劇場公開日 2022年3月4日

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余命10年のレビュー・感想・評価

全407件中、381~400件目を表示

2.5大いに期待しすぎた、無念

2022年3月4日
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2022年劇場鑑賞16本目 佳作 52点

当方2021年劇場鑑賞60本程で、その中でも思い入れ含め堂々の1位に輝いた作品"ヤクザと家族"の監督、藤井道人さんの最新作ということで、半年近く前から公開の今日を楽しみにしていました。

今作の結論を述べると、随所に感じる薄さからくる安っぽさ、絵への力量だけ独り歩きしてしまった期待外れの作品に。

良い点もあるけど、高まった期待を超えることはさることながら、忖度なしでもそんなに評価変わってなかったと思う。

絵は言わずもがな今作もこだわっているのが伝わる。例えば前半は見づらい暗い絵が多い。この暗いは映るものが暗い印象のものがというよりも、フィルター的な暗さ。これも藤井道人さんのことだから故意に演出を加えたものだとわかる、けど正直暗すぎた。

次第に小松菜奈や坂口健太郎の今が彩っていくにつれてフィルターがはずれキラっとパキっと絵が輝き華やぎ、より謙虚に伝えてきた印象を受けました。

じゃあなぜこの評価に至ったか述べると、脚本と絵以外の演出がいまいちに感じたからです。

実話にとやかく言うのは無礼かもしれないですが、映画としてなので遠慮なく言わせてもらう。

まず小松菜奈のキャラクターにあって、
余命宣告されたら恋しないってのと、周りに余命宣告されたのを直ぐに言わないのが理解できない。

もちろん別れが必ずくるから惜しいとか、体の傷を見られたくないとか、相手や周りのことを考えてなどの蘊蓄だろうけど、なぜすんなりあなた自身の残りの人生を謳歌しようとしないのか。

家族や相手や周りの友達は二の次でいいだろう、だってきみは何も悪くないし尚更くよくよしてる時間が勿体ない、それに気づいて素直になるのが遅い。

坂口健太郎はあんまり言うことない、強いて言ったらセリフが一辺倒だった、まぁリアルはああなのかもしれないし、ただの恋愛映画じゃなくて一個重いテーマ乗ってるから、若者にウケそうな流行らそうとする演出とかはなくて良かった、ベタで良かったけどもう何枚か違うの見せて欲しかった。

随所に薄く安っぽく感じたポイントとしては、小松菜奈の心理描写の作り込み、深さがなくフワっとしか入ってこない。間伸びしてて長い(絵や音楽でゴリ押ししてたから心地は良かったけど)、坂口健太郎視点を描く割合が少し多い、故に小松菜奈が薄い、あとは演出や説明が大衆にウケる(要は分かりやすく伝わる)様にし過ぎて品がない。などだろうか。

最後ので物申すなら、坂口健太郎が自殺未遂で病院に搬送され、来たのが前日あった同級生で、なんで?ってなったのを山田裕貴が小松菜奈と坂口健太郎、そして観客にわかりやすい様に言葉で説明してたり、同じく坂口健太郎が駅周辺を散策してやっと見つけて小松菜奈に、最寄駅しか聞いてなくてこの辺探してたってのとか。

バカでもわかるように伝えすぎ、舐めすぎ
いやこれは藤井道人さんがわるいとかじゃなくて、昨年の花束といい今のニーズがここまでしなくちゃいけないくらい消費者の理解力というか映画脳が低下してることが問題である。(詳しくは当方の花束みたいな恋をしたのレビューで書いてます。)

付け加えて言うと松重豊の独り静かに涙するシーンは沁みたけど、あれも顔写さなくていい、引きで背中一つ丸めてとか、それでも顔写さなくても伝わるでしょ、そーゆー投げかけというか、モノを正面から撮ったり伝えすぎて頭が痛かったですね。

渋谷のそれなりに広い映画館でほぼ満員でしたが、所々鼻を啜る音が響いていたが、泣きやすいわたくしがお涙頂戴映画で初めてってくらい1mmも泣けなかった。

なぜ泣けなかったか、帰りの電車で考えたけどやはり上記で書いた脚本と演出が惜しいからかな。
脚本もっと良く面白く出来たよ、監督もこれはこれで藤井道人さんの含みが1つ増えたけど、忙しい中選ぶのこの作品じゃなくても良かったかも。

