BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
全647件中、161~180件目を表示
原作未読で鑑賞
Dolbyatoms に滑り込みで観ました。 サントラを少し聞いて音楽が良いのは分かっていきましたが、信じられないくらいボロ泣き笑 ストーリーの展開がすごく駆け足だけど、音楽とアニメーションで、3人の関係性、それぞれの成長、思いが伝わるようで、こんな風に表現できるんだと感動したのだと思います。 映画館に観に行くべき作品だったと思います。身体の中まで掻き乱されました。
青春と友情の物語
突然ですが、僕はジャズファンです。(アルト)サックスも吹いていたので以前からこの作品の原作には興味がありましたが、読んでいませんでした。 今回、映画化され、なかなか評判が良いということで劇場に足を運んだ次第です。 というわけで『BLUE GIANT』。 「とても面白い。物語に力があるな」――テンポの良いストーリー展開に引き込まれ、後半までそんな感想を抱きながら観ていました。ジャズへの思い入れを差し引いても、「面白い」と言っていいだろうと思いました。 でも、終盤に差しかかるあたりからでしょうか、何だか「もう、お腹いっぱい」という感じになってきた。こってりしたものを食べ過ぎて、ちょっと飽きてきたような気分になっちゃいました。 映画を2本連続鑑賞した2本目だから集中力が切れてきたのかもしれないし、“odessa”という音響システムが発する大音量のせいで頭が疲れてきたのかもしれないけれど、とにかく途中から高揚感と感動がトーンダウンしてしまった。 とはいえ、この作品の熱量と、作り手たちが伝えたかった思いは十分に感じとれました。 好きなことがある、一つのことに命を燃やすほど熱中できる、そして、そこに目標を共にする仲間がいるというのは、とても幸せなことですね。 この物語のテーマは、ジャズそのものではなく、青春と友情なんだな、と僕は受けとりました。 これは揶揄して言うのではなく、ほんとうに青春っていいなと思います。かけがえのない素晴らしい時期です。 でも、主人公の大たちも、眉間にシワを寄せたりせずに、もっと肩の力を抜いて、笑顔で楽しんでプレイしてもらいたいと思います。 音楽の本質は、「凄さ」を競うことでも、勝ち負けを争うことでもないからね。 ところで、本作のように原作のある作品については、ほんとうは原作を読んでから映画のレビューを書くべきなんでしょうね。どこまでが原作の力によるものか、どこまでが映画そのものの力かわからないから。 また、こういう「音楽もの」は、ある意味、感動させやすい、と言えるかもしれません。数年前に大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』や、ちょっと前の『エルヴィス』なんかもそうですが、音楽の勢いがストーリーを助けてくれるというか、音楽じたいがすでに感動の対象になっているからです。 さいごに、本作の作画について少し。 登場人物の鼻すじに描かれた数本の線と、あごヒゲに見えるような黒いベタ塗りの陰影が僕はかなり気になりました。僕は若いころからアカデミックなデッサンを勉強してきたので、そういうところに違和感を覚えてしまうのです(でもアニメや漫画の世界では普通のことなのかもしれませんね)。 それから、演奏シーンで、実際の人間から動きを取り込むモーション・キャプチャーと思われる技法を使っていますが、なんだか変。リアリティーを追求しようとしたのだろうけれど、かえってロボットみたいな動きになっていて、これもとても違和感がありました。
映画からの初見ド頭からラストまでずっと泣くの巻
漫画も読んでない初見です 池袋のtoho轟音で見たけど、これは轟音よかドルビーでしたわ やっちまったなーミスった! 重低音じゃないなら轟音の意味がないみたいだ!あまり感じられなかった 頭から、やたらと色々グッときてしまって 話をしらないくせに録音を録ってるってまさかとか色々妄想が膨らみすぎて きっとそうなんだろーなーとか思いながらみてたからますます泣けてしまった しかも、表情や目や光の使い方が本当グッとくるセンスで監督の良さが際立った。 またこの監督の作品を見ようとおもう。 音楽はもちろんカッコよく家についてからも耳からはなれず 家に帰るまで鼻唄で歌うぐらい好きになってしまった もし誰かjassのコンサートをやってくれるなら聴きに行きたいです。 珍しく久しぶりによい映画に出会えたのでだいだいだい満足でした。 次も見に行きます! 早く2やってほしいな!!
