アイ・アム まきもとのレビュー・感想・評価
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一言「お年頃だもん、ちょっと泣けた」。
この作品「おみおくりの作法」のリメイク。
好きだったんだよね、それをどう色付けしてるかって。
無縁仏の葬式を自腹で出して、遺骨を預かる牧本。
確かに人は死んだら、誰かに弔ってもらわないといけない。
私も兄弟・子供どちらともいないからねえ・・・。
そう感じれる人には、ツボる話。
無縁とは言っても、その生きてきた中で「縁」があった人はあるはず。
人は1人では生きていけない。どこかの中にいたんだから。
牧本の「ご縁探し」が身を結ぶかどうか。
見る前は分かりにくいタイトル、「おみおくり係・まきもと」がいいんじゃ⁈。
劇場から帰宅して気づきました。そういうことか・・・!!。奥深いわ。
出演の宇崎竜童さんが歌う、「虹の彼方に」かっこよかった♪
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「牧本さん、あんたの粘り勝ちだよ」
オーバーな演技?
主人公の、やや精神病を患った設定
なのでしょうか?私にはそこの設定と
所々にあるややオーバーな演技が
気になりました。
阿部さんは、上手く対応されてます
周りの方も豪華で見応え充分で
見て損の無い、良く出来た映画だと
思います。
日本でも増えている孤独死という社会問題も絡めながら「死」というものとの向き合い方についても考えさせられる作品
予告編を見る限りかなりぶっ飛んだ雰囲気で、主人公のまきもとも周囲に迷惑をまき散らす変人が巻き起こすドタバタ喜劇のように見えました。
ところが本編では、ガラリと印象を変えて、『おくりびと』と同じ庄内地方にある市役所で働く主人公が、「おみおくり係」担当として「孤独死」と戦うという結構シリアスで考えさせられる物語となっていたのです。
原作は、第70回ヴェネチア国際映画祭で4つの賞を受賞したウベルト・パゾリーニ監督『おみおくりの作法』(2015)。日本でも社会問題となっている原作のテーマを、岸田國士戯曲賞受賞の劇作家・倉持裕がユーモラスな語り口で新たな魅力に溢れた脚本にし、『ゆとりですがなにか』、『初恋の悪魔』等の水田監督が笑って泣けるエンターテインメントに昇華させたものです。
なお、徳間文庫より本作小説版が刊行されています。
小説版では、映画では描かれていない牧本の新人時代のエピソードや登場人物の心情が綴られています。
市役所の福祉課「おみおくり係」の職員・牧本壮(阿部サダヲ)。彼は孤独死などで亡くなってしまった故人の葬儀と納骨を行い、引き取り拒否した遺族が気が変わって遺骨を引き取りに来るかもと自身のデスク周りで保管をしています。
彼は、故人の思いを大事にするあまり、全く空気が読めなくなり、全く人の話を聞かず、なかなか心を開かず頑なにになってしまうのでした。その結果、決めたことは自分のルールで突き進む、ちょっと頑固で迷惑な存在だったのです。そのルールとは下記の3か条が挙げられます。
●まきもとのちょっと迷惑なルール 3か条
1.葬儀は絶対にやる(たとえ遺族が求めていなくても)
2.参列者を何としてで探し出すも(たとえ身寄りがないと警察にいわれても)
3.納骨はギリギリまでしない(たとえ置き場所がなくても)
ついつい警察のルールより自身のルールを優先してしまうので、刑事の神代亨(松下洸平)に日々怒られている始末でした。
ある日、1人の老人が遺体で見つかり神代から遺体の受け取りを依頼されます。現場へ向かうとひどいゴミ屋敷で警察は事件性がないからあとは頼んだと匙を投げるのです。葬儀屋の下林智之(でんでん)はそんな警察と揉めます。しかし警察は、現場を早々に立ち去ってしまうのです。残された牧本は、下林と組んで遺体の運び出しをすることにします。
その後、新たに遺体が発見されたと神代から連絡が入ります。故人・蕪木の発見された現場へ向かうため住所を尋ねると牧本が住んでいるアパートの真向かいにある別棟に住んでいる方だと判明。牧本は現場へ向かい故人の遺影で使う写真や遺品の回収を行います。
遺品の中にアルバムを見つけた牧本は、娘と思われる女の子の写真を発見。神代からは身内は甥しかおらず受け取りを拒否されたと言われていたので、身内を探すために過去の資料をあらいなおしてもらうように頼みます。
しかし、県庁から福祉局局長として赴任してきた、小野口義久(坪倉由幸)が自分の席に大量の骨壺があるのを見て激怒し、牧本におみおくり係を廃止することを決定。蕪木が最後となることを告げるのです。
蕪木の一件が“最後の仕事”となった牧本は、写真の少女探しと、一人でも多くの参列者を葬儀に呼ぶため、わずかな手がかりを頼りに蕪木のかつての友人や知人を探し出し訪ねていきます。
