母性のレビュー・感想・評価
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あんた‼️❓そこに❓‼️愛はあるんか‼️❓
宣伝にミスリードされて、サイコ系ミステリーと覚悟してたら、なんと、超絶感動人間ドラマでした、いい意味でのサプライズ。
微に入り細に入り、悪魔のように繊細に天使のように大胆に。
原作者最高の小説を最高のシナリオと演出、さらに最高のキャストと演技、今年最高の邦画。
酷い環境や人間関係を乗り越えて、幾度か踏み外しながらも、健気に生きて、全力で愛を注ぎ合う、戸田恵梨香と永野芽郁の姿に涙が止まりませんでした。
乗り越える山が大きければ大きいほど、乗り越えた感慨はひとしおです、結末は本当に生きる勇気をもらえました。
ネタバレはほんの少しでもしたくありません。
最高の映画を、白紙の心で観て欲しい、そして素晴らしい気持ちを共有したい、全ての人に、是非。
あなたは誰を選びますか?
そこに 愛 はあるんか⁈
ちょっと待って
あらすじを読むと、女子高生の死の真相を母と娘の視点から描くというように読めますが、冒頭のシーンで自殺した女子高生は、永野芽郁さんではないですよね、だって教師をやって
いるのだから。別人。この解釈でよいのだと思っているけどちがうのかな。劇場を出るとき、同じ回を見ていた人が『小説と違う。』と話しているのが聞こえました。原作読んでみようかと思います。それはそうと高畑敦子さんの演技素晴らしい。最高です。そして、永野芽郁さん朝ドラに出ていた頃はあんまりでしたが、この間のマイブロークンマリコもそうでしたが開眼した感がハンパないです。この2人の演技だけでも観る価値あり。
"母性"その無償の全肯定の愛の矛先が狂った時、家庭は歪に瓦解する... "愛"のボタンを掛け違った人々が織り成す世にも醜悪な自己愛群像劇映画
noteクリエイター特別試写会にて鑑賞。
湊かなえさんの2012年刊行のミステリー小説の映画化作品。
生々しくも釘づけにされてしまう女性の内面描写に人を食ったようなどんでん返しが印象的なストーリーテリングが最大の持ち味かと思いますが、その中でも同じく映画化された『告白』『少女』と並ぶほどの女性心理の残酷さと孤高ぶりで、ショッキング映像こそ無いものの登場人物それぞれの人間的歪さが織り成す不協和音への嫌悪感は本作が屈指だと思います。
満たされない愛の代償として無自覚に他人を傷つける劇中の各々の姿に言いようの無い眩暈と胃もたれを禁じ得ませんでした。
過去の映像化作品同様に鑑賞には些か覚悟の必要な一本だと思いますが、時として自分がとある相手を慈しむ気持ちが別の誰かを歪ませることはあるにせよ、それが多重構造になるとこんなにも醜悪で救いようのない様相を呈するのかとハッとさせられます。
また、"恋愛映画の名手"と称される廣木隆一監督作品ですが、たしかに視点を変えれば娘・母・祖母の一途ながらも絶妙に噛み合わない凄惨な恋愛にも見えるかもしれません。
母性という毒性?
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