劇場公開日 2021年9月23日

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クーリエ 最高機密の運び屋のレビュー・感想・評価

全177件中、141~160件目を表示

4.0【スパイ合戦】

2021年9月25日
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このキューバ危機を巡る、イギリス人クーリエ(情報の伝達者)グレビル・ウインと、ロシア人オレグ・ペンコフスキーのスパイ活動は、よく知られた話だ。

その前から、米ソ間のスパイ活動は活発で、イギリスのMI6なども巻き込んで、行われていたのだ。

そもそも、ソ連の核兵器製造は、スパイ活動によって、アメリカからもたらされたものだ。

ソ連は核の基礎研究など行っておらず、第二次世界大戦で日本に投下された原爆の威力を知って、政治体制維持の危機感を抱き、原爆製造は急務として諜報活動を活発化させたのだ。

結局、ユダヤ人のローゼンバーグ夫妻が、妻エセルの弟で、第二次世界大戦中にロスアラモスの原爆工場で働いていたデイビッド・グリーングラスから製造・機密情報を入手し、それがソ連側に渡ることになった。

この映画なかで、このウインとペンコフスキーのスパイ活動についてソ連に伝えたのは、ジャック・ダンロップというソ連のアメリカ人スパイだ。

とにかく、現代のサイバー攻撃もそうだが、スパイ活動は国家から企業を巻き込んで非常に活発なのは間違いない。

個人的には、ケネディの強い対応は周知だが、フルシチョフって、あんなに強硬なデブだったのとか考えてしまった。

ごめんなさい、デブは余計でした(笑)。

まあ、ここまで書いた段階では、エンタメ感満載だなと自分でも思ったりするが、あの、拷問や詰問などの場面が嫌でたまらなかった。

排尿、排泄はバケツ……。

まあ、当たり前だが、スパイ行為が明らかになった場合の苦しみは尋常ではないのだ。

日本では、こうしたスパイ行為による拷問は考えられないことだと思うが、実は、名古屋入管のスリランカ人女性が亡くなったケースで、その対応が拷問的だったのではないかと遺族から訴えられていることや、近畿財務局の赤木さんのケースで、民事裁判で係争中の事例も類似したようなものだと考えて、僕は、スパイ活動云々より、拷問の方が、きっついなー思って、そっちの方が気になってしまった。

因みに、ローゼンバーグ夫妻は、裁判の後、求刑通り、死刑になっています。

スパイへの対応も万国共通なのだ。

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ワンコ

3.5映画を通して知る史実

2021年9月25日
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映画観賞の楽しみの一つとして、これまで知らなかった史実や物の見方に触れることがあります。
本作はキューバ危機を回避し戦争を免れた大きな歴史の分岐点の裏側にあった二人の男の勇気ある行動を描く物語。
終始緊迫感が続き、終盤は見るに耐えない辛い描写…。自分がやらないと世界が滅ぶかもしれないと追い詰められる極限状態を一人で耐え抜き、文字通り命をかけた男たちの姿が映し出されていました。

緊張状態にある国の人間同士でも友情は築ける。そしてこんな関係から世界は変わるかもしれない。笑顔でお酒を飲む二人の姿のフラッシュバックとベネディクト・カンバーバッチの凄まじい演技と肉体も相まって、ラストは涙。

良い映画でした。

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まだまだぼのぼの

4.0世界の危機を救った二人

2021年9月25日
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怖い

興奮

知的

キューバ危機回避の裏にはこんな事があったんだ!!
キューバ危機回避といえば映画「13デイズ」を思い出しますが
「13デイズ」のように直接的、政治的な駆け引きも緊張感ありますが
今作品のようなスパイ行動の緊張感はホント半端ないです。
それもセールスマンにスパイ活動をさせていたとは・・・
ウィンとペンコフスキーの功績は大きくて、
アメリカとソ連の危機を回避したのではなく
世界の危機を救ったことになります。
それにしてもカンバーバッチの演技力、そしてこの役にかける意気込みは凄くって
感服いたしました。

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tom

4.0それは世界を救うビジネス

2021年9月25日
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マスゾー

3.0クーリエ、国際宅配便!

