最後の決闘裁判のレビュー・感想・評価
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男が自分勝手だなと思いつつ、女性のたくましさを感じました。決闘裁判...
男が自分勝手だなと思いつつ、女性のたくましさを感じました。決闘裁判シーンはすごい迫力で、お互い負けられない闘いという気合いがひしひしと感じられました。
けんかをやめて
割り切れなさをそのまま受け取り易くする脚本を評す。
モタつく序盤と余分な人物を整理して100分に出来たらと思う時、それは黒澤の某作だと気付く。
けんかをやめて作詞作曲の竹内まりやはどう見たか。
Mデイモンはイイ顔に成ってきた。
支持。
羅生門方式で三者三様の目線で語られる作品でしたが、アメリカ映画らし...
羅生門方式で三者三様の目線で語られる作品でしたが、アメリカ映画らしく誰の目線が「真実」なのかわかりやすかったです。
出てくる男はみんな自信過剰でダメダメなのがリアルでしたw
この時代は今以上に女性の立場が弱かったのに、自分の主張を曲げない女性像が良かった。
長さを感じさせない
3人の視点で同じシーンが繰り返されますが、視点が違えば受け取り方だけでなく、真実まで変わってしまう。ハッとさせられてしまいました。
また、それぞれの視点で微妙に表情が違っていたりするところも有り、確認するのに再度見返したくなります。長めの映画ですが、そう言った演出が有るので、長く感じませんでした。
時代背景も有るのでしょうが、男がみんなアホでイラッとさせられますね。その分、
マルグリットの強さと美しさが際だったと感じました。
飽きない
マット・デイモン視点、アダム・ドライバー視点、女性視点という順番で同じシーンが流れる訳だが、全く飽きなかった。
重い内容だったため彼氏と行ったことは間違いだった、、。
歴史を知らなくても普通に楽しめた。
アダム・ドライバーの役が勘違い男すぎる。
ベン・アフレックの金髪姿お似合いだった。
でも、当初の予定通りマット・デイモンとベン・アフレックの2人で主演やってほしかった、、。
完成された極上のエンタメ
男は力で自らを証明し、女はその力に心身共蹂躙される。言うべき事を言えるマルグリットの強さに目を見張る。時代の価値観や周囲の人間の目もふわりとすり抜けるしなやかさにも。
決闘シーンは、まるで自分がその場に立ち会ってるような臨場感!ガタイの良さや重装備、原始的な武器というビジュアルは勿論、ここに至る物語を三者三様の視点で描く演出で三人の心情が迫ってきて、圧倒される。
壮絶なNTR
史実を基に寝取られから壮絶な果たし合いまでを
リドリースコットが伏線回収の妙義を存分に発揮した作品。
真実は明らかにならず、モヤっとしたまま終わる。
そこが憎い。さすが過ぎる。
しかし、内容が好きじゃなかったので普通の評価。
人権問題、男女平等問題。
言いたいことは山ほどあるけど、言えない時代を生きるのが辛い。
この時代が羨ましい。かどうかも微妙。
てなNTR。
迫力があり、観てよかったとは思うものの、長かった!
