機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのレビュー・感想・評価
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賛否両論だが個人的には賛です
昔リアルタイムで観ていましたが映画化はもう
無いと諦めていたところで上映発表に驚愕!
さほど期待せずに初日に観に行きました。
他の方も仰ってますが同窓会みたいな映画ですね
もう何でも全部出しとけwwみたいなのりで
序盤はシリアス、後半はギャグっぽいけど
個人的には許せる範囲。ストーリーが浅いとの
意見も多いですが2時間に収めるには仕方が無かったと思います、まともにストーリーや戦闘描写
世界観の説明をするなら4時間ほど必要になってしまう為それなりにまとめるにはストーリーが
希薄になるのもある程度納得です。
いろいろツッコミどころはありますが
フリーダムが核エンジンなのにPS装甲がダウン
デスティニーのミラージュコロイドは残像を
残すのであって分身するものではないww
ブラストインパルスの色が緑でなく白っぽい
他、まだまだありますが
アルテミス要塞やボアズ、デュエル、バスター
まで出てくるのはファンとしてはニヤリとする場面も多数ありましたね。
そしてクライマックスのミーティアが流れる
シーンは感動し鳥肌がたちました。
小説版が上下巻で発売されるので不明点は
そちらで補完する形になると思われます。
一部アンチ?と思われる人が☆1をつけまくっている為に評価が低くなりがちですがSEEDファンなら最低でも☆3はつけられると思いますので
低評価で観るのをためらってる方は是非視聴を
オススメ致します。
※ただし注意点としてこの映画はファンの為に
作られた作品ですのでSEEDを知らずに観に行くと専門用語が多すぎて何が何だか解らないと思います。
続編としても映画としても完璧な出来前
リマスター版で視聴してすごく面白かった事を憶えている作品でリアルタイムで観れるという事で友達と一緒に観に行きました。
序盤のハラハラする展開、中盤のキャラ同士の熱い掛け合い、終盤の作品独特の鬱々した空気を吹き飛ばすような神展開
もう飲み物すら飲む事を忘れて没頭しました。
まさに万人にお薦め出来る作品だったと思います。
レビュー見ると「絶賛されてる事がムカつく!」と言わんばかりの酷い内容の低評価レビューが大量に投下されて荒らされていますが
それ込みで現時点で3.5を維持するという驚異的な高評価も納得の出来でした。
戦艦の威厳
初めての映画館はワクワクする。
TVシリーズは未見。
てっきり焼き直し的なものかと思ってたのだけど、完全新作で、人物相関図も分からなかったのだけど…良かった!
戦艦のカットがどれも良くて、威厳というか存在感というか素晴らしかった。女性の艦長がいちいち良い!結構、無茶な戦況だと思うのだけど物ともしない。何としても勝つって意思が声に乗っかってて素晴らしかった。
キラとラスクの愛だのなんだのってのは良く分からない。後半のコクピットでラスクが照準を制御するシステムもよく分からない。その上で繰り出された攻撃がこれまたよくわからなかった。ラクス絡みのMS関連は分からない事尽くしだった。ファンにとってはこれぞってとこなのかもしれないが初見の俺には響かなかった。何故、彼女だけ、あんなレオタードのような出立で戦場に向かうのだろうか?ファンサービスなのだろうなぁ…。案外、骨太の背景なのにどうにも違和感。
代わりにシンはなんか好きだ。
「ディスティニーなら!」かつての相棒を駆るエースパイロットは超絶凄かった。
ディスティニーがコレまたカッコいいんだ!!
もう、ロボットらしからぬ動きしかしないのだけど!
主役側は一回、完膚なきまでに負けるのだ。
戦艦は沈められるし、機体は全損。敵の策略により世界を敵に回す。
そんな状況から、わずかな糸を手繰りよせ、世界を破滅に導く兵器を粉砕する。
…こんなもの、熱くならないわけがない!
もう中盤以降、涙が止まらなかった。
モビルスーツも大活躍だし、機体の作画もすこぶる良い。戦闘シーンは何が何だか分からない事もあるのだけれど、リズムがいいというかカットがいいと言うか…どのアングルもカッコ良かった。
ズゴックの中に、ジャスティスが入ってたとかにはズッコケはしたけども。
後は、精神への干渉をエロで妨害するってヤツなのだけど…アスランってそういうキャラなの?敵側の作画にもなんだか照れてるような表現があったし。子供じみてるというか、子供騙しというか…ちょっとどうなのだろう?
