屋根裏のラジャーのレビュー・感想・評価
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勿体無い良品。ジェネリックと揶揄されたスタジオの渾身作。
とても綺麗な絵が楽しめるので、それだけでもスクリーンで楽しむのをおすすめできます。
興行上の苦戦が伝えられていますが、今シーズンの話題作に比べて見劣りしない良作だと思います。子どものほうがとっつきやすいかもと思いつつ、わかる人にはじんわり沁み入る世界設定で、ベタとも言われるお涙な主軸もこの辺りが入り込めるかでより楽しめるかはありますが、全般的にとても良いと思うお話です。
原作があり、その世界をうまく表現するためにも途中をしっかり描いていますし、多くのイマジナリがそれぞれの心のなかにかつて有り、それが今も多くの子供に受け継がれていくのは「知識の共有」のひとつの形と捉えられるとも思えるので、ごちゃごちゃした楽しそうな空気もしんみり感じられるのは、大人としてこの考え方に共感できるかだと思いました。
メインストーリーのオーソドックスさや結末までのスピード感、ご都合主義な展開と捉えられるところもどこまでこの世界に乗れるかなので、余計なツッコミは鑑賞後のお楽しみにして、眼の前の展開に浸るようにすると良いと思いました。
(これまでで色々言われた)腕のあるお店が力を振るって出した品として大変出来の良いものなので、食わず嫌いは勿体無い
とおもってもう一度足を運ばれることをおすすめします。
大人にこそ
想像力が爆発する時、きっと誰もが現実でのピンチに直面している。
茂木健一郎さんの著書「脳と仮想」をほうふつとさせる論を下敷きに、
子供向けの体を装い、思い返せる大人にこそぐっとくる内容だった。
もちろん子供たちには、変幻自在の冒険ファンタジーだったろう。
忘れることは、忘れられることは悲しいが、
それがピンチを乗り越えた証、成長の結果で喜ばしくもあり。
けれど芯から失くしてしまえば現実を前に折れそうで、
だからして生まれたのがヒトの想像力を食うしかないやからであれば。
(ピエールジュネの「ロスト・チルドレン」にも、悪夢しか見れず、だったか、子供の夢を食うて補給するため子供を誘拐する悪役がいた)
大胆で繊細。
冒険物語だが哲学的。
見終わってスカッとするようで切なく。
幾度見返しても新鮮な気持ちにかえることができる作品と鑑賞した。
原作も読みたくなったし、筒井康隆の「パプリカ」が黒なら、こちらは白「パプリカ」かもとも過らせつつ。
スターウォーズさながらの宇宙大戦ごっこシーンが、妙に好き。大詰めのイマジナリー対決は手に汗、握った!
追記
「クララとおひさま」を読んでいたのだが、とてもかぶる。クララはSF版イマジナリーフレンドだと理解しなおせた。
Imagination : 一生失ってはいけないはず👦
初めの内はちょっと子供っぽ過ぎる部分が残念に思ったけれど、メッセージが素晴らしいくて残念な気持ちは吹き飛びました❣️ 是非、一歩進んでオールジェネレーションのバージョンを創って欲しいって思います。
明確にお子さんが見るには厳しい作品かな…
今年438本目(合計1,088本目/今月(2023年12月度)39本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
アニメ作品は見てもレビューはしないほうなのですが、本作品は気になった点がいくつかあるのでそのあたりを中心に…。
作品の内容そのものはもうすでに多くの方が書かれているのでばっさりカットします。原作小説が別に存在しそれに沿ったものである、という点がまず第一のポイントになります。
そのため、日本で放映するにあたって、原作小説がイギリスであること等から、アニメの舞台は明確に明示されないもののオーロラがかかったりするシーンからすると北欧が想定されているものと思います。そのうえで「日本語吹き替え版しかない」このアニメは、映画内に日本語が混ざったり英語が混ざったりとぐちゃぐちゃで、その「英語が混ざる」も英国英語(イギリス英語)なのである程度の語彙力が必要で、とてもお子さんが見ても理解はしきれないのではなかろうか…といったところです。英検2級程度の知識がないと字幕もないのでまずそこでアウトという変わった映画です。
そのうえでさらに気になった点として、この映画の特徴として「いくつか星座の話が出てくる」(「いくつか」といっても2か所程度)割に、その扱いが「ある程度は正確」である割にその分変なところもあり(ふたご座のポルックスは白色ではないし、わし座のアルタイルは位置が変)、一方でそこに突っ込みを入れても、星座の話どころか天文の話にも飛ばないので、そこはお飾り程度なのだろうと思いきや、やはりストーリーの理解という観点では多くの方が指摘されているように苦労する点がありやはり厳しいなぁのひとことです。
