THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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日本アニメの至宝(2024/6/11:Netflix再見)
🎦THE FIRST SLAM DUNKに関してはもう言う事の無い傑作であるにもかかわらず、余りの傑作さにそのすごさを表現する言葉が見つからない。最高クラスの描画能力のある漫画家が作画をすべて手掛けて監督した作家としては手塚、大友につで歴史上3人目。とんでもない世界を見せてくれているけど、一回見ただけで言えることは、バスケボールの描写がとにかくすごい・・この後2回目、3回目と見直したら筋肉に関して、肉体のプロポーションに関して・・、そして4回目完走時にはアップ時の描線と陰影の凄さ、5回目完走時には見た事の無いアングルでの描画力の凄さとその画面がが動く事の驚き。6回目には一画面内の二つの物体の動きの動画スピードの落差の表現・・・まだまだチェックする項目が多くてこれ以上ここに書き留める事項に関してはまだまだ考察の緒に就いたばかり。まだまだ全体を論ずるに至らぬ・・とにかくこの井上雄彦、恐るべし才能です。二回目の鑑賞で「筋肉」に焦点を当ててみる。井上アニメの特徴は一枚一枚が完成された絵画でしかもそれは1点1点輪郭線で完結させられた絵である。そのタイプの絵は動きを消し立体感を消し平面の図匠化に働く傾向がある。しかし井上の絵は輪郭線で完結されているにもかかわらず実在する彫刻のように後ろに手が回せるかのような描写である。しかもこれが動くのだ・・・。この井上アニメは向こう100年は超えるものが現れないレベルである。
SLAM DUNKという物語が抱え持った歪さ
漫画『SLAM DUNK』がどんな話だったかというと、「青春の向け先のない若者桜木花道が、バスケットボールと出会い、良き先輩、良きライバル、良き指導者、良き仲間を得て、世代最強と対等に戦えるようになる成長物語」であった。
本映画は、「幼少期から人生の中心にバスケットボールがあり、それこそが生き甲斐で夢であった宮城リョータの半生の物語」に再構築された。
SLAM DUNKとは、こんなに歪な物語だったのか。
桜木花道が主人公であったなら、ど素人が公式戦で活躍しても、都合よく見せ場が回ってきても、バスケ一筋の相手に勝ったとしても、主人公補正で済んだ。
だってこれは、元ヤンキーのサクセスストーリーなんだから。
挫折と失敗だけで勝利も成功もなければ物語が成立しないじゃないか。
対して本作。
バスケ少年宮城リョータの物語として見たら、何だあのご都合主義の塊の赤毛は。
主人公リョータのための都合の良いお膳立てをするための装置でしかないではないか。
赤毛ヤンキーが片手間に始めたバスケ物語であったが故に許されていたことが、ガチのバスケットボールプレイヤーの物語になったことでリアリティラインが引き上げられ違和感あるものになってしまった。
結果、才能があり努力を惜しまず環境も整った絶対王者であるはずの山王は都合よく素人赤毛の奇行に翻弄され、赤毛の当面の目標でありライバルという役割が主な個性であった流川の存在が消えてしまった。
SLAM DANKはリアルなバスケットボール漫画ではなかった。漫画の構成力と描写力による説得力でねじ伏せられていただけで、桜木花道が主人公な時点で、リアルな漫画ではなかったんだ。
そう、思い知らされてしまった。
星3。「SLAM DUNK外伝 宮城リョータの場合」としてなら星4。
原作リアルタイム世代のおっさんファンです。大満足!
