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主演のディーン・フジオカが企画プロデュース
監督は『ハナレイベイ』の松永大司
脚本は『リボルバー•リリー』の小林達夫
ドス黒いバイオレンスアクション
アメリカの撮影現場で起きた死亡事故のトラウマで帰国後も顔に光が当たると動けなくなるためアクションができなくなったアクション俳優立石大輔
地元のスナックで親しくなった立石とアユミ
アユミの祖父隆三が所有している土地は温泉が出るらしく地元県議と地元のヤクザと中国人ブローカーが結託しその土地を狙っていた
頑として土地を売らない隆三やアユミは日々ヤクザから嫌がらせを受けていた
立石はアユミを庇いヤクザらと対立するようになる
立石は虚言癖
アメリカでの撮影現場の事故は立石の故意だと当時俳優として現場にいた千田が証言
立石がバイクを発進した直後に後ろに乗せていた泥酔の隆三が転落しそれが原因なのか数日後亡くなる
龍三は黒崎に毒を飲まされたと嘘をついた立石はアユミを連れて黒崎の事務所に乗り込み大暴れ
主人公は模範的ヒーローとはいえない
彼もまた悪人だ
ダークヒーローだ
しかし敵がヤクザなら正義になる
敵がナチスなら誰でもヒーローになるハリウッド映画のような設定
ディーン・フジオカは福島県生まれの千葉県育ち
純粋の日本人
妹が勝手にジュノンスーパーボーイに応募したことがきっかけで芸能界入り
斉藤由貴は弟が勝手にミスマガジンに応募して
嘘のようだがありがちな話である
本人と周りとでは売り込み方に見解の不一致が出てくるものだ
映画に何を求めるかで評価は変わる
それは人それぞれだ
みんな同じなわけがない
好みなんて様々
違って当たり前なんだ
世の中は賛否両論がとても自然なことなんだよ
みんな同じなんてむしろ気持ち悪い
みんながみんな映画福田村事件を称賛していたら気持ち悪いしみんながみんなジャニーズを叩いていたら気持ち悪い
ところがいい歳してそうは思わない大人がネットでは多く見かける
たしかに自分も自分が低評価した映画を大多数の人に高評価されたなら多少は腹が立つ
たしかに自分も自分が高評価した映画を大多数の人に低評価されたなら多少は腹が立つ
だがそれはいけないことなんだ
世の中一色に塗り潰せるものか
全体主義クソ喰らえ
仮にサクラだとしてそれがなんだ
いくらカネを積まれたって糞を食わされて美味いと褒めれるわけがない
なるほど成金の自主制作映画みたいだという比喩は面白い
たしかにそれは的を得ているかもしれない
だが娯楽映画としては及第点に達していると強く感じた
変身しない仮面ライダーにも思えた
結局チャンバラだけど
血吹雪もしっかり出る
本格的だ
アユミは『セーラー服と機関銃』と『野性の証明』を彷彿させた
最後の最後は総合格闘技
何事にも教訓とか社会的テーマを求めがちなのは日本の国語教育の悪影響だろう
映画は本来そういうものではない
あえて苦言を呈するなら本編の映画音楽にもう少し拘りが欲しかった
『キルビル』のような効果的な
そこが物足りない
当時仙台でも劇場公開されたが観れば良かったと後悔してるくらいだ
たしかフォーラム仙台だ
また上映しないかな
あと劇中のテレビ番組の『日本語人論』を他の国に置き換えたら完全に暴論になるね
国会議員なら辞職勧告決議だよ
口が裂けてもあんなことは自分は言えない
配役
アメリカから帰国後は日光大江戸村で音響係と剣戟の指導役を務めるアクション俳優の立石大輔にディーン・フジオカ
年齢を誤魔化して地元のスナックで働く高校生のアユミに蒔田彩珠
アユミの祖父の隆三に渡辺哲
地元のヤクザと結託している県議の黒崎誠実に別所哲也
日光大江戸村で剣劇の役者をしている二宮に金子大地
日光大江戸村で剣劇の役者をしている松本に黒岩司
日光大江戸村の村長の鈴木に嶋田久作
日光大江戸村の剣劇の座長に大北晋平
黒崎と結託している中国人土地ブローカーのハタに水間ロン
地元のヤクザ長山組の幹部クラスの陣内に坂口征夫
地元のヤクザ長山組組員の佐伯に二ノ宮隆太郎
座長の知り合いの千田に村上淳
アユミが働くスナックの中国人ママに呉城久美