アカツキって機体が盾でアレを防ぐってのはアリなのだろうか?消し飛んでもらわないと辻褄が合わないような気がしてる。
きっと前作からのファンは大満足なのだろう。
主要キャラも主要機体もリニューアルされ、軒並みカッコ良い。ヒーロー大集合みたいで上がるのだ。
俺はモビルスーツがカッコ良かったから、とてもとても嬉しい。
配信とかで見ることがあったら、戦闘シーンは再生速度を落として堪能したい。
アカデミー賞に声優部門があったなら、あの女艦長さんに最優秀助演女優賞を進呈したい
資生堂から春の新作発表です
同人的な何かを見せられた
事前に予想していたよりも大画面で見る音楽と戦闘シーンは良かった。ただそれだけです。
じゃあ別にマクロスでも良くね?と言われたら何も言い返せません。
後半のアスランのバトルが完全にネタに走っていて寒かったです。
(求めてたのはイザーク、ディアッカとの共闘の熱い展開)
最後ラクスが何か色々喋るけど結局ぶった斬るんかーい!ってねえ…
核や惑星間ビームで人が蒸発するシーンを多用したのはそれで戦争の悲惨さを端的に表現したつもりなのでしょうか?SEEDのメインテーマの戦争のやるせなさを描きたいならそこまでする必要はなく個人に焦点を当てた方が良かったと思います。やっぱり生きてた!はもう何の味もしません。
自分はSEEDで終わるべきだった派なのですがその意見は変わらなかったです。
戦争と所謂キャラ萌えを両方取ったつもりなのでしょうが、どっちも作り込みが甘かったです。ネタに走るならラクスが最後歌うとか…それなら尚更マクロスになってしまうか…
これぞ見たかったもの
まず欠点を上げるとストーリーが説教臭い。
しかしガンダムにおいてストーリーは二の次。
ガンダムがかっこよくて声優や音楽などTVアニメ版を見ていた当時の気分に戻れるだけで大満足。
最新技術で綺麗に描かれたあのキャラやあの機体が再び見れて純粋に嬉しかった。
初回の印象微妙。2回目で見えて来たもの。
1度目の鑑賞。初見では細かい演出の意味が分からず、何故そうなるのか理解し難く、ツッコミ要素も多く、小ネタ(分身、化物、エロ、ズゴック等)に意表を突かれまくってストーリーどころでは無く正直受け入れられなかった。ファンサービスだけのエンタメ映画に感じられた。その位良くも悪くも後半の演出のインパクトが凄かった。そしてその演出に全て持って行かれた…
しかし悶々としていたので2回目を鑑賞。小ネタは既に分かっているので演出もそれほど過剰に見えなくなり(ツッコミ要素は多い)落ち着いて見られた。そして細かい演出に気付き始めて評価が逆転した。
おそらく今回入れ込み切れなかった話が多いのだろう(フリーダム強奪事件とブラックナイツの関与、ラクスの母とアウラの関係、ラクスの出生の秘密、子供姿のアウラの謎、マイティの額からのビームの設定等々)そこら辺を想像するだけで愉しめてくる様になった。敢えてチラ見せにしているのかもしれない。
*パンフレットも小説も読めていないので全て個人の想像です
イロイロ叩かれているが個人的にはキラの心情の変化も理解出来ない訳では無かった。まだ20前後の男の恋愛感情なんて揺さぶられればコロコロ変わる物だろう。ラクスの強がりも良かった。最終戦のあのセリフもキラがオルフェに勝っていると思った要素が愛しか思い付かなかったのだからしょうがない。最後の海は…
まぁエンタメ性が強いと思うのは変わらないけど物語としても十分な内容だと思い直しスッキリしました。何故生き残っとる?と言う様な破壊演出もseedならではだと思います(肯定では無いです)
後エンディング曲がめちゃくちゃ良かった。映画を思い返すのにピッタリな曲だと思います。
と言う訳で印象最悪だった方ももう一度鑑賞してみる事をオススメします。
そして今後周辺の話が補完される事を期待します。
賛否両論ではあるが
この作品を映画でやる意味が疑問
そりゃさ,ガンダム・シード&デスティニーは放送時とデスティニーの時とVOD含め何度か全編みていたよ。