原作・アニメリアルタイム世代のおっさんです。アニメは正直うろ覚えですが、原作のコミックは何度も読み返すほど好きです。
あのスラムダンクが映画化する―――という情報を得てから、前編フルCGアニメーション、声優さんがアニメ版から一新(賛否両論、話題になっていたみたいですが)、どうやら山王戦らしい、と何かと情報は耳にしていたものの、特に理由は無いですが鑑賞してはおりませんでした。もしかしたら、よくある話ですが自分の好きな作品が「微妙な感じ」になっているのが怖かったのかもしれません。
本当に何となく、ふと映画でも見に行こうかなとスケジュールを検索していたところ、「あ、スラムダンクまだやってるなぁ」と思ったのがきっかけで鑑賞してみました。前述の耳にした情報くらいで、前情報は調べておりません。
いざ映画がはじまり、「あ、宮城が主人公なんだ」とちょっとびっくり。
よくあるスポーツアニメのように、1つ1つのシュートを大げさに表現するのではなく(それはそれで好きですが)、原作タッチのCGアニメーションでスピード感あふれる試合が進みます。それでも原作を好きな人間なら思わずニヤリとしてしまう場面が、さりげなくちりばめられておりました。
終盤のクライマックス、原作ではセリフ(吹き出し)が無い場面は、「無音」という表現で描かれており、その後二人の「あの場面」で音を入れる演出は、原作ファンの私にとっては大満足でした。
あえて気になった点を挙げさせていただくと、赤木とボス猿のシーンや花道の「今度は嘘じゃないっす」、流川と仙道のシーンなどがカットされている点。赤木が好きな私としては少し残念ではありましたが、山王戦のみにピックアップと考えるとやむを得ないかなぁと思いますし、それがこの作品に評価を落とすことになるとは私は思いません。また、よくアニメの名シーン等で取り上げられる「バスケがしたいです・・・・」のシーンを安易に入れなかったのは個人的には英断だと思いました。
正直、全くスラムダンクを知らない方が見たら、キャラの背景等が分からず少しついていけない感があるかもしれませんが、それを抜きにしても「バスケの試合のCGアニメ映画」としても完成度は素晴らしいです。
原作ファンからしたら、色々な事情でカットされたシーンはあるものの大満足な内容でした。スラムダンクは原作もとても素晴らしいので、もし読んだことが無い方は是非手に取って貰えると嬉しいです。
最高かよ
キタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━ !!!!最高
すばらしい
最高
主人公の名前といくつかの名台詞しか知らなかったので、鑑賞前に味方チームと敵チームの情報やバスケのルールを確認した上で映画館に行きました。
友人からこの映画をおすすめされて観に行っただけなのですが、opから一気に引き込まれてしまいました。滑らかな映像とピッタリハマった音、個々のキャラクターの背景、そして手に汗握る試合の模様にずっと目が離せませんでした。
そして、何よりも印象に残ったのが、試合最後の約一分間です。ここで映画館がありえないほど静まり返ります。呼吸をするのさえ戸惑われるほどの静寂が人数の入った映画館で訪れるなんて初めて体験でした。
本当に最高です。そのあとから4回も観に行っちゃいました。
あんまりこんなこと言うのは好きじゃないんですが、スポーツ観るのが好きな人でこの映画を映画館で観ないのは人生の大きな損失です。もしこのレビューをみて観に行くことを迷われてる方がいらっしゃったら本当もう絶対行っちゃってください。絶対後悔しないです!!あと、行くならハンカチを持って行くことをお勧めします。
映像体験としてパーフェクト
IMAXでいまさら初鑑賞。
原作は小〜大学生と、何度も何度も読み返した。とくにインターハイが決まる陵南戦が大好きで三井と仙道が好きだった。
これが話題になりはじめて、何でいまさらスラムダンク?と失礼ながら思ってしまった。3Dアニメか〜、言うて原作が至高だし〜って。
でもすごく話題になっててこれは見とかないとと思って、それでやっと鑑賞。
見た感想。いや、いまこのクオリティでやってくれてありがとう。技術的な面でもだし、ブームが完全に過ぎ去ったあとだからこそ、一回俯瞰して組み立て直した今回の映画ができたのかな、と。
主軸に宮城を据えたのも結果として良かった。
スラムダンクって宮城に限らず、キャラクターの家族情報とかほぼ皆無で、バックグラウンドが描かれないまま終わっているので、
今回描かれた情報はとても新鮮に受け止められた。
沖縄要素はあまり感じてなかったので意外でしたね。当初から設定としてあったのだろうか…。
初登場時が謹慎明けだったところの背景が描かれたのも良かった。中学生のとき三井と会ってたなんてびっくり。
試合に関しては、オープニングそこそこにすぐ始まって(え?これで2時間持つの?)と思ったが完全に見当外れでした。
