BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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映画は音響も大事よね。
原作は残念ながら全く知りませんでした。またジャズもあまり聴きません。時折BGMで聴いてカッコ良いと思うくらいです。 あまりの評判の良さに本作を観に行きましたが,,いやぁ驚きました。 先日観たバビロンではサイレントからトーキーに移り変わる推移を擬似体験、だが今作では原作マンガがサイレントだとすれば、映画は素晴らしいトーキーでした。 演奏シークエンスは思わず、足踏みしたくなり、鳥肌がたち、もっともっと聴いていたいと思う驚きの体験でした。もちろん、原作でも自らのイマジネーションで音が視える人たちもいらっしゃるかもしれませんが、素人の私には甚だ無理というもの。 そしてアニメ映画ならではの音楽表現、胃も腸もびっくり返り、月までも行けるのかと。 宮本大も沢辺雪折も玉田くんも18歳らしく夢に前向きまっすぐで思わず応援したくなるトリオでした。声優の山田裕貴さん、間宮祥太朗さん、岡山天音さん共に好演だったと思います。 ただし劇中インタビューで玉田君の発言がちょっと残念でした。やはり才能の世界かと。 ミュンヘンに向かったのかな?次回作にも期待。 なお、私の近所である葛飾でもJAZZフェスがあるのかと調べましたが、今は無い模様、残念。
心臓の鼓動が鳴り止まない!
とんでもない映画だった。 終始安定して盛り上がっていましたが、 ラストスパートにかけてはもう心臓破裂するかと思いました。 観終わってからもずっと心臓の鼓動を感じていて、これは観た方全員感じてるのではないでしょうか。 やっぱり音楽は素晴らしい!
映画の作り手と演奏者の見事な融合
めくるめく音の映像体験 めっちゃ高揚した気持ちで映画館を後にできる快作 原作漫画の知識ゼロ、ジャズ知識超絶初心者、電車の広告に惹かれて観に行った私でも分かる演奏の凄さが圧巻 音楽が劇場内を駆け巡る感覚 その音を視覚化した映像 映画の作り手と演奏者の見事な融合 この映画に関しては、あらすじとかごちゃごちゃ語るのはヤボ
熱さと激しさにやられた
原作マンガは未読。 音楽マンガの映像化って結構難しい。イメージしていた音とは違ったものが流れることが許せない人が多いから。「BECK」のアニメがそうだった。大人しくて地味な印象の主人公が、実はすごい歌声の持ち主って設定。でも、アニメで流れてきた歌声はハスキーでガッカリした覚えがある。で、実写映画化もされたのだが、その際は歌声を聴かせない(歌うシーンは無音)というアイデアでイメージを損なわないようにした。 でも楽器の演奏だけなら問題ない。だからクラシック音楽がらみマンガ・小説の映像化は比較的うまくいく。で、本作。ジャズに詳しくないので耳が肥えてないのかもしれないが演奏シーンで流れる音楽がとにかく迫力があった。音楽担当の上原ひとみスゲーな!この映画を観てジャズをもっと聴きたくなった人はたくさんいるはず。 でも、演奏シーンのアニメはよくない。CGが使われていたが、作画や演奏の動き、キャラの顔も、通常のアニメとの差が激しすぎた。違和感しか覚えない。マンガで描かれた(であろう)演奏の迫力をうまく表現したシーンが多かっただけにもったいない。 ただ、話がいいから最後には感動が待っていた。とにかく3人が熱さと激しさを持っていて、それぞれタイプの異なる苦悩を抱えるというのもいい。個人的には玉田くんのエピソードがよかった。バンドの中で唯一の初心者だから、一番苦悩しただろうし、ジャズに真摯に向き合っていた感じが伝わってきた。それであのライブなんだもの、泣いちゃうよ。ファンのおじいさんと同じ感覚だ。 これは続編もあるな。楽しみに待っていたい。
信じる
ぶっ飛んでて、最高な映画だった。 五臓六腑にJAZZが染み渡る。 映画館で観るべき作品。音圧を感じて欲しい。JAZZの底力を感じること間違い無いのではないか。 一つ気になるのはライブでのキャラの3D。 最高にあがる、素敵な作品なのにやはりとてもノイズになってしまう。出崎演出とかでもう少し何とかしても良かったんじゃ無いかと思ってしまうんだけれど、ラストのライブの描き方とかは最高だった。 中学生の義務教育で見せた方がいいんじゃないかなと思います。それでJAZZの綴りをJASSに書き間違えても△くらいにしてあげて欲しい。 どんなことも毎日の努力、積み重ねが大きな未来を掴み取るチャンスになる。 失敗しても、苦しんでも、見放されても、前を向いてチャンスに全力で取組むやり抜く力が必要だと教えてくれる。 飽きずに毎日毎日続けられることが1番重要な才能なのかと思います。 玉田の物語がとても身に染みました。 俳優陣の声優もいい感じだったと思いました。間宮祥太朗さんがよかったなぁ。 こんな最高な映画の原作が漫画と言うことで、この曲、音の演出はどんな風にして描かれているのか気になり過ぎるので原作も読んでみたい。 次回作があれば全力で見に行くしかないべ!
