アイ・アム まきもとのレビュー・感想・評価
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優しい気持ちになれます。
予告を見たときから、絶対観たいと思っていました。
まきもとさんの、気持ちが素敵すぎて、
たぶん、ああゆう一途な人います。
損得なく、一生懸命になれる人います。
一途すぎて笑えることもあるし、きっと身近にいたらイライラすることもあると思います。
だけど、なんだか憎めなくて、自分の器の小ささを感じました。
愛すべきまきもとさんでした
しかし、阿部サダヲさんの演技の幅の広さには称賛の拍手しかありません
御伽噺のような映画でした。
世の中は何かと言うと効率化、効率化
全て割り切ろうとする。
その変化はすさまじく、いつしか心や思いが置き去りにされていく・・・
そんな時代に牧本さんは、本当に、本当に、本当に、よく・・・頑張った。
こういう人がたったひとりでも、世の中にいてくれたら嬉しいね。
「舞妓 Haaaan!!!」の水田伸生監督と阿部サダヲが4度目のタ...
「舞妓 Haaaan!!!」の水田伸生監督と阿部サダヲが4度目のタッグを組み、2013年製作のイギリス・イタリア合作映画「おみおくりの作法」を原作に描いたヒューマンドラマ。
共演は塔子役の☆満島ひかりのほか、宇崎竜童、松下洸平、松尾スズキ、宮沢りえ、國村隼ら。
コミカルさを交えながらの阿部サダオさんの演技は良い。 空を見上げて...
コミカルさを交えながらの阿部サダオさんの演技は良い。
空を見上げて寝転ぶシーンは効果的に繰り返されている。
エンディングでマキモトさんが生きている人々に出会わなかった流れはよかった。
誰かの必要になれるかも
おみおくり係は無くても誰も困らないが、おみおくり係があることで救われた人がいる
無駄に思えるものも必要とする人がいると思えたことで、自分も誰かの必要になれるかもしれない
この映画はきっと目立たないけれど、この映画を必要とする人も必ずいるはず
牧本の過去や、おみおくり係に対する他社の考え方、創設の経緯など、もっと描いて欲しいことはあるが、限られた尺に納めるにはこれでベストなのかも
メメント・モリ 死を想え
元のStillLifeは観てたうえで鑑賞
とてもよかったです。元より近い舞台だから特に。阿部サダヲさんの当て書きした様な脚本のうまさが柄際立ってました。それに応える演技も。劇場でも笑いが何度も起こってました。脇を固めるひとたちもみんな最高。今の日本に置き直し、現実に起きている孤独死を関係ないと見過ごすのではなく考えるキッカケになるのかなと。不平等な世の中ですが、たったひとつ平等なのが死。ただそのみおくられ方が不平等なのは切なくあるし、何とかしてあげたいなと考えるまきもとさんは素晴らしい。スタッフロールがOverTheRainbowと同じなのもいい!
孤独死
これからどんどん増えると思うが、こんなに親身に「おみおくり係」をやってくれる人なんてどこにもいなさそう。
葬儀代は自腹…それを異常とまで言い放つ上司。
マキモトさんには申し訳ないけど、自分も異常とまでは思わないけど、頑張りすぎだなぁ、と。
そこまで求めてる人(本人も遺族も)ばかりではないと思う。
最後の人はたまたま運が良かっただけだと思うし。
阿部サダヲのキャラが際立ってた。
会話も結構笑えた。
ただ、ストーリーの展開は淡々とし過ぎてちょっと眠くなってしまった…。
自分の周りにも孤独死予備軍が何人もいる。
身内が引き取りを断ることも十分ありえる。
国がなんとか考えないといけないの問題ではないかと。
ドナー登録ではないが、遺される誰かではなく本人の希望を伝えておく必要があると思う。
遺骨と遺影をデスク周りに並べて、遺族探しをする環境はどこか異常だと思うのである。
マキモトさんの善意なのか信念なのかわからないが、それは100%感謝されるわけではないだろう。
孤独死した人達がみんなマキモトさんには感謝している、という設定にする事でしか浮かばれないのだから。
「私のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません」という考えなので、マキモトさん、そんなことまでしないでください、と言いたかった。
Still Life、これから鑑賞予定。
対極
143本目。
クドカン脚本だったら、長くなりそうだから止めようと思ってた。
主演2作品が死に係るもので、対極な役だなと思ってたけど、いやこれは対極と言うよりか、紙一重かな。
掴み所がない感じで、どう展開していくのか。
笑える所もありで、劇中の牧本の話を聞いていると、そういう展開が一番グッとくると納得。
それにしても、エンディングの歌がなあ、まあプロが歌っているからとは言え、何か抜けた感じがしてしまうのと、最近テレビでよく見る俳優さんの声が、ちょっと自分には不快に感じ、ちょっとストレス。
不器用な現実
正直で真っ直ぐな人が報われない世の中で、うまく振る舞い巻かれることが、有利で楽なのはわかっているけど、自分を曲げれない時って誰にでもある。
結果的に理不尽な結末になるかもしれない。
でも、理不尽な結果が不幸とはちがうんだよね。
響く人には響く作品。響かない人はうまく生きている人なんでしょう。
これぞ映像の醍醐味!
