野球部に花束をのレビュー・感想・評価
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とても面白かったです。学生時代は部活に打ち込んでいたのもあり、野球部あるある以上に部活動あるあるが体現されていてくすぐるような面白さがありました。
先輩や教師の理不尽すぎる行動や発言、それらにモヤモヤしつつもちょっと褒められると舞い上がってしまう、実体験があるだけにあるある〜!と唸ってしまいました。同級生が辞めるかも…とか、こんな状況でいいのかな…とか考えたりもしたなとしみじみ思いました。
高校野球に限らず、3年生の夏は誰にとっても最後の大会、そこへと賭ける想いは全員が全員強くあり、それをコミカルに描きつつ(小沢さんに制服を着させてみたり)も、ホロっとくる場面も描き切っていきました。そしてその後の3年生の部活訪問が嫌だなーって思うのもしっかりあったので微笑んでいました。
主人公たちが1年生から進級し、2年生になり上にも下にも挟まれるというむず痒い時期の物語も短いながら、入部当時の先輩の真似をしてしまうというのが笑いに繋がっていました。一瞬こういう事をやり続けていくのかな…と思いましたが、ちょくちょく楽しそうにしていたり、オチの付け方も上手だなと思いました。間違った買い物あるある。
ドラマ的な演出が多いのか…?と予告の段階では危惧していましたが、そんな事なく決めるとこは決め、力を抜くところは抜くというバランスの良い映画でした。電気グルーヴの主題歌も良かったです。
鑑賞日 8/12
鑑賞時間 11:20〜13:10
座席 D-9
野球あるあるおもしろい映画でした。
贔屓目
スポ根ドラマを現代風に
高校入学と共に野球部に入部する新入生の虐げられる1年間をいまはなき世界なのかもしれないけど面白く描いてる。
そして笑顔と甘い言葉の裏にある怖さや不条理な世界なのに、そこでも楽しく過ごす1年生たちの日常を捉えてて面白かったです。
ただ終わり方が弱く、もう少し描き方があったんじゃないかなと思いました。また2年に進学し豹変させるなら、1年のときの発言をもう少し工夫して欲しかったです。
全国の99%の高校野球部は日の目を見ることがない
高校野球が始まるタイムリーな頃に鑑賞。
何度もクスッと、ガハハと笑えるコメディ青春映画。野球部出身の人たちにこそ是非観てもらいたい作品。
私もゴリゴリの運動部出身だったため、運動部あるあるの嵐。奴隷のような一年生から、中間管理職の二年生になり、先輩にされてきたことと同じことをするところとかね…。3年が引退した後の晴れやかな気持ちとかw
とはいえ、今の時代に合わない体罰スレスレの描写もチラホラ…
歓迎会、引退ノックとか、鬼だよね。私には耐えられんし、理解できない。なぜこんな理不尽に耐えられるのか…。
そもそも野球も軍隊育成のためにできたものだとか聞いた。時代の流れからみても、そろそろこういった理不尽な儀式はなくしていかないと。
主人公の後醍醐虎汰朗がカッコよくて可愛い。坊主にしても美しさ際立つ。鬼監督演じたのが高嶋政宏、エンドロールまで全く気付かなかった。いやぁ、さすがの演技力、お見事です。
本作のポイントである“野球部あるある”にいちいち笑ってしまうし共感する。ちょいちょい出てくる小沢仁志にも爆笑。なんといっても亀井君のキャラが最高、何、あの豹変ぶり(笑)
てなわけで、とにかく何も考えずに笑って楽しみたいって時にぴったりな作品です。
感動するシーンはあまりないかな…。
高校野球アルアルが面白かった
中学での野球部生活を終え、高校では野球はしないと決め茶髪で入学した黒田鉄平だが、同じ組の前後の席の生徒が野球部に勧誘され、一緒に野球部の見学に参加してしまったため、監督から茶髪をネタに強請られ野球部に入ることになってしまった。新入生歓迎の儀式としてバリカンで坊主にされた黒田は、鬼のような原田監督と1年生を奴隷のように扱う先輩たちのもとで厳しい部活を送っていた。強豪ではないが弱小でもない公立高校の野球部で、1年生の仲間たちと時には助け合い、日々を過ごしていき・・・てな話。
黒田鉄平役の醍醐虎汰朗は表情が豊かで面白かった。
チームメイトの桧垣、亀井、森なども個性があって良かった。
原田監督の高嶋政宏は大袈裟だが怖い監督役を熱演してたし、野球アルアルを教えてくれた元千葉ロッテの里崎智也も良かったし、怖い先輩が小沢仁志に見える、という事で彼も出演してて面白かった。
とても高校生には見えない吉村や禿げかけてるキャプテンなど笑えた。
高校野球好きの方にはぜひ。
絶妙にリアルで絶妙に馬鹿馬鹿しい(笑!