2021年9月25日
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 クーリエとは外交官業務の一環で、本国と各国の大使館公使館相互間などで運搬する業務のことなんですね。なるほど、まさに今回の任務なんだ。それにしても一般人にこんなことをさせるとはちょっとどうだろう😮‍💨
でも、もしこのことがなかったら、歴史は違ってたのか?勉強不足でキューバ危機のことも大雑把にしかしらないので、もっと知ってから観た方が楽しめたかな。少し寝不足気味だったこともあって途中で睡魔に襲われてしまった。反省。wowow放送になったらもう一度しっかり観たいです❗️

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アンディぴっと

4.5Cumberbatch の表情が素晴らしい!

2021年9月25日
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怖い

興奮

「白鳥の湖」を観ているときのカンバーバッチの表情がたまらなく良かった。食い入るように舞台を見る美しい眼、これで最後、これで「仲間」と共に解放されると願い祈っての涙だったに違いない。(ロシアによるウクライナ侵攻で知ったこと:ロシアでバレエ「白鳥の湖」の放映は歴史的に特定の意味があり、この映像が流れると「何か良くないことが起きた」というメッセージだと。ロシアでも今、自由なテレビ放映や配信ができなくなり「白鳥の湖」が流れたというニュースを読んだ。真偽のほどはわからない。でもそれを踏まえると、この映画で二人が共に見た最後の舞台が「白鳥の湖」であることは、その後の二人に降りかかる災難を示唆しているのかも知れない。2022.03.05.)

1回きりの浮気もすぐにバレてしまうような、たるんだ体ねと妻に言われても何もしないようなごく普通の人。接待ゴルフでヨイショしてお酒に強いセールスマンの彼が、世界の為に動くことに!説得する方もすごいが納得した彼もすごい。その後のカンバーバッチの静かな緊張がピリピリと伝わってくる演技と表情に魅入られました。

当時の冷戦状態、ベルリンの壁がいきなりできる、キューバ危機、核戦争寸前と本当に恐ろしい時代だったことを繋がりとして全くわかっていなかったことがよくわかった。日本は戦後右肩上がりの経済成長、東京オリンピック準備中であちこち工事中の東京で安保闘争。シビアなのに日本はいつも呑気な気がする。では現在の世界情勢は?気候変動、環境問題、難民、アフガニスタン、シリア、南北絡めて問題山積。どれにも日本政府は本気で取り組んでるように見えない。

スパイってこういうのか!KGB、Stasi、CIA、MI6…。007は目立ちすぎ!フィクションとして楽しみます。ダニエル・クレイグ最後のボンド鑑賞前にこの映画を見ることができて良かったです。そして現実の世界を映す鏡でもあり夢も見せてくれるような音楽が美しい映画でした🎶

おまけ
カンバーバッチのスペル、一度書いてみたかった。Ca…❌… Cumber…!「きゅうり」🥒の一部が入ってる!かっぱ巻き大好き。

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talisman

4.5この緊張感よ!

2021年9月25日
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怖い

興奮

ストーリーが進むごとに徐々に高まる緊張感。
しかも実話。
歴史の闇?中?に埋もれかけた物語。
もしかしたら起こり得たかもしれない大戦を免れた水面下のストーリーをガンバーバッチの鬼気迫る演技力とともに見事に描き出した。
ずっと手に汗握りっぱなし。
系統は違うけど、ベン・アフレックの「アルゴ」を思い出した。

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キチ

3.5義理人情

2021年9月25日
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ブレミン

4.0スゴい実話!

2021年9月25日
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スゴい仕事を引き受けましたね。
ものすごいセールスマンです。
ほんと、核から世界を救った方なんですね!