少なくともお子さん単独でみることはまぁ(治安を考えれば)ないと思いますが、かといって大人が見たら理解できるのかというと、英語力で明確におしてくるので(英検2級程度の語彙がないと完全に詰まる展開だし、イギリス文化をある程度前提にされてしまう)厳しいところです。正直ここでも評価が割れるのも納得だなぁ…といったところです。
採点に関しては以下を考慮したものです。
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(減点0.3/日本で見ることがあまり想定されていない)
・ イギリス英語にはじまる「ある程度の読解力を前提にする」展開であることも厳しいのですが(英検2級以上ないと詰まる展開…)、さらに星座の話は一応「描写だけされる」ものの正しくなく(ポルックスの色違い、アルタイルのある場所が変など)、天文関係(なお、ほか、土星?を想定したような描写や、天体望遠鏡等は出てくる)、どの筋で見たらよいのか(まぁ、日本語が出たり英語が出たりなので、リアル「どこかの国」を想定した「架空の世界」だと考えるしかないが、そうすると妙に星座関係の描写が明確なのに1等星の色が違うなど突っ込みどころも多い)かなり微妙になってしまいます。
ただ、人を不愉快にするような発言はほぼもって存在しないので、採点上も考慮したものです。
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大人になると子供の頃の事って忘れちゃうよね、、、
全体的に内容は少し子供向けな気がする。
感動もできるし、いい話だけど何か淡い。そんな感じ。
明確な敵がいて、そいつを倒そうとするのはいいが終わり方はこんなかんじかぁって。なんであーゆー風になったのかなって。あの女の子も少し闇落ち前を思い出したのか?!とか思ったけど説明ないし、、、。色々と、、、。
イマジナリーの世界も綺麗だけどその辺りはあっという間に終わったし、物語のラストもあやふやだし(あやふやなのはいいけど、もう少しラストクレジット欲しかった)何よりエミリー。良い奴で好印象だったからこそ悲しい。もうちょい救いがあってもいいのでは?あんなんできるなら逃がすなよとか思ったり、、、。
とはいえ、ラストのイマジナリーバトルは良かったし映像も綺麗だし、冷蔵庫辺りは胸アツだった!お母さんとの関係性も涙もの!
ってところから相対的に普通くらいな感じ。
あとは、悪いとは言わないけど声優雇用して欲しかった。
結構怖い
マクドナルドのハッピーセットで絵本をもらい、小一の息子と見に行きました。お子さんをお連れしようとする方はちょっと待った方が良いかも。
事前にほとんど調べず行きましたが、出だしは順調で、主人公の子が妄想で雪山をソリで滑り出すと、息子はキャッキャと楽しみ、、
ところが、ここから子どもには結構怖いです。敵役となるおじさんがいて、そのおじさんの想像するキャラクターが、日本のホラー映画に出てきそうな女の子のビジュアルです。黒髪も伸びるし。帰宅後の夜寝る時、思い出して怖くなったそうです。
ストーリー的には、子供が想像するキャラクターが現実世界を走り回るが、一般の大人には見えないという設定。それは子どもでもわかったみたい。大人目線だとツッコミどころもたくさんありますし、ストーリーがそれほどしっかりしていない気がします。夫を失い、子供が交通事故で意識を失っているのに、「ママは幸せ」って、そんなわけないだろう、と。原作読んでいないのですが、時間の都合でしょうか。
ジブリを彷彿とさせるようで、たしかにおじさんの姿などはジブリっぽいですね。ただ、ジブリが描くヨーロッパはちょっと昔のアドリア海など海辺の街なのに対し、今作品は現代イギリスの内陸の街です。バスの表示は City Centre なのに、図書館では Center になっていた、、
胸に深く残ります。
丁寧な、丁寧なアニメーション。
ポスターからイマイチ伝わらない気がするのが惜しい。
なんかパッと見、親が子供に見せたいタイプの作品といか、文部省推薦にでもなりそうというか、そういう安全な感じがするのもなー。
実際はそんな、安全だけど何も抉ってこないような、そんなたるい映画ではないです。
どうしようもない現実と戦う。
それは例えば進撃の巨人のエレンのように、激情も露わに、命を削るように生きる姿としても描けるけれど、この映画のアマンダも、お母さんも、アプローチは全く違うけれど同じように戦っているのが、ちゃんと描けていると思う。
最初はいまいちピンと来なかった、イマジナリーの生まれる意味が、徐々にはっきりと見えてくるのを感じました。
興行的には苦戦してるのかな?
