屋根裏のラジャーのレビュー・感想・評価
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アニメの新たなテクスチャー
まず画面が本当に素晴らしい。アニメーションも実写もまず映像なので、第一に画面が良くないといけないが、これは本当にそこが徹底してすごい。2Dアニメに立体感を創出する新たな方法を導入して、絵本のイラストが動いたような躍動感を生み出すことに成功している。これはアニメーションの新たなテクスチャーを目指した作品の一つと言え、ジブリの分派であるポノックからこういう大胆な試みが出たことが意義あることだ。彼らはジブリのコピーだけで満足はしない、新しい表現に足を踏み入れたのだ。
しかも、物語とこのテクスチャーがきちんと噛み合っている。この作品では、イマジナリという想像の産物が現実にいるかのように感じられることが重要。背景とキャラクターに同一の光があたっているような実感が、イマジナリがここに本当にいるという感覚を映像で表現できている。
課題があるとすれば物語の運び方だろうか。個々にダイナミックな描写があるけど、全体としてそれが感じられない。実際にはミニマムなお話なのだけど、そう感じさせないスケール感が欲しかった。
コテコテ感が目と頭に優しい
ジブリに似てるなぁ~と思いながら見に行った。
女の子(エマだっけ?)が妄想でめっちゃ時間を潰せてて楽しそうだった。想像上にしかいない友達があんなに自律して話し相手になってくれるものなの?実際にいたら便利そうだった。
ストーリーもシンプルで、色がキレイなアニメだったので見てて退屈しなかった。
ちょっと大人が考えた子供の空想って印象が過ぎるような…とは思ったが、大人が考えているだけあって、ストーリーにも味がついていて良かった。ラジャーの誕生秘話とか、結構食らったシーンだった。
そういうところはジブリっぽくなかった。
子供向けって感じだけど、子供が面白いと思うのかなぁとは思った。童心に帰りたい大人向けという印象を受けた。別に悪いことじゃないし。
大事なことを先に説明しないで落ち度のないミスを咎めてくるやつ
妄想されないと消えてしまうスタンドの少年が、サーバントの少女を助けようとする話。
良い点
・妄想フィールド、妄想力対決
・感動的
悪い点
・所々棒読みや方言など。前田家見て。
・日本語が悪目立ちしている。小児病棟を余裕で読める。
・名前も不自然に日本語が混在
・部屋冒険のノリの良い曲が合っていない。
・敵のスタンド少女が作風に合っていない。無駄に怖い。強さにブレがある。
・救急車に乗らない。乗れ。
・転送のドアに何故か助けられるのと敵が何故か無関心
・少女の友人がやたら危険因子。なのに。
・病室内での流れが非常に緩慢。大人しく食わせろでなく、大人しく食え。早く食え。
・エンディングの曲が英語で国外に媚びている。ディズニー風で作品に合っていない。
その他点
・スタンドの解像度はサーバントの知能と相関関係があるのだろう。
・窓際のラジャー?などとややこしい。
つまらないわけでは無いけど・・・
なんか全然話題になっていないけど、評価はそれなりに良かったので見に行ってきました。
映像は人物の描写について2次元を3次元的に見せるような手法を取っており技術的にすごいとは思うけど、陰影の付け方が独特で、光源と合っていないところも有って気になって集中しずらかった。
また、海外を意識したような絵柄も正直合わなかった。
ストーリーについては悪くはないんだけど、イマジナリーの定義がわかりづらく、なんかもやもやした、最後敵のイマジナリーの行動もよくわからなかった。
ただ、日本では受けなかったけど、海外ではヒットするかも。
舐めてた、ごめんなさい
正直、単に宮崎駿監督が亡くなったらジブリが終わり、同系統のアニメも弱くなるのかな、同じ遺伝子を持つ米林・西村ペアには頑張って貰いたいから(子供向けだけど)と、あまり乗り気ではなく観に行きました。何分ぐらいかな、20分までは退屈だった。でも、それ以降(原作が素晴らしいのかもだが、)現実のイマジネーション溢れる製作陣の作品展開力に唸りました。とても分かりやすく想像を巡らせる必要なく、身を任せる様にとても心地良く作品に浸る事ができ、子供に返った様な気持ちになれました。時にはこんな映画も良いと感じる事が出来た。
期待しないで見たら2回泣いた‼︎
予告を見て「ジブリ風味のファンタジーかな〜」とあまり期待しないでみたら、2回も泣いてしまった。
映画で泣いたのは久しぶりで
自分でもびっくりした。
良質な児童文学アニメでありつつ、
大人も十分楽しめる現代的なファンタジー。
ジブリアニメの系譜に連なる、巧みな人物描写や美しい背景美術からなる世界観を持ちつつ、新鮮なアニメ表現と演出で描かれた挑戦的な作品。
子供はもちろん、
お子さんのいる親御さんに
ぜひ、おすすめです‼
注目度がやや低いのが
もったいない名作!
