死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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阿部サダヲのあまりに澄んだ瞳が恐怖。
あの「凶悪」の白石和彌監督ですから、グロさエグさは覚悟していました。それでも拷問シーンは目を開けていられませんでした。が、冒頭の美しい花びら(のようなもの)の正体に気づいたときの気分の悪さ。。嗚呼。
阿部サダヲさんの作りこんだ善人キャラクターはお見事だけど、目を見張ったのは岡田健史さんの演技。ごめんなさい、こんなに上手い方だとは思っていませんでした。阿部サダヲさん演じる榛村に操られてどんどん表情が変わっていくのには驚きました。
何度も登場する拘置所の面会室。特に最後の面会シーンは圧巻でした。心の操りをああいうふうに表現するのか!とゾクゾク。
ラストのオチは正直よくわかっていないというか、納得できないというか。
はっきりと描いていないのでこちらがどう落とし込むかということなのでしょうが。
怖い怖い。
感性の違いなのかな?
あまり恐いとは感じなかった。幼少期の体験があった方が、なぜこの性癖に至ったのかが納得できたと思う。楽しめたひともいると思うので、良し悪しは感性の違いの問題だと思うのですが、一点の矛盾が気になります。なぜ、最後彼女のバッグから真新しい被害者の資料がでてくるのだろうか?弁護士事務所からのコピーのはずなのに。
ちょっとグロ
サイコホラーであることは知っていたので、白石監督の「凶悪」のような映画を想像していた。阿部サダヲはさすがとしか言いようが無いのだが、中山美穂や岩田さんの演技、存在はよくわからなかった。グロシーンは見ないようにしていた。
この映画より胸糞悪いのはケータイの電源切らない客
2022年映画館鑑賞21作品目
5月22日(日)イオンシネマ石巻
ポイントを使い1800円から1300円
原作未読
監督は『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』『彼女がその名を知らない鳥たち』『孤狼の血』『凪待ち』『ひとよ』の白石和彌
脚本は『婚前特急』『さよなら渓谷』『そこのみにて光輝く』『まともじゃないのは君も一緒』『ボクたちはみんな大人になれなかった』の高田亮
23人の真面目で頭が良い17歳から18歳の少年少女と成人女性殺害の容疑で死刑が確定した凶悪犯罪者榛村大和
大和が経営していたパン屋に馴染み客だった筧井雅也は接見室で再会
大和の証言によると成人女性だけは殺していないという
大和を信じ真犯人を探す雅也
しかし結局のところ何もかも出鱈目だった
死刑囚榛村大和に阿部サダヲ
弁護士事務所アルバイトの大学生・筧井雅也に岡田健史
長髪に顔に痣がある気味の悪い男・金山一輝に岩田剛典
雅也と同じ大学に通いのちに肉体関係になる加納灯里に宮﨑優
雅也の父・筧井和夫に鈴木卓爾
雅也の母・筧井衿子に中山美穂
大和の元同僚・滝内に音尾琢真
山林で成人女性の死体を発見した赤ヤッケの女に岩井志麻子
面白い!
作品内容からして不謹慎だがこれはサスペンス&ミステリーとしてとても良くできてる
ガリレオの柴咲コウのような人には叱られるかもしれないが面白いんだから仕方がない
原作がそれだけ優れているんだろう
最後は蛇足だと当初は感じたがよくよく考えてみると娯楽映画としては悪くない
拷問シーンはエグ過ぎる
白石和彌監督ならでは
PG12でいいの?
話としては面白いが岡田と宮崎には魅力を感じなかった
若い美男美女だが役者としてまだまだ好みじゃない
鈴木も中山も主役級の両親役としては近頃の邦画としては主流ではない
岩田は良い仕上がりだ
なんと言っても阿部サダヲだろう
僕は彼のハイテンションな芝居が嫌いだ
だが今回は違う
素晴らしい
この役にハマっている
ブラボー
殺人鬼の血縁ではない
殺人鬼の血縁ではないと、主人公が直感で確信するのは、対外的には「サラリーマンを殺せなかった」からだが、僕が思うにそのあと灯里と会い、非現実的な暴力の高揚感の中、その場に彼女という格好の獲物候補に行き合いながら、いたってノーマルな性欲で昇華出来てしまった事実によって自覚さたからだと考える。
孤狼の血の上林でもそうだが、白石演出の「まったく同情心を芽生えさせない可哀想な過去エピソード(笑)」はどういう計算をすれば撮れるんだろう、とたぶん誰も感心してないような箇所で自分はすごく感心してしまった。
好きな終わり方
1人の殺人鬼によってみんな狂わされていく話
大筋とかはきっとこうなのかなー?って思いながらもラストの展開で驚かされた。
とても好きな終わり方
拘置所のガラスを使った演出が沢山あって印象的だった。
シンパシーを重ねてる部分はシルエット重ねたり、劇的表現があったり。
小説が読みたくなる映画でした。
86/100
花びらを川に流す
と思っていたら爪だった。
痛さを求める生き方って連なっていくの?