音楽で感動したのは初めての体験
ジャズなんてまったく興味が無かった。 でもこの映画を観ると、「ジャズってかっこいいな。」と思った。 もちろん登場人物の生き様がそうさせるんでしょうけど、映画を観ているのにジャズに聞き惚れたのは初めてです。 劇中歌で感動することはこれまでもありましたが、それはあくまで映画のオマケでした。 しかしこの映画のジャズはそれ単体で心を動かす力がありました。 と感じるぐらいジャズというものに真摯に向き合った映画でした。 ただ敢えて難点を挙げるなら、主人公が成長しない、最初から完成されているという点でしょうか。 まぁそれでも素晴らしい映画でしたが。
ストーリーがあまり…
普通に面白かったですが、心が震えるほどではなかったです。ストーリーに濃厚さがなかったように感じました。 原作漫画未読です。 原作が人気なんだろうなと思い、期待して映画を観たのがよくなかったのか音楽素人だからか、いまいち良さがわかりませんでした。
全身で青春を浴びさせられた
2023年劇場鑑賞17本目 名作 90点 2023年2月25日鑑賞し、今レビュー投稿2024年1月25日ですが、2023年劇場鑑賞81本中堂々の1位の作品。 もう本当に凄まじい。これに尽きる 普段邦画のサスペンスやヒューマン、ミニシアターが好みで鑑賞しますが、2022年年末公開のスラムダンクに並ぶ好評価アニメーション映画で、声優に若手俳優が使われていたり、湧き上がる絶賛の声に胸を弾ませて鑑賞しましたが、最高だった 後半にかけて涙が止まらなかった 誰かが亡くなるとか、感動のラブストーリーでもなく、真っ直ぐに突き進んだ青春に涙しました こんな純粋な青春を送れているのが羨ましいし、すごく稀有な存在だと思うし、何かすごい大きなものに押しつぶされた感覚さえも感じた 3人の構図やキャラクターも完璧だし、映画の尺にドラマがちゃんと窮屈に感じること無く組み込まれていて、説得力がちゃんとある 日本が誇る漫画やアニメ文化、昨今配信等で映画館の需要低下などあるなか、今作は日本文化が誇る漫画が原作で、音響と映像美の飲み込まれる様は、映画館で味わうに相応しい、現代を代表するべくして生まれた名作なことは間違いない。 是非
素晴らしい演奏に鳥肌が立ちっぱなしでした
大音量重低音上映で鑑賞しました。素晴らしい演奏に鳥肌が立ちっぱなしでした。独特のアニメの表現も良い演奏の後押しになってた様に思います。話も面白くとても良い映画でした。
アニメの自由な表現力と、ジャズのスピリットが理想的な融合をした痛快作!。
アニメの自由な表現力と、ジャズのスピリットが理想的な融合をした痛快作!。 普段アニメーションは余り観る事が無いのだが、こりゃマジで凄くて驚いた。 まず、この作品の肝でもある主人公宮本大のサックスプレイ。これを気鋭のサックスプレイヤー、馬場智章が創造性と熱量が迸る名演で見事に演じてみせる。 そして、音楽を全面的に担当したピアニスト上原ひろみ。漫画では聞こえる事のない、想像するしかなかったそこらでは聞くことの出来ないスペシャルなサウンドを、説得力をもって提供している。確かな技術に裏打ちされた創造性豊かな彼女達の演奏を作品のキャラクターの音として聞かせる。このめちゃくちゃハードルの高い仕事に挑み、やり遂げたチャレンジ精神に感服。ベースレスというジャズとしては異色のトリオで聴かせる、クライマックスのクラブ「So Blue」での演奏シーンは、ジャズを聞いて泣く日が来るとは思わなかった程に感動的。ちゃんと成立してるもんなぁ。凄いッ!。 ストーリーもトリオがデビューのきっかけをつかむまでの成長のドラマに絞り、後はアニメーションだからこその自由で大仰な表現と、色彩豊かなアドリブシーンの心象風景の輝きが、見事に上原ひろみらの音楽と絡み合う。「音楽」という見せたいものが明確なのも、この作品が成功した重要な要素。内側を吐き出す様に奏でる自分だけの音に絶対的な自信を持つ、いかにもマンガの主人公といった宮本大のキャラクターも、気っ風が良くてこの作品が躍動させている。 もう一度観たくなる傑作アニメーション!。
音は言わずもがな
音楽がいい、ライブ会場にいるよう、という前評判を先に聞いてしまったので、ライブはもちろん最高だし音すげー!ってなりつつもまあまあ、さもありなんのスタンスの序盤。
ところがどっこい、ステージが大きくなるにつれグルーブ表現というか音にエネルギーがのって伝播する「髄」の部分の絵がすごい。マインドゲームを彷彿とさせる歪みと、音が、目と耳から体を揺さぶる。この映画体験は最近なかった!
