屋根裏のラジャーのレビュー・感想・評価
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イマジナリの世界で繰り広げられる感動物語。
『屋根裏のラジャー』鑑賞。
*声の主演*
寺田心
*感想*
スタジオポノックの作品を観るのは久々で、映像がとにかく綺麗だったので、鑑賞。
ストーリーは、ざっくりですが、アマンダの想像で生まれたラジャー(イマジナリ)がイマジナリを食べるMr.バンティングに立ち向かう物語で、最初は正直、つまらなかったが、途中からだんだん面白くなってきました。そして、まさかの感動も味わえたので、良かったです!
イマジナリを食べるMr.バンティングが気持ち悪い。。(^^; 大口を開ける所がやばかった。(笑)
イマジナリの世界で繰り広げられる感動物語かつ、メッセージ性があって、とても良かったです!
対象年齢はかなり低めでしょう
子供の頃に見たらを影響うけそうな絵本的な作品です
【推奨したい方】
幼稚園から小学校2〜3年までのお子さんがいる親子さんがお子さん連れで
【気になる点】
安藤サクラさんの声がキャラクターと合っていなかった
【総評】
ズバリアニメ版のネバーエンディングストーリーです、トイ・ストーリー的な大人になって失ったものを取り戻すような作品を期待していくとがっかりします
人の夢と書いて「儚さ」
imaginari(形容詞)
存在しないものや想像上のもの
実際には存在しないが
心の中で想像されるものを指す
子供が遊び相手として想像する
「架空の友達」
数学で扱われる
「虚数」などが該当する
今作は英国の作家A・F・ハロルド
「The Imaginary(僕が消えないうちに)」
を映画化したもの
ジブリなどで活躍された
百瀬義之氏の「監督」の作品は
今回が初めてでしたが
個人的にはすごく良かった
確かに絵柄的にもジブリを
連想しがちなところですが
全然遜色ないと思いました
亡き父が開いた本屋の娘
アマンダの想像の中に生きる
「イマジナリー」の少年ラジャーは
「泣かない事」を約束された
連夜アマンダと屋根裏で様々な
冒険に出かけますが
忘れられると消えてしまう
イマジナリーの運命をまだ
知りません
アマンダも別に友達がいない
わけではなく明るい普通の子
なのですが話の中でも
ラジャーに開けることを禁ずる箱や
大事している傘などどこか
想像の世界にふける「理由」
があるのです
母のリジーはそんなアマンダを
心配して母に電話しますが
あなたも似たようなことを
していたじゃない
「冷蔵庫」って名前の「犬」を・・
と言われてしまいます
するとある日
イマジナリーを食べて生きてきた
謎の男ミスター・バンティングが
現れアマンダとラジャーを襲います
男は大人には見えないはずの
ラジャーも認識し臭いで
追いかけてきたようです
そしてラジャーを君は
アマンダの出した「答え」
にすぎないと言い放ちます
そして逃げ回るうちに
アマンダは車に接触し
瀕死の重傷で意識を失うと
ラジャーは身体が消えかかっていく
事に気が付き恐怖し始めますが
そこでジンザンと名乗る猫の
案内通りに移動すると
大きな図書館につながっており
そこには忘れられそうになった
イマジナリー達の楽園
その世界のイマジナリー
達は皆想像以上に様々な形を
していますが一人比較的人の形を
したエイミーとラジャーは出会い
イマジナリーを食べる
ミスター・バンティングという
存在を説明しますが
最初は理解されません
そのイマジナリーの世界は
ギルドのようになっており
世界中の子供の想像の世界に
派遣され想像の世界の手伝いを
しているようです
写真が切符のようになっており
その写真の子供の世界に
飛び込みますがそこで活躍し
子供にとってかけがえのない
パートナーになれると
クラスアップして現実世界に
いられるようになるようです
ラジャーはその「仕事」の
途中で抜け出して家に戻ると
アマンダは入院していて
リジーが屋根裏のアマンダの部屋を
整理しているところでした
そこでリジーはアマンダが
父が死んでしまった哀しさから
ラジャー達を創り出したこと
父に買ってもらった傘を大事に
していたことを改めて知り
慟哭するのでした
そしてそこへもバンティングが
迫りラジャーはピンチになりますが
エイミーやジンザンが助けに来ますが
バンティングは「想像する側」
