クーリエ 最高機密の運び屋

劇場公開日

20%
70%
8%
1%
1%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

ベネディクト・カンバーバッチが主演を務め、キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた実話を基に、核戦争を回避するべく奔走する男たちの葛藤と決断をスリリングに描いたスパイサスペンス。1962年10月、アメリカとソ連の対立は頂点に達し、キューバ危機が勃発。英国人セールスマンのグレヴィル・ウィンは、スパイの経験など一切ないにも関わらず、CIAとMI6の依頼を受けてモスクワへと飛ぶ。そこで彼は、国に背いたGRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の高官ペンコフスキーとの接触を重ね、機密情報を西側へと運び続けるが……。グレヴィル・ウィンをカンバーバッチ、ペンコフスキーを「名もなきアフリカの地で」のメラーブ・ニニッゼが演じる。「追想」など映画監督としても活躍する舞台演出家ドミニク・クックがメガホンをとった。

2020年製作/112分/G/イギリス・アメリカ合作
原題:The Courier
配給:キノフィルムズ

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

特集

U-NEXTで関連作を観る

映画見放題作品数 NO.1(※)! まずは31日無料トライアル

※GEM Partners調べ/2021年10月|Powered By U-NEXT

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む
オソレゾーン

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17
  • 画像18
  • 画像19

(C)2020 IRONBARK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

映画レビュー

4.0いわゆる"巻き込まれ型映画"プラスαの味わい

2021年9月30日
PCから投稿

楽しい

怖い

東西冷戦時代、ソ連の機密情報を西側にリークする見返りに亡命を希望する情報提供者に接触を試みたのは、商売で頻繁に東欧諸国に出入りするイギリス人セールスマンだった!?このトンデモなミッションを発案したMI6とCIAは、プロのスパイを一般人に仕立てるよりも、一般人にスパイをやらせた方が、より自然に見えると踏んだのだ。これ、スパイ映画としてかなり捻ったストーリーのように感じるが、ナント実話の映画化なのだそう。この分野にはまだまだ掘り起こされてない鉱脈が眠っていそうである。

その結果、まかり間違えば即、捕らえられて拷問&出国禁止になるかも知れない危険なミッションを、観客は傍観者よりもやや近距離で、主人公と一緒に体験することになる。そのスリルとサスペンス、そして少しのユーモアは、何も知らされていない人物が訪れる危機をスレスレで回避していく、いわゆる"巻き込まれ型映画"独特の味わい。最大の見せ場は、対極的な立場にあるセールスマンと情報提供者の間に芽生える友情と、その行方。演じるベネディクト・カンバーバッチと旧ソ連・グルジア(現ジョージア)出身のオレグ・ペンコフスキーが醸し出すケミストリーが、過去に起きた事実を身近なところまでグッと引き寄せてくれる。

歴史の裏には必ず人間のドラマがある。それを再認識させる上出来の実録スパイ映画だ。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 4 件)
清藤秀人

4.0ル・カレ的な人間味あふれるスパイ物語

2021年9月27日
PCから投稿

007のような武闘派とは違い、実際のリアルなスパイは無闇に戦わないし、輝かないし、むしろ人の印象に残らないような外見の持ち主でなければならないことは、例えばル・カレを代表とするスパイ小説からも明らかだ。本作は実話ベースなだけあって、伝統的なリアルスパイの佇まいや雰囲気、さらにはキューバ危機を背景とする国際情勢までもが緊迫した手触りを作り出す。だが、肝となるのはカンバーバッチ演じる主人公の人となりだろう。軍や諜報部上がりの生粋スパイではなく、元々は単なるビジネスマン。それゆえプロフェッショナルに徹しきれない”ブレ”が彼を窮地に陥れ、なおかつ、そこで際立つなけなしの人間性こそが本作の味わいに深みを与える。決して派手ではないものの、二国間の往復や、時に家庭内の風景なども織り交ぜながら上質な人間模様を紡ぐ手腕は高く評価したい。カンバーバッチの演技の底知れなさにも思わず感嘆のため息がこぼれる作品だ。