新人玉田のドラムソロ最高でした。
あと、セッションのときのやー!。やー!いいよね。
食わず嫌いだったのかな?
あまり映画を観たりしない知り合いが絶賛していたことに驚き、そうかーそんなに良いのねっ?!と単純に何の前知識も無く鑑賞に出かけました。
元々、ジャズってあまり興味のあるジャンルではなく。
オサレなお店とか、オサレラーメン屋さんとかでBGMで流れているイメージで…
(ジャズのファンの方、ごめんなさい)
全く原作も読んだ事もないし、どれどれ?
って感じで観てきました。
結果、
ジャズってこんなカッコいいんだ!!!
と驚きました。
熱いんだなぁ、って知りました。
というか、どんなジャンルであれ、心を打つ演奏っていうのはあります!うんうん!
ストーリーはきっとかなり原作を端折っているのだろうなとは想像できるけど、とてもわかりやすかったです。
上原ひろみさんしか、実際に演奏してらっしゃる方のお名前は存じ上げませんでしたが、テナーもドラムもとても素晴らしかった。
そして、近くのブルーノートがコロナ禍でなくなってしまった事を思い出しました。
あんな素晴らしい空間だったのなら、一度行ってみたかったなぁ。
この映画を観て、さぁ、原作を読んでみよう、とは思わないけれど
ジャズは聴いてみよう。
きっと感じ方が変わってるはず。
えっ!?と思ったことが一つだけ。
学生さんとはいえ、現役のピアニストが夜間の工事現場の信号整理のアルバイトはないんじゃないのかな…
少しでも危険回避するんじゃないのかな…
そこで充分、不穏フラグ感じとってしまいました笑
君の成長するドラムをみてみたいんだ
せっかくなので良い音響の映画館でみたいなということでドルビーアトモスにて鑑賞、想像していたものの30倍はいい映画でした。まさか、ここまでやるか!というくらいにバンドパートが凄すぎて曲の度に拍手、スタンディングオベーションしそうになりました。これの応援上映、絶対にすごいことになりそう。もうね、映画なのかライブなのか分からなくなるくらいでした。 ドラムの人、大変だったんじゃないかなあと思いました。プロがど素人の音、動きをするって非常に難しいことですよね、リズムもきちんと刻めないとことかトチる感じとかすげえな、って感じました。まさにタイトルはとあるセリフでしたが、そこ、うまく表現していたことと合わせてホロっときました。 好き嫌いは分かれると思いますが、ちょっと残念だったのは演奏シーンのモーションキャプチャーです。音と動きがズレて(わざとそうしているのかなあ?)いるところがあるのは気持ち悪かったかなあ。 原作の存在もしらないので何の思い入れもないまま鑑賞しましたがこれほどの映画、そうそうないですね。観終わって、なぜか『映画大好きポンポさん』に近い感覚でした。爽快感というか、なんというか。 映画館で、迫力ある音で、鑑賞すべき映画でした。 (追記) リバイバル上映をチネチッタのLIVE ZOUNDで鑑賞しました。 ライブハウスの音響をベースに組み上げた音響なのでジャズの音色とドンピシャ、予想以上の出来具合に感動しました。気づくと泣いてました。やっぱ、名作ですよ。
所詮アニメ
