彼女のいない部屋

劇場公開日:2022年8月26日

彼女のいない部屋

解説・あらすじ

「007 慰めの報酬」などへの出演で国際的に知られ、「さすらいの女神たち」など監督としても活躍するフランスの俳優マチュー・アマルリックが監督・脚本を手がけた長編第4作。

本国フランスでの劇場公開前に明かされたストーリーは「家出をした女性の物語、のようだ」という1文のみで、物語の詳細は伏せらたており、主人公の女性クラリスを軸に、一見するとバラバラのピースがつなぎ合わさることで、ある真実にたどり着く。

2021年・第74回カンヌ国際映画祭の「カンヌ・プレミア部門」に選出。「ファントム・スレッド」「ベルイマン島にて」のビッキー・クリープスが主人公クラリスを演じ、「Girl ガール」のアリエ・ワルトアルテが共演。

2021年製作/97分/G/フランス
原題または英題:Serre moi fort
配給:ムヴィオラ
劇場公開日:2022年8月26日

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(C)2021 - LES FILMS DU POISSON – GAUMONT – ARTE FRANCE CINEMA – LUPA FILM

映画レビュー

4.0観客に対する信頼をひしひしと感じる

2022年8月26日
PCから投稿

ここで何かをうっかり語ってしまうと、未見の方の楽しみを奪ってしまうどころか、アマルリック監督の創作意図に反することとなる。彼の狙いからすると、観客が事前に知っておくべき「あらすじ」はほんの僅か。すなわち、ある朝、何の前触れもなく、ひとりの女性が家族に何も告げずに家を後にするーーー。ここから始まるヒロインの行動、どこまでも美しく透明感に満ちた情景を、観客一人一人がじっと見つめ、彼女の心理にしっかり添い遂げることになる。物語は決して線形、時系列には進まない。その上、演じるヴィッキー・クリプスのたたずまいは決して説明的でないどころか、一向に意図が読み取れず、ミステリアス。その状況から何かを察し、受け止めなければならない。劇中を彩るピアノ音に導かれるように、私たちはいかなる道程を辿り、どこへ流れ着くのか。そこでどんな想いが胸にこみ上げるのか。アマルリックの観客への信頼をひしひしと感じる作品である。

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牛津厚信

4.5家出

2025年6月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

これどっちだろう?と思いながら観ていて途中でトリックに気付いた。ジャンルはドラマでありミステリー。

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ゆうき

3.5観客の理解力に委ねられる映画

2025年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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Jax

4.0淡々と語られる

2025年1月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

過去のエピソードのシチュエーション、美術、衣装すべてがさりげなく素晴らしい

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Ferma

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