1300年代のフランスって、こんな感じだったのね(驚)。
戦闘シーンが意外に多くて、少し引く。
レイプシーンとその後も、男性の身勝手さ全開で、気分悪。
女性が男性の所有物で、それが当たり前の時代のお話・・・でも、はるか昔の話でもないんだよね。
700年ほどたった今は、この頃の人たちが想像できな程、驚くほど様変わりしている。
人類の進化のスピードの速さを思い知る。
2700年代の人類がもし存在していたら、どうなっているのかなとちらりと考えた。
マルグリットの強さと賢さは、本来ならこの時代にあり得ないもの。
その清涼感に最後救われる。
産まれた子どもは、ジャンの子なのよね?とちらりと考えながら、観終えました。
打ち切りも近そう。さっさと観に行きましょう
残念ながら大コケしているようですが、作品の質とは全く関係ない事です。
歴史の知識が必須とか書いてる人がいますが、全く必要無いです。最低限、物語を理解出来る頭があれば誰でも楽しめる作品です。全然分かり易いです。リドリー・スコットですから。
ちょっと長いですが3人分の視点をやるので仕方無いところかと思います。個人的には全く退屈はしませんでした。
もう上映回数も減らされていて、打ち切りも近いでしょうから興味のある人はさっさと観に行っとくべきでしょう。
史実がどうだったのか調べて驚いた
まずは映画の感想を。
一応史実をベースにしているということだったが、映画の構成に驚いた。
それぞれの視点からみた内容が少しずつ変わっていて、描き方がうまい。
最後の決闘も迫力があり、神の審判はどっちに?というような内容ではあるのだが、よく考えるとスッキリするようでスッキリしない中々モヤモヤもあり、色んな人に満足される映画なのではないかと思う(ただのポリコレと受け取るのは男女どちらの視聴者にとってももったいない)。
映画鑑賞後、Wikiなどで史実はどうだったのか調べて驚いた。
暴漢はマスクを被っていて、実は○○だった?
本人が後で自白した?
つまり、破れた彼は被害者?
だから、決闘裁判は廃れた?
凄く説得力のあり、モヤモヤしているところがすべて解消した気分になった。
これが本当だったら凄い話なのだが、実際、史実がどうだったのかは調べてもよくわからなかった。
日本人が書いた本に書かれているらしいのだが、この本は絶版。
図書館で借りられたらまた追記したい。
ジェイソン・ボーンvs.カイロ・レン
中世ヨーロッパの歴史物と言えば、リドリー・スコットの得意分野だけに、なかなか骨太で見応えのある作品でした。彼は、低迷が続いていたのでファンとしては嬉しい限りです。冒頭から騎馬による決闘が始まり、テンションが上がります。その後、貴族の奥方が乱暴されるスキャンダルから決闘裁判に至る過程を、貴族とその奥方、貴族の旧友の視点で順番に描いていくのが面白い所です。一見、黒澤明の『羅生門』のようですが、裁判での証言の食い違いではなく、視点を変えることで事件やその背景、登場人物のキャラを浮き彫りにしていく感じです。当然ながら同じ画面が続くけど、微妙な視線のやり取りやセリフを言う人物を変えるなど、色々工夫があって面白いです。最後の決闘シーンは、リドリー・スコットらしい迫力あるアクションで見せてくれるし、敗者への情け容赦ない扱いも凄いです。役者では、マット・デイモンもアダム・ドライバーも自己チューでイヤな奴を見事に演じています。でも、何よりも奥方役のジョディ・カマーの硬質な毅然とした美貌には参りました。
ル・グリは部下としたら優秀な人だ
14世紀、日本は鎌倉・室町時代かな。
日本も権力闘争に明け暮れた時代、ヨーロッパは百年戦争。
衣装や小物や武器、武具、装飾品が素晴らしく目をひいた。
ストーリーは人が100人いれば100通りの真実がある、となるのは当たり前で、みんな言いたい放題。
自分は正しい、と思わねば生きていけないのは騒乱の世の常かもね。(同じ期間に上映中「燃えよ剣」もそうだよね)
真実かどうかは神が決めること。
日本は勝てば官軍。
どちらにしろ死人に口なし、なのね。
ジャンのお坊ちゃん気質の自己中な視野の狭さ。
ちっちゃい男だなぁと思った。
かたや、ル・グリの謙虚に自分の出来ることを増やして上司の無理難題をこなしていく柔軟さ。加えて美男子。
