アイス・ロードのレビュー・感想・評価
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ニーソン印のアクションにもいろんな可能性がある。
ほんとにどれだけ仕事してるんだと、年齢を思って心配になるほどリーアム・ニーソン主演のアクション映画が次々と公開されている。また似たような、と思いそうになるが(似ていても面白いけれども)、『アイス・ロード』はちょっと趣きが違う。それなりに戦いのスキルも持ってはいるが、今回のニーソンはあくまでもトレーラー・トラックのドライバーで、昔気質のトラック野郎という設定だから。
悪い組織の陰謀に巻き込まれたりはするものの、基本的にはトラックの運転がメインなので、超人的なスキルを発揮することはない。とっつくにくいけど、実は人情家で、プライドは失っていない貧乏人が、仕事の矜持を発揮して一生懸命にがんばる。こういう映画を観ていると、ベタなジャンル映画に出続けているニーソンが、結果としてジャンル映画のクオリティを高めていることがハッキリしてくる。
さすがに超人的な活躍にはそろそろムリが出てくるでしょうが、まだまだニーソンにはアクション映画でやれることがありそうですよ。
敵が不死身すぎる!
死のミッション“氷の道”、アイスロードを抜けて26人の命を救え~という体のアクションよりもトラックのアクション作品。『恐怖の報酬』を彷彿させるようなハラハラドキドキ感満載。ローレンス・フィッシュバーンまで出演してるのも嬉しい限り・・・と思ったら・・・
整備工の弟ガーティ(マーカス・トーマス)がとてもいい。イラクに派兵されてPTSDの失語症となってしまったけど、メカニックとしてはグッドジョブ!多分、ケンワースのパンフレットを熟読して装置の知識も完璧だったんですね。すごいわ。
そしてアンバー・ミッドサンダーが可愛い。スー族だというが、人種差別とも戦っている勇敢な女性のイメージだ。そしてニーソン兄貴はスタントなしでよく頑張った。
そんなに強くない
ドキュメンタリーで有名なアイスロードで命を懸ける人たちの話。
今回のリーアムは特殊部隊出身でもない一般人なので強くない。そのへんのアクションは期待しない方が良いですね。ツッコミ所満載ですが、大型トラックによるハラハラチェイスや氷上走行のハラハラが見どころですので。弟くんは予想外の活躍。
エンジンかかるのがちと遅いアクション
敵がターミネーター2の敵並にしぶとい。多分人間じゃない。
リーアム・ニーソンは『サード・パーソン』を見てから注目してる俳優なんですが(遅すぎか)、本作はリーアム・ニーソンの演技力で保ってるように感じました。
流石の演技力で、というか流石すぎてちょっと、何か、アレー…?浮いてる…?ってくらい1人だけ演技力高すぎる。他のメイン俳優がパッとしないと言ったら失礼かもしれないけど…唯一、老舗っぽい見たことある俳優がいたけど序盤で退場だったし。
もちろん「うまい奴しか出すな!」とか言ってたら俳優が育たないし、むしろどんどん出してもらって構わないんだけど、やっぱり差が際立ってしまうほどだと見てて気になってしまう…ただ、この映画はそこまで大作のつもりで作ったわけでもないのかなと。
先住民や退役軍人の扱いの悪さを前面に押し出した作品があまりないので、そこは評価できます。というか、そこを言いたいがために主人公に有名俳優を起用して、そこそこの知名度にして皆に見てもらいたかったんじゃないかな。
アメリカの退役軍人の扱いの酷さ…戦争の間利用するだけ利用して、その後深刻なPTSDやパニック障害等を患っているために、戦争から帰っても普通の仕事に就くこともできずホームレスになっている人が多いのだとか。それを知っておきながら国は何の援助もしないとのこと。
いや、どの国もとにかく立場の弱い奴、少数派は叩き潰して黙らせて、何もしなくて済むならそうしよう!無かったことにしよう!と思ってるだろうけど、ここまで知れ渡ってるのに無視し続けるのもなかなかの根性。
先住民に至っては、数が少なくなる一方だからか寿命待ちですか?とちょっと捻くれた見方をしてしまうくらい話題にならない(政治の場にはもちろんいますが)。ましてやドキュメンタリーや捏造歴史もの以外の映画で取り上げられることなんてあったか?
ということで、「オイオイ見えないフリしてんじゃねーぞ!」と社会にぶち込んでくる作品として一定の価値はあるかなと。
ストーリーはツッコミどころ満載で、崖から落ちてもかすり傷だったり、死にかけてた人が助かった途端ピンピンしてたり、オイオーイ!な点は多々ありますが、つまんなくはないです。迫力もあるし。
ある程度、ストーリーが面白ければご都合主義に目をつむれる人向け。
先住民役の俳優は、最初見た時はパッとしないな、何でこの人選んだんだろうと思ったけど、見ているうちに何となく良いなーと思うようになり(笑)、起用されたのもわかる気はした。
ただ、やっぱり(脚本のせいだけど)主人公ばかりが活躍して、先住民の活躍は何かショボかったな…という感じ。まあ主人公が一番活躍するのは仕方ないんだけど、それにしても何かなあ??
