余命10年のレビュー・感想・評価
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自分を投影したヒロイン! 最後に愛した人と残した軌跡の作品
20歳のまりが原発性肺高血圧症と言う難病になり、自分が余命10年と言う宣告を受けたら どう感じるか、どのようにして生きるか? と言うことを見ている人に問いかける ストーリーでした。 同窓会で出逢いをした2人、まりと和人が すれ違う感情がありながら、人間として 成長していく姿 家族や大事な人を想いを馳せる小松菜奈さんの横顔が美しく見えました。 絶望的な気持ちになっていた和人が 社会復帰して立ち直る場面は、まりが亡くなってからもこんな風に生きて欲しいと言う願望が見えました。 まりがライターとして頑張る姿に応援したいと 思いました。 家族である父親と母親、姉の桔梗が温かい目で見守る姿がありました。 和人が新しくオープンした店に、夢を切り拓くイメージがしました。 薄紅の桜の花びらを見て、亡くなった人との 一途な恋を思い出すシーン 季節の風を感じました。
何気なく過ごしいる日常を見直す映画
残された10年をどう生きるか、自分にとって何が大事で、何をあきらめなければならないのか、何をしなければならないのか、ちゃんと描かれていて良い映画と思った。誰もがいつかは終わりがくることを意識せずに生活している人がほとんどと思うが、こういう映画を見ると、自分の何気なく過ごしている日常は見直さなければならないという気持ちになる。 3-054
実話に基づいた小説の映画化
坂口健太郎は「おかえりモネ」で見て気に入ったので、この映画を楽しみにしていた。 「余命10年」のとおり、限られた時間をどう生きて行くのか、末期が見えるストーリーである。過去の思い出のスナップがたくさんでてくるし、季節もスノボ、桜、海などほぼ1年通しての撮影で大変だったのではと思う。 二人とも人知れず辛い心の葛藤を抱え、感情抑えめのカップルで、それほど劇的なシーンがあるわけでもなく、時は過ぎていく。私にはあまり感情移入もできず淡々と見てしまった。 これは実話に基づいたものだろうと映画を見終わって思った。 公式HPによると原作の著者小坂流加さんは小説家で、大学生のとき原発性肺高血圧症を発症、「余命10年」の文庫本の校正の後に亡くなる。 この作家の心の葛藤と「生き続けたい」という思いを込めた小説そして映画だったのだと思う。 WOWOW
最初から最後まで泣きっぱなし
プライムビデオにて。 泣く映画を見たいと思って選んだら、予想より泣いてしまった。 俳優の方達が、脇役の方も含め、演技くさい人がいなくて、本当の日常をたまたまカメラが切り取ったみたいな、素敵な作品だった。 大学時代の女友達との飲み会、お姉さんとの会話、編集長のいい具合のサバサバ感、寡黙な父親との川沿いを歩くシーン、どの役にも感情移入できて、どの役の人生にも共感できる。 娘がこの病気にかかったら、このお母さんみたいに強くいられるかな。。。 と思うとまだ涙が止まらない。
せつない物語には、小松菜奈が似合う
なんでかなぁ。こういうせつない物語には、小松菜奈ってめっちゃ似合うよね。目力が強くて、そんな儚いようには見えないんだけど、物語にめっちゃハマる。 そして、坂口健太郎も、実らない恋が似合うよねぇ。朝ドラ『おかえりモネ』では、恋が実ったけど、『今夜ロマンス劇場で』とかでも、叶える事の無い恋だったしね。そんな弱っちい感じの人じゃないんだけど、優しい人にも見えるんで、その優しさがそうさせるのかな。 なんか、泣けた。
悲しくても
悲しい物語です。しかも原作者の小坂流加さんが体験された実話ベースなんですね…(涙)。余命の実話、ドラマは数限りなくあり、一つ一つに違う人生が描かれていて、心を揺さぶられます。小松菜奈と坂口健太郎という2代俳優の演技は安定感がありましたが、脚本のせいか、演出のせいかわかりませんが、やや予定調和な印象ではありました。二人が出会ったことで、悲しみがより強くなってしまったのかもしれませんが、悲しいだけではない人生になったところに感動がありました。限りある命を大切にしたい…と思いました。
小松菜奈×坂口健太郎の凄み
