ジュラシック・アイランド
2020年製作/82分/中国
原題または英題:殺出侏羅紀 Jurassic Island
スタッフ・キャスト
- 監督
- ワン・シン
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ニン・リー
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ワン・ワンチョン
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ジョウ・ルイ
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リー・イークン
2020年製作/82分/中国
原題または英題:殺出侏羅紀 Jurassic Island
ニン・リー
ワン・ワンチョン
ジョウ・ルイ
リー・イークン
動画配信で映画「ジュラシック・アイランド」を見た。
2020年製作/82分/中国
原題:殺出侏羅紀 Jurassic Island
李宁
王婉中
周瑞
李宜坤
行方不明になった生物学者の父・周万里を捜すため、
恐竜が住むという幽霊島を訪れた周芳蕊たちは、
巨大草食恐竜など絶滅したはずの古代生物を目撃。
瀕死の重傷を負った男を発見するが、
彼は「周万里は生きている」と言い残して息絶えてしまう。
仕事をしないでぐうたらしている主人公を
高橋真麻に似ている女優演じる女性が訪ねる。
南の島で消息を絶った父を探すチームに合流して欲しいという。
報酬は手付金で10万元(200万円)、成功報酬はさらに10万元だという。
この男にどんな特殊技能があるのかは判らない。
島は恐竜たちの楽園だった。
いくつかの金目当ての仲間割れなどもあり、
隊員は徐々に数を減らしていく。
主観だが、主人公はたいして何もしなかったように見えるのだが、
最終的に生物学者と娘と主人公たちは無事に中国に帰れることになった。
恐竜の造形や動きはなかなかだと思う。
CGかもしれないが、島のたくさん蝶や美しい景色もよかった。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
ポスターのようなシーンは出てこないでしょ、怪獣狩りのような映画ではありません。原題は杀出侏罗纪(ジュラ紀から)、確かにジュラ紀のジュラシックは汎用語ですがパクリと言われても仕方ない邦題ですね。
髑髏島ならぬ幽霊島、そんな謎のドラゴン伝説の島で消息を絶った考古学者、その娘が寄せ集めた傭兵たちで救助に向かうお話。
なんでも大洋を彷徨う不思議な島なのだそうですが大昔から中国人が渡っているようです。強烈な電磁波で船を止めるのですが磁力で動く島なのでしょうか、その割には救難信号が届くのは不可解ですね。
冒頭から龍に関しては中国が本家本元と言わんばかり、世界に追い付け、追い越せで懸命な中国だからCGでもアメリカに負けていませんと言いたかったのでしょう。シーンは少なかったものの恐竜CGはなかなかでした。ただ襲われる割には喰われるショットはありません、残酷なので避けたのか、俳優との合成が難しかったのかもしれませんね。
この手の映画はCGに予算がかかるので人間ドラマの方で尺を稼ぐのが相場ですが脚本がお粗末、キャラクター設定がありきたり、みえみえの伏線だから、こいつ犠牲になるな、とか裏切るな、とか退治方まで読めてしまう。おまけにツンデレのヒロインと気難しい探検家の恋愛モードまで織り込んで尺を稼いでいます。探検家の彼も恐竜相手にサバイバルナイフ一丁で剝きになるだけ、すごいのは恐竜の卵の臭いや可燃ガスの臭いに敏感なところだけでしょう。金の亡者の若い学者、やることがいちいち陰湿なので終始イラつきます、卵を盗むのも本家の映画のパクリでしょう。パクリでないのはかまいたちのような殺人蝶位かな。巨大トンボの話は聞いたことがありますが蝶もいたのか知りませんでしたが2018年にドイツでジュラ紀の蝶の化石が発見されているらしい。
まあ、パクリや人間ドラマが貧弱なのは東宝特撮ものでもアメリカB級SFでもよくあるパターン、それだけ本家のメジャー作品が価値あると言うことでしょう。その辺は観る前から予想は大体つきますからそこそこ愉しめました。
評価がとてつもなく低いが、これはこれでおもしろかった。
女優陣があり得ないほど薄着でジャングルに入るのは苦笑したが、73分間におもしろさが濃縮された良作だと思う。