客層も中高生から30代後半くらいに見受けられたから、結構激しく賛否分かれると思う。

この春1番楽しみにしていただけに、残念でした。

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サスペンス西島

5.0満開の桜のような 珠玉のラブストーリー

2022年3月4日
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日本の四季の美しさを再確認
余命10年の数万人に1人の難病を抱える主役は小松菜奈だけれども、自暴自棄になり自殺未遂を図った和人が成長していく姿を、表情・音楽・風貌で坂口健太郎が実に上手に演じている
撮影に費やした1年のという時が、彼を成長させたのだろう
脇を固める松重豊、黒木華、奈緒等の芝居も素晴らしく、特に松重豊の父親役は、彼のベスト1ファーザーといえる作品になるのではないだろうか
茉莉が生きたいと訴えるシーンの松重豊が涙する姿に心打たれた
机+花+パソコン+小松菜奈=時の流れを表現するという技法は、繊細な芝居を追求する藤井道人監督ならではだと思った
エンドロールに流れるRADWIMPSの曲を聴きながら、人生を前向きに、これから頑張ろうと背中を押された

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アップル

3.0同窓会に行かなきゃよかった

2022年3月4日
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泣ける

あまり余命ものは
好きではないのですが
小松菜奈ちゃんが好きなので

菜奈ちゃんが余りに美しいから
美しく描き過ぎてる様な気がして
病気のことを言えない気持ちは分かります
でも……
泣いて食べているシーンは糸の映画を思い出しました どこか似ている ここのシーン

坂口健太郎は
彼女の気持ちが分からないまま
どうしたらいいのか苦悩の部分と切なさが
痛いほど……痛いほど伝わってくる
泣いている映画は引いてしまうのですが
この坂口健太郎の泣いている演技に
泣きました
自分でもここまで感情が高ぶったのは
なかなか無いと思います

主人公は菜奈ちゃんなのに

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しろくろぱんだ

3.0記録、記憶、証

2022年3月4日
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悲しい

幸せ

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Bacchus

5.0一年を通しての移り変わりがいい

2022年3月4日
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泣ける

悲しい

幸せ

それぞれの視点での涙ポイントが(T_T)
あと何回桜見れるのかなと思う歳になってるのですが怖い位に綺麗って。凄みが桜にはあるよね。
小松菜奈全開!!!

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kazoo!

2.5惜しい

2022年3月4日
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悲しい

正直言って予告の方が泣きました。小松菜奈さんはとても美しくて、素晴らしい演技だったと思います。思い詰めたような雰囲気、諦めたような視線、どこかこの世をさまよっているような表情が印象的でした。
ただ脚本的にどうかと言うと、及第点には至らなかったような気がします。どうして和人が居酒屋でアルバイトを始めて、独立開業への道を歩むのかが分かりません。居酒屋経営に夢を持っているのかが伝わってこないのです。リリー・フランキーさんが出ると映画自体が引き締まるのはわかります。もしリリーさん以外だったらこのプロットはポンコツになっていたと思います。
心が寄せられなかった理由は、“障害”が低かったからです。病気ともうひとつくらい立ちはだかる障害があっても良かったのではないでしょうか。例えば仕事に付けない苦しみ。実際、彼女はミレニアム世代でしょ。
茉莉が「一生懸命生きている」「悔いなく生きたい」と言う気持ちがあまり脚本に盛り込まれていませんでした。もちろん原作も割とクールに進んでいくのですが、映画になるとしたらもっと生きることに必死になってていた方が、最後の感動が大きいと思いました。

年齢によりますが、わたしの場合「余命10年」と言われたら「結構ある」と思っちゃう歳です。
ですから20代に言われたらどう感じるのかをもっと繊細に描いて欲しかったです。

『運だぜ!アート』のluckygenderでした

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『運だぜ!アート』

4.5【“夢なき僕は笑顔の君に、生きろ!と叱咤激励された。彼女が不治の病を抱えている事も知らずして。”小松菜奈さん演じる茉莉の、募る恋心を抑えようとする姿が切ない。後半は歔欷を堪えるのが難しき作品。】

2022年3月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

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NOBU

4.010年という数字

2022年3月4日
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泣ける

悲しい

幸せ

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neMuron

5.0ひと味違う余命モノ

2022年3月4日
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泣ける

幸せ

私は"余命モノ"と呼ばれる作品は正直苦手でした。でも、この作品はひと味違います。
まず小松菜奈、坂口健太郎始めキャスト全員の演技がスゴい。
10年という長尺の時間軸に沿って、登場人物たちが"生きてそこにいる"と感じられる2時間でした。
主人公たちだけではなく、まわりの家族や友人たちが温かい。
見終わった後、ハンカチがヤバいことに。(ハンドタオル推奨です。)
また、新型コロナ前の日本の四季の描かれ方が美し過ぎて心に染みました。
原日出子の演じる母親には憧れを感じました。松重豊は口数少ないのに、さすが。
黒木華の演じる姉はリアル。
奈緒、可愛い過ぎ。
山田裕貴、イケ過ぎ。
リリー・フランキー、イケオジ過ぎ。
『余命10年』の原作も読んでみたくなりました。
藤井道人監督の作品は、これからも観てみたいです。
観て良かった!おススメの1本です。

