母性のレビュー・感想・評価
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予告編は作品内容とはあっておらず観客をミスリードさせるもの。正直嫌いです。その他いろいろ気に入らない。
予告編は作品内容とあっていません。観客の予想をわざとミスリードさせるもので嫌いです。
あと、同一原作者(湊かなえ)の「告白」(名作)を超えるとか、この作者が熱望して書き上げた凄い原作とか、煽りに煽ったほど凄い作品には思えませんでした。
登場人物は大地真央(永野芽衣の祖母)以外、ムカつく人ばかりです。
そういう意味で、目茶苦茶ムカついた高畑淳子は演技がお上手ですね。
永野芽衣は高校生から〇婦まで演じていましたが、高校生はチョッとキツイかも。
一言で言えば、意識高い系の女性向けの作品です。
予告編みて「告白」と同種の作品なら見てみたいと思った方(特に男性)は、ハードルさげてごらんになった方が良いかと思います。
様々な母性
男なので共感できませんが、戸田恵梨香に大地真央に高畑淳子。特に戸田恵梨香が嫌~な母親を演じきってます。
永野芽郁も良かった。高畑さんキャラ濃かったなぁw
湊かなえの作品好き。にしても性格に難ありなキャラばかりだったなぁ😅
「触れ込み詐欺」のような…
何にも起こらない、というと言い過ぎかもしれないけれど…やっぱりヤマナシオチナシ感は否めない、湊かなえ作品の感じ。
「母の証言」「娘の証言」の食い違い…から事件を考察していくという映画予告
…え?本編にそんなこと、ありました?
期待してるととんでもなく肩透かしくらいます。
親娘三代の演技力に敬意を払っての評価のみ…。
美しい小物や表情に隠された意味を如何に理解していくか。
原作の本を読み映画を見た。
原作を読んだことで先の展開が分かってしまうという点もあるが、キャストがセリフに出さなくても映る背景で原作を表現している部分に気付くことができて、更に楽しめた、と個人的には思う。
映画の良い点としては、キャストが来ている服や小物がとても美しく、そのような細部を見ているだけでも十分楽しめることだ。
また、原作を読んでいたからこそ理解できた部分もあったと思う。
映画終了後に周囲の方が疑問を持っていた箇所は原作の本を読めば理解できていた点もある。
原作を見ることなく映画を見る場合、結構な読解力や理解力が必要になると思った(自分が映像やキャストの表情等から感じ取る能力が低いのかも知れないが、、)。
誰の人生にも母親は存在し、その母親との関係がその後の生き方や人生に大きな影響を与えるのは間違えない。
この映画を見て、今後の人生をおくる上で、特に配偶者との関係性を考える上で大きなヒントを与えてくれたと思う。
見に行って良かった。
演技は最高、ストーリーは?
まず初めに、役者の皆さんはマジで最高です!
戸田恵梨香さんも、永野芽郁ちゃんも、そして高畑淳子さんの怪演も最高です!
しかし、テーマとストーリーがなんとも言いづらい…
妙なリアリティが平坦な印象。なんだかんだで丸く収まってしまってドロドロもハラハラも、ミステリー感もない。
結局、ルミ子も
盲目の愛と迷走する小道具
原作未読
母親に愛され愛した女性と、母親に愛されたかったその娘の話。
JKの自殺と思しきニュースをみて、自身もJKの頃に自殺を諮ったことがある教師とその母親の語りにより、過去の家族の様子をみせていくストーリー。
あらすじ紹介や予告編ぐらいの予備知識で観賞したけれど、主人公の娘の自殺は未遂だったんですねというのはわかるOPで、独身の頃からの母親視点での真実、幼稚園児の頃からの娘目線での真実とみせていくけれど、娘の真実をみるまでもなく母親の偏りっぷりが強烈過ぎて…。
旦那はどんどん空気になっていくし、娘はまるでラーフラの様な扱いだし、母親からの愛?に対して娘からの母親への愛?もまた、単純なそれとは違うし…男には理解するのは難しい!?