らしく図書館への扉が見つからない
ラジャーが辛くも見つけましたが
エイミーがバンティングによって
消されてしまいました
形見のようにラジャーに
ゴーグルを残し・・
その後ラジャーはアマンダの
入院先を探すためにアマンダの友人の
想像の世界に飛び込みますが
その友人の想像の世界では
「ロジャー」にされてしまい
バレリーナの姿にされてしまいます
何とか抜け出して病院へたどり着くと
意識のないアマンダの姿
起こそうとするとまた
バンティングが現れ食べられそうに
なっているとアマンダが目を覚まし
徐々に「ラジャー」を思い出して
いきます
リジーも病室に戻ってくると
バンティングが娘を襲っている
わけですから立ち向かおうと
するとかつて自分が想像した犬
「冷蔵庫」が助けに来てくれます
そこでラジャーの姿も見えるように
なっていました
そう
忘れているだけで
皆昔は子供
かくしてラジャーはアマンダとの
想像の世界で冒険する日々を取り戻します
アマンダの創造性が
父の残した本から作り出され
そこからラジャーが創られた
って事はラジャーはある意味
父でもあるんですよね
そして本という想像するための
情報の集合体の図書館が
主を失ったイマジナリーの居場所
このへんのしくみも
大変よくできていたと思います
昨今のネット動画時代
創造性を働かせた人の作品に
楽しませてもらってますが
果たして子供に想像の余地は
どうあるのでしょうか
まぁ心配するまでもなく
子供はなんとかして
大人になっていくんでしょうね
儚きイマジナリーと共に・・
いい作品でした
かなりの背丈の伸びと成長の話題の…?
声優陣が非常に豪華キャスト&ココ最近声変わりしたとか,身長が伸びたとか話題になってる寺田心は、
俺にとって新品では無いSEIKOの自動巻きのダイバーズウォッチを検索しに、BOOK-OFFのCMで良く耳にした記憶がある。
その大人っぽくなった彼が声優をやってる作品という事で鑑賞してみた。
主旨設定がすんばらしいヾ(๑╹◡╹)ノ"。
“彼女意外の人間にしか見えない“イマジナリー”という設定がイカす。
今時の安藤サクラのママ役の声,寺尾聰の渋い声,どっからどう見てもイッセー尾形がモチーフに決まってるだろ!等のキャラとか…。
イマジナリーフレンドって人じゃないの?
2023年劇場鑑賞300本目。今週全国公開されるのがこれとウィッシュ、パウ・パトロールだけという年末らしい構成。パウ・パトロールは置いておいてポノック対ディズニーという構図になっています。
うわぁ公開初週の土曜に自分ともう一人しかいねぇ〜。
予告でイマジナリーという単語が出てきていましたが、まんまイマジナリーフレンドのことでした。ただ、他人のイマジナリーを見ることができる人がいるのは斬新。イマジナリーフレンドを生み出した人が忘れたり死んだりしても図書館にいけば消えずに済むのも斬新だし、役目を終えたイマジナリーが他のひとのところにいくのも斬新です。いや、どういうことだよ!ついていけねぇよ!設定がどうも馴染めずイマイチ入り込めませんでした。
イマジナリーが望んだ叶わぬ願い、永遠。
ラジャーはアマンダとずっと一緒にいたいけど、アマンダが大人になってラジャーを忘れてしまうとラジャーは消えてしまう。イマジナリーの世界にも人間の世界にも永遠の命はない。
タイトルで大げさに ”永遠” などと何か意味ありげにぶち上げてしまったが、僕として特に深い考察とかは無くこれでおしまい。ナイス。
イマジナリーを食べるオヤジと死神みたいなヤツの説明がも少しほしかった。いったい何だったんだあいつらは?何かの暗喩だったのか? 取りあえず悪いヤツ。
あとエミリが消えて無くなったままだったのは後味が悪い。なにか理由を付けて復活でもいいと思った。
ハッピーエンドだけど、全体的に思ったより暗い感じの話だった。イマジナリーの世界の住民が忘れられた存在だからかもしれない。
終わってみれば良かったかなー
最初はまずまずで期待ができた。途中から"ん〜"って感じに。特に月ネタ辺りは。。。あちゃーってなった。
でも最後ら辺はなんか感動でした。
童心には帰れなかったけど、アニメがキラキラしていて綺麗だったし、今時期にもピッタリで、結局観て良かったかな。誰かにお勧めする程ではないが。。。
なんか千と千尋を思い出した。
冒頭の360°飛翔感の疾駆するファンタジーはアニメならではの魅力...