おそらく、海外の映画祭で評価されて
数か月後に再注目されるでしょう。
イマジナリというよりも気持ち悪ぃ
主人公の女の子が衝撃的な事になったり、敵役がビジュアルも行動も気持ち悪くて気持ち悪くて…。
敵のおっさん、世間を震撼させた宮崎某じゃないか…。少年を食べちゃうとかさぁ。
なんか色々吹っ飛んた映画でした。
庵野秀明??
意外とすんなり好きでした。丁寧に作られているなぁ、といった感想。コレと「窓ぎわの〜」を同日に観たので、「あぁ、トットちゃんもいるよね、ハッキリとしたイマジナリーフレンド」って思っちゃいました。僕も当時そんな世界を持っていた気がするので楽しく拝見させて頂きましたが、序盤の主人公の造形がトリッキーに過ぎたかな。アニメももうそういう時代ではない気がする。去年辺りの"やっちゃった"作品群にも共通する今の弱点なのかもしれませんね。子供を誇張し過ぎてバカにして見えちゃう感じ。
でも良い作品なのは間違いないです。
思い出しました
なぜこんなに泣けるんだろうと思ったら、私にも小さい頃にイマジナリーフレンドがいたからだったのかなと。アマンダのようにあそこまで大きな想像はしませんでしたが、そのお友達たちとよくお話していました。少し大人になった今、イマジナリーフレンドを作ろうとしても、見えることはないし、1人で話すなんて恥ずかしくなってしまって出来ないと思うけど、子供の頃は違ったんだなぁと思い出させてくれる映画で、大人になってしまうことを少し寂しくなりました。やはりマーニーもイマジナリーフレンドであるように、スタジオポノックはこのようなテーマがお好きなのかなぁと。私は大好きなお話です!上手く話が繋がっていて良かったと思う。ただ、あの貞子似の怖い女の子は他のキャラクターに比べ浮きすぎてたし、思ってた以上に怖すぎてびっくりしました笑笑。おじさんも笑笑。子供がみたら少しトラウマになっちゃうかもしれませんね。映像はとても綺麗だったけど、もう少しくっきりとした、んージブリとはまた違う個性のあるキャラクターとか、景色が見てみたかったです。あと想像力というテーマはとても難しいと思うけど、想像はもっと広げられるはず、あのおじさんを倒すときにおじさんの想像力を遥かに上回る、アマンダのもっと広い想像を見たかったです。私は映画の余韻に浸るのが好きなのですが、屋根裏のラジャーはあまり印象的なワンシーンや景色が思い浮かばず、見てる間はとっても感動したし楽しかったけど、映画を見終わったあとはあまり余韻に浸れなかったのが少し残念でした、。でも感動シーンやエンドロールに流れたテーマソングはとても感動しました。マーニーに続き、洋楽を使うあたりが大好きです!とっても良い曲でした。感動するし、見てて飽きないし、私はもう少し話題になってもいい映画だと思いました。
足りないものは何か
ジブリからポノックにアニメーター他入っていることが、宮崎駿がいるいないでこうなるのかという進化形態?新しいアニメの技法もジブリになかったモノを作ったと言えるかというと足りない。新海誠などの新旗手に勝てない。
キャラクターをもっといじることが出来なかったかな?悪役の女の子(ミスターバンティングの手下)をもっと今時の笑わない可愛いキャラにするだけでも良くなってくると思うのですが。なぜなら後ろで観ていた観客の子供が「怖い、怖い。」と声を出していたのです。バンティングの手下はもっと魅力的なキャラにしたらキャラ力が膨らんだって思うんですけど(だだの幽霊か?)。
なんかどちらかというとアニメオタクは切ったキャラ設定で、なおかつ子供にも受けがないですから誰に見せる為に作っているのよという感じ。
声の出演もジブリを継承して俳優ばかりでやるポノックのメリットはあったのかな?出演料ばかり破格にするだけでは名作になれない。
絵が綺麗!急に泣けてきた
絵がとにかく幻想的で美しくて素晴らしかった。ジブリアニメを思い出すキャラや映像が散りばめられていた。
楽しい場面からスタートしたが悲しい話で途中泣けてきた。周りも号泣してる人がかなりいた。久々に映画で泣けた。
ちょっとわからない部分もあったが、今までのポノック作品で1番好きだった。
この冬に見た話題作の中でも1番好き。
もう一度じっくり映像とストーリーを見たい作品だった。
微妙…
最初は楽しい雰囲気だったのですが…。
レビューも高くて期待していたのですが、その割には…でした。
観終わった後に、自分の座席より前にいたロングヘアの小さな女の子が冴えない表情をしていたのが、印象に残りました。
悪役の1人が似た感じの小柄な女の子だったので、この子はどう言う気持ちで観ていたのかなと考えてしまいました。
