アイス・ロードのレビュー・感想・評価
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予想したよりも良かった。
そんなに期待していなかったけど、とてもよくできた作品で
とても満足しました。
リーアム・ニーソンに弟がいるという役柄が珍しく、その点も
面白いし、弟との兄弟関係も魅力的でよかった。
30tトラックでアイス・ロードを走行するシーンや
雪山道での撮影も迫力満点。
プロのドライバーの仕事ぶりも丁寧に描かれていて、
牽引や横倒しになったトラックを起こすシーンなど
面白いシーンも多々あって、引き込まれました。
キャストもリーアム・ニーソンやローレンス・フィッシュバーン
以外はあまり有名な人が出演していないので、それぞれの
キャラクターがどうなるのか、わからないのもいい。
でも弟のガーティの忙しさからして、あの扱いは残念。
戦うリーアムおじさんが好きです
リーアム・ニーソン映画というジャンル
リーアム・ニーソンの「96時間」から始まった(と個人的には思っている)「オジサンアクション映画」。本家のリーアムおじさんの最新作。さすがに年齢的な問題があるのか、派手なアクションは控えめ。最近のリーアムおじさんは素早い動きをしない映画ばかりだ。でもそんな状態の主人公でもそれなりのアクション映画って作れるんだな。
あれだけの重量のものを載せてアイスロードを走ることがいかに大変なことなのかって宣伝されていた記憶があるので、意外とそうでもなかったのが少し残念だった。もちろんトラブルはあるんだけど、吹雪くから氷はすぐに復活しちゃうし。それに兄貴(リーアム)が意外とドジなのが笑える。笑えないレベルのドジなんだけど。それで弟が命を落としそうになるし、すぐキレちゃうし。弟よりも兄貴の方がトラブルメーカーじゃねーか。
他にもツッコミどころの多い映画なのだが、悪いこと考えている奴らとの対決とか、仲間との信頼関係とか、兄弟愛とか、見どころはちゃんとしていた。
それにしてもかなりコンスタントに映画の主演をしているリーアム・ニーソン。一時期のニコラス・ケイジの出演ペースを想起してしまう。もはや「オジサンアクション映画」のジャンルを飛び越え、「リーアム・ニーソン映画」とジャンル付けしてもいいのではないか。本編始まる前に、次の主演作の予告編が流れているのを見て、もう次があるのか!と驚きながらそんなことを思った。
スリル満点
兄弟愛が素晴らしい。オススメします
リーアム・ニーソンのこの手の作品はハズレがないだろうと思って見てきました。
予想以上に面白かったです。意外だったのは訓練を受けた元暗殺者とかCIA職員とかのよくある設定はなく、
イラク戦争で後遺症のため失語症の弟の面倒を見る心優しいトラック運転手の兄を演じていて二人の兄弟愛が良く描かれていました。
30時間以内に鉱山事故現場に重量のかなりある救出装置を厚さ80センチの氷の道「アイス・ロード」を通って届ける内容ですが、救出活動を邪魔する悪役の登場で次から次にトラブルが続き最後には・・・。
多少気になる箇所はありますが巨大トラックの雄姿とトラブルを兄弟が協力して解決する姿が胸を打ちました。
恐怖の報酬という名作がありますが、その兄弟版というところでしょうか。
「マトリックス」シリーズのローレンス・フィッシュバーンがリーダー役で元気な姿を見せてくれます。
失語症の弟役が上手で心温まりました。誰にでもお勧めできる安定のリーアム・ニーソン主役映画でした。
飽きた
いろいろめちゃくちゃだし、もう飽き飽きしたパターン。
北国版『恐怖の報酬』のスタイルはとりつつ、リーアム・ニーソンがいるので当然事件には裏があり、陰謀渦巻き命を狙われる展開。
後半は時間の概念があってなきがごとし。
あと何時間、何分と口では言うが、やってることは数時間かかるような内容。
雪ですれ違いが無理な一本道で、別のトラックをトレーラー連結を入れ替えるなど「どうやってやんの?」というむちゃくちゃさなど、ツッコミどころ多数。
次々とピンチが襲ってきて観客に考える暇を与えない工夫だけは頑張っているなぁと、生暖かく見守るモード。
時間とお金に余裕があって、ニーソンのこういうパターンが好きな方にはいいですが、正直私はもう勘弁。
『アルマゲドン』の脚本家ヘンズリーが監督と後で知り、科学と理屈は全くなく、感情で全て片付ける世界でありました。
この人が監督と知っていたら、観に行かなかった。
弟君の扱いが
展開は全て予想通りのアクションムービーだけど、
久しぶりにリーアム・ニーソンが見れて良かった。
PTSDの弟君は、大変活躍していたが、
あそこで死ぬ必要あったのか疑問。
程よくお荷物障害者が亡くなって、お兄さんはトラックを手に入れたようで、どうも気分が悪かった。
すごく楽しめた
リーアム兄さん。めでたく普通に普通のTRK野郎になる。
いや、弟さん、無茶有能ですやん!