冒頭の360°飛翔感の疾駆するファンタジーはアニメならではの魅力たっぷりで素晴らしい。屋根裏が空想で異世界に「開いて」いくシーンも良い。が、物語が進むにつれ、雰囲気が暗く重くなっていって、結果的には思ったより遠くに飛べなかった、という印象になってしまう。ラストの狭い病室での決戦はなかなか意外性があるのだが、ここも敵との決着、親子の和解、主人公たちの再開、母親の過去(老犬はズルいし泣かされたけど)とイベントが渋滞していて、あまり上手くオチていない。あんな図書館に寄生して週5で労働しないと生存できないシミったれたイマジナリ(あんまり可愛くないのも問題だ)より、貞子似の黒髪美少女をスタンドにして永遠を生きるイマジナリ喰らいの不老不死の敵役(イッセー尾形の怪演のせいもある)の人生の方が面白そうなのもどうかと思う。
ところどころ誤訳のある海外の児童書の翻訳本・・・みたいな作品
表題がまどろっこしくてすみません。
例えるなら古典的な洋書の翻訳がたまたま売れて有名になり大御所になった高齢の作家が、現代の児童書の骨子を正確に捉える能力に欠けスラングを直訳してしまうなど、ところどころ大事な部分を「誤訳」してしまった・・・様なイメージの作品です。何か伝わりづらいなあ(笑)。
装丁・・いや、映像は絢爛豪華だしよく動き本当に美しいんです。非の打ち所がない素晴らしい出来です。
しかしストーリーはというと、登場人物の役割や発言、それぞれの行動、世界のしくみやイマジナリの定義など・・・何か誤訳みたいな違和感、そして設定の後付け感が常に付き纏い作品世界に没入できないもどかしさが正直ありました。
読み聞かせの理不尽系絵本みたいでもありました。たぶん子供は喜ぶかもですよ。
ただ私はおじさんで意味不明な理不尽は嫌いです。
特に役割的に分からなかったのが図書館仕切っていたお姉さんですかね。
説明不足のままいきなり現場に連れてって死ぬか生きるかの危ない目に合わせたり、ラジャーの発言をなんの根拠もなく頭ごなしに否定したり、あとで自身が間違っていたことに気づいてもまるでそんなこと無かったように振る舞ったり、まあまあやってることは支離滅裂で酷い・・・なのに古株っぽく行動が派手ですごく偉そう。
この姉さんは実力ないのに口だけ達者で新人には態度が横柄なバイトリーダーに重なって見えてしまいました(笑)。
このあたりから心が作品自体に寄り添えず、傍観者になってしまった様に思えます。
お父さんの思い出とか、ところどころ泣かせるところはありましたがそれも単発に終わり、また、悪役も行動が単純で深みと魅力に欠けてましたのでそこもマイナスポイントですかね。
素直な気持ちで
ひねりもなにもないお話。
それで良い。
絵本だから。
極上の絵本だから。
素晴らしかった。
子供と一緒にみても楽しめる。
ただ、、母親の声が棒っぽくて違和感。何だろう?イントネーション?
毎回声のことで引っかかってアレコレ言ってるみたいで自分クレーマーかもしれない。
眠くなった…
所はエゲレス国(だと思う)時代は10年位前みたいな感じ。
とある町の本屋さん(本屋を止める)の娘(小学生年少位)アマンダ。彼女は3階となる屋根裏部屋を遊び場にしており学校から帰ると屋根裏部屋で自らが生み出した想像(イマジナリー)の少年ラジャーと想像世界で冒険をして遊んでいた。
ある日お店にMrバンティングと言う如何にもな感じの変態紳士と怪しい少女が尋ねてきた。
そこから物語が動き出す。彼らは執拗にラジャーを追い掛ける。アマンダの想像でしか無いラジャーが彼らには見えるのだ。
色々あってラジャーは彼らから逃げてジンザンと言う猫のイマジナリーに出会いイマジナリーの町(図書館)に逃げる。
ラジャーの運命や如何に?イマジナリーの見えるMrバンディング達の目的は何か?アマンダはどうなってしまうのか?見てからのお楽しみ。
映像は素晴らしい。幻想と現実が入り混じる不思議な感じなので頭がこんがらがるが小さな子の想像の世界の中にいる様だ。
ただそれ故に眠くなる。凄く心地良い感じで意識が飛ぶ。物語的には凄く良い事を言っていて感動的な話なのだがどうにも頭に入って来ない。ある意味冒険アニメで動きの激しいシーンも多いのだが、ぼんやり夢の中の様な感じの映画。
エゲレス国なので文字は皆英語かと思いきや、小さなお友達に配慮したのか人名とか本のタイトルとか重要な部分は最初から日本語(ひらがな、カタカナ)だ。
若干不自然だが英語で書いて日本語字幕を付けるより良いと思う。
絵本の素敵な物語
イマジン…電王思い出したわ(笑)
子供の頃自由に想像の世界に浸っていた頃を思い出させてくれます。
主演の2人のイメージはピッタリ。
故に安藤サクラとイッセー尾形がちょっと引っかかりました。
小さなお子さんにも観てほしいけど…難しいよね。
でもまさにイメージとして受け入れてもらうには良いのか?