そもそもがわかりにくい作品さ。
まあ,ガンダムのコンセプトは,
宇宙に暮らす人類と地上に暮らす人類との対立。
従来の人間と遺伝子操作によって生まれた人間との対立。
少年少女が戦争に巻き込まれること。
そこに一方的な意志を持たないガンダムという究極兵器の登場。
思念による空間把握や意思疎通,未来予知などのSF的要素などかな。
登場人物も多く,作画の関係で少年少女が髪色と制服でしか区別できないのは仕方がない。
映画が始まってすぐ,画角がやけに狭いなあ。この感じが最後まで違和感。
おそらく,ガンダム・シード(2002)から20年以上の年月を経ていることが原因だろうか。当時の作画を映画にすれば少し間延びした感じなるのかな?。作画崩壊はしてないので13:9のビスタサイズなのかな?同時期の「鬼滅の刃」に比べると狭い感じがする。
今回の内容は,デスティニーの最後でバトルロワイアル的に戦争終結まで行き,新しい体制が始まるが戦争は終わっていないというところから始まる。なんとなく,現在の世相を反映しているようにも思える。
そこに,新興のファウンデーション王国(第4勢力)からの要請でキラたちが所属するコンパス(国連軍みたいなものかな)が出動するところから始まる。
もうね,この辺からフラグ立ちっぱなしよ。
罠じゃん。悪い奴らじゃん。キラキラしい奴は特にね。
まず,「悪い奴ほどよく笑う」の鉄則通り,ブラックナイトスコードのやつらは不敵に笑うね。
慇懃な奴(タオね)は下心ありの鉄則にも当てはまる。
主人公たちは,要請に駆り出されてファウンデーションに行くが,はじめから見え透いた敵意が見えている。特に宰相タオというやつはキラキラしているうえに,やけに情熱を語る。前のデュランダル議長と同じだね。
ほーらご覧ほらご覧。やっぱりねー。
でもね。精神感応力を後出し的に出すのはずるいよね。そういうことだから,ついていけない気持ちになるのよ。ストーリー上重要なキラを錯乱させる方法なのに。
それとファウンデーションの女王は幼女キャラのくせに,ラクスに対し「私がお前たちを創った」という。何やそれ。いつの間に?キラはその失敗作だとさ。
はい,そして,例のごとく誰が誰を好きとか始まるね。嫉妬する挙句に裏切るね。そもそも軍隊でそんな学園ものみたいなノリってあるのかえ?そのうえ命を取り合うんだぞ。
一度はブラックナイトスコードにコテンパンにやられますね。まあ理由はあるけど。
失ったガンダムは例によって隠し玉としてスペアがあるのね。なんでかなーいつもそうだね。
だいたい,精神感応力は新人類とかコーディネーターの特権みたいなものださ。いったんは死んだと思われたキラについて,ラクスは「生きている」ことを知っているはずだよね。そうでなきゃ。
アスランやイザークの登場は予想ができた。カガリはいただけ。前シリーズまではとても重要な役回りだったのに。尺の関係ですべての人には光を当てられていない。やはりテレビシリーズでやるべきだったね。
つまりは無理やり映画にするための設定に無理がありすぎるんだよ。これを「ご都合主義」というね。
大ヒットしていることは認める(休日は満席)けど,だからと言ってこのやり方で稼ぐのは観客をなめていると思う。
ところで,終盤に出てくるラクスの宇宙服(というのかな)のエロいこと。撮り方も狙っているね。最後は脱ぐね(なんで脱ぐ?)。あの後は・・・となるね。そういう暗示だね。全くもう。子供に見せられないじゃないかあ。
続編だと思わなければ十分楽しめる
続編とか完結編だと思ってみると
評価がかわるかと。
あくまでサブストーリーと思えば
それなりに楽しめる。
「ガンダムSEED ゆかり王国の野望」みたいな?
ゆかり王国で
粛正ロリ神(婆ぁ) レクイエム!で
クロスアンジュ(エンブリヲ的な思想でラクスを洗脳しようとしたり)で
ズゴックなジャスティス(そうはならんやろwww)
だと思えば楽しいですよ。
SEEDから入った重度のガノタです。 今回大好きなSEEDが映画化...