自殺に関しての結果は解っている状態からのサスペンスなのでそこにスリリングさはないけれど、対象を義母に変えての母親の寄り添い方や、実母を亡くしてなおの娘への愛情のズレとか、娘の思いや葛藤等、心理描写はとても面白かった。
そして母か娘か…女っていうのも結構ありますよね。
「母性」だけの問題ではない気も。
今年340本目(合計615本目/今月(2022年11月度)27本目)。
映画の予告編などからで展開が読めるのは3割くらいで7割はどうやっても展開がわからないというところに飛びます。ただ、ジャンルだましという筋ではないので大丈夫です。
結局、映画の中では「母親の子(=娘。映画内では女性しかでないため)にこめた思い」ということばかりが意識されますが、何らの利害関係のない人どうしであっても、「あの人、ああしてもらえるとうれしいな…」というときって感じたことありませんか?それも「超広義」にとれば母性だとも言えます(きわめて広範囲にとった話)。
この映画に出てくる登場人物はみんながみんな(映画のタイトル名の関係から、大半女性です)何かを抱え込んでいて…そしてそれを救っていって…というように成り立っています。つまり、タイトルは「母性」ではあるものの、「人を思いやる気持ちそれ自体」というより普遍的なことが当然上位に来ます。
この「人を思いやる気持ち」はあっても、「相手立場ではそんなものはいらないし、実はこっちの色のほうがよかった」とかと言われるかもしれません。コミュニケーションって「修正による連続の繰り返し」です。何らの言い争いも発生しないコミュニケーションのほうがむしろいやな気がします。
採点に関しては、法律的な観点からどうかな…と思った点はあるものの(あのような状況なら、通常は要支援・介護認定がどうとかという話になる)、この映画は「家族の中」だけでものを収めたいようで、それは趣旨上理解できる以上、そこは減点なしにしました。
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(参考:ストーリーの理解について)
・ 結婚しても離婚しても、その(元)祖母の家に住まなきゃいけないという民法上のルールは存在しません(住みたいなら住んでもいい、程度の扱い)。特にこの映画「言っていることがそれぞれちょっとずつ変」な面があり、この家さっさと出てどこか探したほうがよかった気が…とはいえ、それすると映画が成り立ちませんし。
・ 「大きな文字で書いてもらうために(お寺に)300万円くらい寄付する」
→ これ自体は自由な行為(寄付行為)ですが、民法上の詐害行為取消権を満たす場合、取り消すことも可能です(条件あり)。寄付行為は「財産権を目的とした行為」だからです。
ただ、詐害行為取消権は裁判上行使する必要がある(対して、債権者代位権は必ずしも裁判上行使することを要しない)上、「財産権を目的とした行為」であるとはいえ、「寄付行為」という宗教性の強いものについて詐害行為取消権で争うのは、ちょっと今の民事訴訟が想定する範囲を超えているかな、と思います。
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全然面白くなかった
完全に予告にミスリードされた。
サイコ系ミステリーかと思ったら全然そんなことない。
いつどんでん返し来るのかと思ったら何もないまま終わった。
連れも久々にこんなつまらない映画見たと言っていましたので多くの人も同じように感じると思います。
予告で内容と変えて煽るってのは自信のなさの表れ?
だったらちゃんと自信あるもの作ってほしい。
染みない
エンドロールでJUJUの曲が流れる。
当然本編を思い出しながらまた涙するはずの場面だ。
しかし、今作に限ってはそれは全くなかった。
JUJUの無駄遣いと感じた。
湊かなえ原作なので観たいとは思ったが、予告編を観て二の足を踏んでいた。
暗そうで訳がわからなかったから。
妻が観たいと強く主張するので付き合ったが、予算的中。
前半は冗長で眠気が差した。
後半はやや持ち直したものの、描かれる人物像に全くシンパシーを持てなかった。
というより、ヒロイン2人は言うに及ばず取り巻く人物にも不快感を禁じ得なかった。
そういう苛つくシーンが延々と垂れ流されて、フラストレーションは溜まる一方。
陰鬱な気分になった。
真相が明かされて祖母の思いに胸が熱くなり、
学生運動に対する永野の言葉に胸のすく思いはあった。
心に残っているのは本当にそのくらい。
俳優陣は熱演だったと思う。
だが、ベースがつまらなければそれも空回りに見えてしまう。
湊かなえの原作が本当にこの様に凡庸だったのか。
興味が湧いたので読んでみたい。
誰かの娘で居続けたい母親に共感できるかどうかで映画の見方も変わってくる
事件の真相を巡る証言が食い違う「羅生門」のような話なのかと思っていたら、そのようなシーンは2か所だけ。
しかも、それは、裁判等での証言ではなく、母と娘のそれぞれの回想として描かれていて、その食い違いを知ることができるのは、観客だけということになる。
ただし、母と娘の考え方や感じ方の違いは、それ以外のエピソードでも散々説明されているので、そのような「主観の食い違い」を示すようなシーンを、あえて用意する必要はなかったのではないかとも思われる。
そもそも、話そのものが、事件の真相を解明するようなミステリーにはなっておらず、決してつまらなくはないのだが、かといって引き込まれるような展開もない。
いずれにしても、この映画に共感できるかどうかは、「母性はもって生まれたものではなく、学習によって育まれる」とか、「自分が母親になっても、誰かの娘で居続けたいと願う女性がいる」といった考え方に同意できるかどうかにかかっているだろう。
その点、自分としては、そういった考え方がまったく腑に落ちず、したがって、映画を楽しむこともできなかった。
そこに愛はあるんかい?
と、言わんばかりに大地真央さんから孫への愛が溢れていた…
それなのに…
それなのに肝心な完全なターニングポイントで大地真央さんが
「この子に愛を注いであげて!」
なんて言うもんだから、思わず笑ってしまったじゃないか!
おかげで戸田恵梨香の愛のない闇覚醒が、
「そこに愛はないんやな…」
って架空の台詞が脳内で再生されてしまった…
高畑淳子さんのドギツい嫁イビりに途中で胸クソ悪くなるけど、娘が駆け落ちで居なくなった後、孫に手を上げようとグッと堪える場面も、人目を憚らない泣き叫ぶシーンは、確かにそこに愛を感じた
でも圧巻はラスト近くの認知症の演技
自分の身内も認知症がいるから分かるけど、あんだけ常にデカい声で怒鳴るような演技の後で認知症の演技を見ると、やっぱり役者は役者なんだと思い知らされた
そして永野芽郁
もうそろそろ高校生の役はキツいと思う
「そしてバトンは渡された」でも、ちょっと違和感あったのに、今作は本当にキツいと思う
戸田恵梨香は闇堕ちが、なんであんなに似合うんだろ?
そんで痩せすぎだから、もうちょい肉を付けたほうがいいと思うよ
面白い映画ではあるんだけど、大地真央さんの一言で笑ってしまう映画
そこが個人的に残念
毒性のないミステリー風味の家族劇
ドロドロ感は感じなかった。
あっさりした味付け。
終わり方もインパクトなし。
爽やかに終劇、爽やか過ぎて火サスかと思った。
そもそも
おっさんには母性なんか理解できないから
高畑純子の演技は良かったです。
許せないふたり。。
戸田恵梨香さん、永野芽郁さんが許せないのではないよ。。
史上最低の二人。
私の中ではね。
戸田恵梨香さん、よくぞ復活されました。
こんな役本当に辛かったのではないかな?
観ている私の胸はキリキリでしたよ。
永野芽郁ちゃんが娘でなければ😅発狂する??か?
ってね。
映画としては良い
湊かなえ原作ということで、いろいろな意味で期待して観ました。
怪演と怪物という感じがあって、なかなか気持ちの悪い(褒)演技が沢山見られます。
映画なのでちょっと雰囲気がある演出ですが、よくある話なのだと。「女は2種類、、、」というところはちょっと納得。
同じ意味で「男は2種類、、、」と言われると、私の周りにも沢山いるな、、と思ってしまう。
イヤミスかと言われると違う気がする。期待していたのと違うけど、良いストーリーなのかな?
気持ち悪い人が出てくるので、嫌な気持ちにはなりましたが(笑)
母役の鬼才・高畑淳子
湊かなえの同名小説を映画化。となると、いの一番に頭に浮かぶのは「告白」。本作の予告を見ると、あの映画の衝撃が蘇る。てなワケで、ここ1.2ヶ月で期待値ナンバーワンだったのですが、正直期待ハズレ。もっと、ドロドロとしてグロくて後味悪いのを想像してたんだけどなぁ...。
予告が過剰すぎたんでしょうね、、、
衝撃なラストが待っているみたいな雰囲気醸し出していたんだけど、全然そんなことない。ビックリする〈告白〉はあることにはあるんだけど、なんだか物足りない。原作を読んでいないからどこまで忠実なのか分からないけれど、少なくとも「告白」には何ひとつとして届いていなかった。湊かなえらしさも薄く、個人的にはモヤモヤ。描き不足も目立っていたし、色々と足りない気がしました。
ストーリーもそうだし、演出にもパンチが無かった。予告の方が断然面白かった。意外にもトントン拍子に話が進んでいくのが、気に入らなかったのかなぁ。もし、中島哲也(告白、渇き。の監督)が撮っていたらどうなっていたのだろうか。もっと空気が重くて、気持ち悪くて、ホラー的要素があっただろうか。中島バージョンの「母性」も見てみたいと思いました。(超厳しいとして有名な監督だけど、やはりどの作品も重厚感がほかとは比べ物にならず、面白い。来る以来、一度もメガホンを取っていないから寂しい...。)
しかしながら、戸田恵梨香、永野芽郁、大地真央の演技力は流石なもの。でも、抜きん出ているのは高畑淳子。もう、この映画は完全に「高畑劇場」だった。そのくらい、彼女の演技が破壊的で衝撃的。「舞い上がれ!」ではあんなにいいおばあちゃんを演じているのに、本作では超クズババア。この人に母親役を演じさせれば、間違いなし。私が期待していた、湊かなえ作品特有の恐ろしさが、高畑淳子にのみありました。
決して作品の質が低い訳ではなく、なんなら上質で雰囲気も宜しい。パンチがないといいながらも、ちゃんと面白い。ドロドロ具合で言えば、そりゃ「告白」の方が凄いし、同じテーマを扱っているのであれば、「MOTHER マザー」の方が気味悪くて好き。だけど、母目線、娘目線で物語を展開していくのには、引き込まれていったし、ストーリー性としては母親を扱った物語の中でも結構上位に来る。
期待しすぎてしまったが故に残念な結果になったけれど、それなりに面白い映画ではあります。湊かなえの作品だという先入観を無くしてご覧下さい。でも、ラストの不甲斐なさは頂けませんけどね!?
さすがに女目線すぎちゃって共感できず。
自分は60近いおっさんだし、兄弟は弟のみ。だから家族の女子がどんな躾で育ったかとか、本人はどう感じてどう対応するのかなど、女子あるあるネタがまったく分からず。
教師をしている娘のさやかがある事件をきっかけに、自分の過去を振り返るってとこかな。
まずはママのルミ子の結婚から始まるんだけど、優しい母と怒鳴りまくる義母。どちらもさやかのお婆ちゃんね。どちらも子供を愛しているんだけど、気持ちの表現が真逆なんだよね。
そしてルミ子ママは、娘の気持ちより母親の気持ちを優先してしまう。周囲の人達の気持ちを考えて、嫌われない様に生きてきたのかな。一方、さやかは自分の感情を優先して、きつめな発言が多い女子。高校時代はクラスの中でも浮き気味。ある意味、現代っ子的かな。それはそうとして、分からない事だらけでした。なぜ婆ちゃんは孫を助ける為に死を選択したのか?あんなにドアを開けられなかったルミ子はどうやってさやかを助け出したのか?さやかは寝たきりっぽくなってたのに、普通に教師になって結婚してる?
とにかく話しの展開に男の考え方がほぼないのが不自然に感じました。
役者の皆さんは、とても素晴らしかったですね。永野芽郁ちゃん凄く高校生ぽかったよ。ずっとモヤモヤしてる戸田恵梨香さん、そこに愛のある大地真央さんに最近怒り役ばかりの高畑淳子さん。皆んな見応えありました。
映画とは関係ないんですが、自分は怒られて怒り返す子供だったな。あ、自分、今も変わってないぞ。
高畑淳子の役柄がベストクソババア!
終わったあと、近くに座ってたカップルの女性の方が「男の人は見ても何のことか分からないだろうし、面白くなかったと思う」と言ってて、男性は苦笑いを浮かべてた。いや、十分面白かったですよと伝えたかったです。
とはいえ、「マイブロークンマリコ」を見逃してしまったのではっきりと明言することは避けたいが、彼女の演技力の限界は露呈してしまったと思う。戸田恵梨香、大地真央、高畑淳子と並べてしまうと雲泥の差。頑張れ!
「母性」とは母親になった瞬間に身についているとは限らないという話で、娘でいたい母親と母親に愛されたい娘という関係が非常に良かったと思います。湊かなえらしいイヤミスではないけれども、爽快な話ではなく、男性としても響く内容になっていました。
原作は未読です。脚本が面白い。こういった話の場合、男性の立ち位置がステレオタイプだったり、女性を際立たせるためだけに置かれる場合があるんだけど、それを感じなかったのは話が練られている証拠。
高畑淳子演じる役柄がまあ言葉を恐れずに言うとクソババアなんだけど、視点を変えれば母性の塊みたいなキャラクターとも言えるのが良い。モンスターペアレントやネグレクトなど様々な親がいる中で、押し付けがましくない母性のあり方の提示。今年の助演女優賞は高畑淳子さんではないか。
戸田恵梨香さんの精神を擦り減らして紡ぐ受けの演技も良かったです。
何度も見たいかと言われるとエネルギーが必要だけど、いい作品だと思う。
一つだけ。1つの出来事を別の視点で見ると実は…みたいなパターンで重層的に見せるやり方自体は成功してると思うけど、いくらなんでも「ハグ≠首締め」でしょとは思いました。そこが4に乗せられなかった致命的な自分の許せなかったポイントです。
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