リアルなまてにエゲツナイ描写に目を覆い、帰ってしまいたい。
心にまで触ってくる阿部サダヲの目は本当にこんな奴だったんだと思わせる程、硬質に据わっている。
これから先
無理っっっ🤣🤣🤣🤣
これからは阿部サダヲが善人の役をやってももう信じれない気がする🤣🤣🤣
批判ではないけど
岩ちゃんが配役の必要性ってあったのかな😗
あと最後まで気になったのは
殺しかけた中年男性からは通報されなかったのかな😨
殺人未遂やん!普通逮捕されるよね!?
コナン観れば良かった!!
リアリティーが無さすぎます。
サイコホラーなのに。登場人物の心理的な動きが不自然かつ突飛で共感も恐怖もありませんでした。
無秩序型の殺人鬼ならまだしも完全な秩序型であり頭が良く誰からも好かれる人柄と言うならもっとちゃんと「これなら私も好きになってしまうかも」と思うような説得力が欲しかったです。
いやこれ普通に怪しいやろと思うような接触の仕方ばかりで容易くコントロールされる周囲の人間の方が病んでいるように見えました。
岡田健史の濡れ場がなければクソ映画認定していたところです。
割と高評価だっただけに残念です。
さほどグロくもないです。
正直エンタメとして楽しめなかった。
阿部サダヲさんのサイコな描写も皆さんが言うほど怖くなくて、爪ってそうやって剥がせるんだーふ~んくらいでした。それと24人も殺してその中である条件の少年少女を選んでいたけど、あまりピンとこないし"虐待"がお話に盛り込まれている時点で、成長後はみんな不幸とは限らないじゃんって突っ込んでしまった。(何事もなく平凡に生きてる人もいますよここに...)
でも素直に阿部さんと岡田君のクライマックス面会室のシーンは釘付けになり、そこはダークな世界を充分堪能できました。
冒頭は見るに耐えない
冒頭から見るに耐えないシーンが続きます。
客層は20代~30代のカップルや女性同士が多かった印象です。座席もほぼ満席でした。
「よくこんなグロい映画を選んだな…」
そんなことを考えながら観てましたが、見終わったあともその思いは消えませんでした。
エンドロールをみたら岩田くんの名前がありました。若い女性は彼目当てで来てたのかな?
