先生、私の隣に座っていただけませんか?のレビュー・感想・評価
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リアルかフィクションか?
シナリオ、撮り方、なかなか素晴らしいが、テーマは不倫。
なんで誰もめちゃくちゃ面白いホラーって教えてくれなかった!?
今週(9月10日)は競合枠が少なすぎて本命にはなると思うのですが…(他おまけあり)
今年117本目(合計181本目)。
どうも、小説の賞の応募で準優勝を取られた方のストーリーが原作のようです。
また、他の方も書かれている通り、出演者などは結構豪華になってます。
一方で当該小説を読んでいないとわからない部分はかなりあるんじゃないか…という印象です。
映画内では漫画の作成と現実世界が入り乱れる形で進むのですが、その入り乱れ方がバラバラなので、いつの話をしているのか、もっと言うと、今何のシーンで「主人公たち視点で」何の情報を得て何を得ていないのか、という点がわかりづらく、視聴者側は「ある程度」理解できても(上記の「巻き戻し描写」が多い事情もあり、完全には難しい?)、ストーリーとしては成立しているのだと思いますが(だから、準優勝まで取れた)、映画として見た場合、何が何かわかりにくい(この点だけを言えば、巻き戻し描写が多数を極めたTENET並)点はどうしても否めません。
内容的には、元の小説があるので、小説を知っている方にはある程度推測がついてしまうことと、この「巻き戻し描写」が一つのトリックになっているという事情(もっとも、推理ものでもないですが…)もあるのでネタバレ防止のためあまり書きませんが、正直「本気で」観ないと本当に置いてけぼりにされます(かつ、TENETなり他のアクション映画のように、「他の部分で」勝負する、というような映画ではないので、この点で評価点が下がると、他の点の評価のしようがない)。
極端なハズレ(ここでボロボロに言われたた樹海村レベル)ではないですが(そもそも9月10日は競合枠が少なすぎて、本命~対抗になってしまう)、かなり「ストーリーの理解」という点では頭を使う印象です(原作小説を読んでいると有利?学問的な話ではないので、理系出身なら有利とか、そういう論点でもない)。
評価は下記を加味して4.5としました(4.7→4.5へ七捨八入)。
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(減点0.3) 上記の事情で、理解が難しいところが結構あります。ここの他の方の論評や、公式サイト、小説、予告編動画など全部フル活用して、やっと全部おいつけるのではないか…とさえ思えます(特に原作小説を読んでいるのはmust?でも、「準」優勝だから、本屋さんんにあるのかな??)。
もっとも、日本映画であり、海外映画ではないので「文化の違いで理解できない」という点はなく、方言がきつい、特定の地方を扱っていて、その地方の知識の理解前提など「他の部分で理解を妨げる」部分はないので、この程度にしました。
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(その他/減点なし/参考)
私は一応、「お体の不自由な方」なのですが(もっとも、内部3+3の2級)、その事情もあって、お手洗いは身障者用をよく使っています。
今日はなんばパークスシネマさんに行ったのですが(シアター5。6F)、この映画のシアター5の近くにあるお手洗いがずっと使用中だったので、10Fまでエレベーターで行って利用しました。
ところが、なんばパークスシネマさん、シアター1~8がある6Fと9~11がある10Fの構造がよく似ているので、こういうパターン(お手洗いが混雑していて、移動するパターン)だと、認識して帰らないと違うシアターに入ってしまいます。
私もうっかりして、シアター10(「映画 おかあさんといっしょ」をやっていた。シアター5と同じく、出入り口が2か所あるなど、そっくり)に誤って入ってしまったのですが、なぜかしらこの映画で子供さんがわんわん泣いていたりカオスな状況になってました…。
すぐに「あ、場所間違えたな」って思って6Fのシアター5に戻ったのですが、なぜに「映画 おかあさんといっしょ」で子どもさんが泣きじゃくるのか謎で、何かあったんでしょうか…(ここの評価でも1つだけ評価があり、かなり難があると書かれているが、どうも程度の差こそあれそれっぽい?もっとも、いい年した私が「1人で」実証するのもバカバカしいのでしませんが…)。
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いやはや、甘いよ。
スッキリとはいかないよね。。
奈緒さん演じる、編集者は許せないでしょ?
