劇場公開日 2024年1月26日

「この作品を映画でやる意味が疑問」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0この作品を映画でやる意味が疑問

2024年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

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じきょう
ラインハルトさんのコメント
2024年2月7日

david様、コメントありがとうございます。

コメント拝見させて頂いて、自分よりずっとSEED作品を愛し、深く世界観を大事にされている方なんだと感じました。
david様が仰る通り、確かに杜撰さや安易なパロディを取り入れ、過去作に対して異なった世界観に仕上がっている部分は否めないです。
今作品が高評価の方の中でも、そういった演出は要らなかったのでは?と思われる方も一定数おられると思います。しかし、それ以上に楽しめた要素が多かった為、総合的に満足したんじゃないかと、個人的に分析しています。
自分も今作品とは関係ありませんが、当時高校生の時に大好きだった某SFアニメが約30年ぶりに再アニメ化された時、あまりにキャラデザインやメカデザインが過去作と違い過ぎていて「このキャラ誰だよ、このキャラはこんな冷たい目をしてないよ」とか、「過去作と比べて話自体も浅くなって、これじゃ過去作の魅力が薄まってしまった」と落胆した記憶を思い出しました。
自分は、あの作品(作品批判をしたくないので、敢えてその作品名は伏せたいと思います)と比べたら今作の描写の違和感はさほど気にならなかった為、純粋に楽しめたのかもしれないと今になって思いました。
ですので、過去作のSEEDをとても愛していて、更にSEEDの世界観を大事にしていて、その世界観を劇場版でも継承して欲しかった人ほど、劇場版での描写に不満だった事には理解出来ました。

ラインハルト
davidさんのコメント
2024年2月7日

ラインハルトさん

至極勝手ながらレビュー主と同様の感想を抱いた者として、二十年間年一回は通しで見返した者として、コメントしようと思います。

種シリーズはレビューの通り確かに分かりづらい作品です。しかし丁寧ではあったのです。では今回の映画は丁寧だったのかというと、杜撰さや安易なパロディが目立つ。演出や小道具が世界観を深くする丁寧さの役に立っているか?と問いかけて、自分はその杜撰さが世界観を浅くしたように感じました。

アグネスも局所ながらそのうちの一つでしょう。クェスのオマージュなのはその通りですが、クェスは民間人の現地徴用であるのに対し、アグネスはアカデミー卒の軍人です。軍人が自らの横恋慕だけしか頭にないキャラなら、あまりにも薄っぺらとなるのではないでしょうか。そんな薄っぺらいキャラを描くならその尺を使って他に深めるべき描写がいくらでもあったのでは?彼女は必要なキャラだったのかと問わずにはいられません。

ファンサービスのためのパロディ、オマージュ、それは結構なことです。しかしそれが種の世界観に必要で、自然な形であったのでしょうか。ファンサービスありきのパロディでは浮いた描写になってしまいます。

この作品がコメディならそんなこと考えなくてもよかったのにと思うのですけれどね……。

david
ラインハルトさんのコメント
2024年2月6日

SEED好きな方だったのですね。そのコメントだけで嬉しいです。
劇場版SEEDフリーダムは、SEEDやDESTINYの時とは異なった描写や表現方法で、他作品オマージュてんこ盛りお祭り的な内容となったので、それを「はちゃめちゃだけど、楽しいからいーじゃん」って許せるファン層(自分も含む)は前向きに捉えて高評価、許せない人は「以前と違うじゃん。こんなのSEEDじゃない!けしからん」と低評価だったのかもしれませんが、勝手な推察なのでもしこれに当てはまっていない場合はすいません。

何回も返信しようとしては消えてしまい、長文打つ気力が無くなってしまったので、申し訳ございませんが一つだけご指摘させて下さい。

アグネスが嫉妬する挙句に裏切るという場面は、逆襲のシャアオマージュ(クエスがアムロに相手にされず、シャア側につく)だと思います(既に知っていたらすいません)。
オマージュ描写を好意的に見ている人には許容出来ると思いますが、「こんな展開や演出要らねーよ」と見てしまうと、マイナスポイントなのかもしれませんが、製作者がファンを楽しませる為の描写だと思って、好意的に楽しんで頂けると嬉しいです。

逆にご感想の中で同意した部分もありますが、2時間という映画での限られた尺の為、どうしても主要キャラ以外のキャラの出番が少なくなったり、画面に1カットしか出てこなかったり(バルトフェルドさんとか)していた為、テレビシリーズでやるべきだよね!という点については、強く賛同しました。この作品はもう少し長い尺でじっくり見たかったです。

質問者様が聞きたい事がまとまっていない文で、誠に失礼しました。

ラインハルト
じきょうさんのコメント
2024年2月6日

コメントありがとうございます。
ガンダムシリーズの中では好きな作品なので、ガンダムSEEDの切なさはよく分かるし、その点ではとても共感できると思っています。
でも、尺の問題と思いますが、伏線にさえならない唐突感は感じませんでしたか?
そこは、ヒットしている映画にしては杜撰と感じました。
散々の酷評という訳では無いです。ただ、丁寧さが不足していると思いました。もし、私の勘違いであるならご指摘いただけると幸いです。

じきょう
ラインハルトさんのコメント
2024年2月6日

コメント拝見させていただきました。
しっかり映画の細部まで評論されていて(特に映画の画角までは全然気にして観ませんでした)びっくりしました。
しかし、映画自体を斜め上から見過ぎている点については、とても残念です。SEEDをどんな想いで鑑賞されたのか分かりませんが、粗探し的に映画を観てしまうと、SEEDに限らずどんな映画を観ても評価が下がりますし、とてもつまらなくなると思います。
あと、映画の内容が「ご都合主義」と仰っておりますが、バットエンドじゃないフィクションのアニメ映画なんて、ほとんどご都合主義で作成されております。SEEDに限った事ではありません。
これだけ散々酷評しても、総合評価が星1以下にならなかった事に関しては、まともな総合評価が出来る人なんだと思いますので、考察動画や小説版などを観て、もう一度映画を見直して再評価して頂けたら幸いです。

ラインハルト