JUNK HEADのレビュー・感想・評価
全250件中、121~140件目を表示
クノコって何ですか?
地獄の3鬼神とかのキャラクターがユニークすぎる。主人公の元ダンス講師パートンが地下調査員となるものの、あっというまに頭の中身だけ残されロボット化された。第一層(?)で可愛らしいアンドロイドとなり、人々からは「神様」と呼ばれるのですが、気持ち悪い造形の地下生物と戦いながらもさらに地下深くに落ちてしまうのだ。かなりオンボロなロボットにされ、言葉も失い、雑用係とされてしまった・・・
とんでもないSF世界をストップアニメーションで描いた堀貴秀監督すごすぎる!神様として扱われていた頃といい、オンボロロボット“ポン太”としてクノコの買い物をさせられた頃といい、可愛すぎる。大阪弁風のおっちゃんにも騙されるが、素直なために何でも言うことを聞いてしまう。そんな風に、世界観のみならずそれぞれの性格が作りこまれているのです。
シリアスなシーンばかりじゃなく、わけのわからない言語や大人しいモンスター“トロちゃん”の生殖器に惹かれていくところなど、笑えるところも満載。やっぱり3鬼神のおかげで笑いも絶頂になりました。名前がちゃんとあるのですが、わかったときにもクスクス・・・コロナ禍なので声に出して笑えないのが残念。
グロいシーンも多いし、モンスターの色がほぼ同じなのでどちらが捕食者なのかわからないという難点もある。ウ〇コにモザイクかけるなら、あちらの方にも・・・と、笑いツッコミが相互に訪れる面白さ。3部作という超大作らしいけど、1作目に7年かかってるんだから、最終章公開まで生きていられるかが心配です・・・
圧倒的な熱量で作られたSFと愛らしいキャラたち、言葉遣いが気になる点も…
ファーストカットにワッと広がる、機械的で奥ゆかしい町並み。いきなり忘れかけていた…。これがストップモーションの世界ということを…!
SFらしい設定から、細々と丹念に練られた世界で、人間と新たな生物の交流を描いた本作。あくまで人間の感覚が"郷に従う"ことになるので、その異質な世界をとくと堪能することになる。人間が神様として崇められたと思ったら、ガラクタ呼ばわりされたりと、異文化を隔てて魅せることで、未知な世界を作り出している。その中でも、死生観や生物を取り巻く環境、村などの文化的な構築といった、類似点を生かした展開も面白い。序盤から笑えたし、途中まさかグッとくる場面に出くわすことになるとも思わなかった。そういう意味では、着想と展開がしっかり連結しているからこその厚みなんだと感じた。
一方言葉遣いの乱暴さは気になるところ。ところどころ投げるセリフが時代錯誤で、古さを感じる。3部作を想定しているとのことなので、次回は改善されてほしい。どうももったいない気がしている。その言い回しがキャラ本来の愛らしさを無駄にしている。男性社会を引きずっているより、もっと共栄した和やかさがあると良いのに…と思った。
まさかの逆輸入でミニシアターを賑わせている本作。笑えるところに一体感を覚えるので、劇場の距離の近さを改めて感じた。トリコになる人がいるのも分かる、とびきり濃くて熱いSFモノだった。
(^。^)ベッコンチョ
昔、昔、大昔の映画で〝シンドバッドの大冒険〟ってのがあって、子供の頃何回もハラハラして見ていました。この映画の中では一つ目巨人やドラゴンがコマ送りの撮影で写され、動きはたどたどしかったけど大興奮で見た記憶があります。
ジャンクヘッドも同じ手法なのだろうけど動きが超滑らかで驚きです。
内容も設定がキチンとされていて受け入れは上々!