確かにウィッシュとかと並んでたら、こっちを見るのはどうしても少数派になってしまうかもしれない。
しかし見終わったあとには他と比べることも忘れてしまうような、確かなクオリティの、深い思いが込められた、傑作だと思います。
面白いところとそう出ないところの差が激しすぎる
最初と最後が面白い。アマンダと母リジーの親子愛が泣ける。ラジャーのターンに入るとあまり面白くない。アマンダ出るときは面白い。
無駄にそれぞれの描写が少しずつ長いせいで、全体的に間延びしている印象。もっとサクサク進んだ方が面白いと思う。キャラが設定を説明しすぎなせいもあると思う。全部説明しなくても観客側に察せさせたらいい。
敵キャラの魅力がなくて、個人的に敵が絡むシーンがあまり好きじゃなかった。あと敵が倒されるシーンがあっさりしすぎてるので、もっと、盛り上げて欲しかったし、ちょっと解説してもよかったのでは。
「ジブリもどき」と切り捨てるには惜しい
子供の時は一緒に遊んだのに、大人になると忘れ去られてしまうという点で、本作のイマジナリは、「トイ・ストーリー」のおもちゃ達と相通ずるものがある。
ただし、イマジナリはおもちゃほど身近に感じられないし、子供の想像の産物であるイマジナリが、その子供から独立して存在し、別個の人格を持っているという設定には違和感を覚えざるを得ない。
その他にも、図書館にあるイマジナリの街の設定や、基本的には1日だけの友達だが、子供に気に入られると永続的な友達になれるというイマジナリの仕事の設定なども、どこか取って付けたようで、普遍性が感じられない。
何よりも、イマジナリを食べるバンティングにラスボス感がなく、彼と彼のイマジナリがどうしてあのような怪物になったのかの説明や、彼がイマジナリを食べることによって子供たちの想像力を奪うといった描写がないのは、物足りないとしか言いようがない。
バンティングが食べるイマジナリに賞味期限があるというのもご都合主義的だし、クライマックスであるはずの彼とアマンダの想像力の戦いも今一つ盛り上がらない。
さらに、生身の人間なのに煙のように消えてしまう彼の最期にも、どこか釈然としないものが残る。
ラストで、ラジャーとアマンダは最後の冒険に出発するが、アマンダにとって、ラジャーと別れることは、父親を失った悲しみを克服することにもなるはずで、そこのところもしっかりと描いてほしかったと思う。
ただ、そうした残念なところを補って余りあるほど、アマンダに対するラジャーの想いと2人の友情は心に響いてくる。
特に、自分が消え去ることをいとわずアマンダを助けに病院に向かおうとするラジャーの姿には、アンディの下に帰ろうと奮闘するウッディやバズの姿がオーバーラップして胸が熱くなった。
また、アマンダの母親が、自分のイマジナリである「冷蔵庫」を思い出し、彼がアマンダたちを助けに駆けつける場面では、思わず目頭が熱くなってしまった。
興行面での苦戦が伝えられているが、全体としては、単なる「ジブリもどき」として切り捨てるには惜しい良品であると思う。
予告で損をしているかな、
映画館で予告が流れたのを見て気になり、ジブリファンでもあるし、イマジナリーフレンドが主役というストーリーも珍しく面白そう、ただ12月は他にも観たいのがたくさんあったので、年が明けてからのんびり観に行こうかなと思っていました。
ところが、各所で大コケだの爆死だのと穏やかでないワードが聞こえてきて、最寄りの映画館でも2週目で回数激減、これはもしかしてすぐに打ち切られてしまうかもしれないという危機感から急いで足を運びました。
結果、普通に面白かったです。ジブリというか宮崎映画を念頭に観たらもちろん求心力弱いですが、映像のクオリティにしてもストーリーにしても、大コケするほど酷いものじゃない。
それなのになんで…と残念な気持ち。たぶん、予告があまり一般的に引き込みがなかったかな。イマジナリーフレンドなんて知らない人は多いだろうし、子供ならなおさら。そして予告に使われた映像は、本編のワクワク感やヒリヒリ感、切なさなどは感じられなかった気がします。
予告編のつくりって大事なんだな〜としみじみ…。スタジオのネームバリューが高くないうちは特に。ポノックの次回作も観たいので、何かきっかけを得て盛り返してほしいなあ。
