「ひまわりの日記」ノイズ さくやさんの映画レビュー(感想・評価)
ひまわりの日記
意味ありげに三度も繰り返され、「みんなでアイスクリームを食べました」の絵は提示されない。
ここに「考えてほしいポイント」の一つがあるのでしょうが、何が言いたいのかよくわかりません。
どんでん返しに至る心理描写が足りないのか的外れなのかわかりませんが、
「なぜそこまでするのか???」
と、腑に落ちないまま映画が終わります。
圭介がなぜ号泣したのかも、腑に落ちない。
いや、わからないわけではありません。
「こういうことなのだろうな」と推理はできます。
でも腑に落ちない。
説得力が圧倒的にない。
脚本が悪いのか、編集が悪いのかわかりませんが、
「つまり、紋切り型に想像して納得しろということ???」
と、モヤモヤして帰ってきました。
役者さんがみなさん素晴らしいだけに、モヤモヤモヤモヤ……。
SuperKororiさん!!
そうなんです。私も最後にその絵が提示されて、
「そういうことだったのか!!」
とすべての真相がわかるのだと思っていました。
だから、何もないまま照明がついたとき、呆気にとられちゃって。
ラストのシーンは「いつも家族と一緒の純の気持ちに気づき、向き合わなかった圭太と加奈の後悔」を表現したかったのかと想像するのですが……。
もし加奈が純の気持ちにうっすらとでも気づいていたら、冒頭の「うちに就職したら、毎日私のお弁当が食べられるわよ」というセリフが気味悪いなと思いますし、うっすらとも気づいてないのなら、あまりにも考えが浅すぎるのではないかと。
作り込みが甘すぎる映画だと、豪華な役者さんが本当にもったないです。
「アイスクリームを食べました」の絵がきっとエンドロールの途中か後に出てくるんだろうとドキドキしながらエンドロールを見ていましたがそのまま終わってしまったことに驚きました。この終わり方は実にもったいない。
説得力が圧倒的にない。
この表現は、この映画の感想として圧倒的に説得力がありますね。
さくやさんのレビュー、しっかりと腑に落ちました🤗
ありがとうございます。