Amazonプライムで遅ればせながら視聴。 映画、物語、起承転結といったことではなくただただ1人の人生の10年を追った映像作品に思えた。 まさに、余命10年、なのだ。 残された命を懸命に生きること、日々を輝かせようとかそういったことではなくて、とにかく胸に真っ直ぐに、こういった人生がありました。と伝えてくれる。それが何よりも胸に響きました。 小松菜奈の体当たりな演技と相変わらずの瞳の美しさに惚れ惚れ。お母さんに甘える姿もごくごく自然でしたね。。 坂口健太郎も年齢差を感じさせず、人生に迷いがある感じがすごくナチュラルでした。 うん、生きること、とは。 そういった真っ直ぐな作品でした。原作小説にも触れて、著者の人生を知りたいなと思います。 RAD WIMPSのエンディングはあまり好みではなかった、、、
小坂流加さんを偲んで
小坂流加 この作品の原作者 原発性肺高血圧症により38歳で他界 初鑑賞 原作未読 作者の体験談が元になっている私小説のようだ ほぼ実話らしい 監督は『新聞記者』『宇宙でいちばんあかるい屋根』『ヤクザと家族 』の藤井道人 脚本は『ときめきメモリアル』『スペーストラベラーズ』『いま、会いにゆきます』『おっぱいバレー』『県庁おもてなし課』『おとなの事情 スマホをのぞいたら』『メタモルフォーゼの縁側』の岡田惠和 脚本は他に『凛』の渡邉真子 余命10年と聞き正直はじめ長いなと感じた 3ヶ月とか一年じゃなくて10年 犬の一生はだいたいそのくらい 長いようで短い 短いようで長い 微妙だ 余命10年も何歳かで全然違ってくる 「お前はもう死んでいる」であと10年なら随分悪党にも慈悲深いケンシロウ ヒロインが不治の病に罹り若くして亡くなる こういう話は苦手だ 小説『君の膵臓をたべたい』やテレビドラマ『ビューティフルライフ』は例外 前者は2人のやりとりにコメディー要素があったし後者にはキムタクがいたし主題歌はB'zだった ヒロインと彼氏役はあまり好きなタイプの俳優ではない だが黒木華奈緒三浦透子松重豊山中崇リリーフランキーと共演するメンバーは自分好み しかし内容が内容だけに気が進まず映画館では観ることはなかった 人の死は重い ヒロインなら尚更 その点ではキン肉マンやドラゴンボールや男塾はどうせ生き返るから気楽でいい どちらかといえば重いテーマだがそのわりに作品としては物足りなさを感じた その理由はよくわからない 少なくとも涙は溢れなかった 残念ながらはまらなかった でもまあ星3つは与えたい 肺動脈性肺高血圧症で余命10年の高林茉莉に小松菜奈 茉莉の恋人・真部和人に坂口健太郎 茉莉と和人の中学の同級生・富田タケルに山田裕貴 茉莉の大学時代の親友で文芸社に勤める藤崎沙苗に奈緒 茉莉と沙苗が大学時代の友人と通うカフェの店長で美弥の婚約者・三浦アキラに井口理 茉莉の姉で看護師の高林桔梗に黒木華 茉莉の主治医・平田に田中哲司 和人の働く「焼き鳥げん」の店主・梶原玄にリリー・フランキー 桔梗茉莉姉妹の父・高林明久に松重豊 桔梗茉莉姉妹の母・高林百合子に原日出子 桔梗の彼氏でのちに夫になる鈴岡聡に山中崇 茉莉と同じ病気で入院している礼子に安藤聖 三島の同窓会幹事に寺田美幸に富山えり子 同窓会で茉莉の隣に座る絵梨に根矢涼香 同窓会に参加した同級生に多田愛佳 茉莉の大学時代の同級生・美弥に上原実矩 茉莉の大学時代の同級生・サオリに三浦透子 礼子の夫に安部賢一 礼子の息子で小一の川原瑛都 文芸社の編集長で沙苗の上司・並川にMEGUMI 茉莉が面接を受けた会社の人事担当者に安井順平 桔梗の結婚式で茉莉の噂話をする高林家の親戚に山下容莉枝 桔梗の結婚式で茉莉の噂話をする高林家の親戚に中島唱子 和人の店の客に呉城久美
人生もっと楽しんでほしかった
樺沢紫苑氏が推しのためAmazonprimeで鑑賞 難病で余命10年を宣告された20歳の女性「まつり」の10年間を小松菜奈が演じた映画 大病になってしまった本人が不幸なのか それとも 周りで支える者が不幸なのか 考えさせられる映画です 私的には 主人公のまつりには 仕事も恋愛も 周りに気を遣わずに もっとわがままに 自分が生きたいように 生きてほしかった…と感じました まつりが人生楽しんでくれれば それだけ周りの人も もっと楽しかったんじゃないかなあ… 病気で本人が落ち込む気持ちは分かる 周りから差別されることがあるのも分かる けど そこで暗くなってたら 周りまでダークに染めてしまう気がします 自分がいなくなった後のことを考えて生活してたら 自分の人生がたとえ残り10年でも せっかく与えられた命がもったいない 幸いにして 私は病気にもかからず 五体満足でやってこれてますが これからの人生 何があろうとも 楽しく生きていかなきゃならない 改めて そう感じさせられた映画でした 小松菜奈さんと坂口健太郎さんの演技 周りを支えるベテラン陣の演技は とても良かったです
涙なしでは観られなくですね