SEEDから入った重度のガノタです。
今回大好きなSEEDが映画化されるという事で、シリーズを見返して劇場に足を運びました。
序盤、キラがデスティニープランを否定した後の世界、キラの戦いへの葛藤…
これは、劇場版ダブルオー超え来るか!?と思った束の間、中盤辺りから愛だのなんだの
昼ドラを見せられ、一体何を見せられてるんだと思いました。
最後の方は、見てるこっちが恥ずかしくなるような展開で、何一つ問題を解決できずにエンディング… これなら態々映画にしなくても、gジェネとかのオリジナルストーリーで良かった。
ストフリ、インジャ、デスティニー、主人公機への乗換え等、熱い展開は良かった。
(デスティニーの配色、インジャのリフターは前の方がよかった…)
良くも悪くも。
束の間の休息に鑑賞した劇場版SEED。
公開1週間でおもちゃの筋からガンガンネタバレがあり、内容は分かりつつも当時の世代として見届けたいとスケジュール。すでに封切りからひと月以上経ち、家族で観に行ったパウパトに劣後したSPY×FAMILYはさらに鑑賞順位を下げた。アマプラで妻と深夜に観たいが、そんな暇はいつやってくるのだろう。
MOVIX。今日は1人なのだからと余裕を持って入館し、奮発してフライドポテトとカフェラテを購入。特典のためにシアター前に人が並び始めるので、そそくさと最後尾へ。後ろの男子学生?がナラティブ公開初日との盛り上がりの違いを早口で語り合っていた。わかりみ。
開幕。西川さんのfreedom。地球を背景にtkサウンドで、ガンダムらしさを感じた。パースに無理のないフリーダムが新鮮で、ファフナーhaeの衝撃を思い出した。アレは劇場版制作からエグゾ、ビヨンドときれいに締め括った作品で、本作にも淡い期待をした。
陸戦に移るとうって変わって画面が暗くなる。MSは重厚に動いていて、UIの目新しさもあり、アレ?ハサウェイ?と思ったけども、消し飛ぶ市民を見て、SEEDだなと感じた。
そこから、佐橋俊彦先生のかっこいいBGM、ケレン味溢れるMS。バンクのないSEEDアクションは贅沢で、これらの点はSEEDの良さが引き出されてると思った。
一方で特に前半、キャラの心の動きや解釈に頭が追いつかず感情移入しにくいロマンスはなんとかならなかったか。また、後半にかけて小物くさい小物キャラ、なにかと目につくオマージュにオマージュ、インスパイア、ギャグ。サービス精神旺盛で楽しめたが、メタ的なライブ感で走っていたようにも見えた。これらの点はdestinyの悪いところが出ているとも言える。ただ、徹底してdestinyで非難されていたところはフォローされていて、あの頃の溜飲は下がったと思う。
何年越しの完結編?劇場版に、ついついユニコーンやシンエヴァと比較してしまうのだが、個人的にはあそこまでのカタルシスは得られなかった。
あの頃の中高生の時分なら観られたけれども、もう次の世代に託しつつあるおじさんは世界観に入り込めない。
おじさんは揚げ物をあんなに食べられない。それどころか必死に子供のお迎えをして妻の帰りを待ちつつミールキットを捌いている。愛されるからこそ愛するからこそ最低限の働きはしなければならないのだ。
……SPY×FAMILY観ないと。
待ってて良かった
当時小学〜中学生だったseed世代です。
本編繰り返し見てずっと待ち望んでいた身としては、公開してくれただけで関わったすべての方に感謝しています。
初日に見たのですが、やっと落ち着いてきたのでレビューしました。
序盤から中盤のseedらしい葛藤しつつも世界と向き合う主人公たちの姿に最初から涙が出るほど嬉しく、震えました。脚本も良かったですが、とにかく新規の映像が美しすぎました。
終盤はお祭りと言われてますが、seed好きにとってはたまらないシーンばかりで、Meteorの入りも完璧で、見たかったものが全て見れたと嬉しくて鑑賞後は放心状態に。
愛を伝えて受け止めるキラとラクスも素敵でした。
てっきりメインキャラクターの死などで、感傷的な最後になるかと思っていたので、安心と興奮で1回目は落ち着いて評価できませんでした。
何度も見返すうちに新しい発見があるので、まだまだ劇場に行こうと思います。
一方で結構seedファンという方が星一つ評価つけていたので、色んな考えがあるなぁと。