クスリと笑って、ホロリと泣ける。物語が展開していくにつれて、まきもとさんや出逢っていく人たちとのゆるやかな交流が愛おしく感じられた。
主要人物の心情や人柄、オチの部分などが言葉での説明ではなく登場人物の表情や行動でもって映像で伝えているのが凄く良い。映画館で観てよかった。
自分を肯定する
不器用な人っていますよね(私を含め。。。)。
でも、「それは個性」とか都合の良い言葉はあるけど、決して肯定されないんです。
少しくらい奇跡があってもいいじゃない?
そんな希望を妄想できちゃう映画です。
良かった!
おみおくり
なんだか孤独死と向き合うテーマでリアルだった。最初はえ?葬儀とか市役所がやってくれるの?って。なんだ、まきもとさんが自費とは。
面白いほどに察知が悪く笑えた。
最後は、まさかの、驚き。悲しみにいくと思っていたら、ラストはなんだかほっこり。良かった。
田舎の風景画がスクリーンから度々で、それも癒された。
牧本氏の存在が自分の中に想定できるかどうかで評価が分かれそう
2013 年の英伊合作映画「おみおくりの作法(Still Life)」のリメイクとのことだが、オリジナルは未視聴である。孤独死が発生した場合、死因の捜査までは警察の仕事だが、事件性がないと死因が特定された後は市役所の業務になるらしい。身内の人を探して遺骨の引き取りとそれ以降の手続きを委ねるのが理想だが、家族との折り合いが悪かったり、長年断絶状態にあるような場合は引き取り手がいなくなるので、一般的には葬儀もなく無縁仏として葬られることになる。
ところがこの映画の主人公の牧本氏は、市役所の「お見送り係」の唯一の係員として、遺族との連絡と遺骨の引き取り依頼を熱心に行い、引き取って貰えない場合には、葬儀もなしに葬られるのを気の毒に思って小規模ながら私費で葬儀を挙行してやるというちょっとあり得ない人物である。また、人付き合いや他人への対応なども普通でない。教育者が見れば学習障害ではないかと見る人も多いと思われる。
牧本氏の出自や両親などの情報は一切不明であり、私生活の様子も描かれているが、やはり尋常ではないように思える。道路を横断するときに、車通りが一切なくても何度も左右を確かめるとことなどは、まるで小学生のようにスレていない。ワーグナーの「パルジファル」ほどの無垢とは言い難いが、かなり近いものを感じさせる人物であり、それだけに現実性には乏しい。
牧本氏を演じられるのは阿部サダヲくらいしかいないだろうというのは映画の冒頭から感じさせられる。彼の現実性の薄さを感じさせないようにするには、周囲の役者のクレバーでリアルな演技が不可欠であるが、満島ひかり、宮沢りえ、宇崎竜童、松下洸平、國村隼らの豪華な俳優陣はそれぞれ見事に役割を果たしていたと思う。特に、宇崎竜童の存在感は、他人の思い出話のみでの構成であるにもかかわらず、その人となりが非常に伝わって来たのには驚かされた。
それにしても、あれだけ慎重な牧本氏が、カメラを買っただけであのはしゃぎっぷりは異常だと思った。何故あのような結末にしたのかと面食らったが、ああしないとラストシーンが作れないからだろうということに気が付いた。
全編山形県でロケが行われており、牧本氏の勤務先は酒田市役所だし、鶴岡や鼠ヶ関でもロケが行われており、意外なのは牧本氏が購入していた墓地が山形市であった。海辺の墓地の方がらしさが出たのではと思ったが、制作陣にはそれなりのこだわりがあるのだろう。2008 年の映画「おくりびと」でも酒田がロケ地だったのを思い出させる付合であった。
この映画は、牧本氏のような存在を各自が認められるかどうかで評価が分かれる作品だと思う。