映画として完成している
漫画原作にありがちな、原作のどこを切り取るか的な問題があるが、 映画として全く不足を感じず1本の映画として完成 原作も何も読まず、極力情報を、入れずに初見だったが、ストーリーは、想定内で、 いわゆるフラグ的なわかりやすき演出が良くも悪くも違和感なく物語が進行していて分かりやすい ジャズに関しても知識は無いのでコメントは無い しいていえば、ストーリー上やむを得ないのだが、素人からすると、劇中曲はオリジナルでなくて、スタンダードのが、ありがたかった。
男の友情とはこうあって欲しい!
「轟音上映」で観れて本当に良かった。 アニメで音がこんなに飛んでくるのか!? という面と天下の 上原ひろみ さんですから 凄いに決まってます!って面。 演奏シーンを幻想的に描くところと LIVEしてるところとのバランスも素晴らしい! 私はロックとかテクノ野郎なので ジャズには詳しくなかったが熱さは充分に伝わったし Spotifyで音も落とした\(´ω`)/ 音楽面にも感動したけど それよりなにより一番は“男同士の友情物語”に痺れた。 バカばっかやってる仲でも心の底から信じ合ってる。 信頼からなる“話さなくても通じ合える美学” バンドマンだから尚更なんだろうね。 演奏中はアイコンタクトとお互いの呼吸だからね! 迷惑系とか揚げ足とるとか 誹謗中傷とか罵り合いとか。 男ってそんなんじゃねーじゃん。 こいつらみたいにカッコ良く生きたいねぇ!
So Blue…
「あのライブは…とても蒼かった」 仙台、東京、そして「彼の地」… 自分にとって縁のある土地ばかりが舞台だったので観る。 前半はやや違和感や水臭さを抱えながら観ていたが、後半一気に引き上げられた。 スクリーンから胸ぐらを掴まれた感じ。 ジャズは昔から好きなんだけれど、ビル・エヴァンスが好きなのでピアノ派ということもありサックスはノーマークだった。 コルトレーン信者だったらもっと入り込めるのかな? それにしても周囲の人々の見守る目が美しい。 立場は違えど、人生や価値観をしっかり映し出している。 唯一の不満は分かりやすいまでのCGで、これだけはいただけなかったが、手描きの描写は力が漲っていた。 特に水が入ったグラス越しの沢辺雪祈(声:間宮祥太朗)の演出、あそこで私は内臓を抉り取られた。 宮本大よ、「彼の地」で待つ...
音に殴られ音楽に圧倒される
そんな映画でした。 原作は未読ですが各人物の心情や背景は原作の方が丁寧に描かれているのではないか、そう推察しながらも劇中で描かれているそれぞれの人物は十分に魅力的でありまた何より熱さが伝わってきました。 JAZZには全く造詣が深くなくむしろ殆ど接してなくても魅了されました。続きが観てみたい。
ライブ感を楽しむ
原作は未読だし、ジャズの知識もほぼゼロ。一度だけジャズバーに連れてってもらったことがあるくらいでジャズって何だかオシャレでカッコいいよねというくらいのド素人。 それでも面白かったし、ジャズにかける熱量感じたし、ライブシーンでは気付けばリズム取ってイチ観客のように楽しんでた。ライブシーンが最高。ジャズってカッコいい!と、思ったら上原ひろみさんでしたか! 山田裕貴さん、間宮祥太朗さん、岡山天音さんの声も良かった。ホントに俳優と声優の境目って無くなってきたな。最後まで声優さんが演じてると思ってた。 ストーリーも良かった。原作はきっともっと濃いんだろうけどそれぞれに3人それぞれにストーリーがあり、共感しかない。 残念だったのはCG。特に演奏シーンは鳴ってる音に体が付いてきてないし、なんかポリゴンっぽくて違和感。演奏シーンこそこだわって欲しかったな。
アツい
自分は予告編を見て観る映画を決める事が多いです。 しかし、たまたまなのかどうかは分かりませんがこの映画の予告編を観る機会が一度も無かったのでこの映画の存在自体を知りませんでした。 「BLUE GIANT」というタイトルを観たときに思わずSF映画!?って思ってしまったくらいです。 自分は特にジャズ好きでも何でもないですが、色んな映画批評サイトを見てもかなり評価が高いので今回観ることにしました。 ジャズ演奏を題材として扱う映画と言えば「アポロンの坂道」や「セッション」を思い出しますが、 ジャズに対する情熱を良く表現できていたのはこの映画かなと思います。いい映画でした。 ジャズって何となくストイックで敷居が高いイメージがあるのですが、こういう映画が作られることによって、よりメジャーになるのは良い事だと感じました。