コメントする
共感した! (共感した人 9 件)
牛津厚信

4.0知られざる「第3次世界大戦」の回避の舞台裏。こういう実話を知らせるのに映画は有効だと改めて実感。

2021年9月24日
PCから投稿

1960年代の初頭は、アメリカとソ連が核武装競争を繰り広げ、いつ「第3次世界大戦」が起こってもおかしくない雰囲気でした。特にソ連が、アメリカを射程においたキューバに核ミサイル基地を作った際、その緊張がピークとなります。
1962年10月16日にアメリカの偵察機がキューバ上空から核ミサイル基地の撮影を行い、「人類史上最も危険な13日」とも呼ばれる「キューバ危機」が起こります。
アメリカはソ連と交渉するも不調に終わり、10月22日にケネディ大統領がテレビ演説をする有名な映像があり、その後も一触即発の事態が起こります。
そして、10月28日にソ連側がミサイル撤去を決め、第1書記がモスクワ放送で発表、という流れになるわけですが、そもそも、なぜアメリカはキューバの核ミサイル基地の存在を知ることができたのでしょうか?
この世界の命運を決めた現実の背景には、1人のイギリスのセールスマンの存在が大きくあったのでした。

アメリカにGRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の大佐から「核戦争の危機を回避する手助けをしたい」という申し出があり、その機密情報のやり取りをするためにCIAがイギリスのMI6に出向きます。
そして「イギリスのセールスマンが、何も知らない状態でソ連にセールスをしに行き、ソ連の高官とやり取りをすれば、ソ連のKGBの注意もそらせるはず」というアイデアを提案します。
果たしてアメリカとソ連の両陣営にスパイが多くいる中で、本当にこのようなミッションが上手くいくのでしょうか?
そこには、意外な過程と現実があったのでした。
そもそも「クーリエ」とは「外交伝書使」の事ですが、この最高機密を運び出す過程で何が起こったのかは、本編を見るのが一番早いと思います。
もちろん、CIA諜報員は複数の人物を一人の女性にして分かりやすくするなどの工夫(脚色)もあります。そして、決して派手な作品ではありませんが、製作総指揮も務めたベネディクト・カンバーバッチのもと丹念に史実を伝えている良質な作品だと思います。

コメントする
共感した! (共感した人 20 件)
細野真宏

4.0カンバーバッチの豊かな表現力と肉体改造に驚嘆

2021年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

1960年代に米ソ対立が激化していた裏で、英国の一介のセールスマンが“機密情報の運び屋”としてリクルートされた実話に基づく。一部で「007」シリーズへの目配せもあるが、基調はジョン・ル・カレ原作のスパイ映画のように現実の諜報活動に寄せたリアルかつソリッドな演出でストーリーを展開する(ちなみにベネディクト・カンバーバッチはル・カレ原作の「裏切りのサーカス」にも出演していた)。

ソ連の最高権力者フルシチョフが米国への核攻撃も辞さない姿勢を強めていることを危惧した軍高官ペンコフスキーが、西側に接触してきた。ソ連側に疑われない運び屋としてMI6とCIAが目をつけたのは、当時共産圏の東欧諸国に工業製品を売るため出張していた英国人セールスマンのウィン。もちろんスパイの経験などないウィンは最初断るが、結局は引き受けることになり、ソ連を訪れてペンコフスキーから情報を預かったり、彼をロンドンに招いたりして英米の諜報活動に貢献していく。

カンバーバッチは、ソ連側の監視の目を意識する緊迫した状況から、ペンコフスキーに次第に心を寄せていく人間味あふれる場面、さりげなくユーモアをにじませる言動まで、実に幅の広い演技でウィンを体現している。終盤ではポストプロのCGで顔を加工したかと見紛うほどの激ヤセぶりで驚かせるが、役作りで実際に9.5kgも減量したのだとか。役者としての覚悟をうかがわせる逸話だ。

信念を貫くペンコフスキーを演じたメラーブ・ニニッゼの渋く重厚な存在感も味わい深い。ウィンの妻を演じたジェシー・バックリー(歌手役で主演した「ワイルド・ローズ」が記憶に新しい)、CIA職員役のレイチェル・ブロズナハンの女優2人も、出番こそ少なめだがそれぞれに魅力を発揮し、ストイックなストーリーに柔らかな情感を加味している。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 9 件)
高森 郁哉
すべての映画レビューを見る(全126件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「クーリエ 最高機密の運び屋」以外にこんな作品をCheck-inしています。