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るーな

5.0モノサシ(定規)の話なのかな

2022年3月4日
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悲しい

幸せ

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とよ

5.0

2022年3月4日
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泣ける

萌える

こんなに泣くとは予定外。余命系はいかにもで好まないんだが、この作品は違った。まさかこんなに涙が溢れるとは、、、失態。
後半から、ラストは畳み掛けで涙の嵐でした。
ハンカチがない!必死に隠しました。。
メチャクチャ面白かったです。
今のところ年間1位です。

配役が良かった。演技最高で、主役の2人は勿論で脇役が更に泣かせた。

最後の主題歌は流れに合って雰囲気も良かったが、グッと来るメロディーではなかったのが残念。
もっとテレビドラマの主題歌みたいに分かりやすい泣かせる曲があったはず。。。

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ノブ様

3.0しっとりと湿度ある東京。

2022年3月4日
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拾い物。
ベタな闘病恋愛譚の想定内だが、
だからこそ銀残し気味にしっとりと
湿度ある東京の夜を撮れた。
そこに現時点最高湿度の主演女優を据え、
逆に湿り気の全く無い主演男優を置いて
ネバ付きを巧みに避けた。
ゆえに長尺だが心地良い。
台詞の印象の無い枯れた松重豊も良し。
支持。

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きねまっきい

4.0ハンカチをお忘れなく。

2022年3月4日
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minmixnao

3.5生きる喜び

2022年3月4日
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配役一人一人の気持ちも伝わると思います
綺麗な景色や背景なのに勿体ない画質だな…と最初は思いましたがハンディカムを意識したからこうなんだと感じてきました…
遠近感とボカシも良かったです
また恋愛したい!長生きしなきゃ!元気の源を感じ考えました!
私も頑張って生き続けよう!そう思いました!

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883HT

4.5世界と人間が美しく思えました!

2022年3月4日
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演出が良かったです!自然が綺麗でした!カメラワークも神ってました。

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あかりあかり

4.5去る者とと残される者の悲しみを描いた良作

2022年3月4日
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原作未読(せっかく買ってあったのに…)
10年という長いスパンを写真と動画で上手く流して見せるところは監督流石だなと。
ただその間にも数多くのドラマが有ると思うと勿体無さすぎる。TV向けの原作ですね。

お父さんに松重さんキャスティングしたのは見事としか…
ラス前の無言の涙。同じ?父親としてあの演技だけで泣けます!
リリーさんもホントあの手のオヤジやらせたら文句なし。
全ての出演者がキッチリとハマっててこんなのプロデューサー天才かよと(笑)

全体的に泣けます!って程じゃないけど大好きな人と観に行って損無い映画です。(って俺はヒトリストですけど)

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REGZA521

4.0ストレートな恋愛映画

2022年3月4日
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鑑賞方法:映画館

予告編の時から観てみたいと思っていた作品である。余命短め系の映画と桜は基本的にセットである。桜の花があっと言う間に散り去って行くのは余命が短いものの象徴として例えている。個人的に映画の中に出てくる桜はとても好きである。本編の桜のシーンもとても良かった。小松奈菜の演技力が良く、特に台所との母親とのシーンは涙が出そうになった。また、画も綺麗で藤井監督の才能を感じた。

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canghuixing

1.5またまた、小松菜 か

2022年3月3日
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病気で死ぬと言えば小松菜奈
映画と言えば、小松菜奈
他に女優はいないのかな??
彼女多用しすぎ

飽きる、食傷気味
そんなに美しいわけでも、演技が特別上手い訳でもない
痩せてて個性的な顔立ちだとは思うけど

泣いてよ~泣けー的なストーリー展開はお腹いっぱい

他の女優さんでも映画作ってください
上手い、そしてなんなら本当に綺麗な女優は沢山いますよ

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The music

2.5やや映像と音楽が

2022年3月3日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

原作者のご冥福をお祈りします。作者の伝えたかったことと、監督が伝えたかったことが、イコ−ルだったのかなと素直な気持ちでした。終始冷静な流れがやや残念、あくまでも個人意見です、演技内容は素晴らしかった。間に効果音と思われる違和感な音階が数回流れますが、何かな?