そこは、どうよ??と。
不倫相手の実家にまで行く時点で、アウトだよね。
それを阻止しない旦那もダメだな。。
ラストは、甘いな。。
でも、今後 元旦那にたくさん働いてもらって、相殺ですかね✨
【”虚構と現実の狭間で、妻が夫に仕掛けた見事な罠。”今作は正しい夫婦生活を送ってきた人にはブラックコメディ。ソウデナイ男にはホラー映画です。黒木さんの微笑みを浮かべる能面の様な表情が、怖すぎます。】
ー 私の周囲の人々は、漫画家のサワちゃん(黒木華)の心理的波状攻撃にオロオロ、オタオタする同じく漫画家の夫、敏夫(柄本佑)の様子にクスクス笑いが漏れていたが、何故か私は手に汗をかきながら2時間、凝視してしまった作品。ー
◆感想(ハア、コワカッタ・・)
・二転三転四回転半捻りする、先の読めないストーリーが秀逸である。
ー 今作では、劇中でサワちゃんが描くリアリティ過ぎる”不倫漫画”の使い方が特に良い。ー
・敏夫のスマホを借りて、担当女性編集者(奈緒)に電話するサワちゃん。編集者は、慣れた感じで、電話に出るが・・。その声を聞いたサワちゃんは”何気なく”夫の電話を借りている・・、と伝える。
ー アワワワ・・。スマホを妻に貸しちゃ、駄目でしょう!ー
・能面の様な、感情の機微が分からない不思議な微笑みを浮かべるサワちゃんを演じる黒木華さんが、物凄ーく怖い。上手い女優さんだなあ・・。
・連載が終わって、一度サワちゃんの実家に戻る二人。優しく迎える母(風吹ジュン)
ー ”敏夫さんって、良い旦那さんよねえ・・。欠点なんてないでしょう・・。”
母娘で、ジワリジワリと敏夫の首を、真綿で締めあげていく・・。ー
・”独りになったら、自分で運転しないといけないから・・”と言い、自動車学校に通い始めるサワちゃん。運転恐怖症だった筈の彼女が、イケメン教官新谷(金子大地)が”隣に座った”途端に、ブレーキペダルからアクセルペダルに足を移し、踏み込んでいく。
”スピードを出す快感”を覚えてしまったサワちゃん。
ー 今作の脚本の巧さが冴えわたる。
サワちゃんは、ずっと自分の心にブレーキをかけていたが、軽やかにアクセルを踏み込んだのだ。ー
・敏夫に読ませるように整然と置かれた、サワちゃんの漫画原画。
ー 驚愕の表情で読む敏夫。そこに描かれていた事は・・。アワワワ。妻は何でもお見通しなのである。ー
・慌てて、サワちゃんの通う自動車学校に駆け付け、サワちゃんと新谷先生が乗る教習車の後を付ける敏夫。
ー 柄本佑さんの、絶妙に可笑しい演技。周囲はクスクス笑っている・・。ー
◇この辺りから、映される画が、虚構なのか、現実なのかが曖昧になって行く。巧い。
・畑の中の一本道を進む教習車。”もう戻れないの・・”
・少し出かけてくると言って、戻らないサワちゃん。Faxからは、第三章が・・。
ー もう、敏夫にとってはホラーである。もう、赦して上げて!サワちゃん!ー
・担当女性編集者まで、ノコノコやって来る始末。敏夫と、編集者とサワちゃんとで囲む夕餉。
ー 絶対に避けたいシチュエーションである。絶対に嫌だ・・。ー
・ラスト、母がサワちゃんに言った言葉。
”アンタ、最初っから気付いていたんでしょう・・。”
ー 怖い母娘だなあ・・。ー
<面白かったですねえ。そして、怖かったですねえ。
浮気男への”因果応報ムービー”である。
男は、女性には絶対に頭が上がらないのである。
嘘もばれる。
何故なら、女性は菩薩様であるから。
タイトルに込められたWミーニングが、ラスト強烈に効いてきます・・。
あー怖かった・・。>
■旦那さんが、浮気しているのでは・・、と疑っていらっしゃる奥様。
是非とも、旦那さんとお二人で今作を鑑賞する事をお勧めします。
