劇場版 呪術廻戦 0

劇場公開日:

解説

「週刊少年ジャンプ」連載の大ヒットコミックを原作とする人気テレビアニメ「呪術廻戦」の劇場版。原作者・芥見下々が本編連載前に短期集中連載で発表した前日譚「呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校」を基に、呪いと化した幼なじみに憑かれた青年・乙骨憂太の“愛と呪いの物語”を描く。

高校生の乙骨憂太は、幼い頃、結婚を約束した幼なじみの祈本里香を交通事故により目の前で亡くしていた。それ以来、呪霊化した里香に取り憑かれるようになった乙骨は、暴走する彼女に周囲の人々を傷つけられ苦悩していた。そんな中、呪霊を祓う“呪術師”を育成する教育機関・東京都立呪術高等専門学校の教師にして最強の呪術師・五条悟に導かれ、乙骨は同校に転入することに。自身の手で里香の呪いを解くことを決意した乙骨は、同級生の禪院真希や狗巻棘、パンダと共に呪術師として歩みだすが……。

アニメシリーズでの本格的な登場は本作が初となる乙骨の声を「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの緒方恵美が演じた。2021年12月24日の公開から15週連続で週末観客動員数ランキングのトップ10入り。22年5月28日までの156日間で観客動員977万人以上、興行収入137億円を突破する大ヒットを記録した。

2021年製作/105分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2021年12月24日

スタッフ・キャスト

監督
原作
芥見下々
脚本
瀬古浩司
製作
松岡宏泰
大田圭二
共同製作
瓶子吉久
大塚学
桑田栄顕
丸山博雄
エグゼクティブプロデューサー
大島孝幸
大好誠
チーフプロデューサー
山中一孝
高橋敦司
藤尾明史
林辰朗
プロデューサー
松谷浩明
齋藤雅哉
木村誠
大森達也
前田俊博
アソシエイトプロデューサー
池田亮太
久保亨
山崎博昭
企画協力
中野博之
大西恒平
三輪宏康
片山達彦
キャラクターデザイン
平松禎史
副監督
梅本唯
美術監督
東潤一
色彩設計
鎌田千賀子
CGIプロデューサー
淡輪雄介
3DCGディレクター
木村謙太郎
撮影監督
伊藤哲平
編集
柳圭介
音響監督
藤田亜紀子
音楽
堤博明
照井順政
桶狭間ありさ
主題歌
King Gnu
音楽プロデューサー
小林建樹
アニメーションプロデューサー
瀬下恵介
制作
MAPPA
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受賞歴

第45回 日本アカデミー賞(2022年)

ノミネート

最優秀アニメーション作品賞  
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(C)2021「劇場版 呪術廻戦0」製作委員会 (C)芥見下々/集英社

映画レビュー

3.5音楽✕映像✕うずまき

2023年3月30日
スマートフォンから投稿

怖い

興奮

IMAX劇場があるところに行った時にたまたま時間が空いてド迫力で観ることができました(T_T)神様、ありがとう。。。
原作も読んでアニメも観ていたので、映画では百鬼夜行がどんな感じか、あと棘君を大画面で観たいと思い参戦。夏油の闇落ちも分からんではない…働いてると同じ様な暗〜い気持ちになったことあるわ、、、と色々楽しみにしてました。
MAPPA映像美に加えてクライマックスのKing Gnuの楽曲がバトルと合っていて素晴らしく、興奮&若く幼い純愛にキュンっとしました!
家族と予定が合わず、1人で観ちゃいましたけど、特典の冊子も貰えてホクホク。ラストの逆夢は鑑賞して当分頭の中をリピートしてました。