工場で蕪木と同僚だった平光啓太(松尾スズキ)、漁港で居酒屋を営む元恋人・みはる(宮沢りえ)、炭鉱で蕪木に命を救われたという槍田幹二(國村隼)、一時期ともに生活したホームレス仲間、そして写真の少女で蕪木の娘・津森塔子(満島ひかり)。蕪木の人生を辿るうちに、牧本にも少しずつ変化が生じていきます。そして、牧本の“最後のおみおくり”には、思いもしなかった奇跡が待っていたのでした。
最初は、変わっている牧本がいろんな人と接していく中でさまざまな気づきや成長があり、何かしらの変化があって終わるものと予想していました。しかし、おみおくりにのめり込む牧本の心情は、あまり明かにされずに衝撃的なラストを迎えてしまいました。
それでもこの物語は、日本でも増えている孤独死という社会問題も絡めながら「死」というものとの向き合い方についても考えさせられる作品といえることでしょう。根本テーマは、誰にもさけることができない「死」についです。牧本自身も、自分の将来に「死」について、常に向き合って、自分のお墓を買っていました。現在独身で死期の見えてきた自分も人ごとではありません。自分自身の最後を思わず考えてしまいました。
それにしても死んだら無なんだと豪語する小野口局長の啖呵には疑問を持ちました。今のお役所は国だろうと地方自治体だろうと、戦後政教分離の大原則にこだわるあまり、無神論に凝り固まっています。それが小野口局長のような弔う精神を喪失した機械的で効率的な行政手続きを産んでしまっていると思います。いくら政教分離とはいえ、せめて個人の大切していた宗教くらい重んじてやり、牧本のように手厚く弔ってほしいものです。
最後に、そんな牧本の迷惑が、報われる結果となってよかったでした。
ぶっ飛んでるけど愛らしい
職場では空気が読めず察しも悪い、
日常生活では毎日決まったルーティンをこなすまきもと。
孤独に亡くなった人達に仕事の域に留まらず誰よりも寄り添うまきもと自身も、いつか訪れる『死』について考えています。そしてその時は自分も『孤独』に迎えるだろうと…。
そんな彼だからこそ、生前はただ疎まれ嫌われ怖がられるような存在だった者の
本当の素顔を…
隠された思いを…
故人と縁のある人達との切れてしまった繋がりを
丁寧に結び直していきます。
笑える場面はもちろんグッと胸が苦しくなる場面もありますが
ラストにはまきもとが最高に愛おしくなりました。
がんばった
人の話も聞けず、周りの雰囲気も読めないけど、一途に良かれと思う姿はコミカルだが、次第に心打っている。
死んでしまえばこの世からおさらばだが、逝った人を悼む想いはあるだろう。
突然カメラで白鳥を追うのは映画としてありだが、あんまり泣かせてくれるなとは思う。
放尿は唐突だけど、とても嬉しかった。
笑い泣き
いい映画でした。
特に天才俳優の二人、阿部サダヲと満島ひかりの自然な演技で、何倍も良い映画になっているのだろうと思います。
阿部さんはついこないだまで、猟奇的な殺人鬼だったのですが、、、演技の幅が広い。
最後のシーン(ネタバレなし)で、それぞれが、セリフにはない想いが溢れていました。小さな仕草や目線などで、感動しました。
原作は知りませんでしたが、ネタバレサイトを見た限り、原作通りであって、映像にしたことて何倍も良さが出ているのではないでしょうか。
普段からそういう仕事もしているので、孤独死や孤立死を意識していますが、本当の意味で孤独を考えてしまう。
なぜそこまで出来るのか、、、と、いいひとというだけではなく、自分が死んだ後は誰も見送ってくれないのだろうと、そう思うととても切ないですね。
予告編の情報しかなく鑑賞
阿部サダヲと水田監督のタッグということで、面白い話かなぁー、と思って観ていたら、人との繋がりや、死について考えさせられるお話で、感動もありました。
全く前情報なく観るのも、いいですねー。
「おみおくりの作法」のリメイクとも知りませんでした。オリジナル、実は観たことないので、是非配信で観てみます!
お見送り係ってあるの?!
牧本という癖のあるひとの話だと思って見に行ったけど、見終わってみると、その時はいつ突然訪れるのかわからないよね~としみじみしてしまいました。こういうのをみると、身辺整理しようと思うのだけど、なかなかできない、そういうもんですよね。でもできてる人っているのかな?!お見送り係さんへ、やっぱり葬儀は不要です。でもありがとうね。感謝します。
血縁の親子の絆って???
孤独死、引き取り手のない遺骨・・・独身にとってなんとなく身につまされる想いで辛い。主人公『まきもと』はそういう故人に仕事を超えて寄り添い、奔走する不器用すぎる公務員。これから増えていくに違いない社会問題に向き合う物語。
血縁の親子の絆って???
察しが悪すぎるまきもと君に笑わされながらも心揺さぶられる良作
驚くほどに察しが悪く、空気の読めないマキモトくん。
故人のために、ただ真っ直ぐに、愚直に奔走している。
時にはその姿が非効率で非常識に映る場合もあるが、
その真っ直ぐさに誰もが心打たれる。
最後はマキモトの粘り勝ちなるか!?
