鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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中二病には面白いのかもね
鬼太郎が好きなので、誕生秘話(原作知ってるけど)ということで観ました。
評判がとても良かったので楽しみにしていましたが、あまりのチープさにげんなりしました。
大人向け?それはストーリーではなく惨たらしい死体の表現や非人道的な性表現に対してであって、こんな薄っぺらい話は大人向けでもなんでもありません。
これもこれもと、残酷なことを盛り込んで、いかにもなお涙頂戴に仕立て、ぜーんぶ殺して解決、という伏線も回収もあったもんじゃない。
中二病ってこういうの好きですよね。
アニメの質としても、映画として出すレベルでしょうか?動きは不自然だし、デッサンは狂ってるし、あのキョウコツの迫力の無さといったら。幼児向けでしょうか?あ、PG12でしたね。
これで鬼太郎誕生秘話と銘打つ度胸がすごいですね。ただ、鬼太郎誕生がほとんど描かれなかったから面白くなかったわけではなく、たとえ鬼太郎抜きに普通の映画として見ても、全く面白くなかったです。あまりの陳腐なストーリーに三度程寝落ちしました。
全く鬼太郎と関係ない中二病ストーリーを延々と垂れ流した後、エンドロールで鬼太郎ファンにしかわからない絵を挟み、ラストに続く。なんか、カッコいい!とか思ってこういう演出にしたんでしょうかね?
全てが陳腐、全てが薄っぺら、深みも苦味も何もない映画でした。
まだまだ言いたいことはありますが、正直、どれほど言葉を尽くしても、この映画のくだらなさを語りきることはできないと思います。
本当に恐れるべきは生きた人間
とても感動的な作品です。
あらゆる所に伏線が張られていて、終盤に怒涛の伏線回収に震えました。
本当に恐ろしいのは妖怪や幽霊ではない。「生きた人間」なのだという事を再認識できます。
水木は不当な会社に通いながらも、人間として真っ当な精神の持ち主です。だからこそ村の人間の狂気さが増し悍ましく感じられます。
水木とゲゲ朗の関係性の変化にも注目です。
「煙草一本くれぬか」に「嫌だね」と返した水木中盤では水木〝自ら〟ゲゲ朗に煙草を渡します。
幽霊族である自分を助けた珍しい人間。だから哀れみをかけて水木を敵から救ったゲゲ朗。
救い救われ、信頼を築き次第に友と認識する。
呼び方の変化も印象的でした。
お主→水木
この作品の凄い所は人間の気持ち悪さを最大限描いている所です。
私たち人間は、何かを得る為に何かを失わなければならず、大切なものができると弱くなります。
ゲゲ郎はこの事をよく理解しています。
希望を持っても免れない運命もあるのだと。
だから水木(友)に自分の命よりも大切な妻とお腹の子を託しましたね。
EDが一番重要だと思います。
全てを忘れても感覚的には覚えていて、本能的に動かされていた水木。
頭の片隅には親友であるゲゲ郎の姿。
使命感もあったのかもしれない。
けれども赤子を抱く姿は父そのものでした。
感嘆しました。
また考察含め楽しみたいと思います。
全く予想をしていなかったクオリティー
映画上映中、ネットの評判が良く劇場へいきたかったのですが、AmazonPrime Videoで見ました。
「墓場鬼太郎」を除くテレビシリーズでは、子供さんも見られる内容なので、てっきりそのつもりでいたら完全に裏切られました。
角川・深作欣二の金田一シリーズの要素がストーリーに取り入れられているので、PG12指定にされている理由に納得。子供が見たらトラウマになる可能性大です。
あわせて、水木先生生誕100年記念ということもあり、先生の体験された戦争の悲惨さ、そこから繋がる高度成長期の歪みなど、ストーリーと時代設定が完全に大人向けです。
そのストーリーに呼応する映像と声優陣の美しさ、凄さが見事にマッチしていると感じました。
ネタバレは避けますが、人間の業の深さをかなり表現しているなぁと感じました。結構エグいです。
クライマックスのバトルシーンなどは大画面で見るべきですね。(私は見られませんでしたが)
もうほんとに
ゲゲゲにこだわった。
じじぃの評ですが観てほんとに面白いよね。でもなんだろ、深夜にもあった墓場鬼太郎に向けたいのに向いていない(勝手な判断)、あのオドロオドロしたのを見たかったから、それを合わせて美味しく上手に作りました。って感じ。ゲゲゲ世代向けなんかな。幽霊族の悲哀の末の目玉親父ラストだけでは、それまでがやっぱり弱いかな。もっと怨念があって死体から目玉だけで生まれましたって思いいるよな。今回はゲゲゲの鬼太郎と墓場の合わせで見せましたっていうのでこれで満足はできました。この後、作れるのなら水木先生のオドロオドロしさを入れた墓場鬼太郎を見たい。
コアなファンは観ちゃいけない作品
雰囲気イケメン
タイトルなし(ネタバレ)
何が面白いのかさっぱり分からない。
陳腐なストーリーにとって付けられたような悪役、ありきたりで明白な犯人。序盤から展開が予想できた上に、キャラの薄っぺらさも際立つ。水木やゲゲ郎はいいとして、悪役の翁やその辺の人間の感情の流れが薄っぺらすぎる。悪役に共感したり感情移入できないと映画は面白くないと思う。何に感動して何に興奮すればいいのか分からないままエンドロールが流れ、失望した。
私自身、墓場鬼太郎が好きだったのでエンドロールの映像だけは良かった。
なぜヒットしたのかはよく分からないままだったが。人々が何度もこの映画を見に行ったり応援上映へ足を運んでいるのか不思議でならない。
グロテスクな鬼太郎世界へ
目玉オヤジの誕生を見逃して何度も探したら
関さん→野沢さん
テンプレ的ではあるが。
45点
映画評価:45点
舞台は戦後の昭和。
水木しげるが得意とする舞台だ。
私が幼い頃に見ていた鬼太郎の世界観に近く
最近のアニメ鬼太郎にないダークな印象が甦った。
例の如く、玉砕の描写も多く
水木と水木しげるが重なる。
実際の水木しげるは「のほほん」としたタイプだから、ギラギラした水木とは全然違うでしょうがね(汗)
内容は原作を手直ししたものなのか?
水木しげるらしさと、最近のつまらないアニメ鬼太郎のオブラートがかかり、中途半端に感じた。
戦闘シーンは見ごたえあるものの、
個人的に戦闘シーンは好きではないので
若干長く、退屈に感じた。
正直、妖怪やら秘宝やら、何でもありっちゃ、ありなので。ただ戦うだけの戦闘シーンは微妙でした。
それでも鬼太郎の育ての親である水木と、ゲゲ太郎(親父)の出合いが見れて満足でした。
【2024.5.9観賞】
妖怪ワチャワチャ!!って勘違いしない方がいい映画NO1
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