原作が好きでしたので楽しみにしながら鑑賞。いやー、単純に笑えました。自分も元高校球児でしたから、そうそうと一人で相槌打ったり、突っ込んだり。
先輩が皆小沢仁志さんになった所は笑い堪えながら見てました。
主人公たち一年生が進級して、二年生になって1年前と全く同じ先輩ムーヴをかましつつ、全く意味の無い伝統をつないで行くトコなんか全体育会部活のあるあるですよね。
監督役の髙嶋政宏さん何かぶっ飛び過ぎて、あんなんミーティング中やられたら笑うなってのが無理(笑
でも、練習シーンなんかは都立(地方は県立)高校の一般的な野球に見えるから、演者さんたちちゃんと野球の練習もしてたんでしょうね。
ちゃんと笑える作品でオススメします
コメディのような、青春ドラマのような
「まさかの感動!!」って、あった?
部活がつらくて逃げた高1の夏が後ろめたいのだ
三鷹東高校という夏の地方大会3回戦でコールド負けするくらいの特に強くも弱くもない普通の公立高校野球部の主人公の入学から物語が始まる特にドラマチックでもない普通の部活ライフを1年ちょっと描いただけの映画である。コメディなのだがテンポが悪くて最初乗り切れないのがだんだんじわじわ来てこれが飯塚監督の持ち味なのだろうアドリブを大事にする舞台的な演出で役者のキャラが定着してくる秋以降3年生追い出しの儀式と1年巡って新入部員を迎えるあたりでようやく馴染んでいい感じになる。監督役の高島政宏の演技がメーターを振り切っていて見ものだが手を出せないご時世を考慮してなのか全身でぐいぐい来る、それが嘘ついてずる休みした部員に平手打ちを躊躇なく食らわせるシーンが一度だけありここがテーマではないのかと思うのだが特にアップで見せることなくスルーして流れていく映画である。軍隊式の運動部を笑い懐かしみあげくにああ青春だよなと感じて欲しいのだろう。理不尽が笑いの根源であることよ。
フフッと何回も笑いどころがある秀作
【”野球部一年のアンサーは”ハイ!”のみだ!。”キツイ部活を経験した者には、クスクス笑えて、最後は少し沁みる作品。何処から見ても高校三年には見えない人も”高校三年”として、出演してます・・。】
ー 今作は、予想通り面白かったなあ。
中学時代、野球をやっていながら高校では野球をやる気が全く無かった醍醐虎汰朗演じる黒田が、いつの間にやら野球部に入学させられ、経験した様々な理不尽な事が、実に面白く描かれているからである。ー
◆感想 <個人的に面白かった所>
・作品中、ポイントポイントで出てくる里崎選手の”野球部アルアル”にクスクス笑う。
ー 野球部の伝統は、キチンと次世代に受け継がれる・・。etc. いやあ、野球部だけじゃないよね!ー
・三年生として度々登場する、小沢仁志の皺が刻まれた風貌とガラッガラの声に、脳内で爆笑する。
- ちなみに、小沢さんは”一年生から見た三年生のイメージ”として出演している。
意外と野球のユニフォームが似合っている所も笑える。-
・一年生野球部員達が、三年生野球部員達に挨拶するときは、腰の角度は90度。
そして、顔は先輩を凝視しているため、全体の姿が何だか可笑しい。
- ビシッと揃ったお辞儀のシーンは何度も出てくるが、相当練習したんだろうなあ。その姿を想像するだけで笑える・・。-
・勧誘の時には、爽やかに笑ってターゲットに近づき、ユニフォームに着替えた一年生たちを襲う”新人歓迎会”のシーンもクスクス笑える。
- 茶髪に染めた黒田の”決めた”筈の髪が、バリカンで舞い散るシーン。あー、オカシイ。-
・更に、夏予選で敗退した三年生達が行う、恒例の引退ノック。(ナント、5時間!)
- 皆へとへとになりながらも、三年生達が下級生に向かって言う言葉
”頼むぞ!”