直ぐにクビになるのは、兄さんが喧嘩っ早いからでっしゃろ。どう見てもw
リーアム・ニーソンである必要性はゼロだと言う、働くクルマと男の話なんですが、リーアム・ニーソンでもエエやろ?って言う、アメリカの田舎の漢(そもそもアメリカ国土の99%は田舎じゃん)ストーリー。
96時間の呪縛から、そろそろ解放してくれ!的な、普通の野蛮人役です。と言うか、今回は30時間w
一筋縄では行かないミッション。苦労と犠牲の上で目的地にたどり着き、勧善懲悪も完。分かりやすくてスッキリする、コレまたアメリカ人好みのトラック野郎物語り。
退役軍人、アメリカ先住民、悪徳企業と汚いエージェント。もうね。登場人物像も鉄板のテンプレに御座います。
安心してハラハラドキドキしてくださぁーい!
って事で。くつろぎながら見れると言うのが、物足りなくも無いけれどw
F-350が普通に走ってるって(フィッシュバーンの車)やっぱりド田舎だと思う。日本で乗り回したら大騒ぎだよ。デカ過ぎてw
普通に楽しかった。
やっぱりそうなってしまうのね
なぜか、よくわからないが、リーアムニーソンの映画は見たくなる。
でも、見た後毎回思う。とりたてて傑作ではなかったと。
本作も傑作ではなくごく普通といったところか。
ただ単に氷の上を疾走するだけではなく、いろいろこじれた展開になる。
トラックを3台用意するところがミソですな。
あーあ、最後、殺さんでもいいやろ、と思うのはこういう映画のパターンなのかいな。
リーアム好きか「強い漢の映画」好きかで分かれる
結構なハラハラドキドキで快作映画でした。
ただリーアム・ニーソン主演アクションということで、「Taken(96時間)」のようなアクションのテンポや強度を期待される方は、ちょっと進行に退屈さや爽快さ不足を感じるかも知れません。
何故なら本作では彼はただの「職にあぶれた中年トラック野郎」であり、名うてのストリートファイターでも元・伝説の特殊部隊員でもないからです。格闘や相手を倒すシーンでも、パンチで華麗にボコるとかダイ・ハードの悪役の最期のように吹っ飛ばして爆散するとかありません。全体的に地味だし、最後も普通の日常でヒロインが惚れたりもしません。
でもあれだけの難仕事にもし現実世界のイケてない金欠兄弟や強がりだけのネーちゃん運転手が挑戦したら、実際あれが超ベストな対応でしょう。
闘うのと同じくらい破損修復やスタック脱出の作業、穴塞ぎに時間や画面が割かれているのは、この映画が所謂アクションヒーロー物やタイムリミット・スリラーでないとの意図的演出であり、大して強くない“普通の男”を演じるリーアム・ニーソンを楽しめれば、かなり良い映画に見えます。
坑道のドラマ不足を指摘するレビューも多いようですが、もし現実に自分があの中に居ても出来るのはあの程度、と思えられればリアルです。
まあじつは私、「96時間」でのリーアム・ニーソンのあのスムーズかつ痛そうな、“リアルに見える”格闘シーンも大好きなんですけどね…
密かに、“トラック野郎リーアム、パワーアップ第二弾!大砂漠横断「デザート・ロード」”とかないかなーと思ってます。
はらはらドキドキの連続!でも本当に怖いのは・・・・
「塩沼亮潤とひろこさん」
今回は一般人です。
リーアム・ニーソンはいつものCIAエージェント上がりでは無いので、ガンガンぶっぱなすわけではなんだけど、しぶとさは健在です。
ツッコミところが多い映画なので、ひょっとしたらPに結構やられちゃったかな?