ラストのご本人の表情がとても印象的でした。

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かん

3.5約60年前のスパイ事件

2021年9月25日
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悲しい

怖い

難しい

1962年10月、アメリカとソ連の対立によってキューバ危機が起きた。キューバ危機とは、ソ連がアメリカ・フロリダからすぐ近くのキューバに核ミサイル基地を建設しアメリカが海上封鎖を行い、米ソで核戦争が起きる一歩手前まで行ったことだった。
英国人セールスマンのグレヴィル・ウィンは、CIAとMI6から依頼されモスクワへ行き、GRU(ソ連軍参謀本部情報総局)のペンコフスキーと接触を重ね、ソ連の機密情報を西側へと運び続けた。そして・・・という話。
事実に基づく話なので、あまり強弱があるわけじゃなくて、特に前半はストーリーがわかりにくくて眠くなった。しかし、後半になると逮捕、拷問、情報操作など、目が離せなくなってきた。
キューバ危機が回避出来たのは彼ら2人の功績も大きかったことを知れて良かった。
平和ボケしてる日本ではイマイチピンと来ないが、隣国中国や北朝鮮、韓国から日本にもたくさんスパイが送り込まれてるんだろうな、って思った。
クーリエの意味が今でいうDHLやFedExなど国際宅配便を指す言葉だと知った。

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りあの

4.5政治と国民は違う

2021年9月24日
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国が争っていても、国民は同じ星に住んでいる人間でしか無い。なぜ歪み合わなくてはいけないのか?
なぜ譲り合えないのか?
本当に戦争は馬鹿らしい。そう考えさせられる実話の映画。それにしても、役に合わせて肉体改造したのだろう。演技に圧感。重厚な作品。

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クロネコ

4.0グッドオールドマナー

2021年9月24日
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古き良きクラシックなマナーで撮られた「素人スパイ」映画。
巻き込まれ系サスペンスから、バディものに変異し、最終的にはポリティカル・スリラーへ…
カンバーバッチの役作りが素晴らしい。目立たないが、評価されるべき作品。

それにしても、キューバ危機がこれ程のリアリティをもって語られていたのだとは、不勉強ながら知らなかった…

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ぱんちょ

4.0バッチ、グー👍 音楽も良し

2021年9月24日
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バッチ、グー👍
音楽も良し

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youngadam

4.0短く評価/観て下さい

2021年9月24日
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パターを外すして
家族を守り

家族 〜 世界
守り続けた

強き男の物語

1990年代の朝鮮半島は、
「工作 黒金星
(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」
をご覧ください

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ハロン

2.0カンパーバッチのラストの役者魂は驚くけど

2021年9月24日
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ケビタン

5.0歴史を変えるのは、強く気高い普通の人なのかもしれない

2021年9月24日
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泣ける

悲しい

知的

素晴らしい作品です。胸を打たれました。
カンバーバッチが好きなのと実話をもとにしているから菊池していましたが、期待以上でした。

レビューを読んでいたのである程度覚悟はしていましたが、展開は凄まじく圧倒されました。
最後は涙しました。

シルバーウィークはたくさん映画を見に行きましたがベストです。

歴史を変えるのは、政治家などではなく、普通の人の中でも強く気高い志を持った方々なのかもしれません。
主人公の余りの強さ、清さに感動しました。

今我々がこうして平和に生きていられるのも彼やペンコフスキーをはじめとする人達のおかげなのですね。

バレーで涙するシーンが好きです。

政府のコロナ対策など不満を色々感じていましたが、今こうして生きていられることに感謝しなければなりませんね。
それにしてもロシアは怖い国ですね。日本人で良かったと思います。

ネタバレになるから多くを語れませんが、映画として素晴らしいだけでなく、歴史を知る意味でも多くの方に見てほしいです。

クリスチャンのマシニストを彷彿とさせるカンバーバッチ。
彼の最大の持ち味は、カリスマ性のある悪役やモテ男も演じられる一方、こうした普通のいい人を演じられるクセのなさや多芸ぶりであろう。
それが今回多分に発揮された。
そして、僕頑張ってます感を出していないところ。くささがないから、観客の胸を打つ。
エグゼクティブプロデューサーも務めているんですね。
また実話をもとにした新作でジョディフォスターと共演するようなので楽しみです。