が、少し沁みてしまったよ。-
・理不尽極まりなく見える監督(高嶋政宏:格好が、もはやヤクザである。)が言う言葉が、意外と的を得ているのも良い。
- 練習練習でプライベートな時間が無く、恋人と別れそうになったため、退部届を提出した亀井(駒木根隆介)に言った言葉を始め、結構この監督、時代錯誤的なところもあるが、金言を口にしている。
だから。野球部員たちは、この監督に付いて行っているのではないかな・・。-
<そして、黒田たちは二年に進級し、”自分達が経験した理不尽な事”を一年生に、全く違わずに行って行く姿。
だが、私はこれを負の連鎖だとは思わない。
三年間、キッツい思いをしながらも、何かをやり遂げたという事実は、大人になった時にきっと役に立つ日が来ることを、おじさんは身を持って体験しているからである。
今作はブラックな青春コメディ映画だが、後半は少し沁みる佳き作品でもある。>
「ヘビ次」で「シンゴ」で「小沢仁志」
西東京の公立高校に入学し野球部に席を置いた少年達の野球部あるあるコメディ。
中学でやっていた野球をやめて高校デビューをしようと目論んでいた黒田と、同じく中学時代から野球部だった1年生達が、入学して見学してどっぷり野球部にハマって行くストーリー。
強面先生に強面3年生と召し使いの2年生に奴隷の1年生という状況の中、悪しき伝統だったり理不尽だったりな関係性とあるあるネタを解説入りでみせていく。
顔面凶器なお方に限らず、明らかに高校生どころか親世代じゃね?な人までさらっとキャスティングされているふざけっぷりに始まって、野球部じゃなくても体育会系の部活では通じそうなネタや、何ならそういうの全て未経験でも想像が出来てしまうネタのオンパレード。
納得させられそうな屁理屈たったり、ほんの~り熱さみたいなものを感じさせるネタもあるにはあるけれど、そんなのどうでも良いと思わせるコメディ一直線な作品だった。
自分は部活自体やってなかったから共感度が低く、まあぼちぼちという感じだったけれど、結構ハマる人もいるんじゃないかな。
亀井の彼女のノンちゃんがどんな人かみてみたかったw
野球部あるある🫵🏻
青春への郷愁と笑いと涙
誰もが共感する運動部あるある!
この時期にぴったりの本作。夏はやっぱり甲子園!高校野球でしょ!って言うほどスポーツ好きではありませんが、予告で見たユーモラスな雰囲気にひかれて鑑賞してきました。
ストーリーは、高校進学を機に野球をやめようと思っていた黒田が、級友たちに流されるように野球部に入部してしまい、運動部特有の縦社会と地獄の練習の中、仲間とのかけがえのない絆を結んでいくというもの。野球部に限らず、運動部の経験のある人なら誰でも共感できる部分が多く、最後まで楽しく鑑賞できます。
本作では、昭和のスポ根を代表する野球部を舞台に、今となってはパワハラやコンプラ違反の見本市のような部活動あるあるネタを、軽いノリでユーモラスに描いています。昭和世代には懐かしく、Z世代には意味不明な慣例やしきたりが、数々登場します。そのため、世代によって受け取り方は大きく異なり、場合によっては不快に感じる方がいるかもしれませんが、少なくとも自分は楽しめましたし、一緒に連れて行った小学生の甥っ子も「おもしろかった」と言っていました。
ただ、正直もっと笑えるかと思いましたが、そこまでではなかったです。むしろ2年に進級してからのほうが笑えました。こうして引き継がれる不条理な伝統に激しく納得です。自分の中学時代の部活動もまさにこんな感じで、1年生ではつらさと苦しさしか感じなかったのに、後輩に同じようなことをしていたという、まさにあるあるです。
一方、夏の大会にかける3年生の思いとそれを支える後輩たちの姿にはちょっと感動してしまいました。共に苦しさを乗り越える中で結ばれる強い絆はやっぱりいいですね。できれば、恋バナの代わりに、苦しくても野球を続けるひたむきさ、そこで深まる仲間との友情、厳しい規律の中で知らず知らず育まれる人間性や社会性、後輩を指導する中で気づかされる立場や役割なんかがもう少し深く描かれれば、もっともっと奥行きのある作品になった気もします。
出演は、醍醐虎汰朗くん、黒羽麻璃央くん、市川知宏くんらで、とても高校生には見えませんでしたが、コミカルな演技でユーモラスな雰囲気を作っています。中でも駒木根隆介さんの演じる亀井はかなりおもしろかったです。脇を固める、高嶋政宏さん、小沢仁志さんも、いい味を出してました。黒田フィルター越しの小沢仁志軍団はサイコーです!
ハッピーな気持ちになれる青春コメディ
厳しい練習や上下関係を耐えても
試合ではあっさり敗退。
ドキドキも感動もほぼ無いけれど
爽やかでクスクス出来て
優しい気持ちになれる青春コメディ☺️
ぽっちゃりイジられ役の亀井くんが
唯一?のリア充キャラで素敵なポジション。
最近その変態ぶりを
地上波でも隠さなくなった
高嶋政宏が昭和感溢れる監督を
活き活きと演じていました。
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