シリアスな展開を求めて行ったら肩透かしをくらったという人もいるので、観るスタンスによって評価が変わる作品ではあるのかもしれません。
自分としては20年越しに監督や声優さん、アーティストが再集結して、沢山のクリエイターさんがファンサービス満載のこのクオリティで作ってくれただけで星5つです。
酷い
中高生のタイミングでTV版を見ていました。全く好みでなかった種運命を見終えて、放送直後くらいから劇場版が発表されて「全く楽しみじゃないけど、どうなるのかな」と思った記憶があります。あの時はまさか20年後に上映されるとは思いませんでした。
前半は重苦しい設定の説明や閉塞しかない展開が続き、戦争状態になった後半の展開はアクション映画のようなスピードで疾走します。SF設定を高速で説明され、敵対者となるファウンデーションは必要あるのかと聞きたくなるような破壊行為をして、「あれ、ついていけない」と思っている内に終わりました。
TV版のキャラは同人誌からの設定を混ぜられているのか? と思うほど性格が変わっています。キラとラクスが恋人になっているのはいいんですが、暴走族でも乗らないようなゴツくてギラギラしたバイクに乗ってピクニックに行って辛気臭い話をしています。「いつまでも戦争が終わらない・・・どうしたらいいんだ・・・」・・・そりゃそうだろうね。代案無しに感情論でデュランダル議長のプランをぶっ壊してぶっ殺したんだもの。
シン・アスカはTV版では重い過去を持ち、ガンダム作品では珍しい「軍人の主人公」でしたが、この映画では中学2年生くらいの精神と言動になっていて、ファンなら「わあ、可愛い」と思えばいいのかもしれませんが・・・。私は「退行してない? この人は誰?」とずっと思っていました。ファンサービスというなら成長している姿(イザークとディアッカは軍人として成長しており、冷静で対局を見た判断と行動、戦場での活躍をしている)を見せるものだと思うのですが、シンは何なんだろう。
新キャラは短時間でキャラクターを確立する必要があったのか、台詞がとにかく刺々しく好きになるような隙間や人間味がありません。特にアグネスは、往年のガンダムファンなら「度を越えてぐいぐい来るクェス・パラヤ」と言えばわかるかも知れませんが、価値観の押し付けや立ち回りが異常です。あんな人間が最新鋭の兵器に乗っていいわけがない(案の定モビルスーツごと離反するし)。
「民度がガンダムシリーズ最悪」と賞されるCEらしく、平和(小康状態)からものの数分で世界大戦が始まります。TV版は常にコーディネーターとナチュラルの2つの勢力が対立する話ですが、この話にナチュラルは殆ど登場しません。「選ばれた人間(コーディネーター)」の中から「さらに選ばれた人間」が「愛」を巡って命を奪い合います。
特にそのトップであるオルフェは簡単に言えば「運命の相手(彼女)欲しい」という欲求だけで自国民と他国民を虐殺していて、救いのないほど愚かに見える。本当に国を統べるほど頭良いのか? どの口で「世界を導く」とか言えるんだ。
後半になるととにかく「愛」という深いんだか浅いんだかわからない言葉が頻繁に登場するので、話についていけなくなった私は周囲の迷惑にならないよう笑いを噛み殺すので大変でした。登場人物は全員真剣なはずなんですが。
ガンダムシリーズには、重い人間ドラマを見たいならユニコーンという名作がありますし、シャープでカッコいいモビルスーツが戦いまくっている映像が見たいならダブルオーがあります。この作品はそれらを何も超えられていません。肯定的に見られている方の感想を見ると、「SEEDらしさ」を評価しているようですが、私にはそれを感知するセンサーが無いので測定出来ません。あえていうなら令和の時代に中二病全開のセリフとキャラの感情だけで突っ走る展開の事でしょうか。「闇に堕ちろ、キラ・ヤマト……!」というセリフと催眠術にかかった時の演出。あれを面白いと思う事は、TV版を見終わって20年経った人間には中々難しい。
早く閃光のハサウェイの続き観てえなあ。
2/7追記
誤字修正と一部追記。
あと、☆0に出来る事を知ったので☆0.5から0に修正しました。
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