科捜研の女 劇場版のレビュー・感想・評価
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劇場版のみ鑑賞
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【頑張れ、京都】
実は、「科捜研の女」、今回、初めて観ました。
有名な長寿ドラマなのは知ってましたが、ドラマは観たことがなくて、京都が舞台だったことも、初めて知りました。
話はそれますが、映画までの時間潰しに入ったスタバで、マギーさんがカウンターに座ってスタッフと何やら話しをしていて、そしたら、この作品で大学の研究員役をやっていたのでビックリ。
もとい。
真犯人に、やや無理矢理感があるのは、この手のストーリーにはありがちなんだけれども、なんか、皆さん、楽しそうに演じてるなと思って、サスペンスというより、エンタメ感が強いのかなと楽しめました。
それにしても京都は良いですね。
コロナ禍もあって、観光客が激減して、税収も減り、京都市の財政がかなり逼迫しているとの報道を見ました。
錦市場は、コロナで大変なのでしょうか。
京都市って、寺社や学校ばっかりだから、税収が慢性的に不足してるんだよね。
頑張れ!京都!
それにしても、東福寺の、あの場所、命を落とすほど高い場所じゃない気がするので、スローな落下シーンを見て、笑っちゃいました。
残念!ドラマの総集編だった。
懇切丁寧
長らく親しまれてきた番組故の安定感というか安心感というか…とても丁寧な作りだった。
冒頭に人物紹介のようなくだりがしっかりあって初見の人にも配慮した作りが好感度大だ。
更にはシリーズを卒業していったキャラ達も新たな役職をもって再登場したりする。シリーズを追っかけてきた観客達へのサービスもしっかり意識した作りになってた。
俺は、TVシリーズを観てた人ではないのだが、友人曰く「京都で撮られた作品には映画の匂いがする」らしい。いわゆる活動屋の血筋をひいたスタッフが手掛けているから当然の感想になるのだとか。
確かに。
映画のスクリーンで観てもなんら遜色はない。
どころか、妙にハマる。
カメラワークしかり、アングルしかり。
脚本の流れに沿ってしなやかに展開していく編集しかり…さすがと言わずにはおられない。
冒頭、落下していく人物と目が合うとことか結構攻めてる!
にしても、まあ、説明台詞の多い事ったらこの上ない。なのだが、これもシリーズ特有の要素なのであろう。
科捜研ビギナーの俺にはしつこいくらいなのだが、ファンにしたら待ってましたの部分なのかもしれない。
そして、スクリーンで観て思うのは「京都」という土地柄のミスマッチ感がいい感じ。
科学の最先端と古都の趣きが同居する感じは、なんとも不思議な感覚だ。
日本有数の観光地を背景に、昔ながらの映画職人達が照明を作り、カメラを回す…なんという贅沢な環境なのだろう。TVよりもスクリーン映えするはずだ。
その接着剤が「榊真理子」
このキャラがまた破天荒で…おおよそ、京都からも科学からも連想できないキャラなのだ。
「科学オタク」っぷりを遺憾なく発揮する強烈な性癖を持っている。
…なんで馴染んでるのかが不思議な程だ。
作りとしては2hのSPでいいんじゃない?と評する人もいるかもしれないが、俺はそう思えない。
京都の趣きのあるロケーションはスクリーンでこそ堪能すべきだと思う。息を飲む程に美しい。
そして、照明1つで古都から魔都になる。
情緒豊かな街並が、妖しげな影を放ち出す。とても優秀な舞台装置だ。
脚本に選出された文字も、カットの中で動き出す役者の配置も至極丁寧に作られた作品であった。
難点もありはするが、まぁ、それもシリーズのオリジナリティなのであろう。
佐々木さんが流石のクオリティだった。
そして沢口さんはお幾つなのであろう?
全く歳を取らないわけではないが、20年の月日を経てきたとは到底思えない。
由美かおるさんといい、沢口さんといい…それこそが科学でも解明できない京都ミステリーなんじゃなかろうか?
