隠り沼

2021年製作/日本

スタッフ・キャスト

監督
大木一史
脚本
渡辺典子
大木一史
プロデューサー
佐藤慶子
企画原案
渡辺典子
大木一史
佐藤慶子
人形師・人形製作・指導
百鬼ゆめひな
鍼灸指導
湯川康子
詩作
野崎有以
撮影監督
仁禮洋志
美術監督
有馬尚史
編集
有馬尚史
大木一史
音楽
佐藤慶子
音楽音響
青木タクヘイ
制作プロデューサー
有馬尚史
ラインプロデューサー
清水英行
アシスタントプロデューサー
龍ともこ
助監督
山本研二
優心超理
制作
岩田継昭
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映画レビュー

4.0派手さはないが、ざわざわする作品

2021年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

舞台は長野の山間の小さな町かな。

ごく普通の田舎街に暮らす人々は、多分、皆が知り合いで、
良くも悪くも日本の田舎らしい、人間関係が濃い世界なのだと思う。

ヒロインは他所から嫁いできたが、肝心の夫が行方不明になり、
夫の弟と二人ぐらししながら、町の小さな整体院に勤めている。

その行方不明の夫をめぐり、登場人物たちの想いや行動が錯綜するストーリーなのだけれど、テレビドラマのような明快なサスペンスドラマとも違う。

不思議で、時折意味不明で、歯痒さすら覚える登場人物たちのあり方は、でもきっと現実はこんなものかもしれないと感じさせる。

映像は光と影のコントラストが綺麗で、思い返すとモノトーンの映画を見ているような気にもなる。
沼の色のせいだろうか。

ハリウッド映画のような派手さはないし、流行りの日本映画のようなシンプルさもない
だから、受け身で観るとつまらないのだけれど、
かと言って、登場人物一人ひとりの気持ちや、印象に残るモチーフについて、
いろいろ意味を求め、理解したつもりになったとしても、
それ自体が奢りなのかなもしれない、と思わされる作品

面白いか面白くないかで言えば、面白いです。

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あーにー

3.0【キレイで神秘的な沼はあるよ】

2021年5月18日
iPhoneアプリから投稿

長野県にあんな沼を有する村があるっていう設定は、フィクションだとしても、長野の人は嫌だよね。

あの沼は、何のメタファーなのだろうか。

やっぱり、人を好きになって他に目が向けられなくなることなのだろうか。

だとしたら、沼はもっとキレイで神秘的な所を選んだ方が良いと思う。

それこそ長野にも、そんな沼があるのを僕は知っている。

あの沼は、人を飲み込むにしても、神秘性や謎を孕む様は不足しているように思う。

怖い場面はないけど、あのPCに詩を打ち込んでる和服の女性なんかを思い返すと、ある意味、この作品はホラーだ。

つぎに何が起きるのか気にしながら観てたら、時間は過ぎたけど、それほど面白くはなかった。

努力賞かな。

変なレビューになってしまった。

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ワンコ