“孤独死”がテーマとなる本作、少子高齢化が加速し、2025年には超高齢化社会へと突入する我が国は、決して他人事ではないのだ。
描き方によっては重く暗くなりがちなストーリーを阿部サダヲマジックで軽やかに、コミカルに、だけど心が温かくなるような作品となっている。
怒鳴り散らす警官・神代との交流はユーモアたっぷりで声出して笑ってしまうほど。
トロフィーのシーンも🏆爆笑よね。
ラストはまさかの展開です!脇を固める俳優陣も素晴らしかった。
何故地元の人まで標準語?
「おみおくりの作法」を超えるのは、なかなか難しいだろうと予想していましたが、コメディ要素を入れた別の物語になっており、それはそれで楽しめました。
ただ最後のシーンの演出が非常にチープになってしまい、残念でした。
最大の違和感は、方言を全く使用していなかったこと。何か意図があったのでしょうか?
私は山形に住んでいたし、「おくりびと』も観ていたので、最初に直ぐ山形庄内地方で撮影された作品だとわかりました。なのに、市役所の人たちならまだしも、地元の漁師さんや農家の人たちなど、みんな標準語。
それだったら、庄内市役所や酒田駅など何回も撮さず何処か架空の田舎町とした方が良かったのでは?と思ってしまいます。
がんばった、がんばった!
何度か作中でくり返される(疲れたではなく)がんばった!・・・がキーワードですね。
地味~なタイトルとポスターの映画でしたが、共演の宮沢りえ、満島ひかりに引かれて見てきました。面白かった!
物語のテンポも良いし、阿部サダヲは周りを目立たせる天才ですね。
(自分の)信じることを人のために一生懸命やっていると、周りはあきれながらも協力してくれる人も出てくる。いくつダメだったとしても、ひとり解かってくれる人がいれば報われる。
がんばった!ですよね。
最後はちょっと悲しい結末でしたが、この物語の価値は変わらないと思う。
マザー・テレサは、寄付を集めることが得意だったそうですが、
「自分が儲けようとしてもお金は集まらないが、困っている人たちのために活動していると、自然に寄付は集まってくるのよ。」という言葉を思い出しました。
阿部サダヲの演技で良し悪し決まる
最初から1時間ほどは阿部さんのボケ加減がおもしろく期待しましたが。中ほどから間が空いてきて知らぬ間にうとうとしてしまいました。松下洸平さんと阿部サダヲさんとのやりとりは面白かったですね。
後半涙とまらず
アスペルガーならではの
生真面目さと集中力
生きている人の気持ちは汲めないのに
死んだ人に寄り添えるところが面白い。
アベサダオさんのキャラが明るさと面白さをうんでいた。
ラストのたたみこみ、素敵な裏切り。号泣。
「御葬儀は大事」
今年108本目。
御葬儀は大事だと思います。故人が親しかった友人がたくさん参列されると、本当に楽しくて充実して生ききった人生だったか分かります。神映画でした。また夜のゆっくりな時間に心穏やかに見れて良かったです。中盤からどんどん名俳優が出演されるので、こう言う映画だったんだと。
社会から取りこぼされやすい人々が繋がり、希望を見出す
元ネタ映画の「おみおくりの作法」が大好きなので、自ずと厳しめに観てしまうなと思いながら映画館に行ったけど、大筋は添いながらもしっかり独自色を出してて最後まで楽しめた良作
主演の阿部サダオは、彼のルックスと演技スタイルにこの役はドンピシャだと思う。脇役陣も、宮沢りえの肝っ玉女将ぶり、國村隼の存在感など、すっごく味がある。
中でも、冒頭の出演シーンで観客をしっかり掴むでんでんと、火葬場のシーンで圧巻の演技を見せる満島ひかりがスゴい
孤独死を扱ったところがフォーカスされているけど、個人的には障がい者雇用も含まれているのではないかな、と思いながら観てました。それは、劇中に、彼の個性を生かした役職、というセリフがあったから
そして、それを全く意に介さず廃止する市長が現れる
社会から取りこぼされやすい人々と、理解するつもりもない人々、ただ意識していないだけの人々、理解し共感した人、交わり合えないはずの人々を、同じく取りこぼされやすい立場のマキモトが繋いでいく
埋葬スタイルが違うから仕方ないけど、ラストシーンは元ネタの方が情緒があったなぁ
厳しい現実をコメディタッチで描きつつ、人の死に真摯に向き合った、今この時自身の生活に感謝したい気持ちにさせてくれる映画でした
面白かった まきもとのキャラがうまく活きる設定にしたのが最高
発達障害であろうまきもとのキャラがうまく活きる設定にしたのが最高。ラストはびっくりなので情報無しで観ましょう。
満島ひかりと阿部サダヲの演技は流石で、これは期待通り。宇崎竜童の歌が聞けてこれは嬉しい誤算。
でも私は新しい市長?に一番近い考えです。まきもとさんごめんなさい。ありがとう。
まきもと、愛すべき男 私的には大ヒット こんなに良いとはある意味で...
まきもと、愛すべき男
私的には大ヒット
こんなに良いとはある意味で予想外だった
ラストも好き
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