魂のまなざし

劇場公開日:

魂のまなざし

解説

モダニズムを代表する画家のひとりとして近年、世界的に注目を集めるフィンランドの画家ヘレン・シャルフベックを描いた伝記映画。1862年に生まれ1946年に没した彼女の生涯のうち、その後の画業と人生を決定づけた1915年から1923年の8年間の時代を描いた。1915年、高齢の母親とともに田舎で暮らす画家のヘレン・シャルフベックは、世間からはすでに忘れられた存在だったが、湧き出る情熱のために絵を描き続けていた。そんな彼女のもとに、ある画商が訪ねてきたことから、運命は大きく転換する。画商はヘレンが描きためていた159点の作品を見いだし、大きな個展開催に向けて動き出す。そして、画商が紹介した19歳年下の青年エイナル・ロイターとの出会いが、ヘレンの人生にさらなる転機をもたらす。抑圧的な家庭や男性優位の社会にも臆さず、名誉よりも内からあふれ出る情熱に従う画家の姿を、北欧の美しい自然や街並みとともに描く。主人公ヘレン・シャルフベック役は「ファブリックの女王」などに出演したラウラ・ビルン。

2020年製作/122分/G/フィンランド・エストニア合作
原題:Helene
配給:オンリー・ハーツ
劇場公開日:2022年7月15日

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(C)Finland Cinematic

映画レビュー

3.5Diary of a Painter

2022年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

Joining the batch of female painter films such as Portrait of a Lady on Fire and Beyond the Visible, Helene is akin to a public funded drama about 1800's romance, lightweight in style and tone. Even so, it manages to pack a more cinematic punch than other foreign imports marketed like this intend. As a Finnish/Estonian production, it's a welcome introduction to a new place on the cinematic globe.

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Dan Knighton

5.0映画はフェルメールの絵のようだ。『モダン・ウーマン展』残念だ。

2023年11月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.0見所は如何に

2022年10月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公のハンディキャップか、それとも時代故の抑圧か、捨てきれない家族の不和か、はたまた北欧の美しい情景か。

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なべたく

4.5うーん…かなりわかりにくい…。

2022年8月16日
PCから投稿

今年241本目(合計517本目/今月(2022年8月度)17本目)。

実在する画家を描いた、いわゆるドキュメンタリー映画にも属しうる映画なので、あることないこと書くことはできず、時代が少し古いため、当然アクションシーンなどあるわけもなく、極めて淡々と進みます。

 この「淡々に」というのも「起伏が少ない」以上に、「主人公を含めて登場する数名(主要な人物)などのセリフが妙に少ない」という部分もあり、一方で画家が主人公であるため、絵画に関する固有名詞?が多数登場するのが非常にわかりづらいです。
さらに英語でもないので、字幕がわかりにくい(おそらく、美大生の方などだとわかるのだと思うのですが…)のも聞き取っても無理で(フィンランド語か何か?)、かなりの知識を要する映画になってしまっており、その結果「妙に退屈極まりない」という状況が生じてしまいます。実際、日本で公開されることを想定していたのかな…というレベルです。

 ただ一方で「女性の政治参加」「参政権」などといった語が登場することから、いわゆる男女同権思想(フェミニスト思想)が背景になることは容易にわかるため、多くの方が芸術の観点で見るのが難しい(固有名詞がわからない)以上、そちらの観点で見るのなら、理解はしやすい(この時代になれば、日本で今でも言われるフェミニスト思想とほぼ同じようなものがあったし、字幕もそれが前提で余り説明はないが、そこは一般常識でわかる)点があるという、「見方によって何とでも評価できる」という部分はあります。

 ただ、あることないこと書けない、一種のドキュメンタリー映画なので、この点をどこまで引くかは判断が極めて難しいです。

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 (減点0.3) 結局、それでも上記の点があり、芸大生や美大生など、絵画などに普段接していないと字幕が理解できない(カタカナなど固有名詞と思われるものもどんどん出る)一方、男女同権思想が背景にあることは容易にわかり、どう評価するか「見方がかなりわかれる」映画の類になるんじゃないかな…と思います。

 少なくともパンフレット必須レベル(ただ、売店では置かれていなかった)の知識を要すると思います(美大生・芸大生の方のレベルだと不要??)。
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yukispica
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