原則としてアニメは映画館では観ないことにしているのですが、京都の映画ファンが集うカフェのマスターが絶賛されていたこと、曲がりなりにもSaxを嗜む一人として、ジャズに青春を捧げる物語ということなので、『鬼滅の刃』以来、久々に観に行きました。 日本映画の父・牧野省三が唱えた映画の三要素、即ちプライオリティ順に、一スジ(脚本)・二ヌケ(映像表現)・三ドウサ(俳優の演技)は、今も厳として全ての映像作品に当て嵌まります。 翻ってアニメ映画では、カメラ撮影による“ヌケ”と役者による“ドウサ”は、そもそも存在せず”スジ“のみで構成されますので、映画と呼ぶに値しない、換言すると映画館で観る映画とは見做せない、と思っています。ヌケについては異論があるかもしれませんが、この点は後述します。 但し、映像作品としての価値は別物であり、映画館という、周りに誰がいるか分からない、暗闇の閉鎖空間と大スクリーンでの非日常的時空間で観る作品としてはともかく、よりパーソナルな時空間で観る映像作品としては、高く評価できる作品も数多くあります。 そして愈々本作ですが、青年向けコミック誌「ビッグコミック」で2013年から今も連載中の大人気漫画が原作です。そもそも音のでない漫画での擬音だけの表現で読者に満足され共感されていたということなので、元々スジはよく出来ています。 原作(第一部)の単行本10巻分を2時間の映像にまとめ上げているので、かなり端折ってはいるものの要所は抑えており、登場人物を絞り込んでハコ書きもしっかり構築されており、無駄なサイドストーリーが一切なく、主人公の踠き苦しむ日々に凝縮され尽くして展開するストーリーは、観客も感情移入しやすく共鳴します。脚本の技量は大いに評価出来ます。映像を主人公・宮本大目線の、終始一人称の主観表現にしていることも、表現が冗長にならず簡潔にシンプルに仕上がった所以でしょう。 ただ所詮二次元の原画を、三次元的に立体感・遠近感を醸し出すのは無理であり、また無意味です。背景や人物以外の描写は実映像を基に仕上げているので、現実感があり非常にリアルですが、それゆえに平面的にならざるを得ない人物描写には大いに違和感があり、私には滑稽で不気味な感すらしてしまいます。 演奏シーンのアクション、特に主人公のオーバー気味のテナーサックス演奏シーンを見せ場に捉え、大音量で重点を置いて描いているのですが、モーションキャプチャーを駆使して作られた演奏アクション映像が、どの曲でもほぼ同じ単調な上下運動であり、演奏時の表情もほぼ同じで、残念ながら大いに興醒めしてしまいました。 音楽=ジャズに全てを燃焼し尽くす青春熱血ストーリーという建付けからすると、アメリカ映画『セッション(Whiplash)』(2014)に相当すると思いますが、当然ながら俳優の血と汗が迸り出るような圧倒的な演技や、苦悩と悲壮感、そして瞋恚に満ちた苦悶の表情という熱演がなく、常に平面的な描写だけなので、その熱気、その昂揚度は、少なくとも私にはあまり伝わらず、二つの映画は到底比較対象になり得ません。 技術的に難しいでしょうが、人物描写を超写実絵画の画調で描けば、人物の立体感・遠近感が伴い、背景とオーバーラップして動き、音に迫力と重量感を盛り込めるでしょう。たぶん高温の熱量と激しい熱気は発せられると思います。