ただ単につまらなかったのかもしれませんが。
子供が観るそうていのアニメ映画だとは思うのですが。もし自分が母親なら小さな娘には見せたくないなと思いました。
そして、自分が小さな女の子でも見たことを後悔したと思います。
子供時代なら少しトラウマになったかもしれません。
子供の気持ちを考えると見せるのか迷う作品です。
楽しい雰囲気もあっただけに残念。
メアリは、とても楽しかったので、今回はたまたまだと思います。
次回、良い作品だと良いなと思いました。
予告では期待値はそれほどではなかったが非常に良作
ジブリ好きとしては後継とも言えるポノックがどのような作品を作って行くのか気になり鑑賞。1作目のメアリはジブリに対するリスペクトを強く感じるような作品であったが、今作はジブリとも違い、(これから先のポノックは今後の作品を観てからではあるが、)ジブリやディズニーの良さを含みながら他とは違う新たな会社の作品だと感じた。
ジブリは主に宮崎駿監督と高畑勲監督によるもので、宮崎監督は子供にも親しみやすいファンタジーでありながら、観る年齢に応じて受け取り方が変わっていくような面白さがあり、高畑監督は大人向けで、宮崎監督と同じく観る年齢に応じて受け取り方が変わる作品であったりと、他社とは大きく違う印象を持っている。
それに対しポノックの屋根裏のラジャーで百瀬監督、西村プロデューサーはシンプルに子供向けファンタジーとしての見方も出来るが、大人として観た時はかなり難解に感じる作品を作ったと思った。というのも、スピード感ある展開にこの意味はと考える時間があまり無い為、1回で全てを理解するのは難しい部分がある。何度も観たくなる、観るほどに魅力が増す作品だった。知的作品として非常に面白く、また子供より大人が涙する作品でもある。涙活にオススメ。
初見では安藤さんだけあまりに酷く、実写でそのように感じることのない女優さんだったので驚いたが、2回目は初回程は気になることなく、内容の良さが上回った。
他の俳優は皆さん非常に良く、特に杉咲さんに注目。(ネタバレなしでは難しい為このくらいで)他にも仲さん、山田さん、高畑さん、イッセーさんと演技力の高さを感じた。
少し怖いキャラクターがいるが、子供からご高齢の方まで楽しめる作品。実際、怖いシーンは小さい子供には大丈夫かと思いながら観たが、意外にも初回も2回目も観終わった後、楽しそうに話している子供達が多く、自身の経験からも大人が一緒であれば夢の国のアトラクションで悪役が出てきて怖く感じるのと同様の感じといったところだと感じた。
ポノックという会社の未来の明るさを感じることが出来た。
アニメーションは圧巻 ストーリーは……うーん……
自由な空想は自在に姿を変えて動き回る
そのことをどんな言葉より雄弁に動きで示すかのようなアニメーションは、一見して理不尽に感じるような変形や動作もダイナミックでありながら繊細に破綻のない説得力を以て示してくれたような気がする
この点で、映画館へ見に行ったのは正解だと思えた
ただ、それにもかかわらず視聴を終えたあとの感覚としては、どこを感情の置き場とすればよいのか、行き場をなくしたような、どうにもすっきりしないものだった
思い返してみると、ストーリーの軸がハッキリしていなかったところにその理由があったような気がする
イマジナリーにとって、消えないことが幸せであるのか、変わらないことが幸せであるのか
大切なのは空想の作り手である人間であるのか、イマジナリー自身なのか
空想の敵は現実であるのか、或いは別の空想が敵になるのか
そういった根幹に関わる部分が曖昧で、「想像してみてね」という作りとして考えてみてもどうも投げやりな印象になってしまう
そうした積み重ねの結果として、壮大な映像美にもかかわらず感動しきれない、という視聴後感になってしまったのかなと思う
せっかく見るなら映像美を余さず楽しめる映画館がいい
けれど手放しでオススメするにはストーリーにどうしても不完全燃焼感が残ってしまう
感情をどこに置いたものかどうにも迷ってしまう
なんとも言えない映画だった
映像は綺麗です
メアリと魔女の花とは別の映像手法です。2Dのセルライクだけど、人物が浮き上がってる感じ。2.5D?映像はキレイでした。
ストーリーは、思ったより大冒険するファンタジーではなかったけど、子ども達の想像力が実現するという、なんか夢のある話しで好きです。この話なら悪役もあれくらいのゆるさで丁度よい。イマジナリ達も、みな個性的で良かった。ホネの子かわいい。
全121件中、1~20件目を表示