(映像4+脚本4+役者5+音楽3+演出4)×4= 80 点。
心に形無し
そうですね。頑張れはダメです。相手に、自分に、プレッシャーを与えます。頑張った、は相手を、自分を、楽にします。
この度、我が社会に大混乱を巻き起した指導者に是非観て頂きたいです。葬儀とは、慰霊とは何かを、感じて頂きたいです。
個人的には直葬希望です。
孤独死や身元不明の遺体の埋葬を担う庄内市役所おみおくり係に務めるマキモトが、個人への弔意や思想を爆発させる話。
自費とはいえ勝手に葬儀を開いたり、無縁墓地に埋葬せずに遺骨を所内に保管したりと知りもしない故人への思い入れが強すぎる主人公が、葬儀に参列して貰える人物を探すべく、自宅の向かいのアパートで2週間前に亡くなった男の過去や素性を追っていくストーリー。
人それぞれ思想があるから何とも言えないところもあるけれど、自分には異常なまでの執着ぶりにみえるし、葬儀こそ自費でとはなっているけれど懲戒ものですよね?
言いたいことはわかるところもあるけれど、ケースによっては超迷惑です。
蕪木の過去や人間性なんかの掘り下げ自体は面白かったし、感じるところはあれども、個人的には局長の意見が至極正論だと思いますが…。
すぐに「こうなってます」状態になったりするしあまりの察しの悪さだったり、最早発達障害?と疑いたくなる様な主人公の人物像で、どうせならはっきりそういう設定にした方がまだ入り込みやすかった様に感じたし、しかもブラックコメディって…。
山場からの展開も今回は結果オーライとはいえ、みんな知らずに過ぎてたらそれはそれで済む話しな訳で、これっぽっちも感動出来なかった。
アイ・ラブ まきもと
センターに阿部サダヲさん、まきもと理解者にでんでんと篠井英介、話をしてくれる松尾スズキに國村隼と脇が固まれば大丈夫~と思って見始めました。
会話のズレを意識した脚本が良かった。空気を読めないというか読まないまきもとは言いたいことと言うべきことはストレートに言うし、几帳面で真面目に誠実に行動する。笑える箇所がたくさん。
まきもとの住まいはキッチンもリビングも必要最低限の物だけがきれいに清潔に美しく置かれている。デスクの上の物は「その時」の必要最小限の物だけが真っ直ぐに絶妙な距離を保って置いてある。いつも時計を見てから金魚にエサ、ハンガーにかかっているのは黒系のジャケット数着に白ワイシャツ数枚のみ。いつも手ぶらだけれどメンソレータム含めて必要なものは常に持ち歩いている。
人の話聞いてわかってんのかなあと思っていたけれど、まきもとが書いた人物像要約は的確で正しく美しくもあった。まきもとは死や人と接することで色んなことを学ぶ人であった。家では水しか飲んでなかったのに紅茶をティーカップで飲む、赤ちゃん抱っこのスタイルをしてみる、場違いの所へおしっこする、カメラから白鳥を覗いてみる、頑張った・・・。
想像を超える展開でかなりビックリしたが全体的に邦画っぽくありつつ邦画っぽくなかった。何に依るんだろう?原作だろうか?広ーい田圃、色が変化する大空、野に咲く花々のアップ、遠くの山々、自然の映像が美しかった。
いい人だけど物足りなさも
役場の人だから態度が控えめ。でも自我を通す牧本さん。クスッと笑えた。牧本さんの部屋は薄暗くて殺風景で余計なものがない。死後を考えて?過去に何があったのか謎。牧本さんについて何もわからないままだった。最後、これで終わりか⁉︎の展開に。
もしあるなら、牧本さんについてやって欲しい。
「おみおくりの作法」を後から見たが、やっぱり過去について何もなかった。こちらは最後泣けた。
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