とにかく散りばめられた小ネタが特に強調されず再現されていて感動した。最初のアリウープの合図とかね、それだけで泣けた、、、。
それでも尺の関係か、けっこうカットした情報が多くて、特に魚住が板前になって桂剥きするところと、「大好きです。今度は嘘じゃないっす」が大好きなシーンだったので無くて残念。魚住はともかく、晴子ちゃんはやっても良かった気がするが、桜木が主役でないのでそれもまあ、しょうがないか。。。
逆に沢北の情報が補完されていて、ふーんとなりました。そんなフラグをお前、立ててたんか…。あと負けて泣くんか、意外だ……。
映画体験的な視点で言うと、IMAXのおかげでドリブルの音とかバッシュのキュッって音とかが臨場感持って再現されていて、ものすごく試合にのめり込めた。
ラストは漫画もセリフとか無しに描かれているから、それを彷彿とさせる表現でしたね。
映画を見ている客も全員、一切音立てたらアカンってなって、本当の無音が生まれていた笑
ドリブルこそチビの生きる道なんだよからの疾走感あるBGMの入りとかめちゃくちゃカッコ良くて震えたし、音響の使い方が好みでした。
ただ、いま改めて思ったのが、原作の画力が高すぎて、例えばラストの桜木と流川が手を叩くシーンとか、場面場面によって原作ほどの感動はなかったな。あそこの1枚絵は本当に鳥肌立ったの覚えてます。ただの懐古厨かもしれませんが…。
でも炎の男・三井の4点プレー(そのあたりの三井軍団欲しかった)とか、前述ドリブルがチビの生きる道とか、NO.1ガードとか、要所要所でシンプルに感動しました。みんなカッコよすぎます。
どっちがいいとかよりも、どっちを今は楽しみたいかで、映画と漫画を使い分けるのがいいように思います。映画ならではの感動テン体験もあるので。
いや〜、シンプルにいい体験だった。いい映画見れたな〜。この調子で他のメンバーの話もみたいし、完全版の山王戦もやってくんないかな〜。期待したい、勝手に。
最高オブ最高!!!
原作、アニメ共に当時
毎週楽しみに読んだり見たりしてたけど
結構うろ覚えで、
湘北メンバーくらいは覚えてる、
程度の知識です。
ずっと観たかったけど、
なかなか行けずにいましたが、
やっと観に行けました!
レビューもネタバレも何も読まずに、の鑑賞。
リョータが主人公なんや!
で始まり、
え?山王戦?!
気がつけば、
手に汗握り、
みんなのプレイ一つ一つに息を飲み、
心の中で目一杯応援して、、、
本当に面白かった。
最高だった。
なんでずっと観ずにいたんだろう。
観れて本当ーーーによかった。
帰宅してからもずっと余韻に浸っています。
花道視点の話も観たいけど、
いや、リョータ視点、最高じゃないっすか。
原作をそのまま映画化するとは違う
しかし、それがいい。
ずっと試合が続くより
途中で挟まれる回想シーンがあったのが
私にはとてもよかった。
ああ、ありがとうスラムダンク!!
ゴールデンウィークに控えてるいろんな映画、
もう観なくてもいいって思っちゃうほど
満足感でいっぱいです。
(いや、しかし観るんでしょうけど笑)
何度も見たい
アニメは漫画は一切持っておらず、キャラも何も知らない状態で見に行きましたが、すごく迫力があって鳥肌立ちまくりでした。
何度も見たいと思えるような作品です。
これほどまで何度も見たいと思えた作品は初めてです。
映画を見た後、アニメを見てみようと思い、
スマホでアニメを今現在も見ている最中です。
絵柄と声や顔も全て変わってしまっているようには見えますが、私的には映画の絵柄、立体感、3D感がいいなと思いました。
やっぱりアニメと映画は声優さんが変わっていますから、声はだいぶ変わってしまうんですよね。けれど、映画の絵柄にあった声で不快にも感じないしとてもいいと思いました。
流川の声や性格、顔に見事に惚れました。笑
私はこの映画と流川のおかげでバスケがしたいと思えるようになりました。
本日4月4日、5回目のTHE FIRST SLAM DUNK を見に行きます。
何度も見たくなる作品なので皆さんにもぜひ見ていただきたい作品です。
知らなくても楽しめる。
原作ファンは納得いかないのかもしれないです。
スポーツ観戦の楽しさとドキュメンタリーとしての面白さと
めっちゃよかった!
正直個人的に山王戦って思い入れがなかったから、映画になると聞いてもそんなに沸かなかったんだけど、もはや普通に一つのスポーツ観戦をした感じで楽しめた。
年を取るとともにスポーツ観戦が楽しいというか、若い子たちが頑張ってる姿にアツくなってしまうんだけど、現実のスポーツ観戦+ドキュメンタリーという感じでめちゃめちゃ楽しめました。
絵がぬるっとしてるのも予告では気になったけど劇場では気にならなかったし、声優さんも全然受け入れられました。
(なんなら昔のアニメ見たら晴子さんが結構うるさかった…。でも昔のアニメってああいう感じでしたね)
なんか全部計算づくだったんだなーという感じで、さすが井上雄彦先生と思いました。サイコー!