期待は裏切らなかった❗
あっという間にラストまで駆け抜けましたね。いろいろな伏線を張りつつ、じっくりみせるところもあって、ほんと見応えがありました。シーズン1から観ている側としては、懐かしい顔ぶれもたくさんいて、十字していました。
そして映画ならではと、いえる映像美。マリ子が紅葉に沈んでいくシーンはドキドキと美しさで圧巻でした。
冒頭の飛び降りで風丘先生と目が合うシーンも思わず声が出そうになるほど。
マリ子を中心にいろんな人があたふたしながら進んでいく展開もいつもどおり…いやいつも以上か(笑)
期待以上でほんとに面白かったー。
科捜研の女
憂鬱を吹き飛ばす娯楽映画
ドラマは時々見る程度で詳しくないですが、ドラマの機械人形のようなマリコさんのキャラとシュールな捜査が好きで観にいきました。
期待を裏切らず最初からマリコさんらしさ全開。
ツッコミどころも盛りだくさん、観客を楽しませようとしてくれていました。飽きることなく完全に娯楽として楽しめます。
マリコさんは、お父さんも元科捜研、そしてバツイチだったのですね。今回父親と元旦那さんのコネを使いまくり。警察の捜査の違法性を暴く「警察協力受難者協会」の人が、敵陣の味方になるのかと思いきや元刑事部長で警察からの天下りって。主人公側が強いコネが使えて天下りの人とつながってる話も珍しい。マリコさん「私たちが冤罪を生んだ時処理してくれた」とかサラッと言ってるのがまた怖かった。
通常なら殺人事件にはされない。自殺か事故で片付けられる件、最初は「この事件犯人は細菌…?」と不思議な感じでしたが。
八王子の大学の研究所もSFの世界。必要性がわからない謎のドームに白服。治験って普通もっと大勢でやるよね…とか、ごく稀な副作用でなく100発100中、異常行動をとる毒性があるなら、治験前にマウスの時点で気づくのでは?とか。インフルエンザ時のタミフルもですが、カタツムリに異常行動させる寄生虫も思い浮かびました。
マリコさんがどこに呼び出されるか撮影所の人はなぜ知ってたんだ!とか、清水寺の辺に住んでるらしいマリコさんがなぜ東福寺に行ったんだ、とかそもそも2人目の被害者もなんで歌舞練場に呼び出されたの?(高層じゃないのに)とか、数々突っ込めるのがとにかく楽しかった。遊び心でわざと突っ込めるようにしてあるんですよね。
真面目に見るよりこの世界観を楽しむものかと。笑えましたがコロナ禍の静かな映画館で声を出して笑いにくいのが難でした。
ふざけた感じなので、歌いあげるエンディング
に違和感あったほど。
昔ながらのベテラン役者さんらが出ていたのも安心して観られました。
憂鬱を吹き飛ばして明るい気持ちにさせてくれました。映画は娯楽、こんな感じがいいと思います。
ψ(`∇´)ψ 2倍速映画
どんどん事件解明のヒントが出てきて気持ちいい位に展開が早い。
2倍速で見ている感じでした。
犯人も私やりましたというくらいわかりやすい。
しかしながら自然な流れではないですが、マリコの仲間達が事件を
果敢に挑んでいくところは好感が持てますし、マリコのお父さんが
泣かせます。
殺人の凶器であるダイエット菌。胃液で失活して副作用が抑えられ
ダイエット効果を発揮するのですが、他の部位から感作するとサイト
カインストームによる脳浮腫により精神錯乱が起こるという事。自殺
を装った殺人が可能となる。
映画の設定上こういう細菌が存在するのは百歩譲るとしても、この
細菌をカプセルに充填するときや抽出したての時など完全防護服と
超厳格なP3レベルの実験室が必要となり、それなりに何やってるか
バレちゃうんじゃないかと思いました。
少し強引だなぁ。
沢口靖子はおいくつになられたんでしょうか?
劇的に美しい。
科捜研アベンジャーズ
ダイエット菌には手を出すな!
科学を武器にした京都府警科学捜査研究所の人気TVサスペンスが初の映画化!木曜日が暇だったらついつい見てしまう程度なので、今まで数回程度しか見たことありません。それほど興味なかったけど、若村麻由美ファンとしては劇場で見るしかない!と意気込んでの鑑賞となりました。ちなみに沢口靖子は好きじゃない(汗)。
冒頭から伊東四朗をダシに使ってドローンによる紅葉映像。さすがに劇場版となると気合入ってるな~と感じる序盤でしたが、人物紹介のシーンでは拍子抜け。初心者にも優しくしたいのはわかるけど、映画という感じがしない。過去にTVシリーズに出演した人たちも、数多く登場しているのですが、科捜研出身者が多くてマリコの人脈が広いことがよくわかります。警察の他の部署から睨まれてピンチ!といった状況に陥っても、旧知の仲であったりして、さほどの山場が来ない・・・
しかし、それらのぬるい展開にあってもダイエット菌研究者加賀野(佐々木蔵之介)の迫力ある演技によって救われた。彼の存在がすごく大きいのです。
ま、サスペンス部分の面白さよりも、科学捜査の面白さ、また加賀野が対抗手段として打ち出す方法が現代的(TVじゃなく動画配信ならもっと良かった)だったし、何よりも解決方法でアッと思わせるテクニックに驚いた。そして京都の美しさ。東福寺の紅葉はまじで吸い込まれてしまうような感覚に陥りました。
好きな台詞「あんたら一日2回も京都・東京を往復してんのか!」(うろ覚え)です。
期待以上でした!
プロフェッショナルな人材、持ち出される証拠品
ドラマは未視聴。他作品の予告で流れていて、面白そうだったのでつい足を運んでしまいました。
正直、サスペンスとして面白かったかというと、うーん…という感じです。
ただ、犯人が何故犯行に及んだかという理由については、社会派作品の片鱗が見える内容で良かったなと。
個人的には
・舞台が京都なのに京都弁を話している人が少ないこと
・登場人物の男性キャラほぼ全員のベクトルが主人公(マリコ)に向いていること
・そんな男性キャラが割と軽々しく証拠品を持ち出し、マリコに提供すること
・割と上層部がその辺知っているっぽいが、マリコには甘いこと
この辺りが気になりました。まあ、こういうもんなんですかね。
無論、悪い部分ばかりではなく、マリコを中心とした科捜研メンバーのチームワークの良さととんでもない仕事の速さ(時に権力も人脈もフル活用する)にはビビりましたが。
どこかでドラマを見る機会がありましたら、その後に改めて見てみようと思います。
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