忘れられると消え去るしかない空想の友だちの存在が気になり足を運ぶ
アマンダの空想冒険が響かないのは、当方が枯渇した老人になのかと暗澹たる気持ちで始まったが、図書館がイマジナリーの棲家であることが嬉しくなる
いささかうるさ過ぎるがね
虚無としか名付けようもない現実にもイマジナリーの連れ合いがいたことが面白い
失った父への想いだった結末は心打ち、心の中の存在と現実への旅立ちを思わせるやりとりに泣くが、急ぎすぎている感じもある
今年イチ泣いた映画
原作未読。これもキャデザがあまり好きではないなーと思いながら観ていたが、背景やアニメーションの動きや美しさは十二分に感じられ、観ているうちに気にならなくなる程度には物語に没入できた。また個人的に涙腺を刺激されるシーンがいくつかあって、今年イチ泣いた映画であった。
ただ、脚本や演出に引っかかるところがあって、手放しで絶賛できないのが惜しい。テーマ的に『トイ・ストーリー3』と被る面があるのだが、あちらの方が上手くまとめた印象。
設定は面白かったが…
もう少し上手く見せられたのではないかと感じました。
ラジャーが生まれた背景は評価。
イマジナリの世界が図書館というのもなるほどと思いました。
想像の世界での戦いも見応えがありました。
アマンダのお父さん、エミリ、バンディング…それぞれのキャラの背景について丁寧に描いて欲しかったです。
最後まで感情移入できないまま終わってしまいました。
大人に刺さるアニメ映画
元々映画館の予告映像を観た時から気になっていました。本当にとにかく映像が綺麗。
子供向けのアニメかと思っていましたが、これは大人だからこそよりテーマの深さに泣かされますね。登場人物も多すぎなくて分かりやすかったです。あとはアマンダとラジャーの声優が素晴らしい!!!他のキャラクターも豪華声優陣が揃っていますが、心くんとりおちゃんの純粋な声がスッと胸に沁みていくようでした。
個人的に今年みた映画で一番良かったな。
ぜひお勧めしたい作品に出会えました。
ありがとうございました。
あまり期待していなかったが、、、
外出先で2、3時間の時間をつぶす必要があり、映画でも見ようかな、とスマホで調べると1番近い時間にやってるのがコレだったので、あまり期待もせず見ました。
始まると、冒頭でファンタジックな映像がこれでもかという爆裂的な濃厚さで展開されて、これはとんでもなくすごい映像ではないか?と感心してしまいました。最近のアニメは作画が綺麗なのが多いなとは思っていましたが、この作品はとりわけクオリティが高いんじゃないかと思います。
そのあとは説明的な人間関係のシーンが描かれるんですが、ここがすこし地味で、子ども向けなんだからもっとポップに展開した方がいいんじゃないかと思いましたね。(ここらへんの序盤の説明的なシーンの処理は、ピクサーなんかはギャグ満載でテンポ良しで上手だなと思います)
しかし序盤を抜けると、どんどん加速的に面白くなり最後までずっと楽しめました。
テレビのCMで見たかぎりでは、なんかジブリっぽい感じの明るいファンタジーなのかなぁ、ぐらいの印象でしたが、実際はこの作品けっこう緊張感があって怖さも感じるし、ちょっとハラハラしながら見る感じなんですよね。主人公たちに常に危機がせまっており、このキャラクターの命があぶないのでは?という緊張感があって、それで単なる感動作品にならず、ターミネーターみたいなエンタメ性の強いすごく面白い作品になってます。(実際、物語としてターミネーターに近い部分もあります)
キャラクターが良くて、猫とカバとガイコツの3人のキャラクターがとても魅力的で、物語の良さをかなり底上げしてる印象でした。
そういえば今年のシン仮面ライダーでも十文字隼人というキャラがすごい魅力的で作品の印象を変えるぐらいの良さがありましたね。
中盤ぐらいからは胸にくるシーンが連発されて、とにかく何回も泣いてしまい恥ずかしかったですね。となりのトトロで、お母さんが入院していることの不安感を押し殺し、気丈にお姉ちゃんとして振る舞おうとするサツキのいじらしさに胸がつまりますが、屋根裏のラジャーの主人公たちにも切実な葛藤があり、子供ながらに乗り越えようとする姿に涙が誘われます。なんか脚本家の手のひらで踊らされてる感じで少しくやしいけど、すごい感動してしまいましたね。