曲がめっちゃいい
ライブシーン多めでライブまでの間のストーリーはかなり端折った感があるものの曲の説得力が凄いもんだから曲数入れられるこの形で正解だったんだと思う。劇場で見るのおすすめです。
漫画読んでないのですが、この映画音楽を無音の作品から作曲者に想像させる原作が気になってきました。ストーリー全部知ってる人は相乗効果で余計に泣けるみたいで終わった後に泣いてる人も多かったし。JAZZ自体が分かりにくいイメージだけど、盛り上がりと熱さのある楽曲で知識がなくても聴いててとても気持ちが良かった。
途中、話を知らない分ストーリーに没入できてなかったのかオーディエンスの感動ショットが過剰に感じてしまってこれが無くても充分感動どころなのにちょっと冷めるなと思ってしまいました。やっぱライブ見てる間はプレーヤーを1番見てたいじゃんみたいな。
原作読んでから見たほうが絶対良かったんだけど、劇場公開中に間に合った事の方が重要でロングランに感謝です。
アニメは演奏シーンがモーションキャプチャなので、リアリティあるのですが線画の味を求める人はちょっと違和感あるかもです。線画と3Dそれぞれのデフォルメの境界線が見える感じで私はちょっと気になりました。
あと最初から安定してリズム刻める玉田がすごい。
これは観るしかない、聴くしかない。
音響のいい映画館で聴くことを勧めます。 こんな派手なJAZZは何年振りか? 約45年前に、 大阪のハチで聴いた山下洋輔トリオ以来ではないか⁈ JAZZ漫画「BLUE GIANT」をアニメ映画化? これは何だ?⁇ これそのものが漫画ではないか? 漫画には音がない? 音がない漫画をアニメ化? ホンマかいな? 遅ればせながら観て聴いて良かった。 ^^
大の演奏スタイルは斬新
2月公開で5月13日現在も公開中で、しかも満席ですよ。立派な大ヒット作だと思います。
他の人のレビューを見ても音楽を絶賛している人が多い。
そう、私も音楽は大絶賛です。
でもストーリーもアニメーションもそこまでではない気がします。
何て言うか「もっかい見たい」とは思えないのよね。
観て良かったとは思います。ライブ感溢れる演奏も良かったです。でもそれ以上の好意的な考察とか振り返りとかあんまりできないのです。
何ていうか我武者羅な天才のサクセスストーリーてだけなんだよね。主人公の大はほぼ葛藤も挫折もなし。自分を信じ目指す頂点へ一直線。上手いとか下手とかじゃあない。自分の感情を音楽に乗せて吐き出す。それを周りが認めどんどん突き進む。
本当に頂点を目指す奴はこんな風に突き進んで行くんだろうとな思う。
ジャズだけでなくどんな世界でも。
雪の降り積もる河原や巨大な橋の下で練習している大を描いていたけど、彼にとってあれは努力でも頑張りでも何でもない。好きでやっていること。やれる場所がそこしか無いからそこでやっているだけ。好きだからやっているだけ。努力してるんじゃない。好きな事をやりたいようにやった結果が評価されているだけ。
でもね、あんな風に野外で練習していれば冷やかしや嫌がらせとかありそうなんだけど、そういう描写はないでしょ。そういうのがちょっとシラケる。
しかしライブ中の大の吹き方はなかなか斬新だとおもう。ダサカッコイイみたいな?
