渇水のレビュー・感想・評価
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長女よ、長子を頑張り過ぎないで
映画には水がないのに、観てる人は涙で目が潤う映画。
水辺に沿って文明と繁栄があったように、水の力はすごい。
生きる上で必須の水がないという、あって当たり前のものがない恐ろしさよ。
長女がとてもとても長子でしんどい。
助けてと言えなくて、周りが助けられようもないくらいの状況になってから、本当はこうだったと心の叫びを初めて口にするのが長子あるあるに思う。
長女が精一杯お姉ちゃんになっているのをみるととても心が痛くなった。(もちろん人によると思うけど)
希望の光が差したように思うけど、あれは解釈が観る人によるのかな。
水道料金の回収で家庭環境が透けて見えるということを学んだわ。みんなみんな幸せになってほしい。
早く児相に通告してくれぇ!
トークイベント付き試写会にご招待頂きました。
原作は未読。
本作はPG12指定されていますが、画的には過激な描写はないです。ですが、さらっと残酷。
主人公は水道局員。水道代金を支払わない家庭の水道を止めるのがお仕事。水道は電気と違い止まると命に関わる可能性があるため、電気より停止までの猶予期間が長く設定されている。そんな水道を止めるということは死刑宣告と同じ。
毒親育ちの主人公はどこか渇いていて家庭をもっても上手く馴染めずにいたが、とある母子家庭の親子と出会い変わっていく。
全体として印象に残ったのは役者さんたちの演技。皆それぞれ自分の役割をばっちりこなしていて安心感があった。特に子役の子達の演技が光っていました。
役者さんたちの演技が良い分もっと観たいと思ってしまうが、ちょっと出てきては消えていくので消化不良気味に。
その割に100分というそれほど長くない上映時間が長いと感じてしまったので、配分にやや難あり?
現実的に結構残酷な場面もあるが、登場人物が皆さっぱりとしているからかそこまで残酷に見えない。でも、そのさっぱりが説明不足というか、映画の中に入りきれない原因にもなっているのかなとも感じた。
トークイベントで知ったのですが、原作から時代を合わせるためにちょこちょこと改編が加えられているようです。特にラストはガラッと変わっているそうで原作も読んでみたくなりました。
しかし改編が加えられているからか少しチグハグ感も感じました。人々の考え方や暮らし、ファッションがモロ昭和なのに現代のものが出てきて、昭和と現代が混在しているような落ち着かない感じ。
この話を現代に合わせるのは難しかったのかなとも思いますが、現代に変えたからこそラストは救いのあるものになりえたのでその点は良かったです。
孤独を抱えた水道局員と たった二人取り残された幼い姉妹。 給水制限...
孤独を抱えた水道局員と
たった二人取り残された幼い姉妹。
給水制限の夏、一件の<停水執行>が
波乱に満ちた人間模様を紡ぎだし
現代社会に真の絆を問う
河林満による幻の名篇「渇水」
刊行から30年の時を経て初の映画化
悪質な滞納者…
非情にならざるを得ない。
正直に生きてる人が大半な世の中
だんだんと腹が立ってきた
門脇麦演じる母親の身勝手さを
許せない気持ちになるが
子供たちに罪はない
給水停止とともに
心も枯れていく主人公を
生田斗真が好演
生きるとは
脳裏には8/31が。溜まりに溜まった宿題の数々。人によってそれの向き合い方は様々。追い込み型で良いはずは…。どんよりとした気持ち。やり遂げれば清々しく。でも9/1への狭間で抗う自分。何だかそんな燦々と、憂鬱な夏休みを懐古して。人生は制約ばかり。それでも渇水みた いに歩みを謳歌したいと。
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