海辺の金魚
劇場公開日:2021年6月25日
解説
映画「ビューティフルドリーマー」で主演を務めたほか、自主映画の制作や文筆業など幅広く活動している小川紗良の長編映画初監督作。児童養護施設で暮らす少女たちの世界と心の成長を描いた人間ドラマ。児童養護施設で育った花は18歳になり、施設で暮らせる最後の夏を迎えていた。そこに新たに8歳の少女・晴海がやってくる。晴海にかつての自分を重ねた花は、晴海と多くの時間を過ごすが、そのうちに今までになかった感情が芽生えてくる。主人公・花を演じるのは、山本政志監督の「脳天パラダイス」や深田晃司監督の「よこがお」などに出演してきた小川未祐。鹿児島県阿久根市の協力のもと同市で撮影され、晴海役は阿久根市で行ったオーディションで選出された花田琉愛が務めた。養護施設長を芹澤興人、花の同級生を福崎那由他、花の母親を山田キヌヲが演じる。撮影は、小川監督が学生時代に師事した是枝裕和監督の作品も手がける山崎裕。
2021年製作/76分/G/日本
配給:東映ビデオ
スタッフ・キャスト
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2021年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
撮影当時24歳だった新鋭・小川紗良の長編監督デビュー作。若々しさ、清々しさだけでなく、時に良い意味での粗さも残し、非凡さは十二分に示すことが出来たのではないだろうか。それは、ベテラン撮影監督・山崎裕の切り取る画の強さ、優しさと相まって、主演の小川未祐の可能性を観る者に提示してくれる。今後は、ベテランプロデューサー、新人撮影監督らと組んだときにどのような作品に仕上げてくるかも期待してしまう。
2022年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
うーん。
色んな問題で親と離ればなれに暮らす子供たちの家。もうすぐ大人になり家を出る娘と新たにやって来た娘。重なりあう境遇・ここにいる理由・繋がる絆。多分3回くらい観ないと本質はわかんないだろうなぁ。って感じの感想を表現するには難しい作品。
とても面白かったです。
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星の子の家で暮らす子供たちはそれぞれ事情を抱えてやってきてるのだろう。
ドキュメンタリーを観ているくらい出演されてる子役の方や主人公の花さんを演じる小川さん、芹澤さんがその物語に溶け込み、晴海ちゃんが暮らし始め、物語は花さんと晴海ちゃんを中心に静かに進んでいく
中盤に差し掛かった時にガラリと雰囲気が変わるのが、とても印象的。
また「いい子」の回収がとても丁寧。
女優としても好きな小川紗良さんの脚本と監督と編集で本来は映画館に行きたかったんだけど、緊急事態宣言中で行けなかった作品。
U-NEXTで観れてよかった。
自転車、海、盆踊り…日本で量産されているインディーズ映画の定番アイテムたっぷりでウンザリ。全体が是枝タッチで見るものが何もない映画。もう勘弁してよ!