沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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映画版は科学要素少なめ
ガリレオシリーズといえば、意外にも福山雅治が初主演を飾ったテレビドラマ。
原作東野圭吾はほとんど読んでいるが、当時は容疑者Xの献身は読んでいたものの、他のガリレオは読んでなかった。
ドラマは非常に出来がよく、科学を使ったトリックは面白かった。
そんなテレビシリーズの映画版は3つ目ともなるが、映画にはあまり科学要素は入ってこない。
全くないわけではないが。
それが良いか悪いかは人それぞれ。
個人的にはもうちょっと盛り込んで欲しい。
まあこれは映画スタッフというより、原作者へのお願いか。
歌が上手い故人の娘が出てきて、平原綾香のジュピターを歌うのだが、これがまた物凄くうまい。本人が歌っているとしたら、この歌唱力でキャスティングされたのだろう。
それにしても、ガリレオシリーズの福山雅治、加賀恭一郎シリーズの阿部寛という、磐石な布陣は安心感がある。
映像化されてない作品を見つける方が難しいレベルの東野圭吾だが、これからも楽しみである。
今回初の、ガリレオ
沈黙は金なり(?)
冒頭で、けっこう長く被害者の成長と才能と
注がれた愛情を見せる。けっこう長い。
「観客のみなさん!この子はスゴくいい子でしょ?
だから殺されたら可哀そうでしょ?」というメッセージ。
これは観客に”偏見無しに感情移入してもらう”
ための映画的演出。
シリーズ原作は一回も読んでないが、
ガリレオの面白さは愛情や友情、殺意や憎悪といった
人間の感情を科学的に物理的に立証していく
対比と融合の面白さ。だと思う。
少なくても前2作およびテレビはそうだった。
今作はそこが弱い。
ヒューマンに力点を置きすぎて対比になってない。
それはおそらく登場人物の多さと、
各個人の被害者に対する感情の深さを
描ききるには映画尺が足りなかったため。
だから冒頭のような演出にならざるを得ない。
「仮説を立て、それを実証して初めて真実が分かる」
これは湯川の言葉。まさに”沈黙は金なり”
雄弁に語るよりも、沈黙(科学的実証)が真実を語る。
を遂行してきたガリレオ。
今作はやけに”人間”らしい湯川教授。それが残念。
これも今作がヒューマンドラマに寄り過ぎた弊害。
とはいえ、最初から最後までエンターテイメントとして
”安心して観られた”のは原作の良さと、
制作陣の力量のおかげ。
さすがである。
湯川の推理で
んー、そこまでは、
やっぱり柴咲コウと北村一輝
ガリレオのなかで一番楽しめなかった
最後の意外性だけは良かった。
設定や構造はよく出来ているし映像はキレイに撮れてるのだが、トリックとか動機と行動の整合性とか、被害者との思い出映像の散りばめ方とか、駄目な点が目立って楽しめない。
キレイな映像流すのにこんなに尺を振り分けずに、重要な行動に到る経緯を丁寧にするだけでもっと感動出来る良い作品になったんじゃないかと思う。
冒頭から胸の痛むストーリー
数年前から行方不明になっていた女子高生が、遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海によると事件の容疑者は、湯川の大学時代の同期でもある刑事・草薙がかつて担当した少女殺害事件の容疑者で、無罪となった男だった。男は今回も黙秘を貫いて証拠不十分で釈放され、女子高生が住んでいた町に戻って来る。憎悪の空気が町全体を覆う中、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起こる。(解説より)
久しぶりのガリレオシリーズ。
地元民に愛された女子高生の殺人を巡っての復讐劇。とは建前であるが実際は、、、
娘を持つ身としては終始観ていて辛い気持ちになった。
真犯人は特定されたものの、結局15年前の殺人の犯人は本当にあの人だったのか?やや未消化な部分もあったり、致命傷の前に通報すれば彼女は間違いなく助かっていたのに…というもどかしさを感じた。
ただ、中弛みなどなく、テンポ良いストーリー展開で総じて満足。
しかし変わらずのガリレオシリーズの面白さ、福山雅治&北村一輝のカッコ良さ、素晴らしいです。
次作は「透明な螺旋」でしょうか。
またいつか続編があることを楽しみにしてます。
物語と曲の世界観がマッチしていて切ない。
そこまで
ガリレオシリーズ劇場版第3作。 劇場版は切ないストーリーばかりだが...
面白かった!
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