生殖機能を失った人類がその遺伝情報を取り戻しに、かつて労働用に作ったクローンが独立した地下の世界へ!高まりますよ、コレは。他の人のレビューを見て三部作なんですかね?今回は中途半端に終わっちゃったんで〝あれっ〟と思ったんですが納得です。
最後ボスキャラとの戦い!機械ならではの戦い方!日本人胴体ぶった斬るの好きですね!
次回超楽しみです。
あの赤い服を着た少女の役割をもっと描いてほしかったかなぁ?
途中テンポがダルなところがあったか?
新しい世界観
圧倒的な世界観の顕現
全く情報がない状態で、主人公同様に観客は、未知の世界に落とされる。何が味方で何が敵で、どれが正しく、どれが間違いなのかすら分からないままに延々と落ちていく。落ち切ったところから少しづつ明らかになる世界の秘密。
緊張感が果てしなく続く中、くだらない(褒めてる)笑いが心のオアシスになる。
一転して終盤のアクションのカッコ良さよ。
ストップモーションだからこそ感じられる質感は、やはり魂のようなものが封じ込められている様な錯覚に陥る程に素晴らしい。気持ち悪さや不快さも全てリアルを感じるからこその産物。ま、デザインも最高なんですけどね。
ホントは星⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️にしたいところだけど、まさかのラスト分マイナス0.5で。
また5年先やるのか、ここで区切るのか。見たいような、新作も期待したいような…
三部作ってマジですか?
バイオレンス・ボイジャーって言う、一人で作ったゲキメーションがあってですね。コレが無茶苦茶オモロかったんですが、その上を行ってます。入りが分かりにくいけど、世界観が好き。
全てを一人で作り上げて、しかもストップアニメーションとか、アタマどうにかなりそうなくらいですよ。好きものの鑑として絶賛したい。三銃士キャラとか最高。コレは良いです。
問題はですね。
三部作の超大作らしいけど、流石に飽きる。風呂敷の広げ過ぎも、B級カルトの流儀に反する気がするし。
2作目・3作目も、確実に見に行くとは思いますが、風呂敷は小さ目が良いなぁ、って思いました。
次は列車を目指してのロードムービー?
どんな展開が待ってるか、期待してます。
これはすごい!
シュールなのにキュート!
とらえよう次第の力作
前から気になっていた映画でしたが
公開してる映画館の都合が合わず
仕方がないと思っていたところで
公開延期の影響かわかりませんが
観る機会がまわってきました
一人で作った○○という触れ込みの作品
ゲームでも映画でも色々ありますが
正直客観性を欠くか何かのマネのような
作品が多い気がするとこもありました
そこへきてこの作品は予告からは
ちょっと違うぞと言う雰囲気を
感じさせました
感想としては
手間を想像しつつもアニメを意識した
凝ったカット割りなどいろいろな面で
ビジュアルには圧倒されたと思います
ストーリーは荒っぽいんですが
そういうネガを凌駕する映像力
これも映画なのかなと
逆に次回以降がどうかというところ
遺伝子操作で死ななくなったが生殖が出来ない
地上の人間が感染症で存亡の危機に陥る中
かつて地下に隷属目的で開発した
人口生命体「マリガン」の遺伝子情報を
求めて命がけだが報酬につられてある男が
調査に挑む中で起こる様々なトラブル
・・のそのストーリーの核の部分は
途中から忘れられてる感じになり
ただただ普通に生きてた地上っからどんどん
地下奥深くに引き込まれていく様が
描かれていきます
つまり映画としての完成度はそんなに
高いとは言えず
ただ映像は凄いという月並みな評価に
なりやすいところがあります
どうも続編の企画もあるようですが
恐らくは関わる人も予算も増えていく
と思いますがそこで同じような
衝撃を得られるかどうかという
懸念はあります
あえて言えば一発屋になってしまう
可能性もあります
ゲームのバイオハザードも
初代の初物の恐怖感を続編で出すのは
難しいのと同じです
とはいえ力作であることは間違いありません
今後の展開にも期待したいと思います
面白さが私に合っていた
好き嫌いが分かれそうな作品でした。
いろいろ深い意味などが考察される所が、良い作品の証だと思います。
でも考えないで楽しめます。
ありがちなフリがあって、クスッと笑える場面も多い。
それにしても雑に扱うなぁ。
頭部って脳みそって訳ではない?