◆2021年9月13日 追記
・このレビューは虚構と現実の狭間で書いている事を、一応記しておく。
最後まで騙されて悶々
【ダメ男の悲哀】
漫画と現実が交錯するストーリーは、確かにアイデアとしても秀逸なんだけれど、あれこれ書くとネタバレになりそうだ。
ただ、とにかく、この作品は、(特に男性は)変わる局面を眺めながら、そして、結末を想像しながら、ダメな男の悲哀を描いたものだと、しみじみ感じながら観ることをお勧めしたい笑
ダメな男と書いたけれども、多くの男性は多かれ少なかれ重なるところがあるはずだ。
そう考えられている僕は、断固として違うと言い張る男性諸氏より全然達観できていると思う。
もうね、黒木華さんと、奈緒さん、やり過ぎ笑
二人とも大好き笑
柄本佑さん、演出だと分かっていても、かわいそ過ぎ笑
風吹ジュンさんもナイス過ぎ笑
もう何年かしたら、もっと女性の社会進出が実現して、こんな状況が半ば当たり前のようになるかもしれませんよー笑
良いんだけど。
続きは現実で
漫画家夫婦の嫁が明らかに自分達を描いたと思われる不倫漫画を書き始め、それをみて焦る旦那の話。
連載を終えたばかりの嫁と、自分ではもう4年も書いていない旦那という漫画家夫婦。
嫁に編集者の女性との浮気を疑われる中で、嫁が書き起こした漫画をみつけた旦那が、そこで書き進められていく自分のことにビビったり、嫁と自動車教習所の先生とのことは現実かフィクションかと恐れおののく様が面白い。
編集者の女性は面白がっている感じだし、こういう時女の人の方が肝が据わってるよねw
観ている側も、主人公も、これは現実の話か漫画の中の出来事か、と頭の中がぐちゃぐちゃしつつ、ホラーでありコメディでありサスペンスであり、そんなに世の中…な感じがとても良かった。
演者さんGOOD! 続編ありの作り方でも良かったんじゃない?
リアルと漫画の交錯
結局どっからどこまでが実際にあったことで、どれが単なる妄想なんだーというこっちの妄想を膨らませてくれる作品。
いやーこんな復讐怖いですな。柄本さんの立場だったら心臓がいくつあっても足りないです。恐ろしや。
絶妙な匂わせ感で匂わせたまま、見たままに判断を委ねる感じですかね。おもしろかった。
それもこれも演技がみな素晴らしいからでしょうねー黒木華のちょっとした表情も絶妙だし、柄本佑の間とか反応とか素晴らしい。奈緒も完全にハマり役でした。不倫してた相手とは思えぬふてぶてしさとズレた感じが怖い、笑。吹雪ジュンさんもどこまで知ってるのー?と思いつつ、優しく包み込んでて美しかった。
舞台挨拶つきでしたが、みなさんなんかイメージどおりでした。黒木華さんまじめー柄本さんと奈緒さん、吹雪ジュンさんお話うまくてビジュアルも素敵ー金子くんはまだ堅い感じでした。監督脚本かーすごいなぁ。。
凪のお暇見なおしたくなった。
これは面白かった! 面白かったり怖かったり騙されたりしてとても良かったー!
黒木華さん目当てで軽く観られるかと思ったら上手く考えられた密度が濃い目の作品だった感じ。
彼女と柄本佑さんが漫画家の夫婦を演じるストーリー。
不倫がテーマ。
現実と漫画の世界がシンクロしながら進む展開。
ドキドキハラハラ感が凄い。
早く先が知りたくなるストーリーに釘付け!
黒木華さんと柄本佑さんが本当の夫婦の様(笑)
彼女が可愛かったり綺麗だったり。
恐ろしい女性だったり色んな表情が観られた印象。
本作のタイトルの付け方も上手い!
見事に騙されてしまった(笑)
終盤の目まぐるしい展開に圧倒。
ここでも騙されてしまった(汗)
前情報一切無しでの鑑賞を推奨。
後半、二人の来客をほっといて二人で漫画を書くのは如何なものなのか?