原作者が文字通り命を削って書き上げた作品であり、また主演、小松奈々の熱演等、いやーこれは誰しもが涙する作品ですね。 また、RADWIMPSの主題歌がよりこの作品を良くしてくれてます。
自分でも引くほと泣いた
いわゆる「余命モノ」であることをタイトルでドーンと示している映画。この手の泣かせにかかるお涙頂戴系は、個人的にはあまり好みではない。生きたいのに生きられないなんて、そりゃ分かりやすく悲しいに決まってるわけで、そんなストーリーをわざわざ商業映画にするとなると、一歩やり方を間違えればチープでシラケたものになってしまうからだ。 たまたま好きな俳優が出ていて、Amazonプライム無料会員でなければ観ていなかったと思う。 でも、鑑賞した結果、自分でも驚くほど(引くくらい)泣いた。 何でこんなに泣いたのか、よく分からないけれど、まずは演出が凄く良かったんだと思う。あまり説明過多にならず、四季を彩った映像の美しさと、ギュッと凝縮した言葉のやり取りが特徴的だった。他の人のレビューコメントに、「10代の頃なら多分泣けたけど今はそれほど…」という意見があったけど、個人的にはむしろ大人になったからこそ泣ける映画じゃないかという気がした。家族の大切さや色んな視点で見られる年齢になってこそ、家族のシーンも一層泣けた。 あと、脇を固める俳優達の演技が素晴らしかった。松重豊やリリー・フランキーは、台詞が少なくても哀愁や優しさが滲み出ていて、それだけでまた泣けた。もちろん主演の2人も期待どおりだった。 予定調和なストーリーで驚くような展開はないけれど、登場人物1人1人の思いを噛み締められる、上質な映画だと思う。
タイトル以上がある
もっと闘病物かと思ったけど。 若いっていいねえ、でも切ないねえ。 残された命だから、最後全力で行くのか、それとも諦めるのか。 ほとんど親の気持ちになっちゃって。 変わってやれるならとか、思っちゃった。 主人公2人の熱演に加えて。 周囲の人たちの熱い思いが、伝わってくる。 居酒屋のマスター、渋かったね。 ミドルエイジ枠も、十分堪能できる良作。 (ラストのショットは、若干意見が分かれるかなあ)
小松菜奈が女優でいてくれること
原作も読んだ上で鑑賞。作者へのリスペクトがひしひしと感じられる。小松菜奈が一年をかけて過酷な減量に挑んだと話題になっていただけあり、作品や役柄に本気で向き合う姿勢がカッコいいと思った。おそらくこれまで観た映画の中で1番泣いた。坂口健太郎の役は原作バージョンで見てみたかった。
小松菜奈の代表作
ストーリーも素晴らしい。小松菜奈、坂口健太郎はじめ、全ての出演者が素晴らしい。そして四季折々の映像が美しい。 春夏秋冬の映像が要るから撮影期間も長かった様子。長い期間、不治の病の主人公になりきった小松菜奈の凄さ。やはり彼女は只者ではないね。 余命10年、長いよな。余命が短くても辛いけれど、長くても違う意味で辛いだろう。 すでに亡くなられた小坂流加さんの原作本も是非読んでみたい。
余命物は
避けていましたが評価高いので鑑賞 丁寧な作品ですが意外性はありません。 原作者の方が同じ病気でお亡くなりになられたと言う事が重く、作品にも深みが出たと思います。 主題歌が良かったです。 四人で海やお祭り、、、、青春ですな。
キャストがいい
実話だとは知りませんでした。 多分、原作の方がいいと思えますが これは、原作読まない方がいいな………と 小松菜奈の演技は本当に圧巻 松重豊さんの演技、さらに圧巻 いったいどんな脚本だったんだろう ほぼ台詞が無いのでは、と思うほど表情で魅せるところは 流石といか言いようがない 更に姉が黒木華て、もう反則やん 親が出て来て「娘を連れ回すなー」みたいな ベタな展開にせず、生というものを淡々と 伝えようとしてくれて、良かった 坂口健太郎の、ヨレヨレなヤツが 一本芯の通った男に成長する様が 対角の生きるという意味に繋がっていた 原日出子さんも秀逸 自分よりも先に逝ってしまう我が子の運命を 受け入れるのは、並大抵な事ではないと思う それを易々と映像に映し出す事は出来ないけれど この映画は、悲しみを全面に出すのではなく 運命に抗いながらも、受け入れるしかない 主人公の余命という迫り来る恐怖を 文字に、文章に込めて綴った悲しみを画面に映し出す その事に終始したのだと思う 繋いだ手の向こう側に見える日差しが 2人の未来を明るくしているようで そうではない所が、悲しかった 随所に見せる陽の光が印象的だった 死をテーマにした実話ベースの映画は多いけれど それらとはかけ離れた良い映画でした
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