あと味スッキリの素敵なアニメだと思います。
期待していたよりも内容が中途半端でもうひと越えほしい
予告でジブリみたいな絵柄でとても映像が綺麗だったので面白そうだと公開初日に鑑賞。
結論からいうと全体的に中途半端でもうひと越えほしかったところである。
絵だけは綺麗で絵本のようで夢があるため観る価値はあるが。
まず、舞台は原作と街並みや車から察するに、イギリスだと思うが、ところどころ英語のスペルがイギリス英語表記ではなかったところがあり、細かいところが甘い。(例をあげればcenterじゃなくてcentreにしてたらなかなかちゃんとできてるじゃん。と思ったのに甘い。)
そして、戦闘ものばかり見ているせいか、敵に対して他のみんなが弱すぎてちょっとフラストレーションがたまる。
クライマックスなんか、ラジャーが食べられそうになってて危機的状況なのに、母親とアマンダが助けもせず悠長に、ママー!アマンダー!と抱き合ったりしていて、
犬(冷蔵庫)が助けに入った時も、抱き合ったままで動こうともしてなかった。
(さっさと助けにいかんか!!)←心の声
バンディングは人なのかなんなのか、なんであんなことしてるのか、あの幽霊みたいな少女の説明などもっと欲しかった。
バンディングに食べられそうになる時少女がなぜ笑って嬉しそうだったのか?
最後はなんであのタイミングでラジャーとの“最後の“冒険になるのか?(自分の理解が乏しいだけ?)
自己中な行動するラジャーのせいで犠牲になったエミリに関しても、最後にゴーグルがキラキラ光るだけ。それだけかい!
そして、アマンダが大人になってからのストーリーもあったらもっとストーリー的に深くなってたと思う。
なんか中途半端に終わったなぁ〜という印象。
内容は置いといて、絵柄が綺麗で場面がファンタジーで絵本のようにくるくると変わったりするのは子どもが観る分には楽しめそうではある。
が、セリフで直接的にいい言葉を言うだけで映画の伝えたいことを分からせるんじゃなく、もっとストーリーを通して観てる人に訴えるような深い何かを作り込んで欲しかった。
母親がかつてのイマジナリーを思い出す瞬間も、
映画の流れ的に冷蔵庫の名前を聞いただけで強制的に思い出すんじゃなくて、何か些細だけど心の記憶の引き出しを開けるキーになるような出来事をきっかけに、、とか。
可愛い絵本のような映画だったが、ちと浅かったのが残念である。
いろんな過去作品をミキサーに入れてかき混ぜたような出来ばえ。
それなりに良い作品だと思います。
この作品は、オマージュやパロディ作品ではないですよね。
冒頭の「想像」の場面で大男が農作業をしているシーン。その大男の登場が、「太陽の王子ホルスの大冒険」冒頭の「岩男のモーグ」登場のシーンと酷似していると思ったのは、私だけでしょうか。(解らない人ごめんなさい)
パクリとまでは言いませんが、キャラクターや、ストーリーが過去の作品を彷彿させる部分がふんだんにあるように思いました。
制作者に明確な意図があるかどうかは分かりませんが、もし、意図がないのであれば、制作者の脳裏に、過去の作品の名キャラクター、名シーン、名ストーリーが、強く刷り込まれているのだなあ、と感じました。特に宮崎駿氏の影響を色濃く感じました。
当然、ビジネスなので、結果的に人気が出て、売れる作品を作らなければなりません。
オリジナルのコンセプトを設定した上で、名作のいいとこ取りをして繋げれば、そりゃあ、それなりに「いい作品」に仕上がるでしょう。実際仕上がってます。
確かに、良い作品です。
でも、物足りない。どこか新鮮味が足りない。いつか見たような話、絵、場面。
それを差し引いても、作品としては充分に及第点だと思います。
現実世界の舞台設定ですが、登場人物の名前、町並み、バスや看板等の英語表記、車両の左側通行等から考えてイギリスかと思います。
なのに、一部の掲示物のみ日本語表記は不自然この上ないです。