メモリ?
グロいのが苦手な人は鑑賞しない方が良いと思います。
下のネタがあったり血の表現も多い。
それにしても熱量が凄い。
途中からストップモーションアニメだと忘れてしまう。
よく一人でこんなこと続けられるなぁ。
テクニックも素晴らしいけど、建物や小物の作り込みが異常で変態。(褒めてます)
続編を作って欲しいけど、今のところ劇場鑑賞とパンフレットしか応援方法が見つかりません。
クラファンはもうやってないのかな?
次回作を楽しみにします。
これは凄かった!
職人芸の凝縮
主人公が墜ちた先でパーツ改造(改悪も含む)していく様は、生物の進化と似ている。
環境に合わせて生きる為の工夫をしたり、人体を適応させていくのが進化なんだろね。
バルブ村の女衆が、まんま韓国のアジュンマ(オバちゃん)だが、スタッフの一人が「花咲くコリア」に関わっている事を劇場版パンフレットで知り、納得した。
女衆たちはグルメツアーでどんな美味を堪能してんだろ?、そもそも彼らは何食ってんだろ?等など気になる。
主人公の頭部が辿り着いた先でパーツ改造する件やラストで上体を切り離してラスボスを倒す件は「銃夢」を彷彿した。
次回作は、ロートル爺さん(居眠り上等!)やパワハラ上司&腰巾着の元で働く有能な技術士くん(スレンダーボディで動作も早い)が報われる展開を期待してやまない。
3部作ですがこの作品だけでも満足できます
演出が実写映画のようでコマ撮りとは思えないほどした。
造形のクオリティの高さはもちろんのこと、
映画での‘あるある‘をコマ撮りで再現しており、
研究した結果なのか再現のクオリティが高いです。
コマ撮りのため役者が演技をする訳ではないので、
すべてを監督(演出)が支配します。
監督は他者との掛け合いがないため、自分の能力以上の広がりは生まれません。
しかし純粋に自分の世界を追求でき、結晶としてJUNK HEADだったのでしょう。
一人で作った閉じた作品は基本的に自己表現が先行してフックがない場合が多いのですが、JUNK HEADはアクションもコメディも小芝居もセリフも全てのクオリティが高く、観客を楽しませる事を意識しているのでしょう。芸術性うんぬんではく自分が楽しいと思うことを作成した結果なのかもしれません。そういったところを鑑みると職人肌の監督なのかなと思いました。
ストーリーは「強烈に続きが気になる!!」というような感じではないですが、
続編が上映されたら確実に鑑賞します。CGではなく実際に存在する人形が動くという単純な快感がこの映画にはあるからです。
これは個人的趣向なのですが、
下品なのは良いが、俗っぽさを感じる部分がありました。
モザイクをかけなくても良いのではないでしょうか。
せっかく一人で作った世界なので世俗と断絶してほしいなと思いました。
酷くてグロくてカルトで最高
あそこからドロドロと出るところで中学生と小学生の兄弟と思われる子供が駆けて出て行った。(戻って来ず)
ボカシが入ってるけどYouTubeで見たときは「まんま」で見たから覚悟は出来てた。あれは酷い。
R指定が入らないのはストップモーションだからか、そもそも必要がないのか。疑問に思うほどグロい。
これを支持する人はカルトムービー好きなのだろうし、僕は断じてそちら側ではないが今回は推す。というか激推しである。
これをほぼひとりで7年もかかって作り上げたことに敬意を表するし、久しぶりに「最高」と思える映画だった。
これは新たなサーガの始まりだ。次回が楽しみすぎる。
興奮。。
全250件中、121~140件目を表示