作中で「ジャズは瀕死」みたいなセリフがあったと思うのですが、そりゃ黄金期からすれば瀕死状態かもしれないけど、他のクラシック音楽や演歌や民謡とかピークは過ぎたけどずっと続いている熱い音楽文化と同じだと思うのですよ。
ジャズは死なない、と思う。
なんか不評っぽくなってしまいましたがそんなことはありません。
ジャズを感じる良い作品だと思います。
熱量と意欲と何より音楽がすごくよかった
演奏シーンでほとんど泣いてしまいました。びっくりしました。頭では理解できない涙がすごく出てきて本当に感動してるんだな…って思いました。また、映像がかなり荒削りというか、作画バラバラでCGがほんと酷いけど伝えたいものとエネルギーがすごくて意欲的な作品だと感じました。あのひどいCGもパワーで押し切れてました。音楽が好きなので生演奏のライブを聞いてる時のあの脳内の言い表せない高揚感を映像にしてくれたのがすごく嬉しかったです。それにつきます。 ただ、ストーリーについては何とも思わず、まあ、ありきたりですし、特に最後の展開はやめて欲しかった。漫画原作だと仕方ないのかもだけど、あんなのいらない。普通に演奏して欲しかった。
原作未読ですが。
友人が原作をめっちゃ推していて気になっていた作品で、迷いに迷った末に映画の評価も良さそうなので上映終了間際に滑り込みで観て来ました。
・タイトルは『 BLUE GIANT』
・「岳」(未読)を描いていた作家さんが描いてるJAZZがテーマの作品。
・主人公は男性で、サックス奏者。
其れだけの前知識でした。
特にJAZZについての見識もなし。
音楽がテーマの作品だからどうせなら、音響的にも劇場で観るべきよねって感じで。
結果、とても良かったです。
仙台から高校卒業後にテナーサックスをお供に深夜バスで上京する主人公。
住む所も働く所も、何なら具体的な目的地も決めてない。
東京の大学に通う友人の家に凸って転がり込む…えぇぇぇ( ´A` )?
と、思ったのも束の間…物怖じしない真っ直ぐな行動力、極太で全然ブレない芯の強さ。18歳で…どえりゃぁ極太ですね…。
もっとね、迷ったり、壁にぶち当たったり、凹んで泣いて立ち上がって…って言うのを………存分に見せてくれたのは、ピアニストの雪祈さんと素人ドラマデビューの玉田君でした。
其れを支える屋台骨の主人公。。。
ビラ配りでチラシをうっかり受け取っちゃったサラリーマンも、ヘッタクソなドラムの成長をずっと見守ってたおじさんも…開店休業なJAZZBARのママさんも(多分原作ではもっと何かありそう…。)、その他袖触れ合った人々が魅了されて、寄り添って、遂に夢の舞台へ…!
で、1級(フラグ)建築士の雪祈さん。
(雪祈って名前、めっちゃ素敵やん…)
あの瞬間、周囲の座席から女性の息を飲む気配、年配男性の涙を零す気配、演奏に音に飲まれる気配…劇場内に満たされる気配がとても良かった。
上映終了後、近くの席の若い男性2人組が「JAZZカッコイイな!」って言いながら愉しそうに帰る…「映画館で観る良さ、醍醐味」を存分に満喫出来ました。
そう言う体験も込み込みで、本当に良い映画でした。
強いて難点を上げるならば…演奏シーンのCG…アレ…だったら普通にアニメーションで良かったのでは…。
音楽と映像は満点!
正直興味はなかったが、あまりにいろんな方から勧められたので、まずは漫画を拝読。
一瞬で引き込まれ、めちゃくちゃ感動した作品。
第一部(全10巻)を映画化すると聞いた時点で、ストーリーは期待せず、映像と音楽を楽しみに映画館へ。
その二つは、予想を遥かに上回る躍動感と感動が!
ストーリーはやはりだいぶ端折っているが、初めての人が最低限作品の世界観を理解できるように工夫されていて悪くない。
そこに一味。
まさかのオリジナルストーリーが終盤入ってきたのは驚きました。
賛否あるかもしれないが、個人的にはアナザーストーリーとしてはとても良き!
原作ファンも、知らない人も一見の価値ある作品だった。
思ってたより…
初めに書いておきますが、僕は音楽が好きでジャズも大好きです。 1番好きなのは、マイルス・デイヴィス。 ネオ・スウィングのロイヤル・クラウン・レヴューも好きです。 そんな僕の感想です。 原作は読んでませんが、結末が映画用に変えてあるようですね。 絶賛されてて評価が高いから、期待してたけど、思ってたより… いいは、いいけど、なんか普通… ありがちな展開、ありがちな結末… 夢を持ち、夢に挑戦、夢を叶えるため一生懸命に努力し…って事は、 美しく、自分を偽らない、生きてる、と言える。 それを感じた映画でした。 3.5か4で迷ったけど、今回は厳しく3.5で(笑)
全647件中、161~180件目を表示