最後、本人の映像が出てきましたが、人柄を物語る素晴らしい笑顔でした。

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シネマラブ

4.0カンバーバッチの役者魂に感嘆

2021年9月24日
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難しい

キューバ危機の裏側を終始スリリングかつ緊張感たっぷりに描いた作品。エンタメ要素はほぼない。

スパイ未経験のセールスマンが突如スパイに任命されモスクワに降り立つ。GRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の高官ペンコフスキーとの間に次第に芽生える友情やウィンとペンコフスキーの勇敢な姿に心が揺さぶられます。
ラストの二人の会話するシーンが本作の見どころで二人の絆にジーンときた。

それにしてもカンバーバッチの豊かな表現力とくるくると変わる表情、10キロ近く減量した肉体には凄まじい役者魂が感じられる。

妻たちのファッションにパールのネックレスが多く使われていたのが印象的。

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マキ

4.0ベネディクト・カンバーバッチの命がけの演技が凄すぎます

2021年9月24日
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予告編で興味があり早速鑑賞。キューバ危機を舞台にした実話。この作品はたくさんの人に見て欲しい傑作です。
特に後半のベネディクト・カンバーバッチの命がけの演技は神がかってます。
1962年10月、アメリカとソ連の冷戦時にCIAとMI6の諜報活動を突然依頼されたセールスマンが主人公です。
前半の単なる西欧に土地勘のあるセールスマンのスパイ活動依頼から徐々にソ連の諜報活動に入れ込み、ソ連側の情報源ペンコフスキーとの友情、それぞれの家族との葛藤、様々な社会情勢の変化と迫る来る核戦争の危機。
中盤の息詰まる展開は見応えがありました。ラスト近くの男同士の友情シーンは個人的に感動して泣けました。
実話だけに今だから映画化できたというストーリーです。誰にでもお勧めできる作品。ぜひ映画館でご覧ください。

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Yoji

4.5「終戦」とは、いつのことを指すのだろう

2021年9月24日
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先の大戦から76年を過ぎ、昨年あたりはメモリアル的な感じで第二次大戦の作品が多数公開されていたように記憶しています。
しかし、戦闘は終わったにしても、今作のようにキューバ危機ならその危機を回避してからまだ60年足らず、人間で言えば還暦前の出来事ですし、戦争に関わった人たちの心を思えば未だ継続している人もいるのではないでしょうか。
そういった意味合いからこのような作品が公開され、戦争を風化させない気づきになるのは意義があると思いますし、国家は違えど人の心は通じ合えるもので、それが裂かれてしまうやり切れなさも伝わりました。
そしてなんといってもカンバーバッチ!体型のことは他のレビューに多数載るでしょうから割愛させてもらいますが、セールスマンとしての満面の笑みや国・家族を思いやるときの苦悩の表情の切り替わりは素晴らしかった。引き込まれたというより「前のめり」になって見入ってしまいました。

おすすめの一本だと思います。

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ニコラス

5.0本当にありがとう。ウィンとアレックス、彼らに敬意を表します。❗️❗️❗️

2021年9月24日
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1962年当時、自分ならどうしたか?彼らがそうしなかったら、今の世界はどうなっていたか、日本は?自分の存在まで否定されるかもしれない?恐ろしい核戦争の危機から、自らの命をかけて救ってくれたウィンとアレックスに感謝します。

もし、キューバ危機を回避出来なかったら、世界はどうなっていたか?次の様な恐ろしい仮説があります。

アメリカは圧倒的に核保有量は多かったが、第三次世界大戦は避けられなかった。
ソ連軍が西ドイツに侵攻。
フランス、イタリアが大打撃を受け、パリやローマが消滅していた。東京にも核爆弾が。
人類絶滅には至らずも、世界はかなり荒廃した。

米ソ、各国6-7000万人、ヨーロッパや韓国、日本、フィリピンなどで7-8000万人死亡、全世界で2億人以上が死亡。

その後もソ連は崩壊せず冷戦が続いていた。

本当にありがとう、ウィンとアレックス。彼らに敬意を表します。❗️❗️❗️

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YUKI