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さとふく

4.5辛いのはどっちなんだろう

2022年2月25日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

幸せ

公開1週間前。なんと、試写会に行くことが出来ました。ありがたやぁ...。小松菜奈×坂口健太郎、共演はリリーフランキーや松重豊、山田裕貴、黒木華などの豪華俳優に加え、音楽はRADWIMPSが担当し、監督は撮影の仕方が滅法上手い藤井道人監督。という訳で3月公開で最も楽しみしていた映画。不安要素はひとつもない事が不安だが...。

してやられました。
正直、ここまでいい映画だとは思ってもみなかった。
高いハードルも見事に乗り越える素晴らしい純愛映画でした。よかったなぁ...。公開前なので控え目にレビューしますね。

小松菜奈はめちゃくちゃ美しくて元気ハツラツ!みたいなのがイメージなので、余命ものの主人公としては少し大丈夫かな?と思っていたけれども、完全なる杞憂でした。なんて感情のぶつけ方が上手いんだ、なんて綺麗な涙を流すんだ。セリフに重みを感じる話し方をしたり、無理に取り繕う姿を表現したりと非の打ち所が無い繊細な演技でした。主演女優賞間違いなしですね。

坂口健太郎も進むにつれて若返ったかのように華やかになるし、彼もまた泣き演技がいいこといいこと...。息が詰まりながらも必死にもがくあのシーン、グサァッと突き刺さりました。出会ってから笑顔を取り戻していく坂口健太郎がカッコよすぎるぜマジで。お二人お似合いです!とかあんまりね言わない方がいいけどね笑 家に帰ったら菅田くんが待ってますから。

シンプルで想像ができる展開なんだけど、見せ方がすごく上手い。流石、藤井道人監督です。終始映像が綺麗だし、役者も全員輝いている。ストーリー自体に捻りはないけど、かけがいのない日常が色濃く描かれており、余命ものとしてはかなりの出来。スクリーンの大きさが変わるあのシーンは藤井道人節炸裂。あれ、めちゃくちゃ良かったな。コレ見とけば間違いない!という作品。語りたくなる映画でもあるので、誰かと一緒に見に行くことをオススメします。

まぁ、とにかく泣けましたよ。
こんなに泣いたの初めてなんじゃないかな。しかも中盤で大号泣。泣けるシーンから直ぐに切り替わるのではなく、感動の余韻に浸らせてくれる場面も用意されていて涙が止まんない。これといった意外性はないのに、どうしてこんなにも泣けるんだろう。2人の演技はもちろんのこと、リリーフランキー演じるげんさんの何気ない優しさに涙腺が崩壊。そこからの畳み掛けはズルいて...。

音楽をRADWIMPSが担当していることもあって、包み込まれるような雰囲気で映画が上質に仕上がっている。バックで流れる音楽も、もちろん主題歌も最高。RADWIMPSに担当を任せたの大正解すぎる。エンドロールの余韻がすごい。。。

ただ、掴みが弱く冒頭はイマイチだったり、あることで変な気持ちにさせてしまうシーンがいくつかあったり。なんであのシーン加えてしまったんだろうか。明らかにおかしいよ。

でも、素晴らしい恋愛映画でした。
よかったなぁ、よかった。しみじみと感じる。
公開されたら是非ご覧ください。

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2022年4月25日 映画館にて2回目の鑑賞

小松菜奈ファンの友人と鑑賞。今年ベスト級で好きな映画なので、2回目でしたが見ることに。やはり傑作で、2回目でも泣けてしまいました。素晴らしい作品だこと。

田中哲司、リリー・フランキー、原日出子、松重豊のベテラン俳優たちが映画を綺麗にまとめあげている。この4人のおかげか、すんなりと話に入り込めるし飽きずに見ていられる。しかも、重厚感を齎してくれているし、改めて役者という職の素晴らしさを感じさせられました。

セリフの一つ一つが、単なる恋愛映画とは違う重みがあって染みる。家族に対して、恋人に対して向ける茉莉のセリフが辛い。タイトルにもしている、「辛いのはどっちなんだろうね」がもう泣ける。そんなこと言われたらもう何も言えなくなっちゃうよ。。。

「ちょっと思い出しただけ」のように多くを語れる映画では無いですけど、誰でも泣ける恋愛映画の新たなる金字塔という感じがしました。しっかり背中を押してくれる作品でもあるため、後味もよく美しい。「余命10年の小松菜奈」「余命10年の坂口健太郎」と言われるだろうな、これから。相応しい映画です。

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共感した! 61件)
サプライズ