一昔前の「とりあえず足を引っ張るのは女か子供」という感じは流石にもうないんですが、どうにも先住民とか何とか設定を入れてみたものの、それを活かす場面が思いつかなかったのかなと感じる部分がチラホラ。
とりあえずキャラ設定とストーリーの大枠だけ決めて、何かエエ感じのできたらそれでヨシ!みたいな雑さを感じるというか。
一応「設定を使って」はいるのですが、活かしたとは言えないかなと。
主人公はすぐキレるし、すぐ騙されるし、現実にいたら間違いなく付き合いたくないタイプなんだけど、リーアム・ニーソンだからか?そんなに嫌なヤツ!こんなヤツ応援したくねえ!となるほどでもなく、安直なアメリカンヒーローでもなく、人間らしくてちょうど良い塩梅だったのかな。
ハラハラシーンは割とすぐ始まるんですが、如何せんほとんどがトラックで荷物運ぶシーンなんで、絵的にもあんまりパッとしません。し、アクション始まるのもだいぶ後の方。
突然うすーいミステリーが途中に入り、その後サスペンス・スリラーのようになり、最後にアクションという感じなので、リーアム・ニーソンの格好良いアクション見てスカッとしたい人には不向きです。アクションというアクションはほとんどないですし、何ならそのアクションシーンも、おっさん2人が氷の上でツルンツルンしながらモダモダグネグネしてるだけです。最初はハラハラしながら見てたけど、段々笑えてきます。
でも、面白かったからヨシ!
やや暇な人がビールでも飲みつつ、オッサンの成長を優しい目で見守りながらアメリカの社会問題にちょっと関心持つための映画。
リーアム・ニーソンのレスキュー・アクション
『アイス・ロード』
アイス・レスキュー・アクション
ガス爆発による落盤事故で、閉じ込められたダイヤモンド鉱山から、26人の生存者を助け出すためのレスキュー・アクション。しかし、鉱山での救助シーンではなく、救助のための資材を、事故現場まで運ぶ巨大トラックによる爆走アクションを中心に描いている。その鉱山までの最短経路が、表題となっている、春になって溶け始めた厚さ80㎝のアイス・ロード。
当然、氷が緩んだアイズ・ロードの上を35トン近い巨大トラックが走るのだから、スビートが速ければ衝撃で、遅ければ重さで、氷が割れてトラックは水の中へ…。他にも、積載量限界の橋の横断、トラックの故障やスリップ等、手に汗握る緊迫感の連続で、危機が迫りくる。一方で、この落盤事故自体が、運営会社による陰謀が隠されていることが明らかになる中で、資材を運ぶマイク達に、新たな危機が立ちはだかる。
主演の資材を運ぶトラック運転手マイクに『96時間』シリーズでお馴染みのリーアム・ニーソンが演じている。知的障がいの弟を連れて一攫千金を夢見て、形振り構わず挑むドライバーの姿は、孤高のアクション映画がよく似合う、ニーソンらしい作品と言える。
極寒の地での命がけのアクション・シーンは、撮影の苦労も多かったであろうが、『アイス・ロード』の名に相応しく、その冷たさだけでなく、痛さまでも伝わってくる演出は素晴らしい。
しかし、緊迫感を保つために、事故現場の酸素残量が30時間というシチュエーションもあるのだろうが、ご都合よくトラックが起き上ったり、連結し直したりと、ややシーンとシーンの繋ぎの雑さは気になる部分でもあった。
兄弟の絆
どう考えても無謀なルートで運航します。
氷の上を走りますが、荷物は35トンです。
この条件でやる人がいうっていうのがすでにファンタジー。
荷物を運ぶだけのつもりだったのに…なパニック・アクション。
兄弟の絆にグッときた。
リーアムニーソンが堪能できました
氷上を舞台にしたパニックアクション。
リーアムニーソンが良い味出してて、トラックがとにかく似合います。
ただ、予告で観たほど緊張感が持続しなかったかな?と行った印象。
大きいスクリーンで観れなかったのも、そのマイナス要因だったのかもしれません。
やっぱりこの手の映画はスクリーンでこそなんでしょうね。
ただ兄弟の関係性を上手く活かしたりと、全体の作りとしてはよく纏まっていたと思います。
なんといってもリーアムニーソンが堪能できました。
70歳にしてまだまだ色気満載な彼の活躍が楽しみです。
久しぶりにパニック映画をみた
最初は「恐怖の報酬」のリメイクかと思っていましたが、ちょっと違いますね。
企業側の思惑と命を救いたい人と助かりたい人の気持ちがわかるし、次々に起こるハプニングにハラハラ・ドキドキの連続でした。
昔によく見たパニック映画のような感覚を覚えました。
乱暴だけど弟思いのお兄ちゃんと障害あるけど頑張る弟の激闘のバディアクション
予告を見て、ワクワクしながら鑑賞を始めたが思っていたストーリーとは違う展開となり、少々がっかりした。
これから見る人にはある程度覚悟していただきたい。
また、アクションシーンはもっちゃりもっちゃりしててキレがなく、酷いとしか言いようがない。
しかし、それでも乱暴だけど優しいいかにも昭和なリーアム兄貴とPTSDに苦しみながらも仕事をきちんとこなすその弟(無能言われてたけど本当か?)が懸命に困難に立ち向かう姿はほっこりするし、熱い。
リーアム映画はなんというか殺伐とした戦いの中にも情に訴える映画が多い。この作品もそうだった。
見れてよかったと思う。
トラックエンタテインメント
はじめからフラグ立ちまくりの展開。
既定路線で進むのか。。
と思いきや、
うまい展開で話は進んでいく。
テンポもよい。
最後の救出方法などにも敢えて深く
触れてないのも、バランス的にはいいかと。
あと、トラック事故で、あそこまで復帰
出来るんでしょうかね。。
本業のかたが見ると突っ込みどころ満載かも
しれません。
でも、トラックをここまでエンタテインメント
に仕上げた手法は、なかなか上手いと思いました。
頭を使わない内容で、平日仕事の後でも楽しめました。
ありがとうございます。
ウィニペグ!