シリアルキラーの大和の造形は見事でした。
ただ、物語自体に普遍性は薄く(誰もが一歩間違えたら、闇に引きずり込まれると思えるような感じがしない)、ゆえに共感性も薄いままでした。
中山美穂の幸の薄さは良かったです。
ラストシーンまでが映画
観賞後に疲れた、と感じる。
岡田健史が追い詰められていく姿が本当にこわい。
阿部サダヲは良い。何がとか言葉では表せないけど、良い。
所々のグロいシーンが辛い。
カップルで観に来ていた人たちが帰り、どんよりしていた。
生きてて本当にこわいのは「人」なんだな。と思った。
人間の心
絶対という言葉は人間の心には通用しない。
自分で自分を理解したようでいて理解できていない。
性格というものも自分のスイッチ一つで切り替えれると。自分で変わるのか他者に変えられるのか。
北九州殺人事件や尼崎殺人事件とか全容を見聞きしてもそんな簡単に騙されんやろ〜とか思ってるあなた!そこのあなた!ほんとに人心掌握や恫喝に長けたやばい奴ってのはこの世に存在します。
そんなことを思いながら鑑賞。
白石和彌 監督久々に楽しめました。赤ペン瀧川先生 の演技がうまくて結構驚きました🫢あとは裁判シーンの 阿蘇山大噴火 さんにも吹いたw
始まり方と終わり方がとても好きな作品です。
目の演技
期待最大で劇場に向かった。
終始吸い込まれるように見てましたが、気づいたら自分が完全に洗脳されているんだと思った。
誰が敵で誰が味方なのかわからない。
ワタシも判別つかないかも。
各俳優さんの目の演技が気になって意識して見ていたから、阿部サダヲの目に吸い込まれすぎて、他の方の目に物足りなさを感じた。逆にそれくらいの表情の人が怖いのかも。
中学の同級生の女の子が、手を舐めるところと阿部サダヲのサイコパスの路線が違うように思い、いっそ最後にもっとサイコパスな彼女でいてほしかったと欲張り
阿部サダヲの催眠術
小菅の東京拘置所での面会シーンは、是枝監督の『三度目の殺人』を彷彿とさせてくれました。
役所広司さんと福山雅治さんがアクリル版越しに対峙、役所さんが、親父ギャグみたいですが「役者が違う」という雰囲気で福山さんを翻弄するのでした。
この映画の阿部サダヲ(sadawo…ちゃんとwが付いてましたね)さんは、我々観客にも異様な親近感を抱かせるほど、共感性オーラを発していたので(家族からも友達からも誰からも認められていなくても、僕だけはいつでも君の味方だよ)、気が付いたら「この人には嫌われたくない」という気分になっていました。
私もあなたの獲物だったのですよね?
「いや、キミは頭悪そうだし、爪も汚そうだから迷う余地なく対象外❗️」
なんて言われたらショックだろうなぁ、と想像したのが、一番の恐怖でした。
岡田健史が素晴らしい
ラストには驚いた。相当グロいので見る人を選ぶ作品だろうが、シナリオ(原作?)がよく出来ているのだろう。中山美穂の老けぶりが凄い。岩田剛典がどこに出ていたのか分からなかった。痛みを感させる描写が多い。主役は阿部サダヲということなのだろうし彼は素晴らしいのだが、準主役というポジションの岡田健史が素晴らしい。大河ドラマで見て以来だが良い俳優だと思う。
悪趣味なグロ描写に力入れ過ぎな、リアリティの無い偽物サイコパス妄想ドラマ
初日に観に行ったのですが、のっけから予想以上の客入りの多さに驚きました。
GW週だったのと、人気俳優が揃ってホラー系に出ている話題性の高さゆえでしょうか。
それと広告宣伝サイドの上手さもあったのかもしれません。
私は実在する殺人鬼の実話本をたくさん買って読むのが昔から好きなのですが、
この映画に出てくるのは妙にリアリティに欠ける、偽物サイコパスという印象です。
物語の進行も都合が良過ぎて、無理やり頭の中で作り上げた妄想ホラーという感じ。
必要以上に見せつけたがる悪趣味なグロ描写が多いのも、気になりました。
それにしては真の怖さは余り感じられず、怖いというよりも、気持ちが悪い。
キルケゴールの名著「死に至る病」をパクったタイトルにも、センスが感じられません。
前半は俳優達の魅力ある演技や、犯罪者の異常極まりない行動に引き付けられて、
多く散りばめられた謎の伏線がどう回収されていくのか?という、期待感が高まります。
しかしながら、宣伝されていた「衝撃のラスト」というのが期待外れで、中身が無い。
それまでの伏線もきちんと回収されず、謎の解明もされずに、尻切れトンボで終わります。
驚きも無いし、想定外の展開というのも、特にありません。
結局、作り手側にこれといった深いメッセージは無いので、心に残るものがありません。
実際にはなかなかいない、凄く親切で良い人がいたとして、「実は殺人鬼かも」なんて
失礼な目で見るような悪い思考を観客に植え付けそうで、その点も不快です。
岩田剛典が出ているので、彼目当てで観に来た女性ファンも多かった気がするものの、
不自然なカツラ感と出番の少なさで、岩田の無駄使いというか、単なる客寄せ的な印象。
この監督が以前作った「孤狼の血」が面白かったので、今回は期待し過ぎました。
ラストであっと言わせてほしかったのですが・・・、いい所で監督に逃げられた感じ。
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