久々のSLAM DUNK
子供がドラえもんを見たいというので映画館へ。
別れて私はSLAM DUNKを鑑賞。
私と同世代が多いのかと思いきや、席の周辺には中高生しかいなかった。
はじめはCGアニメーションに戸惑い、声優変更にも違和感があったがしだいに慣れた。
何度も読んだ山王戦、漫画の細かいところまで再現されていてすごく良かった。
主役がリョータになっていて驚いたが、リョータ視点の物語は新鮮だった。
ただ、リョータの回想シーンはちょっと多く感じた…。
退屈だったのか、回想シーンになると隣席の中高生が話を始めるので気が散ってしまった。
私にとってのSLAM DUNKはやっぱり桜木花道が主人公の物語なので…
花道が主役の映画を見たかったなーという気持ちはあるものの、満足度の高い映画だった。
間違いなく伝説の映画
僕は元々スラムダンクは全く読んだことがなかったのですがこの映画を観てスラムダンクにハマりました。
まず最初に言いたいのはバスケを全く知らないという人でも楽しめる映画だということです。
一度目の鑑賞は去年ですが今回四度目の鑑賞をしたのでレビューします。
まず楽曲。一つ一つの楽曲がオープニングやバスケの試合の一つ一つの場面を音で忠実に再現していてかっこよく仕上がっていました。
次に映像。これは本当にすごい。バスケをやったことがある人にはわかると思いますがアニメーションなのにバスケをしている姿が本当にリアル。実際に行われている試合を間近で観ているような感覚でした。
この映画の興奮と感動を言語化するのは少し難しく簡単な紹介にはなってしまいましたがとりあえず一度観に行って欲しいです!
おすすめの鑑賞方法はDolby Atmosの立体音響です。色々なパターンで鑑賞しましたが個人的にはこれが一番没入感がありました!
原作を読んでから観に行くとキャラにより深みが出ますが初見で鑑賞しても全く問題ないと思います!
ワクワクが止まらなかった
諦めたら、そこで試合終了❣
劇場で、あまりアニメは観ないし、『スラムダンク』も読んだことはないが、レビューも高評価で、「絶対に観るべき映画」という人も多いので、遅ればせながら鑑賞。一言で言えば、「もっと早く観ておくべきだった」。登場人物や設定を、何も知らない自分でも、最後は湘北高校の応援団となって、手を汗握り鑑賞していた。
単なるスポコン・アニメとは違い、決してバスケ・エリートではなかったコートに立った湘北メンバーが、それぞれに紆余曲折を経て、目標としていた高校バスケ界の王者・山王工業高校との激闘を描いている。本作では、本来の主人公の桜木花道をサブに据えて、これまで語られてくることのなかった、宮城リョータをメインに据えている。
湘北vs山王のバスケの試合を、ジャンプトスからブザービートまでの試合実況の中に、父や兄を亡くした、幼少期からのリョータの生い立ちを差し込んだストーリー展開は、観る者を釘付けにしていく。単に試合の流れだけでなく、リョータと関わってきたメンバー達それぞれに過去があって、今がある事を明らかにしていくことで、より一層、湘北メンバーへの親愛の感情も高まっていった。
そして、何と言ってもゲーム・シーンの描写やアングルが見事。自分も実際にコートに立っているかのように、選手を3Dの様に浮き上がらせ、バウンドするボールや体のぶつかり合い、シュートした時のリングの音、汗が飛び散る匂いまでもが伝わるような、アニメの領域を超えた選手の動きが際立っていた。背景にしても、選手を目立たせながらも、決して手を抜くことなく、大変ディテールの高い描写がされていた。
また、アニメの中には、何か事を起こしたり、闘ったりするシーンで、いちいち動きや技に説明的な台詞が入るシーンが多々ある。個人的にはそうした講釈を聞くと興醒めするのだが、本作は、ゲーム・シーンも殆どそうした講釈はなかった。選手の素晴らしい動きやプレーをリアルに描き、ぶつけてくることで、実際に試合を観戦しているかのような臨場感が伝わってきた。
本作を、声出し応援しながら鑑賞するというニュースが、先日流れていて、「なんてバカバカしい」と思っていたが、確かに、この作品は、先日のWBCさながら、声出し応援をしたくなる気持ちにも、十分共感できた。
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