劇場公開日 2022年8月11日

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「全国の99%の高校野球部は日の目を見ることがない」野球部に花束を あささんの映画レビュー(感想・評価)

4.0全国の99%の高校野球部は日の目を見ることがない

2022年8月13日
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笑える

楽しい

高校野球が始まるタイムリーな頃に鑑賞。
何度もクスッと、ガハハと笑えるコメディ青春映画。野球部出身の人たちにこそ是非観てもらいたい作品。

私もゴリゴリの運動部出身だったため、運動部あるあるの嵐。奴隷のような一年生から、中間管理職の二年生になり、先輩にされてきたことと同じことをするところとかね…。3年が引退した後の晴れやかな気持ちとかw

とはいえ、今の時代に合わない体罰スレスレの描写もチラホラ…
歓迎会、引退ノックとか、鬼だよね。私には耐えられんし、理解できない。なぜこんな理不尽に耐えられるのか…。

そもそも野球も軍隊育成のためにできたものだとか聞いた。時代の流れからみても、そろそろこういった理不尽な儀式はなくしていかないと。

主人公の後醍醐虎汰朗がカッコよくて可愛い。坊主にしても美しさ際立つ。鬼監督演じたのが高嶋政宏、エンドロールまで全く気付かなかった。いやぁ、さすがの演技力、お見事です。
本作のポイントである“野球部あるある”にいちいち笑ってしまうし共感する。ちょいちょい出てくる小沢仁志にも爆笑。なんといっても亀井君のキャラが最高、何、あの豹変ぶり(笑)
てなわけで、とにかく何も考えずに笑って楽しみたいって時にぴったりな作品です。
感動するシーンはあまりないかな…。

あさ