気になりました( ´∀`)
夫の不倫、妻の逆襲劇
まず初感として「不倫」を題材にしている割には全体的に平坦気味な印象をお見受けしました。無理に臨場感やスリリングさを出さなかった点がより現実的な路線へと寄せていく、そんな印象を抱きましたがそのあたりは観る人の好みや受け方次第かと思います。
月刊シナリオでは、冒頭で若き日の漫画家俊夫とアシスタント佐和子の関係が描かれていました。冒頭で描く必要性は特に感じられず、その点だけがずっと後を引きずっていましたが、途中でシナリオの変更があったことを劇冒頭で知り驚きました。そしてその冒頭シーンをクライマックスの回想シーンとして配置変えをしたこと。非常に素晴らしい判断だと思います。
担当編集の桜田はヒステリックな人物。この人物を素直に受け入れることが出来るか否かでこの作品の大々的な印象は変わってくるのではないかと思います。佐和子は俊夫に対して復讐心を見出しましたが、桜田に対しては特にお咎めなしという点も少し違和感がありました。ただ、前提条件として「夫への復讐劇」が主題なのでそこは深掘りする必要はないのかもしれません。
そして、シナリオの構成は本当に秀逸でした。漫画の特性を活かし、これは現実か空想か、そんな不思議めいた感情を抱きつつ、まるで結末の予想を定めさせない。大変特質な映画だったと思います。
こ~わ。という作品。
予告を見て、みたい衝動に駆られ初日に。
しずかーに、始まりました。全体的にずっと静かです。
早めに着席してゴソゴソさせないようにするのがオススメです。大音響に紛れてガザゴソ、この作品はできません。
静か、それがまた危うさ・怪しさを感じさせます。
ただ静かで淡々と進むのでやはり途中眠くなりました。ただやはり後半につれて面白く、集中してみれました。LOVE要素もワクワク、そそられて楽しかったです。
え!と思ったのは笑いが起きたところがチラホラ。
この話、笑える話ではないんです。
ただ私がみた時間は年配の、人生の酸いも甘いも経験した方が多かった。
まるで寅さんでもみてるかのような、笑いが後半で。一人じゃないんです笑ってる人。
ジェネレーションギャップ。
40代より前の方と、ご年配の方とでかなり印象が違うと思います。
私はこわーー。結論です。
主題歌は竹内まりやさんが以前に出したもの。eillさんの声がとても合っていてセクシーで。古くさくなく心地良かったです。
時代を越えての竹内さんの楽曲がそもそも素晴らしいのでしょう。
後味が何とも言えない、予告をみたワクワクと実際が伴わなく残念でした。
伏線回収したかと思ったらえ!最後これー??という。
ピークはエンド前、全ての答えが出る前までだったかもしれません。
結論はこわーーー、でした。
なにが一番怖かったって・・・・
初日の午後6時台開始のラストの上映で観賞しました。
もちろん、黒木華ちゃんお目当てです。
こういう日は仕事もサクサクこなし、シアターに向かうカラダも軽い感じです。
なにが一番怖かったって?
かなり埋まった席のほとんどが20代後半から40代の女性で、はじめから終わりまでシーンとして、クスリ笑いのひとつもなかったことです。男は3人ぐらいしかいませんでした。
わたしは柄本佑のリアクションに笑い声をあげそうになりましたが、じつに場違いなアウェーの冷たい雰囲気を感じました。結構、空気読めないほうなんですけどねぇ。お前ら、マジか?って、感じでした。
劇中のマンガのタッチも下書き(ネームっていうんですね)なので、色付けもなくあっさり系で、華ちゃん同様に可愛らしかったです。佑の絵もまぁ、許容範囲内。
普通はコミックの原作を映画化ですが、これは映画からコミックに出来そう。読みたい気持ちになりました。うまい脚本ですね。
先生、わたしの隣に座っていただけませんか? 先生と呼ばれる職業の人にはたまらない素敵な題名。監督のセンスがひかっていますねぇ。
浮気を認めるのは基本的に絶対ダメで、「ゆ○すきっかけもくれない」とかいう陽動作戦に乗ってはいかんのですな。
無口で無表情の華ちゃんと佑のペアには草木も生えないような荒涼とした雰囲気を感じました。さすがですね。
いまはコロナで教習所は空いているのかな?マスク越しで、ボディタッチもほとんどないんでしょうね。向かい合って座るより、隣り合って座るほうがなにかとボディタッチしやすいなんてことはいろはのいですけど。
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