マリグナント 狂暴な悪夢のレビュー・感想・評価
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背中合わせの恐怖
目の前で人が殺されるという悪夢を見るようになってしまった主人公マディソン。しかし、生々しいその出来事は実際に起こっている殺人事件だということがわかり…
更に、彼女自身の過去や、謎の怪物の正体も明らかになっていき、事態は思わぬ超展開に…といった物語。
常に黒い影がつきまとう王道ホラー作品。
…というイメージを予告編等々から持っていたのだが、話は寧ろホラーよりもダークファンタジーに変わっていき、更には…スタイリッシュ背面超アクション!?
前半はテンポこそ良いものの、これといった見所を感じない展開。なんというか、日本語訳がちょっと…ダサい?更に、さらりと妹に驚愕の真実を言いだすマディソン。唐突にどうした!?
しかし、不思議な現象の真相が垣間見えだしてからは、悍ましく面白くなっていく。
中々ウゲゲな展開でしたね。プロローグの怪物をどう持ってくるかと思っていたら。。
まさに背中合わせの恐怖。
電気の超常現象は兎も角として、これってあり得ないことではないのかなぁ。ビジュアルは映画そのものではあるけれど、脳をどうのこうのってのは理屈的にはどうなんだろう。
このシーンはちょっと震え上がりましたね。
続いて、まさかのアクションですがこれがなんとキレも良く驚いた(笑)なんかカッコよい剣とか使っちゃうし。そして、ガブリエルは兎も角として、他のみんなもタフすぎやしないかい?
どうとでもなれ、で落下のショウさん。
何てザマだよ、と腹を切られたレジーナさん。
極めつけはシドニー、そこから普通に駈け寄れるかw
警察にかけちゃった…はちょっと笑った。彼女をもっと前面に出しても良かったんじゃないかな?
良キャラが何気に多かったですね♪
最後は見事なカウンター‼確かに、だったらそうもできておかしくはないですね。唐突過ぎたけど、中々好みの展開だった。そして、流産の理由よ…。
でもでも、締めはちょっと微妙だったかな…。血のつながりも何も、それで別に何となく距離があった訳でもなく、あんたら最初からずっと仲良くやってたやん。そこじゃないでしょ‼と思わずツッこんでしまった。
んで、マディソンはこのあとどういう扱いになるのかしら?
全体を通してイメージとのギャップで驚いたし、前半は比較的退屈だったけど、後半しっかり盛り返してくれた作品だった。
Imaginary friend?
事前情報入れずに見てほしい
80年代B級モンスター映画の愉しみ
懐かしのB級ホラー臭がプンプンする映画だった。
決して傑作などというものではなく、けったいなモンスターものというか、悲しみのモンスターものというか。
割と前半からつまらない(笑)のは語り口の悪さか演出かわからないけど、最近のアメリカンホラー(というかサスペンスか)の「アンテベラム」も似てて、中判の大ネタでギョッとさせる。いわるゆ大どんでん返しして、その後の対決へ繋げて、となる。
ただ、これの「アレ」は凄かった。ジャーンとなった時の造形が、スチュアートゴードン風でいいね〜という感じなのだけど、その後の設定上、そうならざる得ない後ろ歩きの大アクションは座頭市に似た切なさと後頭部に背負ったお面のようなのがゆらゆら揺れると失笑半分、よくやるな〜と感心もする。普通不気味な歩かせ方したほうが怖いよね。そこを大立ち回りやらせるんだから。もはやこの時はリバーシブルマン的なモンスターヒーローものにも見えてしまうというエンタメ度。
楽しめはします。
R18ホラーでありアクション映画であり
回転寿司行ったら牛の丸焼きが流れて来た衝撃
音楽、カメラワーク、内容、新感覚!
