SNS 少女たちの10日間

劇場公開日:

SNS 少女たちの10日間

解説

成人女性が未成年という設定のもとSNSへ登録すると、どういったことが起こるかを検証したドキュメンタリー。巨大な撮影スタジオに作られた3つの子ども部屋に、幼い顔立ちの18歳以上の3人の女優が集められた。彼女たちは12歳の女子という設定のもと、SNSで友達募集をする。その結果、彼女たちにコンタクトをしてきたのは、2458人もの成人男性だった。精神科医、性科学者、弁護士や警備員など専門家による万全のケアのもと、撮影は10日間にわたり続けられた。撮影されているとは気付かず、何も知らずに卑劣な誘いを仕掛ける男たち。彼らの未成年に対する容赦ない欲望の行動は徐々にエスカレートしていく。監督は、チェコで活躍するドキュメンタリー作家のビート・クルサークとバーラ・ハルポバー。

2020年製作/104分/R15+/チェコ
原題:V siti
配給:ハーク

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(C)2020 Hypermarket Film, Czech Television, Peter Kerekes, Radio and Television of Slovakia, Helium Film All Rights Reserved.

映画レビュー

3.0子供たちに群がる大人どもの闇をもっと掘り下げてくれないか。

2021年5月31日
PCから投稿
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村山章

4.0手法もさらした上で観客に問う姿勢

2021年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「ドキュメンタリーは嘘をつく」という著書があるが、このドキュメンタリー映画は文字通り嘘をついて、犯罪をあぶり出すという手法を使っている。その著書の言う嘘はこの映画の手法とはちょっと違うことを指しているが。
童顔に見える成人俳優に12歳の少女を演じてもらい、SNSでアカウントを作成。すると性的メッセージを送りつけてくる男性が後をたたない。自分の性器の写真や自慰行為の動画を送りつけてくる初老の男性やら、一体なにを考えているのかと言いたくなる連中がわんさか出てくる。
作り手はこの犯罪を、だまし討ちのような語りであぶり出している。だが、それを隠していない点は誠実と言えるかもしれない。手法の不誠実さも明らかにした上で観客に問う選択をしたのは潔い。
作中に専門家の重要な指摘がある。「小児性愛者の特徴と合致しない」だ。これは性欲よりも支配欲に近いのではないか。相手をコントロールする欲望のはけ口として未成年が選ばれているのではないか、という点を忘れないように本作を鑑賞すべきだ。

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杉本穂高

3.5SNSの危険性を考える意味では、意義がある作品。

2023年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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琥珀糖

3.5良かった

2023年5月16日
iPhoneアプリから投稿

徹底した現場に安心しながら観られた。
(とはいえ、子供役した女性も若いとは思う)

胸糞悪い展開が続くし、
本当に男性への印象が変わる、と思う。
ネット社会が悪いのかと言えばそうではないし、
やはり一人一人の価値観をアップデートするしかない。
今作に出てきた人間は一律逮捕でしょ。

唯一純心がいた、って感じで感動してたけど、
いや分かるけど、あいつも子供と連絡取ってるんだよな??と思うと不安は拭いきれない。
しかし、ネットの使用を制限するのは違う。
変わるのは少女たちでは無い。
男たちだ。

ただ、溜飲が下がる訳ではないので、
モヤモヤが残る。
それも、この現代を生きる上での課題だ。

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JYARI
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