最後にして最初の人類

劇場公開日:

最後にして最初の人類

解説

「メッセージ」「ボーダーライン」「博士と彼女のセオリー」などの映画音楽を手がけたアイスランド出身の作曲家で、2018年に早世したヨハン・ヨハンソンが生前に取り組んだ最初で最後の長編監督作品。1930年に発行されたオラフ・ステープルドンの同名SF小説の古典を、アカデミー賞女優ティルダ・スウィントンのナレーション、全編16ミリフィルムで撮影された旧ユーゴスラビアに点在する巨大な戦争記念碑・スポメニックの映像群、ヨハンソンが奏でるサウンドにより映像化。もともとはシネマコンサート形式で生演奏とともに上映されていた作品で、仲間たちの尽力により、ヨハンソン没後2年の時を経て1本の長編映画として完成された。

2020年製作/71分/G/アイスランド
原題または英題:Last and First Men
配給:シンカ
劇場公開日:2021年7月23日

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(C)2020 Zik Zak Filmworks / Johann Johannsson

映画レビュー

3.5何が出来る?

2024年9月30日
iPhoneアプリから投稿

知的

この映画はメッセージを聞いて感じる作品だった。 S F小説的な、20億年先の未来人からのSOSのメッセージです。 映像が何とも不思議な建造物が写し出され、旧ユーゴスラビアの戦争記念碑と。 その背景にメッセージの声が「ティルダ・スゥイントン」なんだかリアルに感じた。 どうやら、最後の人類で地球は環境が激変し人類は進化して現在とは異なる存在だと。 地球を離れ海王星に移住していると。テレパシーで更新している。 何ともぶっ飛んだ話だが、興味深い話。 答えなんて教えてくれませんが、地球の事を考えるキッカケになる作品何だと感じる。 音楽も独創的でストーリーに引き込まれて作品に集中できましたねー! 好みは分かれると思いますが、素敵な作品であることは確かですね。

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アキより

3.0メッセージの世界観に似ている

2024年9月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

《メッセージ》の世界観に似ていて、モニュメントがラピュタに出てきそうでした。音楽は低音がお腹に響くような重厚感があり、映像は神秘的です。私は20億年後に人類は居ないと思っていますが、現在の人類へのメッセージとして作品が言わんとしていることは理解できました。ユニークな作品なので観る人を選ぶと思います。

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ミカ

4.0フィクションと崇高な思い

2024年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

人類に対するメッセージを、旧ユーゴスラビアの戦争記念碑の映像と音楽だけで作った作品 物語は20億年未来の人類が滅亡の危機を迎えていて、現在の私たちに対し「We need your help .」という強いメッセージを込めている。 まるで映画「メッセージ」と同じだ。 さて、 メッセージの声、または意識、それともテレパシーなのだろうか? この作品を通して我々人類がこの声を探知したことになる設定だ。 謎のガス雲が太陽と衝突したことで太陽系で住める場所が海王星のみとなり、海王星に向けて発射された「人類の胞子」によって10種類の人類が海王星に生まれた、という。 そうして生き延びた人類も更なる試練によって、海王星にすら住めない状況へと陥ったようだ。 彼らの持つ特殊能力 過去の人類の意識に入り込む 彼らの必要としている「今現在の人類」ができることとは何だろうか? 彼らは何を今の人類に依頼したのだろう? 彼らは人類の胞子をそこら中に蒔くことを「人類最後の責務」と考えているのだろうか? それが彼らが考える「人類への愛」なのか? この作品では、 少なくとも今後20億年は人類は絶えることなく続いていく。 その間で不死身となり、でも後を受け継ぐために子供を設け、心身の基本教育に100年、そして1000年でようやく若者となり大自然で愛と憎しみを経験する。 かつての人類の過ちをすべて経験してから成熟期へと入るようだ。 そこまでできているのであれば、彼らが我々に助けてほしいというのは何だろう? 外国作品の難しいところ 考えてもわからなかったので調べた。 1,未来の選択:未来の人類は、現在の我々がより良い未来を選択することを願っています。彼らのメッセージは、我々が環境や社会の問題に対して責任を持ち、持続可能な未来を築くための行動を促すものです1。 2,人類の存続:未来の人類は、彼らの存在が危機に瀕していることを伝え、我々がその教訓を学び、同じ過ちを繰り返さないようにすることを求めています2。 3,共感と理解:未来の人類は、我々が彼らの状況を理解し、共感することを求めています。これは、過去と未来の人類がつながり、共に生きるための意識を高めるためのものです。 この映画は、未来の人類からのメッセージを通じて、我々が現在の行動を見直し、より良い未来を築くためのインスピレーションを与えることを目的としています。 ということだった。 つまり作品を見て自分で何を感じたのかということだろう。 意見を出せば相当数あるように思う。 自分自身で考え、自分の言葉で感じたことを言えというのが西洋的だと思った。 これは学校の在り方の違いでもある。 日本では製作者の意図を言葉よりも映像によって表現する。 何が言いたいのか? それは例え言葉にならずとも感情や心の動きから認識される。 されなければならないと考える。 もちろんそれは「物語」だから、原作者の意図が明確にあるからだ。 この作品はフィクションでありながら視聴者に考えさせることを目的としている。 それは崇高な目的に対する手段でもあるが、邪道でもある。 さて、 作品の中のモニュメントが戦争の記念碑ということなどから、現在の人類へのメッセージとは、戦争を止めることだろう。 しかしそれは「人類」の選択ではない。 紛争のほとんどが軍産複合体の利益から。 そして戦争のほとんどがイスラエルの工作によって行われている。 大昔から「人類」の答えは出ている。 少なくとも日本では「生類憐みの令」以降、人や動物を殺すということがダメなことだとなっていった。 一部の狂った連中によって、 既得利権と恐れによって、戦争を起こされているだけなのだ。 香港が併合された時、どの国も見て見ぬふりをした。 同じことがウクライナでも起きた。 南沙諸島や尖閣や竹島も感じだ。 やがて来るとうわさされる台湾も同じことになる。 誰も何もせず見て見ぬふり。 それらはすべて戦争になる前の問題だ。 ここにコミットできない機関などもういらない。 国際連合が国際連盟に変わった? 日本語だけを変えただけで何も変わらない機関 ずっとまえから United Nations 最も不要なもの 彼らが日本へやってきてジャニーズ問題に介入しても、日本の警察は一歩も動かなかった。 そんな機関なんて報道することさえ無意味だ。 この歪み切った世界システムを修正するには、各国がグローバリズムからナショナリズムへと切り替えていく必要があると思う。 それには、政治家を見極める必要がある。 まだわずかに残る保守系政治家 自民の総裁選では一人しかいない。 都知事選でも「あの程度」だったので期待は薄いが、望めるものがある限りそれを選択することしか「現在の人類」にはできないのだろうか? ということで、 この作品が戦争を人類の問題としていることにオブジェクションあり。 戦争を超えて考えるべき未来 これもすでにTEDで提唱されている。 それは、 地球温暖化 それが事実だとしてその原因が二酸化炭素?であったとしても、世界全体がそこに取り組んで改善できるのは恐ろしいほど数字にできないくらいのこと。 そうであるならば、 「マラリアを撲滅し死なないで済んだ子供の中からすばらしい知恵を持つ子供を育てることに人類の資産を使うこと」 こんな意見を右から左へ葬っているプロパガンダ。 本当に、どうすればいのでしょう?

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R41

0.5音楽と語りと遺構の実写

2024年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza