ブラックライト

劇場公開日:2023年3月3日

ブラックライト

解説・あらすじ

リーアム・ニーソンが主演を務め、FBIの影の任務をこなしてきたフィクサーの男が陰謀に巻き込まれ、FBIと死闘を繰り広げる様を描いたアクションサスペンス。

FBI⻑官ガブリエルから直々に雇われているトラヴィス・ブロックは、通称「フィクサー」と呼ばれ、極秘任務で潜入捜査している秘密捜査官に危機が迫った際、その救出を担うという影の任務を担っていた。ある日、救出した潜入捜査官のダスティから、FBIが一般人の殺しに関与しているという話を聞かされる。にわかに信じられないトラヴィスだったが、その件を記者のミラ・ジョーンズにリークしようとしたダスティが何者かに殺されてしまう。ミラと調査を進める中、国家を揺るがす極秘プログラムの存在を知ったトラヴィスはガブリエルに直接問いただそうとするが、その矢先、トラヴィスの娘と孫娘が誘拐されてしまう。

監督は「ファイナル・プラン」に続き、ニーソンとタッグを組んだマーク・ウィリアムズ。

2022年製作/104分/G/オーストラリア
原題または英題:Blacklight
配給:クロックワークス
劇場公開日:2023年3月3日

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(C)2021 BL Productions LLC; Allplay Legend Corporation

映画レビュー

3.0 権力誇示のために、罪のない市民を殺すことになにも共感出来なくて絶望...

2025年11月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

驚く

権力誇示のために、罪のない市民を殺すことになにも共感出来なくて絶望した。そんなことで出来るのか?

あっけないストーリーもさっぱりしすぎて、終始拍子抜け

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共感した! 1件)
さる

4.5 アメリカという国

2025年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ブラックライト — 闇を暴く光

2023年、オーストラリア製作の映画『ブラックライト』
そのタイトルは、一般的なブラックライト(紫外線ランプ)の物理的意味とは異なり、隠されたものを暴く光というメタファーとして使われている。
そして何も知らない第三者が暴くのではなく、主人公トラヴィスが自らの仕事の実態を暴いていく物語だ。

「正しいことだと信じていること」
この概念は、複雑化しすぎた現代社会において非常に大きな意味を持つ。
企業でも「正しい」とされる指針が社員に共有され、それを信じて行動する。
しかし、公務員、特に国家を守る機関では「絶対にあってはならないこと」が無限に存在する。
国家を守ることは、いつしか組織を守ることにすり替わり、そのための手段は問わない構造になる。

ロビンソンFBI長官の行為は、特殊詐欺組織の構造と同じだ。
新しい「悪」は、実は国家が先に行っていたことを模倣しているだけなのかもしれない。
中国が非難される行為も、結局はアメリカの模倣だ。最初に「悪」をしたのは誰なのか?
この映画は、その問いを観客に突きつける。

フーヴァーの影
物語には、実在の人物ジョン・エドガー・フーヴァー(FBI初代長官)が引き合いに出される。
1924年から1972年まで約48年間、FBIを率いた彼は、政治家や著名人のスキャンダル情報を秘密裏に収集し、大統領さえ逆らえない権力を築いた。
その情報網「フーヴァー・ファイル」は、映画の極秘プログラム「オペレーション・ユニティ」の原型だ。

この構図は、**権力の闇(フーヴァー=ロビンソン)と、それを照らす光(ブラックライト)**という対比を軸に、国家の不可視性と倫理の境界線を問う。

ダスティの決断
ダスティ秘密捜査官は、スノーデンやアサンジの象徴だ。
彼が忠誠心を揺るがせた理由は、恋愛ではなく「人間の質」に触れたからだ。
ソフィアとの関係を通じて、彼は「正しいこと」を再定義し、自分の心に従う決心をする。
若い彼を教育していたトラヴィスは、その行動に疑問を抱きながらも、やがて自分の知らない何かがあると確信する。

歴史の影と映画の問い
1924年から1972年までのアメリカ史を振り返る。
1920年代〜1930年代
禁酒法時代(1920-1933):アル・カポネなどのギャングが台頭 FBIは組織犯罪対策を強化
世界恐慌(1929):経済崩壊、失業率急増 社会不安が広がる
ニューディール政策(1933〜):ルーズベルト政権による経済再建
1940年代
第二次世界大戦(1941-1945):真珠湾攻撃後、米国参戦。戦後は世界の超大国へ冷戦の始まり
(1947〜):ソ連との対立が深まり、共産主義への恐怖が増大
1950年代
赤狩りとマッカーシズム:共産主義者の排除運動。
FBIは国内監視を強化公民権運動の萌芽:黒人差別撤廃を求める声が高まる
1960年代
ケネディ暗殺(1963):国家の不安定化公民権運動の本格化:キング牧師の活動、1964年公民権法成立
ベトナム戦争(1960年代後半〜):反戦運動が広がり、社会分断が深刻化
COINTELPRO(FBIの秘密工作):公民権運動や反戦団体を監視・妨害
1970年代初頭
ウォーターゲート事件の前兆:政府の不正と監視体制への不信が高まる
フーヴァー死去(1972):FBIの「帝王」時代が終わる

これらはすべて「戦勝」の結果として語られるが、実際には工作によって作られた歴史なのかもしれない。

映画はジェイソン・ボーンシリーズのようにハッピーエンドで幕を閉じる。しかし、この作品を紐解くことで、アメリカという国の歴史の根源に触れられる。オーストラリアがこの映画を作った理由も考えずにはいられない。

結び
エンタメとしての面白さと、陰謀論は本当に陰謀論なのかという疑問。
その余韻が残る作品だった。
**正しさとは誰のためにあるのか?**この映画は、その問いを観客に突きつける。

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共感した! 3件)
R41

1.5 リーアム・ニーソン娘いがち

2025年10月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

フィクサーとしては仕事優秀なのに、孫との約束事は一切覚えないリーアム・ニーソン好き

どの口が「孫と一緒に過ごしたい」って言ってんだw

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サモハン金棒

3.0 悪くはないけどね

2025年6月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

全体的に暗い場面が多くて、ちょっと見づらいなと思いました。照明や色味が落ち着いてるというより、単純に画面が暗すぎて、目が疲れる感じ。

主演のリーアム・ニーソンは、いつも通り“あの感じ”なんだけど、やっぱり年齢のせいかアクションにはキレがなくなってきてるのがちょっと気になりました。でも、彼が出てくると「あ、またこのタイプの話だな」って安心して観れるところはあるかも。

ストーリーは正直ちょっと分かりづらかったです。登場人物が急に出てきたり、関係性があまり説明されなかったりで、「ん?今の誰?どういう関係?」ってなる場面がいくつかありました。

終盤も、いよいよここから盛り上がるぞっていう場面で、急にシーンが切り替わってて、「あれ?そのあとどうなったの?」って気づいたらもう逮捕された後、みたいな。そこがうまく描かれてたらもっと緊張感が続いたのになーとちょっと残念でした。

ラストは一応ハッピーエンドっぽく終わったけど、なんだかモヤッと感が残るというか、スッキリしない映画でした。

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としちゃん(≧∇≦)