展開が雑
タイトルが観終わった直後の自分の感想。
劇場内で泣いてる方もいたけど、白けすぎてびっくりした。
先に褒めておく。
【良かったところ】
演奏の素晴らしさもさることながら、演奏中の画面の表現の豊かさには胸を打たれた。サックスに写る舞台照明の力強さ。その眩い輝きに観客の眼鏡等が反射する描写がまだ瞼の裏に焼き付いている。感銘を受けているという表現として美しく、凝っているなと思った。
他にもこちらの心まで捕らえてくる素晴らしい演出は多くあったので、確かに劇場で見るべきかもしれない。
【悪かったところ】
展開の雑さ。これに尽きる。
演奏に時間を割くのだから、合間の絆を培うパートにもっと説得力をもたせるべきだった。
例えば、雪祈が平にバーで自身のいたらなさについて説教を受け、落ち込んでいるところ。(正直初対面の平による人格否定にも何様とは思ったし、その後心理の掘り下げもなく最後勝手に泣いている平を見てコイツほんと気まぐれすぎるだろと思ったが、そこはまあいい。)
で、玉田は何がしたかったんだよ。
「仲間なら慰めるのが筋だろ!」とか言っときながらその後「じゃあ俺を叱れよ!俺が一番下手だろ!」と勝手にナーバスになってどっか行く。
いやそこまで言うならお前が雪祈慰めたれや!まあまあダチョウ倶楽部かと思った。
あとラストライブアンコール前で唐突に「分かるだろ?解散するんだよ」と雪祈が言うところ。
玉田に事前に相談しとけって!コイツ一番このバンドでいたいつってたろ!
結局玉田は大と雪祈と一緒に演奏するために頑張ってきたのに、普通にずっと蚊帳の外だったなと思った。初心者視点として有用+差し出口かます役割として良いように使われている印象しかなくて不憫だった。
あとSO BLUEで演奏するって決まった後から雪祈が「今まで頑張ってきたよな…」みたいなことを言い募っていたパート、(これこの後絶対交通事故に遭うやつだ)と思っていたら本当に遭ってて不遇さと滑稽さで笑いかけた。そんなありきたりなことあるんだ。
で交通事故に遭った!その翌日SO BLUEアンコール登板! 出来るわけないだろ。ここ展開絶対無理矢理作ったろ。
【感想】
終わった後本当にモヤモヤした。
SNSでもこのウェブサイトでも賛辞ばかりで驚く。人の評価とはこうも当てにならないものかと再認識した。あまりにイライラしすぎてこうしてわざわざ登録してレビューまで書いている程だ。
結局、音楽の良さとしてもレビューの信頼性のなさとしても劇場に足を運んでよかったと思った。
少し無理のあるシンデレラストーリー
熱い想いを持った10代のシンデレラストーリー。 いろいろツッコミどころがあり、もう少し心理描写を丁寧に描いてほしい気はした。 短い期間であれだけ上達するのも???でした。 2時間におさめるには仕方ないのかもしれないけど少し残念。
JAZZは大人の音楽
と思っていたけどこんなに熱いとは。最初大の息継ぎの音が気になったけど途中から一緒に息してるような気持ちに。演奏の音と映像が素晴らしかった。
思ってたのと違いました。
思ってたのより4・5倍は良かった。 本当に良かった。 久々に映画館で泣きました。 もともと原作ファンで、上原ひろみファンで、悪くはないだろうと思ってました。しかしまあ、原作の素晴らしい音の表現には実際のリアルなサックスの音は敵わないのではと思ってました。 私ごときのイマジネーションを軽々超えてきました。 すいませんでした。 この映画のすごいところは、歌詞のない楽器の演奏の力で自然と涙させるところですね。 ちょっと他にないのではないでしょうか。 ストーリーも、少しでも楽器演奏に時間なり何なりをささげたことのある人は、深く共感できるのではないでしょうか。 しかし玉田君、初心者であそこまで行けたら間違いなく天才です。 (中の人はとんでもないドラマーですが) 初めて大と合せて空き缶叩いた音がもうスイングしてましたから。
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