アイスロードとは凍りついた湖上を冬の間道路として使っていることを言うそうだ。
ならば、氷上の戦いこそがスリルになるはずなのに、意外にも陰謀絡み(ショボイ陰謀だけど)。
いまいちよく分からないのが
陰謀はどうして企てられたのか。
→鉱山がメタンガスの引火で爆発落盤して鉱夫が閉じ込められる。これを救うために運ぶ掘削する装置がめっちゃ重く、だから氷上を運ぶスリルがある。でも、そこの扱いが割に軽い。ロードムービーと捉えればそこにこそドラマがあると思うんだけど、安易に陰謀を入れたものだから安くなった。
行動のムダ
→初めに猛牛走りとわざわざ確認と意味を言っていたのに、ちっとも猛牛じゃない。挙句1台沈めてしまう。
→途中で裏切り者にやられて積荷を沈めてしまい、トラックの頭部だけになったところで爆走するが、追いついてからのカーチェイスも緩め、時間の配分も悪い。
→先行するトラックにニーソン達が追いつくけど、燃料を抜かれて動けないトラックを入れ替えばすぐに動けるのに、わざわざ燃料を入れ替えたりするから、敵によって使われてピンチになる。
→橋のくだりは弟を死なせるためのシークエンスに見えてしまう。
→全体的に無駄にした時間が多く、そのために作戦は失敗寸前。
納得いかないのが、機械が届いたらあっという間に救出されて、へっ?となりました。
リーアム・ニーソンとマーカストーマス(弟)に免じて、3.5
いついかなる時も大惨事
7月に「ファイナル・プラン」、来年には「マークスマン」とアクション作品への出演が続くリーアム・ニーソン。御年70ながら、まだまだ現役でアクションスターとして体を張っている姿は本当にカッコいいなと思いました。
そんな本作、アイスロードという薄氷の道をトラックで駆け抜け続け、洞窟に閉じ込められた人々を助けるための機械を運ぶ物語と思い鑑賞しましたが、少しだけ思ってたのとは違いました。でも面白いには面白かったです。
割とアイスロードの上を走っている時間は多くなく、常にトラブルがつきまとう作品でした。特に悪役のバルネイが一体何を原動力にしたらそんなにタフに悪を全うできるんだ?というぐらい死の淵からの復活を果たしまくっていました。序盤に登場した時に何かしら裏切るんだろうなという胡散臭さは出ていましたが、ここまで完璧なヴィランを演じられると頭が上がりません。死に様も誰よりもド派手でした。
リーアム・ニーソンのトラックからの脱出だったり、車内でのバトルもとても見応えがありました。でもグーパンが1番迫力がありました笑。
もちろん基盤のアイスロードの上を走るというのもしっかり映像として見応えがありました。氷がバキバキと割れていく音、アングルを変えながら魅せる緊迫感、実際に割れた氷の中にトラックごと引きずりこまれていく恐ろしさと、観る前に想像していたものよりも何倍も楽しいものが観れました。
ただ、ご都合主義な様子がちょくちょく垣間見えたのは難点だなと思いました。割と長寿のトラックだったり、氷が止まってくれたりと。まぁ仕方ないっちゃ仕方ないんですけど惜しいなって感じです。あと弟の死に方はなんとも可哀想な死に方でした。うーん生き延びても良かったのでは…
ツッコミどころは多すぎて大変ですが、体全身で楽しめる快作です。リーアム・ニーソンをいつまでも応援しています!
鑑賞日 11/14
鑑賞時間 11:20〜13:20
座席 C-16
監督の手腕は大したもの
文句なしに面白かった。ボディダブルのスタントマンもいたとは思うが、御歳69歳のリーアム・ニーソンが体を張ってリアルなアクションに挑んでいるシーンに胸が弾む。
ストーリーは意外に入り組んでいて、単に危険を冒して荷物を運ぶだけの映画ではないことはすぐに解る。シーンは極限までカットされていて、テンポよく物語が進んでいく。そんな中で主人公マイクをはじめとする登場人物が上手に紹介されている。脚本も担当したジョナサン・ヘンズリー監督の手腕は大したものだと思う。
特にマイクの弟ガーディの人物造形は見事で、愛されるために生きているような無辜の人間だ。ガーディが愛されないのは世の中のほうがおかしいからだ。マイクの怒りは根深い。
それともうひとり、先住民の血を受け継ぐタントゥという女性ドライバー。勇敢で負けず嫌いで正直者である。この人が迫害され差別されるとしたら、やはり世の中のほうがおかしい。タントゥがいつも怒っているのはそのせいだ。メイフラワー号以来の400年にわたる怒りと言ってもいい。
ところで、タントゥ(Tantoo)という名前でどうしても思い出してしまったのが、ターントゥ(Turn-To)という種牡馬である。日本の三冠馬ディープインパクトの父サンデーサイレンスはターントゥ系のサラブレッドだ。競馬に詳しい人ならすぐに解るが、そうでない人には何を言っているのかわからない話である。どうもすみません。
牽引の免許取得はかなり難しいが、ユンボなどの重機を操るオペレーターは、現場に重機を運ぶのに必要だから取得している。一度話を聞いたことがあるが、日当は6~7万円だそうだ。結構な高額である。ユンボの免許も含めて特殊な技術であり、危険も伴うから、金額としては妥当だと思った。
本作品に登場する牽引車は、アメリカならではのデカさである。貨物車(トレーラー)も巨大だから、生身の人間の力ではどうにもならない。動かすには強力なエンジンの力が必要だ。そこに本作品の面白さがあると思う。
全168件中、101~120件目を表示