです。しかしそれ以上なにもない。演技も悪くはないのになぜ。。 (ウィンリィに関しては配役も演技も全然納得いってないけど。) もはやどこをどうしたら改善されるのかもよくわからず、これは続編ないなと…。 だから、続編のハナシを聞いたときは本当に驚いた！！ しかも大怪獣のあとしまつが大コケした後で、どうか山ちゃんにまともな役をやらせてくれーーーと思ってた直後だったし。 ちゃんと完結させてくれる嬉しさもありつつ、また悪口を聞く心配にも怯えつつ、ちゃんと見届けたいという気持ちで見に行ってきました！ 見届けようってキャッチコピーなんやねんwwと思ったけど、まさしく見届けようの気持ちだった笑 で、肝心の今作ですが、思ったよりも大丈夫だった！！！！ CGの荒さとか、コスプレっぽさとかカツラっぽさとか、相変わらずウィンリィがちょっとイマイチだだたりとかはあったけど、全体的にちゃんとまとまってたし、コスプレっぽさを上回る役者のハマり具合がよかった！ 一番楽しみだったオリヴィエ様はまだ今作には出てこないけど、期待してた内野さんのホーエンハイムがめちゃくちゃ完成度高かったし、山本耕史のアームストロングはどうなってんの？ってくらい作り込まれてたし、蓮佛さんのリザもかっこいい。 あとリンが渡辺くんてのは意外だったんだけど、かっこよくて良かった！！黒島ちゃんのランファンも。 とにかく、うーん、、ってところはちょいちょいありつつも、楽しめるポイントがそれ以上に多かった。 完結編もすぐ来月だし、楽しみながら見届けたい！

映像と個性的な（愛らしい）キャラの人たち アクションと演技で魅了されました 特にエド役の山田くんの 顔の表情は素晴らしい 前作よりもVFX やCGがパワーアップ していてスゴさと迫力が備わった アニメらしい面白さもあって 楽しめる スカーの復讐劇ですがほぼ復讐に 関してのstoryで 今回ウィンリィの両親の死に ついての真相も分かって　着々と… …最終章に入っていく 結末を知らないので 次回作も楽しみ♪ リン役の渡辺圭祐さんの存在も 気になります

CGがなぁ、もうちょっと良かったら☆3あげてもいいかもなぁ…ぐらいの出来 クソ映画と貶すほどクソでは無いのよね

とにかく画面に映る景色、役者さんを見ているだけで原作の雰囲気を味わえる。 漫画実写ってこれだから面白いと思う。 どうしたって架空の世界。CGやら設定やら粗を探してもキリがないからそんなことわざわざせずに見て良いと思う。 錬金術の表現も、アルの存在のリアルさなんかも見ているだけで楽しい。 特に今回は役者さんたちの演技がとにかく良い。原作から引っ張ってきたかのように自分の中にキャラクターを落とし込んで好演してくれる役者さんばかり。ありがたい。 原作が贅肉のない上質な物語であるから、そこから逸れなければ次回もきっと良いものが出来上がっていると思う。 今作は本当に1シーンずつが妥協せずに作られているのを感じたので、良かった。 製作陣の皆さんありがとう。 本田翼ちゃんの衣装が最高でした。