小学生以下の鑑賞への配慮だとは思いますが、文字は英語に統一して翻訳字幕を付けたほうが良かったと思います。現に他の文字は全て英語なのですから。
おそらく海外配給の場合は、日本語部分を英語に差し替え編集するのだろうと思いますが、
舞台を日本にせず、外国(イギリス?)にしておくあたり、営業戦略が垣間見えました。
だんだん忘れていく想像力の大切さ
人間は、子供の頃は様々な夢を持ち空想するが、だんだん歳をとっていくと「現実は子供の頃の想像とは違うな」と感じる大人は多いと思います。
本作では、大人になって忘れ去られていく夢や想像(イマジナリ)を再度呼び起こすことによって、現実(リアル)ではもう無理だと感じることも可能かもしれないという希望を持つことができ、未来につなげることができるのだと感じました。
最初、映像の画質が少し薄いかなと思いましたが、だんだん気にならなくなりました。
音楽もインパクトは薄めでしたが、想像力のバリエーションが豊富で、飽きない物語の展開でした。途中で出てくる犬が印象に残りました。
先述したように物語は奥が深く、子供の頃の想像力を今でも持ち続けていきたいなと思いました。
傘。
少女アマンダと、アマンダの想像から生まれた少年ラジャーの話。
イマジナリー(想像、架空、空想)を食べて生きるMr.バンディングに追われ事故に巻き込まれてしまったアマンダ…薄れゆく意識のせいで消えそうになるラジャー、その時左目が青、右目が赤い猫に出会い、その猫(ジンザン)に、人には見えない世界へ案内されたラジャーのストーリー。
子供、子供の頃1人で遊ぶ時、独り言を言いながら遊ぶ子供を実際に見た事あるけどそこに現れた架空のフレンド的な?
父の死をきっかけで、「パパを忘れない、ママを守る、絶対に泣かない」と泣きながら決め…あの傘の裏に残したアマンダのメッセージのシーンには涙。
ワンちゃんだけど「れいぞうこ」の記憶を取り戻した母、それを気に見えなかったラジャー、れいぞうこも見えたラストは良かった!
ここ最近食わず嫌いしないようにアニメも観るようになったけど面白かったね!
声優陣も豪華で良かった!やっぱ安藤サクラの声が印象的かな!個人的に!
海外向けかも
結構楽しめはしたのですが、前半に演出的なモッタリ感があって眠気を誘うのには要注意。
アマンダを取り巻く環境の説明が多いし、またラジャーとその母体となる少女アマンダのどっちが主人公なの?という混乱もあるし。
ひとつひとつのシーンは美しく動きも見事なのだが、画に派手さが薄く、レイアウト的な面白みが弱く、終わり方も地味。
他国輸出を考えた前提の作りなのかもしれない。
たとえば作中に出てくるインスタントカメラのフォト下に書かれた文字は、日本語だけでなく他言語に容易に差し替え可能に思えました。
幼児期から個室をあてがわれる欧米だと、1人の寂しさからイマジナリ・フレンドを生み出す素地があるかもしれないから、海外受けしそう。
特に、原作の刊行されたイギリス、原作のヒットしたフランスなどでは需要が大きいのではないだろうか?
日本は数人が一緒に暮らす家の構造で、イマジナリ・フレンドを生み出しにくそうだし、右へ倣え的な幼少時に奇異な言動をすれば変な子扱いで片付けられるだけだし。
と書きながら、自分がこの物語に一番素直になれない理由が、イマジナリで最初に思い出すのが『アンネの日記』のキティだからであり、ナチの所業とイメージがリンクしているからかもしれないと思い至りました。
ラジャーの男の娘っぷりで加点。
絵が好きです。
ちょっと中だるみがあったけど、後半で盛り返してました。
設定が甘い部分も有るし、意味が良く分からないとこも有るけど、最後はしっかり泣かされました。
声優さんが専門の人じゃなくてほとんど有名俳優さんだったから心配だったけど、違和感はなかったので良かったです。
全157件中、121~140件目を表示