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ホビット

4.0よく構成されていて見やすい作品

2021年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

乙骨憂太は本編の虎杖よりもわかりやすく主人公しているなと思った。彼が何を目的とするのかが、最初のエピソードで具体的に描かれ、どうすればゴールなのかも明確になっている。緒方恵美さんの芝居もあって、とても魅力的なキャラクターに仕上がっている。緒方さんが過去に演じてきなキャラクターのペルソナも匂わせつつ、でもそれはいい意味で作品にプラスに作用していると思う。
最初の小学校での呪いと遭遇するエピソードで彼の問題意識と目標をはっきりさせ、商店街で棘との共闘で成長を実感させ、最後の百鬼夜行で主人公の強さを見せて、呪いの解呪というゴールにいたる。見事な3幕構成で主人公の成長とゴールをまとめている。それぞれに派手な戦闘シーンを用意して、娯楽作品としてしっかりした出来栄えだった。
五条と夏油のエピソードを原作本編から持ってきて、ドラマの補強も行い、京都高や七海など、本編のキャラも登場させてファンの満足度を高める。意外性などは特にないが隙のない構成だった。

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杉本穂高

4.5初心者に優しい「0」を描いた作品。アニメーションの作画の出来は良い一方、既視感等があるのはマイナス要素か。

2021年12月24日
PCから投稿

まず原作マンガとテレビアニメ版は未読・未見の状態です。
そのため、本作は初心者でも入り込めるようになっているのは良いと思いました。
また、アクションを中心に作画の出来は光るシーンが少なくなかった点も評価は上がります。
ただ、主人公の声優が同じだけではなく設定自体も「ヱヴァンゲリヲン」と似てしまっているため、どうしても比較対象として見てしまいます。そう考えると、「まだこれから」と思える面が少なくありませんでした。
「鬼滅の刃」のようにコミカルなシーンを入れて楽しませようとしているのは理解でき、方向性は良いと感じましたが、演出の問題なのか上手く響いていなかったのは少し残念でした。
内容も、初心者に優しい「0」を描いているため薄くなっている点は仕方ないと思われます。
とは言え、「最初の映画」としては良くまとまっていて“愛と呪いの物語”はキチンと描かれていたので十分に合格点だと思います。
エンドロールの終わりにも「オマケ映像」があるので席を立たないようにしましょう。

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共感した! 48件)
細野真宏

2.0楽しいエンタメアニメ。 虎杖悠仁が主人公となっている呪術廻戦の前日...

2024年10月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

楽しいエンタメアニメ。

虎杖悠仁が主人公となっている呪術廻戦の前日譚に当たる物語。

本作は乙骨憂太という少年が主人公。ストーリーはなかなかよくできている。本編にも絡んでくるのかもしれない。ちなみに、乙骨憂太のキャラクターがエヴァンゲリオンの碇シンジに似ている。
声優がシンジを演じていた緒方恵美なので、制作側も意識しているのではないか。

呪術廻戦本編は、人間の負の感情から生まれた呪霊と、呪術師たちの戦いを描いている。呪霊は人間を襲うが、もともとは人間が生み出したものであり、そう考えると、この作品は、人間の心の醜さが人間自身を滅ぼす、というテーマが見えてくる。

さらに呪術師も主人公の虎杖悠仁のように人を助けるために、自分の力を使う人間もいるし、夏油傑のように、選民思想を持っている呪術師もいる。
特別な人間であることを自覚した時、人はどうなるのか。本作はそんな面も描いている。
基本的に一般人はやられ役かモブキャラ扱い。テーマから逸れるから、そうしているのかもしれない。

呪術廻戦は、こういった複雑な構造をうまくエンターテイメントに昇華している。

映画から話がそれたが、本作はそこまで人間について深く描いてはいない。
ただし、これはこれで悪くはない。

全世界興行収入が265億円。
製作費は20億円ほどではないかと言われているので、そう考えると大ヒットだ。

人気キャラはたくさん出てくるが、虎杖悠仁が登場しない。観なくても本編を理解できなくはならない。それでも売れる。

呪術廻戦のブランド力を感じるとともに、こういった地盤がないと映画がヒットしない、という現実の厳しさも感じる。もちろん呪術廻戦はレッドオーシャンを勝ち抜いて、ブランド化したのだから、その点は素直に評価したい。

今はエンタメが多様化し、映画産業は昔ほど娯楽の中心でもなくなってきた。
映画が映画単体で評価されるのではなく、人気コミックや人気小説といったコンテンツ全体をブランド化して、その中の1つのアイテムが映画、という売り方が今の主流になってきたのかもしれない。

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