お客さんがあんまり入ってないのかレビューも多くはないですが、これはかなりの傑作だと思います。たしかに会話のやりとりに違和感があるところがあったり、ご都合主義的な部分だったり多少アラもあるんですが、おぎなってあまりある魅力に満ちあふれた作品だと思います。
なんというか画面全体から「もうどうなっても良いからこの作品にすべてをこめる!!」みたいな焼けっぱちに感じるぐらいの捨て身のエネルギーを感じるような濃密な映像なんですよね。
アニメーションはここまでやれるぞ!という昔のディズニーアニメを思い起こさせるような、美しくてエネルギーに満ちた絵です。
別に日本のアニメの熱烈なファンというわけでもないし、スタジオポノックのファンというわけでもないんですが、こんな良い作品がもっと多くの人に見てもらえないとほんとにもったいないと思いました。ぜひ映画館で見てみてください。
なんとなくみた映画でしたがとてもいい時間になりました。
可愛い世界ではあったけど
絵は綺麗。キャラもかわいい。特に骨っこガリガリ。
声優、全然わからなかった。さすが。
イマジナリーの世界、トイストーリーと似た世界だなとは思いつつ、図書館のシーンは素敵だったし。色々なメッセージも特にくどくはなく盛り込まれてたし、まあさほど文句つけるところもない。
でも。。なぜかそこまで魅力を感じない。うーん、人に聞かれたら薦めはしない。なんでだろう。。
展開に特にサプライズはなかったのと。こんな絵見たことない!というのもなかったからかな。
ベニスに長崎の出島、毎日本に出てくる色々な世界に住むかつて誰かのイマジナリーフレンドだった子たち。ピカソやベートーベンやシェイクスピアのお友達も出てきたりして、その様子はとても素敵だった。
自分と人が考えるものは違う。
想像力は自分のもの。いくらでも広げられる。
まあそんなメッセージでかつての純粋だった自分は最早取り戻せなかったのかも。
そしてタイトルが。。なんかイマイチ。口コミをみないと興味すらそそられなかったかも。原作通りにイマジナリー、とか原作邦題の僕が消える前に?、とかの方が魅力は感じたと思うがこれいかに。なんかジブリ系の焼き直しものに見えてしまう。
後半は大人も感動的
前半の子供パートは大人にはちょっと辛かった。
可愛らしく純真で良いなあ〜とは思いましたが、何を見せられてるのだろう?という感じ。このまま最後まで行ったら厳しいと思ってみていました。
後半の親子愛のパートは大人も充分楽しかったです。
基本的には声優さんはプロの方の方がいい。
好きな俳優さんでも顔が浮かんだり、この声は誰だっけかときなってしまう。
寺田心くんの才能は凄いね。
声変わりもあるかもしれませんが、分かっていても気ならなかった。
あと、山田孝之と杉咲花も良かったです。
子供はもちろんですが、大人も楽しめると思います。
日本のアニメーションは世界に負けませんね。
想像することと、創造すること。
想像と創造。
私が大事にしてる言葉。
音は同じやのに相反する言葉。
今回の映画は想像の方。
結局作者の想像を創造してるという点で、想像を想像のままにすることはできへんのかもしらんけど、いかに想像に近いカタチを表現するかにものすごいエネルギー感じた。
観る側の想像を意味わからんくらい広げてくれる映画でめちゃくちゃ好きだった。
でも悪役の人は想像を食べる人として描かれとったことから、自分も人の創造を映画を観るという行為を通してたべてるという点で似てるなって思った。
でも想像を食べるのと創造を食べるのとではえらい違いやなと思う。
想像は奪われるべきちゃうしそもそも誰にも奪われへん。
だから創造から垣間見える想像を覗かせてもらったうえで、もっかい自分がいいなって感じることとか不思議やなこんなふうに見えるなっていう心の動きをゆっくり見つめ直して想像力を豊かにしたいなと思った。
もちろん生きていく上で創造力も大事やと思う。目の前をいくら想像したとてあるのは揺るぎない現実やから。やけんこそどっちも大事にしたいなと改めて思った。
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