私がホームステイをしたマニトバ州ウィニペグ!
なつかしい!
ただそれだけで、他は特になにも印象に残らない駄作
ちなみにウィニペグはオーロラが見えるときはありますが、北緯がそれほど高くないので綺麗な虹色には見えません
それは忠実に再現していたが、こんなことに気付いたひとはわずかだろうなあ(笑)
普通人のリーアムニーソンさん映画
リーアムニーソンさんの役者力の高さや…
私、海外俳優で一番好きなのがリーアムニーソンさんで、これまでR指定のあるものは苦手なので見ていなかったのですが、トラックのおじちゃんリーアム、よかった。安心感がある…。かっこいいなあ…、
せっかく氷と極寒と真っ青な空が舞台の映画だから、もっと白昼堂々パニックアクションがあれば見てる方もテンション上がったと思いますが、この作品は「普通の人間がこう言う困難に立ち向かったら…」って言う雰囲気でした。なんか、なんか足りない。
リーアムの最高の演技を持て余してしまった演出と脚本だったかなーと😭
かっこいい俳優さんの後ろに美しい風景添えるだけででもかなりいいシーンだと思うけど…無かったなあ。
企業のミスで事故になり、それを隠蔽しようとしてるのはセリフの中でわかりましたが、もう少し深掘りして欲しかった。「隠蔽してるんだ!!」で動機が終わりだったので、本編後半、「あれ、この人達何と戦ってるんだっけ???状態でした笑
主人公の弟は生きていて欲しかった、いい人。
映画らしく、PTSDが改善するみたいな、そんな晴れになる展開を期待していたけれど…、無駄死に感が。
あと、同行していた敵と、主人公のカーアクションシーン、想像してたのと3倍尺が長くてびっくりでした。途中でぼーっとしちゃいました笑
脚本がんばれ!!と全体的な感想に思う作品でした。
リーアムニーソンさん、極寒の中、潜水撮影お疲れ様でした😭
そもそも無理難題でしょう
凍った湖の上の冬季限定道路を30トンものモンスター・トレーラーで走るだけでも無理難題なのに妨害工作まで絡むから自然の驚異と悪党絡みの2重スリラー仕立て。舞台となったアイスロードとダイヤ鉱山はカナダのノースウェストに実在するらしい。
登場人物もPTSDの退役軍人や原住民とかキャラは社会派っぽい。
ただ、悪役の動機がよく分からない、ダイヤの横流しでもしていたのなら別だがガス漏れセンサーを止めてどうしようとしたのかしら。
早々に3台の内、一台は水没、2台は横転、えっ、もう終わり?と思ったら、横転したトレーラーをウィンチで元に戻せるなんて想像もしていませんでした。一難去ってまた一難の繰り返し。
胸に木が刺さった彼女が死ぬなら分かるが、何度も危機を生き延びてきた弟が終わり近くであっけなく圧死とは、不純な感動作志向でしょう。
銃があるのにやたらと肉弾戦というのもリーアム・ニーソンさんだからかしら、モンスタートラックにスノーモービルなんてすぐにでも弾き飛ばせそうなのに意外と手こずりましたね、気を揉ませたかったのでしょうが多くの人命がかかっているのだからもう少しスマートにテキパキと進めて欲しかった。
映画館で見るべき…
氷上の巨体トラックチェイスは新鮮だったが氷上という緊張感とダイナミックさが伝わって来なかった。劇場ではないからであろうか。リーアム・ニーソンの肉弾戦も動きがもさい気がして、キレがない。ローレンス・フィッシュバーンの呆気ない死はかなりの驚きだし、弟の死も呆気なかった。結局悪党一味はあそこまでして、隠すことだったのか不思議でならない。最初と、最後の爪楊枝も取ってつけたようだった。
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