謙虚さが続けば最高なんだけど、やはりちょっと天狗になる時はあるよね。
でもジャンとの友情を大切にし、友人支えて影から助けて、良い男だと思った。
友人の妻だから余計に欲しくなった、というのもあるんだろうけど、欲しいものを手に入れる行動力もたいしたものだと思った。ただ、自惚れに身を滅ぼすことになるのは計算外だったんだろうな。まぁ、モテる男は一途な女の気持ちだけは理解できないんだろうなぁ。
でも、世の中できるひとが落ちていく理由って自惚れて足をすくわれて、だよね。
謙虚さ、って大切だなぁ。
ということで、人間はいつの時代も地球上で同じことを繰り返してるんだなぁと思った。
女の扱いは世界中どこもあんなもんでしょ。
男女平等が叫ばれたのは歴史でいったら最近の話だものね。
14世紀にこんな声が通ったのが、確かにドラマになる、語り継がれる話なのはわかる、すごいと思う。
真実はどこに?提示される3視点以外の見方もある
黒澤明監督の「羅城門」をヒントに製作された今作は、史実に残るセンセーショナルな出来事を元にリドリースコットらしいリアルさと映像技術をもってして厚みのあるサスペンスとも歴史物とも取れる作品となっている。
内容は複雑なようでいて単純なのだが、他のレビューにも書かれているように、歴史的な背景を知っていないと読み解けないキャラクターの行動が散見しているため、是にとも簡単でもいいので予習してもらいたい。
我々に提示される視点は三人分。しかしその視点も俯瞰であって主観ではないため、実のところは分からない。ただの戦争馬鹿と罵られているが実は形勢逆転にスキャンダルを利用した狡猾さがあったのだとしたら? 美男で秀才だがクズだとされているが実は本当に罠にはめられたのだとしたら? ラストのワンカットシーンでおや?彼女が座っている場所は? 実はすべて仕組まれていたと勘繰れなくもない。
歴史的なミステリーとしても深く楽しめる秀作です。
伊藤詩織さん事件を思い出した
この映画の舞台は14世紀。
女性が訴え出たのは史上初のことらしい。
裁判の席では女性が傍聴者の前でエロ質問への答えを強要されたり、夫が戦いに負けたら妻は大衆の前で全裸にされて火炙りにされるという訳のわからない条件が言い渡されたり…火焙りはともかく全裸って…
まぁ、800年近い昔のことだから、そんなもんかな?とは思うけど…。
でも今の日本は火焙りこそないけど、レイプされた女性が勇気を出して告発すると異常とも言えるバッシングをされ、胸元が開いた服を着ていたことだけで非難されるわけで…。
しかも加害者とされた山口敬之氏への逮捕状が突然権力者の手により取り消されたわけで…。
800年前と今とで全然変わらないって、どういうこと?と思ってしまった。
人間の意識を変えるって、並大抵のことじゃないんだな…と妙に納得。
映画は一見難解そうに感じるかもしれないが、3人の当事者の視点から同じシーンが繰り返されたりすることもあり、結構わかりやすい。
長時間映画だが、飽きずに疲れることなく見ることができました。
オデッセイ🥔🌱くらいマットデイモンを応援した
予備知識が無かったので、どちらが勝つか分からず、手に汗握る決闘シーンには、とてもハラハラさせられました‼️700年ほど前の時代だから、裁判の審問が酷すぎます。誰も信用できない生きづらい状況なのに、マルグリットさん、勇気のある方!3者の同じシーンで、表情が微妙に違う演出も素晴らしい。
こんなゲスい領主ベンアフと自分勝手な夫マットデイモンは心苦しいですが、脚本を書いたのが、彼らということで、やっぱり才能の持ち主ですね!
ギリギリ劇場で観れて良かった。上映期間短すぎます💦
今も変わらない
男女の格差。
語る人による話の偏り。
1300年代の頃〜現代に至るまで根本が変わらないんだなぁ。
ただこの映画を見てた時後ろにいた人たち(おそらく外国人)が終始ずっと笑ってた。
うるさくてイライラしたけど、マルグリッドのパートのところは笑わず男性がフィーチャーされるところだけずっと笑っていたのはそういう圏内で育った人の独特な笑いのツボなのかな?
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