なかなかの気持ち悪さにビックリ
期待はずれ
面白かった!! かなり満足
殺戮の天使
休日の朝、ふと劇場へ行こうと思い立ってちょうどやっていたのがこちら。
(エターナルズは中座なしで乗り切れる自信isナシ。。)
始まってすぐ、そういやホラー耐性あんまないんだけど大丈夫かな?となったけどセーフでした。ヘレディタリー行ける人ならぜんぜん余裕だと思います。
客席は10代と思しきグループが多かったりと正しい層にリーチしてたしほぼ満席でした。
大枠としては子供の頃に母(70代)から聴いた都市伝説みたいな話。
割と早めにネタがわかってしまうので、種明かし待ちタイムがやや長かった。
アイデア自体はいいと思うし、ホラー描写はさすがの安定感だったけど、残念ながら予想外のことは起こらなかったなぁ。。
まあきっちり楽しませてもらったので全体的にただの贅沢なんですが。
80〜90年代のホラーものの志向を強く感じて、ノスタルジックな気分にはなれました。
小難しいことは言わないけどしっかりエンタメ、でも基本はドラマ重視だっていう感じが。
音楽の使い方がわざとらしくダサいねぇ(好感)。
sawの時は新時代のホラーみたいなイメージだったけど、御年44歳の監督としては近年は原点回帰みたいな感じかしら。
子供の頃に心動かされたものを長じて手がけるなんてクリエイター誰しもが憧れるだろうけど実現はとても難しいだろうし。
ただ呎は題材からいけばちょっと長い。この内容なら途中の連続する事件のくだりをもう少しタイトにやって100分くらいに収めてくれたらもっとありがたい(膀胱的にも)。
キリスト教における大天使ガブリエルは、マリアをはじめとする人物たちに受胎を知らせる優美な青年として描かれる…と。つまりは皮肉なネーミング。
彼が実はエミリーの望みを代行してるだけなのでは?という実存の揺らぎ方向に持っていくことも可能だったわけですが、話が長くなるし内向きになるので避けたのかな(DV問題もあるし救いのないオチになってしまう)。
とにかくアッパー系でウジウジしてないのは確か。
ただドラマ的にも、デザイン的にも、彼のキャラにもうひとひねり欲しい感じ。
正直見ただけではそんな怖くはないし、グッズが欲しくなるようなフェチ感も弱かった。
もしも続編作るならその辺を頑張ってほしいな。
観てる間は楽しかった
ひぃ
とてもよく出来たホラー
人に悪意が生まれるのは、何歳ころだろうか。生まれたばかりの赤ん坊には悪意はない。しかし5歳くらいの子供で意地悪な子がいる。人を叩いたり、騙したりする。
当方は4歳くらいの頃に近所の5歳くらいの悪ガキに「行けって言ったら走るんだよ」と騙されて、遮断器が閉じようとした踏切を走って渡ったことがある。自転車で通りかかった駅員にこっぴどく叱られたが、悪ガキは逃げていた。この悪ガキはこの15年後くらいに、二十歳で自殺した。
もしかすると彼は死に関心があって他人の死が見たかっただけで、悪意はなかったのかもしれない。しかしそんなふうな言い方をすれば、世の中に悪意が存在しなくなる。他人が不利益を被ることを願うのはすべて悪意だと考えるのが一般的で、正解だと思う。
では不利益とはなにか。痛い思いや辛い思いをさせられること、自分の持ち物を盗られたり取り上げられたりすること、他人と比較して不当に低い扱いを受けることである。子供は殴られたり罵倒されたり、服を脱がされて外に放り出されたり、おもちゃを壊されたりすると、それが自分の不利益であることを理解する。
しかしそこから悪意に至るプロセスがわからない。子供に悪意はないと言い張る人がいるが、本当にそうだろうか。当方に列車で轢かれるかもしれないダッシュをさせた近所の5歳くらいの悪ガキに、本当に悪意はなかったのだろうか。
本作品の冒頭に登場する病院は、まるでビデオゲーム「Resident evil」(邦題「バイオハザード」)の洋館のようで、怪しい雰囲気が満載だが、CGの出来はいまひとつかもしれない。当方には何故か新宿の都庁に似ているように見えた。
そこに入院しているのは8歳児だ。8歳ともなれば、被害者意識が生まれているし、リベンジの思いから悪意が生じる場合もある。被害者意識が強ければ強いほど悪意は根深くなり、一生消えることはない。当方も、小学校2年生のときにモノサシで酷く叩いた教師のことをいまだに忘れていない。その理由が教師の誤解だったことで、すぐに謝ってきたが、謝られても痛みの記憶は消えることはない。もし将来会うことがあってもモノサシで殴ることはしないが、嫌味のひとつも言ってやりたい気がする。
世の中には当方と同じように、被害者の思い出にいつまでも消えない怒りを抱えている人もいると思う。本作品はそういう人にとって、溜飲の下がるシーンを連発してくれる。権力と暴力に対してそれを上回る暴力で圧倒することは、リベンジできない被害者意識を持ち続ける人間にとっては、なんとも爽快である。
謎解きのような前半から、真相が判明する後半へテンポよく進む。目が離せない展開の中で無残な殺人が繰り返される。特に広い留置場から警察署内のシーンは本作品の白眉で、チンピラや警官を相手の立ち回りは、日本の時代劇の殺陣(たて)のようだ。このシーンを観るだけでも本作品を鑑賞する価値はある。ストーリーといい、ディテールといい、とてもよく出来たホラーだと思う。
そうきましたか!
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